⊂過剰絶望。⊃
2002年04月30日(火)

結局よく解ってないんだけど。
友達ってどのくらい仲良くすればいいの?
あたしを独占したがるコが、あたしを不自由にするの。

『あのコより先がいい。誰よりも一番がいい。』
そのコにはあたしが特別なんだって。
あたしには普通なのに。
食い違いって煩わしいよ。
普通に仲良くしてるだけなら、男も女も友達でしょう?
どのくらいが丁度良いの。
親友なんて何時も要らないと思ってた。
『あんたの事ならなんでも分かるよ』
なんて云われた日には、何をするかわからないわ。
理解なんて欲しくない。
ただ、楽しければ十分いい。
だからあのコの想いは束縛でしかない不快感。
憂鬱までも、あたしの所為にしないでよ。

今日、顔が白すぎて病的だって云われた。
なんも変わってないよ、相変わらず不健康だけど(笑)。
健康診断の結果も、腕以外は正常に生きてたし。
少しでも日焼けしようもんなら、大変な事になるだろうからしない。
オチ無いや…(爆)。

眠いからお休みなさい。


⊂努力の無い実力。⊃
2002年04月28日(日)

昨日はね、先週からの課題曲をまた歌った。
先週は全然歌えなくて、死ぬかと思った曲。
褒められたよ、『むちゃくちゃカッコ良かった』って。
凄く褒められた。
次回はアドリブを入れなきゃいけないらしいから、
一週間は研究週間。
休みの間は学校の事を忘れてるつもりだったのにさ。
気付くといつもGet BackかLet It Beを口ずさんでる。
鼻歌なのさ、歌うのが癖なの。
前からそうだった。
何時も歌をうたってるよね、って何時も言われてた。
歌う事が癖なの。
気付くと何時もうたってるの、今も。
だからあたしには将来はどうであれ、歌を練習するには向いてる躰がある。

GWで実家に帰省した。
少しゆっくり休もう。
時間を見つけて日記を書くね。
誰も視て無かろうとも、あたしは何時も此処にいる。


⊂カウンセリングの必要基準⊃
2002年04月25日(木)

学校の先生からメールが来た。
この間の健康診断で、内科の先生が報告するって云ってたけど。
もう二週間も前の事だから忘れたかと思って安心してたのに。
「心配になりメールしました」
だなんてさ、嘘なんでしょ。
義務感じゃないの、なんて思った。
カウンセラーの手配をします、だってさ。
所詮は学校のカウンセラーで、手に負えなければ病院送り。
そして、出された薬さえちゃんと飲めないあたしを咎めては。
「子供じゃないんだから」なんて、苛々する。
薬を飲めば過去は消えて、薬さえ飲めばあたしは良いコなの?
何もかも話して仕舞える程、きっとあたしは赦せない。

病院には通ってたけど、一週間の薬の効果を聞いて。
全部で10分も話さない診察は終わり。
カウンセリングは受けたこと無い。
今は断るつもりで返事を書いた。
だって、もういいじゃん。
今更、あたしの腕は再生なんてしない。
もう細胞は死んで仕舞ったのさ。

先生からメールが来た時、あたしは酷く冷静で。
メールを読んだ。
ああ、とか思って、頭の中が空っぽだったの。
だけど意識を戻してもう一度読んでたら、なんか。
虚しくて、悲しくなって、帰り道を歩きながら少し泣いた。
拒否をしてる心と、自分ではどうにも出来ない心。
本当はそういうのに気付いてる癖に、ひとなんて否定して。
最近なにも考えれない。
脳味噌は腐っちゃったかな。


⊂うららか⊃
2002年04月24日(水)

春になって、ドラマを良く観るようになった。
今までは、連続モノって結局観なくなっちゃって。
いつも中途半端だったけど。

恋愛もののドラマは好きくない。
だけど最近は観てる。
時々、恋愛の出来る躯が羨ましくなる。
あたしがひとをそういう風に好きになろうとしないのは。
あたしの醜さと、顔を上げて歩けない弱さなの。
ひとを好きになる事は、自分を好きで居られないと難しい。
友達があたしを好きって云ってくれると、あたしは友達が好きになる。
男のひともそうだった。
いつもあたしを好きだと云ってくれるけれど、あたしは好きになれない。
何故だろう、何かが怖い。
大きな声と、振り上げる腕と、吐き捨てる言葉が怖い。
男友達は別だけど、やっぱり何処か少し怖い。
あたしにとって友情は母性の愛情で、恋愛は欲の愛情だった。
顔も、性格も、体型も。
恋愛には関係が有って、友情には関係がない。
そう思ってた。
そうじゃないって云ってくれたひとも居るけど。
あたしはそうだと思ってる。
そうなった時点で、向上意欲を消失しそう。

なんか馬鹿みたいになってきた。
やっぱり恋愛は要らない。


⊂星に願いを。⊃
2002年04月23日(火)

Coccoの曲で、星に願いを、っていう曲があるの。
その曲とオーバーラップする情景を良く憶えてて。
この曲を聴く度に思い出して仕舞う、不安定な或る夏だった。

あたしが高校受験の年の、夏休みだった。
あたしが反対したのを押し切って、祖母の居る自宅に帰った母親に。
あたしはひとつ、約束をさせた。
「帰るって云ったのはお母さんだから、もう絶対に出ていくのはやめて」
そう。
あたしだけが反対したの。
誰も聞いてくれなかった。
だからして、当然の約束をした。
夏休みが始まって2〜3日、母親が出ていくと云った。
あたしは咎めた。
あたしは受験生だった。
一緒に行こう、なんて云われても、どうしたら良いのか分からなくて。
考えれない頭になってたの。
その年には色々と用が重なっていて。
あたしは母親と妹と、暫く家を出る事にした。
居候するのは、母親の実家。
母親の兄弟はみんな学校の先生で、家庭教師代わりをしてくれた。

あたしは典型的な自然児だと、自分では思ってた。
夕立ちの雷と雨、月、闇、庭、森、そういうのがとても好き。
夕立ちが来たら外に出て、雨の中で遊ぶのが好き。
夏の夜は蒸し暑かったけれど、大概は晴れて月が綺麗だった。
皆が眠った頃、あたしは縁側に出て、月と暗い庭を毎日見ていた。
深い藍色の奥は沈むほど静かで、鉄塔と外灯の間に、決まって大きな月が出てた。
静かなのに何故か耳は騒がしくて、鉄の叩く音がするの。
そうすると無性に寂しくなって、泣けない。
本当に何処かが不安定な夏だった。
小さい頃の思い出も、大きくなってからの思い出も。
その縁側には染み付いていた所為かも知れないけれど。
今は、ひとりだと思った。
忘れられない日々だった。

そんな下らない情景が重なるの。
あたしは結局、受験をやめた。


⊂武器という欠点。⊃
2002年04月22日(月)

今日の昼頃は過ごし易い天気だった。
曇り空で、空気が夕立ちの後みたいに、澄んで落ち着いてた。
明日は暑くなるみたいだし、Tシャツでも着ようかな。

カッターが錆びてた。
もう二週間近く使ってなかったから。
でもいい。
切りたくなったら、錆びていた方が都合いい。
きっとグチャグチャにしてやりたいと思うだろうから。
その時のあたしの為に、錆びたままにしておいてあげよう。

明日は一時間目からからヴォイトレだわ。
ニ時間目は屈辱晴らしにLet it beをマスターしててやる。
ちゃんと歌えてやる、今度こそ。
絶対に出遅れないようにって今までの分、必死にやるつもりだったから。
今ならまだ全然間に合うわ。
だってLet it be好きだもん。

最近、ココの日記のサーバってオカシイよね。
身に覚えがないタイトルで日記が更新されてるの。
そんなタイトルなんて打った覚えないもん。
どうなってるのかしら。
直すなら早く改善して欲しいわ。


⊂今日が続く毎日。⊃
2002年04月21日(日)

お金がない。
何に使ったのか憶えてない、盗まれた訳じゃないけど。
何か、買い物をしたのかも知れない。
でも部屋には何も増えていなくて、謎。
食費だったか、飲み物をたくさん買った気もする。

何か飲みたい。
水が良い。
今は何の味もしない、只の水で良い。
味気なくて十分。
前みたいに、一日に6リットルくらい飲んで。
お腹がいっぱいになったら、また吐き出して。
おいしい水がたくさん飲みたい。
異常だって云われるくらい。

「あたしなんて死ねばいい」が、昨日からの口癖。
気分転換に背伸びなんてしても、貧血で目眩がするの、馬鹿みたい。
また明日も学校なのよ、なにひとつ疲れなんて取れてないのにさ。
五月病なんて言葉は、思い出さなければ良かった。
毎日が精一杯なのよ。
余裕が欲しい、ちゃんと喋れる口が欲しい。
何を頑張れば、どれだけの報いが返ってくるかしら。

今までのあたしは、何がすべてだったっけ。


⊂劣等感。⊃
2002年04月20日(土)

今日は、学校の始まりが遅かったから、朝はゆっくりしてた。
ゆっくりし過ぎて遅刻…(爆)。

最悪の日だった。
ビートルズのGet Backを3限目にバンドと合わせるから、って練習。
最後はひとりづつマイクで歌うの。
あたし、ちゃんと歌えなくて、でも、まだ同じくらいのコが居て。
大丈夫だと、安心さえしないものの、自分のペースで練習してた。
ひとりで休み時間、トイレの中でずっと。
3限目、みんなちゃんと歌詞を覚えてて。
覚えてなくともパフォーマンスがあって。
あたしの番、いつもみたいに歌えばいいと思うと変な緊張もなかった。
でも、入るタイミングを逃したの、全然付いて行かなくて。
マイクの音も入ってるのか分からない。
全部崩れた。
最悪…。
歌い終わった後、何も考えられなくて、死にたいくらい腹が立った。
悔しくて悔しくて、自分を責めた。
来週もあるの、絶対誰にも負けたくないの。
そういうことじゃないはずなのに、負けたくない。
帰り道、ひとりでくやしくて、無性に死にたかった。

学校から真直ぐカラオケに行って、二時間ずっとGet Backを歌い続けた。
歌詞が頭に入らない。
あたしは誰よりも馬鹿だから、ひとの三倍以上頑張らなきゃいけないの。
来週までに完璧にしよう。
自分に満足のいく結果をだそう。
きっと自分で満足することが出来たなら、其れが自信のひとつになるだろう。
自分に自信の持てるひとになりたい。


⊂うたうこと。⊃
2002年04月18日(木)

あたしの中に唯一存在した未来で。
唯一、残り続けた想い。
うたうことは。
最近ずっと、うたってなかった。
学校に入って、これからヴォイトレが始まる。
昨日、喉が千切れるまで叫びながらうたってた。
そうして、やっと落ち着いたのさ。
何時の間にか、それは精神安定剤になっていたかも知れない。
いつかどんな形であれ、うたい続けて行こう。
この2年、宇宙空間のようなチャンスだらけの時間に。
あたしは自分を確立してこう。
勘違いしたまま、馬鹿みたいにずっと。
場違いさに項垂れても。
あたしの唯一の道だからね。
なくしたら、狂うかも。

これからバイトだから仮眠を取ったのね。
目が覚めたら、熱くもないのに寝汗が酷い。
頭が熱くて、重たかった。
変な夢みた。
知らないひと、事故で足が飛んでくの。
足や指が道いっぱいに散らばって、それがゲームの材料になる。
あたしが、二階に上れないの。
喉が乾いた夢を見た。
何処か悪いのかな…と思ってバイトを休もうって思った、けど。
甘いよね、頑張らなきゃ。
今までと同じじゃ、意味がないんだよ。
頑張ろう。
行ってきます。


⊂迷い導く貫月査。⊃
2002年04月17日(水)

今日は埼玉までライブに行ってきた。
ここ数年の中で、一番楽しかった。
本当に楽しかった。
このまま死んじゃっても悔いが無いくらい、幸せだった。
だけどね、生きてて良かったと思える。
なんてささやかだけどね。
でもそれで十分な時もあるのよ。

それでね、同じファンの友達に云われたのさ。
「おねえさんぽくなったね」だって。
一カ月前に会ったじゃないか。
それでもあたしよりひとつ年下のコだけどね。
ちょっとイヤだった。
カナリかも知れない。
頑張ろう、ロリが似合うように頑張ろう。
可愛がられたいの、褒められたり心配されたりしたいの。
みんな何時も歩いては振り向いて、ちゃんとあたしが居るか確かめる。
ちゃんと生きてるかどうか確かめに、メールくれたりする。
電車の人ごみに呑まれても、あたしを助けてくれるの。
大好きだよ。
家では誰もあたし見てはくれなかった。
甘やかしてくれるのは友達だけ。
優しさは悪魔だけど、そっと知らない振りをしよう。
少しづつたくさん返そう。
与えられてばかりじゃ、歪んでゆく一方だから。


⊂おかしい⊃
2002年04月16日(火)

もうだめだめ。
わけ分からない。
自分の事を一番解ってるのは自分、なんて云った馬鹿は何処の誰よ。
苛々の原因が思い出せない。
おかしかったの、朝から気付いてた。
何も見て無いのに笑いが込み上げてくるの。
嬉しくも何とも無かったのに。
家に帰ってきたら、苛々しててさ。
頭も痛く無いのに、ずっと耳鳴りしてる気がする。
あいつの所為か。
あいつの所為かも。
あいつが悪いとしたら、それはきっとあたしの所為だ。
あのコは何も悪く無い。
あたしが悪い。
あのコは何も悪く無い。

ロリが好き。
好きなのさ。
洋服が可愛いの。
ロリは何の基準?
ロリ服、着たい。
お兄ちゃんに買って貰おうか。
嘘だよ、自分で買うさ。
ロリになりたい。
ロリになろう。
寮に住まいはじめてね。
みんな朝御飯も夜御飯も、パジャマで食堂に食べに来るの。
何でそんな無防備。
あたしはイヤ。
人前に出る時は、寝ていたままの恰好なんてしたくない。
部屋の中の自分は、部屋の中だけのもの。
最近、気に触ること。

あー、苛々が解けてきた。
薬なんかをのむよりも、吐き出した方が全然いい。
お薬好き?
あたしも好き。


⊂宝物箱。⊃
2002年04月15日(月)

小さい時ね、六段ある大きなタンス有った。
その下から三段目があたし、2段目が妹。
そうやって、お母さんから宝物箱を与えられた。
あたしの宝物箱にはクダラナイものばかり入ってて。
いつもなんでも買って貰える、妹のとは大違いだった。
だから学校から帰ってくると。
まず、妹のトコロから取っては、あたしの方に入れ替えて、隠すの。
匂い玉も、人形も、ガムも取った。

小学校一年生の時の友達が。
匂い玉や消しゴムの入った宝物を見せてくれた。
庭に隠してあるの、また隠してた。
ひとりで学校から帰って来た日、あたしはそのコの家の庭に行った。
気付いたら手に持っていて、あたしは必死で自分の宝物箱に隠してた。
あたしにはなにもない。
宝物箱に仕舞っておくほど大切なものなんて。
きっと何ひとつも持ってなかった。
いつも誰かが羨ましくて、どんどん自分が嫌いになって。
そうしていつか、大人にさえ成れなくなっていた。

怒られて殴られても、何で怒られたのか分からなかったの。
妹が泣いたり、ピアノを弾かなかったり、眠らなかったり。
そうすると、父親は怒ってあたしを殴ってた。
お母さんが言いつけるの、あたしを知らないコを見るような目で見て。
殴られてるの、何も知らなくて、お母さんに腕を伸ばして。
助けてって言っても。
妹を抱きながら、殴られてるあたしを見てた。


大切なもの、あたしにはなにもない。


⊂可哀想だなんて馬鹿。⊃
2002年04月14日(日)

昨日は、健康診断があった。
でね、内科のお医者さんに腕を見られたの。
半袖のTシャツを着なきゃいけなかったから。
やむを得なく見られちゃったのよ。

どうしたの、自分でやったの。
痛いでしょ、血がいっぱいでたでしょう。
お医者さんには行ったの、お母さんには云ったの。

そうしてそうっと痛い気にあたしの腕を指で撫でては。
繁々と角度を変えて、じぃっと見ていた。

先生に報告しておくね、そう云って。
あたしの名前と学籍番号をメモしてた。

余計なことしないで。
先生は嫌いなの。
あたしは甘えてなんか居ないわ。
先生に見下されたくない。
きっと弱味を見付けたように、あたしを目で脅すんだ。
あたしをあしらうように。



だけどね、少しは嬉しかった。
あたし見て、誰よりも長い時間、あたしと話してくれた。
ただそれだけ。

病院なんてもう行きたくない。
あたしの思い出を勝手に清算させるように、薬は脳を駄目にする。
そういう過去で苦しむの、好き。
思い出に縋っていつまでも、未練たらしく嘆いててもいいでしょう。
あたしの憂鬱の原因はあたしで。
無意識に腕を刻むのは、無意識という存在のあたし。


⊂独占欲⊃
2002年04月13日(土)

あたしの中には、恋愛なんて心は存在しないと思う。
最近はとみに、恋愛の対象で男のひとを視ることなんてない。
そんな風には好きじゃない。
想われることがあっても、あたしはあたしが嫌いだから。
そんな女を好きになる、男のひとに吐き気がした。

そんなことで、好きの対象は友達になる。
ひとりひとりがみんな好き。
そのひとりひとりの中で、あたしは各々の一番でいたい。
あたしが在なくなることで苦しめたい。
あたししか見れないで欲しい。

そして苦しめた。
泣いてくれた。
壊れるまで精神を追い詰めても、行かないで、って云ってくれた。
そういうのを、振り払うのが好き。
あたしは鬼。
あたしの為に泣いてくれるのよ。
思いきり甘えた後で、知らん顔して手を離せるの。
なんて素敵。


⊂永遠少女症候群。⊃
2002年04月11日(木)

ロリータが好き。
あたしは、出来ないけれど。
だから、羨ましくて好き。
気付けば顔立ちは大人で、心ばかり子供で居たいけれど。
現実は其処に在って、選んだ手前、置き去りには出来ない。

最近、酷く母親が恋しい。
新しい学校で、みんな「親が…」どうこうって話をしてて。
お母さんと買い物に行った、とか。
お母さんがくれた、とか。
羨ましくて、気持ちが悪くなる。
あたしだって、居た。
お母さん、病院に連れていってくれた。
お母さんとふたり、話をしたけれど。
病院が終われば、またひと月後。
いつも車の中は、お互いを探り合うような歪な会話とぎれとぎれ。
怒らないように、気に触らないように。
言葉を選んでは相手の様子を伺うの。

あたしはまだ子供で居たい。
ずっとそう思ってた。
十歳の時も十一歳の時も十二歳の時も。
学校には酷く場違いなあたしは、
ここにいたら大人にされて仕舞うと思った。
縋りたくもなくて只、ひとりきりで良かった。

ロリは、可愛くて羨ましい。
あたしは醜いから、死んで仕舞えば良いと思った。
少しオカシくなければ生きれない身体を持っているあたしが。
ここまで生きれたのは、やっぱりオカシイからだよ。
毎日は勘違いの積み重ね。
街を歩けるのも、電車に乗れるのも、誰かと喋るのも、気が狂ってる。
最大の勘違いをしに、上京して。
これから夢に触ろうと思った。
身体に仲々比例しない、精神をひきずったままで。


⊂カッターナイフ。⊃
2002年04月09日(火)

じいちゃんの命日が近くて、思い出すと情緒が少し狂ってた。

あたしの部屋にまでなだれ込む程の来客に、目覚め戸惑った日。
弔いの花は庭からはみだし、
あたしにはそれさえも夢のような浮き足感の中だったけれど。
ひとりきりで御葬式らしく、色んな事を思い出してみても。
理解の出来ない死という対象に、どんな風に接するべきかわからない。

みんな泣いてて、あたしはよくわからなかった。
最後まで、ずっと。
みんなあたしを見て、卑しい表情をしていたけれど。
あたしは結局、最後の時まで泣かずにずっと場違いさに足を持て余した。

先生はそんなあたしに可愛げがない、と云って。
じいちゃんの目は最後まであたしの顔を見ることもなく。
どれだけ自分の部屋に逃げても。
ひとはずっと喋り続けた。

家中を見渡せば、いつもあのひとの姿が見えて。
階段を下りる足付きを心配してもみるけれど。
最期までひとりきりだった想いは。
七十年間をあたしの頭にのしかけるばかりで。
時々思い出してみては、あたしきりの憂鬱になる。
死を迎えるという最期の大仕事は、いつも朝に容赦なく。
あたしは未だに理解し切れないまま、あなたの残像を見ています。


⊂ひとり歩き⊃
2002年04月04日(木)

ある曲を聴くと、恐ろしいほどの虚無感に襲われる。
沢山の事が寂しさになって、訳が分からなくて泣いた。
この曲はあたしにとって麻薬のような存在で。
憂鬱は自傷を誘発する。
併発かな、寂しくてたまらなくなる。
でもそれは誰かに傍に在て欲しい寂しさじゃなくて、何時かが楽しかった寂しさでね。
舌の奥に違和を覚えて、鎖骨の辺りがじわじわと痺れるの。
思い出に目が眩んで、受け入れきれない今現実を諦めて仕舞いそうになる。
腕が切りたい…。
なんて虚しい毎日かしら。
見たこともないひとの群に呑み込まれていくのよ。
甘えや弱さは利かないの。
強くならなきゃいけないのに、躯が言うことを聞いてくれない。
あたしなんでこんなに弱いんだろう。
甘えてばかり居れるのはもう終わったのに。
誰に縋るつもりなの。
逃げ道ばかり探してる。
ひとりで居れば薄れる意志など、最初からなくていいのよ。
生きなきゃいけない。
少しだけ…。
腕の色が違うだけだよ。



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由弥 [御手紙]