つらつら日記
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朝5時起床。 6時チェックアウト。 フロントの人にタクシー拾ってもらってバス停まで。 タクシー、やはりメーター倒さず。腐ってます、この国。
バス停に着いて、カウンターで空港までの券が買いたいというと、ムニャムニャ言って売ってくれない。バスの中で買うのかと思い、バスを待つ。 バスが来る。乗ろうとする。 お金を渡そうとするが、券がないと言ってはじかれる。 おい。券いらん言うたのはお前の国やろが。と日本語での必死の抗議もむなしくバスは、資本主義陣営の好青年を一人置いて出発。
再び、カウンターに。 カウンターの小姐に、どうなっているんだ!国連で制裁決議出すんぞ!くらいの勢いで問い詰めると、小姐、ちっと舌打ちをしてチケットを投げつけやがる。 この国・・・。
そんなこんなで白雲空港にたどり着き、中国元を使うべく免税店に行くが、買いたいもの全くなし。 何で免税店でプリングルス?なんで免税店でポッキー? 中国土産っぽいものは、正体不明の中国菓子。見るからにおいしくなさそう。 免税店で心ときめかなかった体験、生まれて初。 仕方なく、中国菓子を有り金はたいて購入。
帰りももちろん、サービス汚点だらけの中国東方航空。 関空についてから、検疫で、下痢にやられました、って言おうかどうしようか迷ったけど、直ってたのでスルー。
帰ってから、食べてみた中国菓子は、アジアンナイズされた自分の口ですら一口たりとも受け付けなかった・・・。
朝5時半起床。ていうか、荷物の片づけをせずにうたた寝のまま寝ていて飛び起きた。 慌てて身支度をして、ヤクシを起こし、フロントへ。 オヤジも早くも起きている。オヤジ、早起きは三文の得を実践中。
オヤジとヤクシに別れを告げてタクシーに。 さっそくメーターを動かさず、ボラレながら空港へ。 広州行きの飛行機に飛び乗る。さらばベトナム。
昼前、広州の空港着。 こないだ一度戦っている相手(!)なので、手の内は一応知っているということで、幾分余裕を持ち、入国審査を通過。 さぁ、第一関門はホテルまでどうやっていくかです。 タクシーしかないかな。と思っていると、どうやらエアポートバスがある模様。 予約してるホテル(さすがに治安悪化の折、中国だけはホテルを押さえた)のある地区名である天河という地名が行き先に見える。 案内のお姉ちゃんにホテルの地図を見せ、コレに乗っていけるか?と聞くと、近いとの答え。よっしゃ乗ったろ。
空港を一歩外に出た瞬間から、いつ小日本・鬼子と言われ、生卵をぶつけられてもいいように戦闘体制で歩く。 バスに乗っても、戦闘体制崩さず。いかに日本人と思われないようにするかに頭が行くが、そもそも、日本人であることを隠してまで旅行する価値はないと思うので、半端にこっそり「地球の歩き方」なんぞを開く。 全世界、どの地域に行ったとしても、自分が日本人であることを誇りにして、アピールして旅したいよね。それが日本人としての自分の存在だから。
さてさて、バスは予定通り地図の通り、花園飯店を中継地点に天河地区へ。 そろそろこの辺が近いな。と思ったのもつかの間。どんどん左記に突き進んでいく。 ノンストップバス。行き過ぎちゃうんかと思い出して10分ほどしてバスは止まり荷物もろとも放り出される。 ま、天河と確かに書いていますが・・・。高松駅行きに乗ったら古高松駅で降ろされた感じ? そこでタクシーを拾い、15分ほどかけてホテル到着。
ホテル、よかったです。3000円にしては。ベトナムのオヤジが一生がんばっても建てられない感じ、ってわかるでしょうか。 シャワーした後、ランチに。
「食は広州にあり」という言葉があるけれど、それを実践するため、「中国大酒家」なる広州一のホテルの「食街」というととこに行ってみる。 平たく言えばフードコートだけど、広州一のホテルですから、高級感もあふれていて素敵。 惜しむらくは一人で食べるってとこだよね。 一人旅のいけてないところは、自分の写真が取れないところ、食事があまり楽しめないというとこ。 といいながらも、ウエイトレスがあきれるくらいいろんなもの食べました。 全部美味しかった〜、食は広州にあり、認定。
その後、観光しようかなと思ったけど、もう3時も回っていたので中心街に出てウィンドーショッピング。 しかし、人多過ぎ。ホーチミンも十分多かったけど、今から半日デモが起きるんじゃないと思うくらいの人いきれ。 ホコ天が500Mくらい連なってて、ホントに人だらけだった。 でも、店自体はあまり面白みがなかったな。ホント、普通の日本の都市って雰囲気。 中国らしかったのは、漢方薬局くらいかなぁ。アパレルは日本とほぼ一緒。 途中、許留山でマンゴーパフェを食べる。 うわさにたがわず、美味しかった。マンゴーは腐りかけが美味しいよね。
何も買うものを見つけられなかったので、地下鉄に乗り、ホテル近くのこないだの半日デモのときにめちゃめちゃ被害にあっていたジャスコに。 ジャスコはスプレーと卵まみれ・・・にはなってなくて、普通どおりの営業でした。 食品をお土産にすべく購入。歩いてホテルまで帰る。
途中、映画で見るようにタクシーから煙がシューって出ている光景に出くわす。 乗ってるおばちゃん大パニック。爆発するかと思った。
ホテルに荷物を置いた後、近くの市場に。 なんか闇市っぽくて怪しかった。。。雨が降った跡で足元悪いし暗いし。 何より歩いてる人間の人相がよくないし。身の危険を直感で感じたので早々に引き上げる。 ジャスコで買った寿司が夕食。 普段外国に来て、日本食なんて絶対食べないけれど、今回ばかりは日本に返してくれーという心の叫びが日本食を選ばせたんだと思う。
この旅で、唯一二人で行動できる日。 一応、観光>食事>買い物の優先順位でいこうと話し合う。
正露丸3粒を夜中に3回投与し、必死の制圧を試みた結果、「お腹非常事態宣言」は明け方解除された。 その代わり、胃が変。おも〜い。 キャべジンでもあればいいんだけど。とりあえず気合で行くことにする。
第1チェックポイントは「46Aバインセオ(店名)」。バインセオ(ベトナムお好み焼き)で朝食。 オーダーは、バインセオと、牛肉しゃぶしゃぶ生春巻きとプリン。 食欲、当然ながらほとんどなく、バインセオと生春巻きは一口二口。多分おいしいはず…。バインセオは皮がパリパリだった。 一押しはプリン。ベトナムのプリンは総じて美味しい。ここのも、素朴で、「す」が適度に入っていて、懐かしい感じだった。
次に観光ということで、戦争記念館を訪問。 んー、戦車とか置いてあるけど、あんまりリアリティがない。そりゃそうだよね。ベトナム戦争知らんから。ビューティフルネームとか、そんな時か? 奇形児のホルマリン漬けとかもあったけど、それならバンコクの死体博物館の方が質量ともに上。
歩いて統一会堂(旧大統領官邸)に移動するが、なんと昼の間休館。 仕方がないのでカフェでも、ということで、ベトナム農協直営のキムカフェに。 プリン・ヨーグルトを食べる。プリン、32円。ヨーグルト16円って。駄菓子かよ。 農協直営だけあって美味しかった。
気を取り直したものの、暑くて統一会堂まで戻る気力がうせたので、オシャレストリートのドンコイ通りまででてウインドーショッピング。 その後、サイゴン川をフェリーで渡り、ホーチミン2区へ。(市街地が1区) ホーチミン2区は、単なる田舎町なんだけど、懐かしい感じがした。 古きよきアジアがここにあるというか。半裸の子供とか。ランニングのオヤジとか。 民謡カフェ(プールバー付き)で休憩した後、1区に戻り、お土産等を買う。 さらにスーパーを二軒はしご。 夕食に繰り出す。
夕食はススキノに本店がある「えびかに合戦」のホーチミン支店。(嘘) 名もなき海鮮食堂屋さん。 ソクトシェルクラブのから揚げ、車えびの蒸し物、カニツメのグリルと、えびかに三昧。
ホテルに戻って、オヤジにハ〜イと挨拶すると、グッドニュースがあると切り出すオヤジ。 部屋を5階から2階に移動してくれるらしい。それはよかった。イモリも出ない部屋を頼む。ということで早速移動。 雰囲気少しこマシな感じの部屋。まあ、それはあくまで前日比ですから。もう感覚麻痺してるしね。 とりあえずバスタブは、栓どころか、バスタブ自体この部屋にはなかった。 やっぱりこの宿ナゾだ。
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