つらつら日記
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2003年03月02日(日) 苗場から続く道は・・・

【前書き】
去年の苗場では、苗場から直接アメリカに行くことを試みた結果、いきなりバスに乗り遅れてたくさんの人に心配をかけつつヒッチハイクでアメリカまで、じゃなかった、越後湯沢の駅まで送ってもらうという離れ業をやってしまった。
今年も何か起きる。現に昨日も起きてる。そう思ってたら・・・。

【本文】
7時ごろ起床。
エーデルワイスで朝食。わー、プリンスのご飯はどこもイタイなぁ。と思いつつ、プリンス印の牛乳の小瓶はなかなか良かった。
メールのやり取りの結果、ヤクシと東京で会うことになる。ので、ツアーのバスには乗らず(てーか、ツアーのバスに乗ったらその時点で飛行機乗り遅れ決定だし)一人でプリンス=越後湯沢のエクスプレスバスを予約。
みんなに見送られつつエクスプレスバスに乗る。
よし、今年は順調だと一人ガッツポーズ。
ラクラク新幹線に乗り換える。乗り換えるときに、なっちゃんがおいしいといっていた新潟名物笹団子を買うくらいの余裕。家で食べたけど笹団子、うまかった。
雪景色もいつしか住宅街や工場群、そしてビルの林へと姿を変え、あっという間に東京駅。

乗り換えて新橋へ。待ち合わせ場所はカレッタ汐留。
別に場所はどこでも良かったんだけど、モノレールのこととか考えたら、丸ビルかカレッタか、ってことになったので。
すでに14:00前くらいになっていたけど、飛行機が16:40の飛行機だったの、さっさとランチでも、ってことで、カレッタ内を物色。しかし、混んでる!さすが、東京で一番ヤングにイケてると評判のナウいスポットだねー、と感心しつつ(全然感心してないって?)比較的すいてた車屋という和食風の店に。なんか炭焼きのおでんの店らしいけど。
1000円位するランチを食べつつ、いつものだべり。
そのあと、カフェに場所を移し、まただべる。

そしてふと時計を見たら、15:40。ちょっとやばくないか?と思ったら、ヤクシもそう思ったらしく、ダッシュで駅まで向かうことに。途中道間違えるし・・・。
カレッタ→新橋駅(ここでヤクシと別れる)→浜松町駅(モノレール乗換え)→羽田空港。
モノレール乗った瞬間に、これ、相当ヤバイってわかった。だって、浜松町と羽田空港間23分くらいとか言ってるのに、浜松町出たの、16:06だよ。着いたら16:30じゃん。まず無理。
どうか飛行機がディレイしますよ〜〜〜に!!と昨日とはまったく正反対のことを祈りながら、モノレールが1秒でも早く着くことを祈る。
着いた!ということでダッシュで全日空のカウンターへ。
ハァハァと息せき切って、ほぼ変態のような感じでカウンターのお姉さんにチケットを見せる。
お姉さんも超あわててバックヤードに聞きにいってくれた。心はディレイ!の大合唱。
結果は・・・「時間が迫ってますので、お乗せできません。」
ジャジャジャジャーン、と運命の曲が鳴り響いたね、空港全体に。23年間で初の飛行機乗り遅れ。どうしよう・・・また新幹線?と思ってたら、天使のような声で「お客様も、急いで着ていただいたわけですし、次の便にそのまま振り替えさせていただくことも出来ますが・・・。」って。
地獄で仏。ってこういうことをいうんだね。まるで去年ヒッチハイクで乗せてくれた栃木の新井さんのようだ。神々しく思える。名前忘れちゃったけど、ANAのお姉さん。
その隣では、だれか家族の生死にかかわることなのか、飛行機に乗り遅れて泣いてる女の人もいた。こういうシーンにもドライに対応しないといけないから、航空会社の人って大変だよね。

ほ〜〜〜っとラウンジで一息ついて、買い物に出かける。
スタバの新東京タンブラー。パステルのプリン。母に頼まれたベルンのミルフィーユ。羽田空港のお土産って、いいものがいっぱいそろってますよオーラとともに地方の旅行者を何とかしてだまくらかしてやろうオーラも感じられる。その辺のセレクトが難しいけどね。
無事、18:30の飛行機に搭乗。高松に着く。

【後書き】家族にはこの二日間の怒涛のような体験やユーミンライブの凄さよりも、パステルのプリンのうまさの方が興味があったようだ。確かに、パステルのプリンはうまかった。


2003年03月01日(土) 焦る

さぁ、待ちに待った苗場ラーイブ!の日がやってきました。
朝、こずえちゃんの電話で起きる。全国の空港で飛行機ストップしてるって。っ手意味不明。何?
鳩が豆鉄砲食らうっていう表現がしっくりくるね。まーったく予想してないことがそんないきなり起きると。
テレビをつけると断片的に、ダイヤが大混乱っていうニュースが。

ま、元来オプティミストな(でも仕事やり始めてからは結構自分ってペシミストかもって思ってる)ので、大丈夫だろ、と思いつつ定刻10時40分発JASに搭乗のため高松空港へ。

甘かった。まずそもそも乗るべき飛行機がまだ羽田を発ってない。しかも、高松空港超濃霧。だからこんな山の中に空港作るもんじゃないんだってば。
とりあえずチェックインだけして、ラウンジでアナウンスを待つ。
ラウンジから見える高松の町は、濃い霧に覆われていた。行く手を阻むように。(実際阻みやがるんだけどさ)
で、結局、その飛行機は12時ごろ羽田を出発したけど高松は見てのとおりの濃霧だから伊丹とかに降りるかもよ、そうなったら欠航だかんね。っていうアナウンス。
欠航とかになって、最後このシステム混乱が収拾つかなくなって苗場に行けないなんてことになったら、気が狂っちゃうよ。
てーことで慎重なシュミレーションを行った結果、新幹線で東京を目指すことに。
このまま不確実な天候とシステムの回復を待ってるより、かなり苗場に着くのはギリギリばあいによっちゃ遅刻かもしれないけど確実に行けるほうを選択したっちゅうことですね。

航空券の払い戻しをしてもらって、急いで高松駅へ。
高松駅発マリンライナー、13時21分。こんなに落ち着かない気持ちでマリンライナーに乗るのってはじめてだ。いつもは心和む瀬戸内の多島美もぜんぜん目に入ってなかった。
岡山駅着、14時20分。乗換え。
岡山駅発新幹線ひかり、14時40分。飛行機がこんなだから、凄い込んでるかと思ったけど、ぜんぜん混んでなかった。
静岡県に入ったんだろうなって思ったころから急に周りが暗くなってきた。夜の訪れ。今日は特別早いような気がする。
映画のフィルムのように車窓の景色は流れて、窓ガラスについた水滴が景色とともに、ものすごい速さで流れていった。その水滴の流れが、少しだけ、流れ星に似てると思った。
東京駅着、18時43分。今まで、幾度となく東京に来たけれど、いつも楽しいことがあるという前提で東京入りしてた。まさかこんなことになるなんて。半泣きになりながら上越新幹線ホームへ向かう。
東京駅発Maxとき、19時00分。上越新幹線また混み混み。なんとかかんとか座れた。
越後湯沢駅着、20時18分。
着くなり、一目散にタクシー乗り場へ。
今までの人生最大額をタクシーにつぎ込んでしまう。7000円也。
苗場プリンスホテル、20時40分。
ブリザーディウム開場、21時00分。
ホント死ぬかと思った。気持ちばっかりが焦って。
それだけの苦労をのり超えたライブだったから、きもちよかったよー!

ライブ後、いろんな人にお会いできたけど、みんな開口一番「間に合った!?」って。
ありがたいことです。間に合ったんです。

朝4時くらいまで、こずえちゃん、なっちゃん、さくらちゃんと語る。

最後に。個人的に、扇国土交通大臣は今回の責任を取り辞任すべきだ!と強く主張しておく。


たかひと |MAIL