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店長のガラクタ部屋
つかちゃん

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2003年02月02日(日)
何かがいる!

Nikon

このー木なんの木気になる木〜。という感じで「気になる木」を撮りに行こうと思った。
ここで言う「気になる木」というのはただ単に気になると言うだけじゃなくて、そばを通るたびにゾクッと来るような、何かスーパーナチュラル系のモノが憑いていそうなそんな木のことなのです。おおこわ・・・。
もしくは木自体が長い年月を重ねることによって意志を持ってしまったような・・・。

それ系のモノを撮るにはどのカメラ?とおもって選んだのが旧ソビエト製のカメラ、CMEHA8M通称”スメハチ”。フィルムはAGFAが終わってしまったのでKODAK。

車で約10分走ると荒野に不気味にそびえるその木に到着。空には尋常ではない黒さの雲が重くのしかかり、強風が吹きすさぶ。
ダウンジャケットのファスナーを喉元まで閉めて凍える指でスメハチのシャッターを切る。

ところでこの木の根本には「千と千尋」に出てきたような小さな石の祠が無数にあるのだ。草に埋もれた祠にもレンズを向ける。
しかし何と、その後現像したフィルムの中には祠は全く写っていなかったのだ!祠のまわりの草は写っているのに!(マジ)

たかちゃんはデジカメで怪しくない方の木を撮影している。
しかし寒い!寒すぎる!
と思ったら雪が降ってきた。
空はますます暗くなり・・・、と、そこではっと気づいた。この近所に古くて割と大きなお寺がある。ついでだからそこも撮影してこようかと・・・。しかし、そのあと取材班の眼前に戦慄の光景が!!(取材班?)

人気の全くない通りを過ぎ、お寺の石段の前についた我々取材班の目の前に大きな貼り紙が!
白の模造紙に筆文字で書かれたその貼り紙を読んだ。「なになに、”山内不幸”やばいよ〜、住職の母親が亡くなってお通夜が・・・今日だよ!」「写真なんか撮ってらんないよね」そんなわけでその貼り紙をとりあえず写真にとって車に戻ったのであった。

結局、それからますます怪しさを増す空模様に誘われて海岸まで写真を撮りに行こうと言うことになった。時折雪が横殴りに吹き付ける海岸で寒さに震えながらスメハチの重いシャッターを押す。まったく物好きである。

で、この写真はそのときたかちゃんがデジカメで撮った写真。
スメハチで撮った”気になる木”と荒れ狂う海の写真は後ほど写真集のページにアップしましょう。