詩的エッセイ、つづっています。...笑 満ちる

 

 

何かをして「あげる」。 - 2007年05月30日(水)

何かしてもらえる見込みがあるから、
何かをして「あげる」。

こういう視点で物事をとらえがちだな、私、って思う。
それが、豊かさを手にいれにくくしているのかな?って。

そんなことに、気づいた。


でも、そう気づいたからって
これまでみたいに落ち込んだりしないんだ。

今までとはちょっと違う、
穏やかな感情で自分を受け入れるんだ。

日々、進化中。。フツフツ。。


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タンゴで、初めまして♪〜未知との遭遇〜 - 2007年05月20日(日)

アルゼンチンタンゴを習っているという友達から、
とある交流会にお誘いいただきました。

肩書きではなく、その人の想いや人柄への共感によるつながりをもつ、ということで、初めてお会いした方とペアになり、それぞれ持ち寄った「自分らしさを表すグッズ」を元に、2分間お話する。
ルールは、肩書きや経歴の話は極力せずに、持ち寄ったものに対する自分の想いを語る、ということ。

その後、話をきいた人が他の参加者に対して自己紹介ならず、他己(!)紹介を1分間で!私とペアになった初対面のKさんは、私がまっすぐで純粋な性格であることを、たった2分で見事に見抜いていました!

さらに、「持ち上げゲーム」という、ちょっとした『気持ちいい』ゲームを楽しんだ後は、世界的な大会にも出ているというタンゴダンサーのカップルから、参加者みんなで手ほどきをうけ、音楽に合わせてフロアをふわり。

タンゴなんて、全く知らない私も、ふわりふわりとカラダを動かしながら心から楽しむことができました。

はじめはひとりで歩くことから始め、次第に男性と組になって踊りながら、女性は男性のリードに身を任せていく。

さそってくれた友達が言っていた、タンゴの魅力を文字通りカラダで感じることができました。


お会いした方々おひとりおひとり魅力的でしたが、
中でも主催者が自己紹介で話してくれた話が
とても印象に残りました:

「僕はコーチングをしていますが、コーチをしながら接した人の中で、『スゴい!』と感じなかった人はひとりもいないんです。」

接するすべての人から学ぶ、
そんな謙虚さを感じて私は感動しました。


今回のゲストはタンゴのカップルでしたが、
次回はビジネスコンサルタントでありながら
クラウン(道化師)でもあるという方をお招きしているとのこと。


飾らず、素顔で、肩書きでなく、
自分自身でいられる。

そんな新鮮な出会いの連なりに感謝です。


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新丸ビルで、ひとり遊び - 2007年05月12日(土)

4月下旬にオープンしたばかりの、新丸ビル。
初めて遊びに言ってみました。

くたびれてしまったバッグを2つ3つ処分したばかりで、
ちょうどいいものがないか、と思って
なんとなくウィンドーショッピング、
のつもりが、思いがけなく長居をすることに!

というのも、ビルのインテリアが
あまりにも私好み、なのです!

限りなく黒に近い焦げ茶の床や柱に、
アイボリーの上品なファブリックや天井。
調度品も、上質なホテルの雰囲気です。

落ち着いた雰囲気に、お店も素敵でした。

喫茶店やバーに入らなくても、
あちこちにソファやチェアがあって
いつでも腰掛けられるのがいい!

吹き抜けの美しい空間を陣取り、
見知らぬ人々が行き交うのを
ゆったりと眺めてみた。

私は思いついたアイディアをノートに綴りながら
いつのまにかかなりの時間がたっていました。

ちなみに「欲しい!」と思ったバッグと靴は、
大幅に予算オーバーでしたが、
感じのよい店員さんにお願いして
型番とプライスをメモしてもらいました。

他のショップも素敵なアイテムが目白押しだったので、
こうした仕立ての良いものを一つずつ手にできるくらい、
さらにいい仕事ができるようにと自分を励ましています。

そうだな、2週間に一度くらい、
ひとりで遊びに来ようと思う。

そう、カップルやご夫婦、友人同士も楽しいけれど、
ここはひとりで過ごすのにも絶好の場所です。

東京新名所、まだのぞいていない方はぜひ!


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白い紙に真心を包んで - 2007年05月09日(水)

友達をお連れして、知人のオフィスへ。
サロンのようなスペースで、人生を語らう。

ふと目にとまった、
美しい生活、という意味のタイトルの、
美しい雑誌を手にする。

そこには、こんな内容のコラムが。


昔から大切な方への贈り物は、
白い紙に包むことが慣習になっています。


汚れや折り目が目立ちやすい白い紙に包むことで、
「あなただけのために贈り物を用意しました」
という意味をこめているのです。


ニッポンの美意識を感じるお話です。






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気持ちのよい人間関係を築く技術。 - 2007年05月06日(日)



ちょっとむかついたこと、理解できないこと。
横着に思ってそのままにしていると、
いつのまにか眉間にしわがよっている。

そして、他愛のないことで、
何かと人のせいにしている自分に出会う。

これって、宇宙の法則的な普遍性があるみたい!

だから、自分も、周りの友達も、
むかついた気持ちをためないように。

このちょっとした心配りで、
いつまでも気持ちのよい人間関係を築こうと思う。


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駅に降り立ち、最初に思ったこと - 2007年05月03日(木)

天橋立駅に降り立ち、
最初に思ったことは、
駅が見事に掃き清められていること!

ホームからホームへと渡る階段も、
隅々までが磨かれたようにきれい。

美しいと、心から思った。


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最近、泣いてばかりいる、私。 - 2007年05月02日(水)



でも、泣いている理由やその結果が、
前とはずいぶん違ってる。

昔の涙は、悔し涙。
そして今の涙は、
等身大の自分を受け入れた涙だ。
自らの成長に必要な、「許し涙」。

それゆえに、そこから道が開け、
一歩先へと足を踏み出す礎になる。

毒やけがれを洗い流すかのように、
役に立たなかったこだわりを手放していく。

わたしが楽になればなるほど、
神様にほめられる。

自分をいじめすぎたら、
神様にきらわれる。


...こんなことを感じた旅から、一昨日、帰京した。


4月28日夜、私は友人とともに京都入りし、
舞鶴にある曹洞宗の桂林寺という寺院を訪れた。

これは、私が今年の1月に仕掛けた宗教者フォーラムに
友情出演してくれたアーティストの歌に感動した僧侶から
私に連絡があり、彼らを自分のお寺に呼びたい、とのこと。

そこで京都府舞鶴市にある彼が住職を務める寺院での
開山忌という大法要の席でライブパフォーマンスが実現。

私は演奏しないけれど、友情招聘とでもいうのかな、
大変素晴らしい待遇でアーティストのふたりとご一緒させていただいた。

そこは、34も末寺を持ち、600年以上の歴史を持つお寺。
初代住職の法要は厳粛で、数十人の僧侶が舞うように立ち居振る舞う。
その後披露された歌は、参加された近隣の方々およそ100名の心を洗った。

ライブの後に、町田宗鳳(そうほう)先生という、
広島大学大学院の教授による講話が。

「今を楽しむ生き方を身につけよう」と題し、
「こころそこにあらず」の生き方ではなく、
今、ここにいられること自体に感謝しながら生きよう、
という明快なメッセージを受け取った。

ご住職と奥様の導きで、町田先生、
ピアノのケントくん、歌の花れんちゃんらと
海上自衛隊の船が並ぶ東舞鶴へ。

さらに、観光名所である、
赤れんが倉庫群〜舞鶴市役所付近へ案内された。

舞鶴は、ジャズの街。

そう、そこでは、ジャズの生演奏が昼間から楽しめる。
喫茶店のウェイトレスの胸に、
「I love(赤いハートの絵)jazz」
と書かれた缶バッチが踊っていた。

なんだかとても気に入ってしまったので、

思わず私は、「これは売っているのですか?」

と尋ねたところ、彼女はお待ちください、とバックヤードへ。

私の元へ戻ってきた彼女は自分の胸からバッチを外し、
私にそっと差し出した。

自分のものをもらってください、とのこと。

その様子を眺めていたご住職は、
「言ってみるものだね〜!」と興味深げ。

一言放つたびに笑いがこだまする、
そんなユニークなご住職。

しかし、礼節があり、私はこの旅において、
彼から感謝してもしきれないほどの愛を受け取った。



その晩はお寺のある舞鶴より移動し、
日本三景のひとつ、天橋立へ。

アーティストらと分かれ、一人で旅館へ。
天橋立が部屋から見える角部屋へ案内された。

ひとり、部屋で過ごす折、
講演の後に町田先生からいただいた彼の新刊をひもといた。

「身軽にいきましょうや」という本。

50代以降の方向けの、スピリチュアルライフ入門書。


この本を読みながら、
私は泣いてしまった。


一番最初に読んだ章には、
「借金というアリ地獄」というもの。

ここには、

お金に困っているのなら、
お金に困るような悪い癖をもっていることに気づきなさい。

という、シンプルながら深いメッセージがそこにあった。


これを読みながら、思考が展開していくのを感じた。

家庭不和に困っているのなら、
家庭不和に困るような悪い癖をもっていることに気づきなさい。

仕事に困っているのなら、
仕事に困るような悪い癖をもっていることに気づきなさい。

周りの人のことでなく、
自分の癖をよく知って、
向き合う勇気で生きていく。


町田先生の講演と本からインスピレーションをいただき、
私はそんなことを学んだ。


私の旅館より徒歩3分ほどの民宿に泊まっていた
アーティストの花れんちゃんと温泉で落ちあい、
露天風呂につかりながら長い話をした。
近頃の気づきやらを共有し、心が震えた。


この旅で、私はやはり音楽が好きだと思った。

話は前後するけれど、
お寺でアーティストたちがリハをする中、
私は手拍子を打って「参加」した。

ピアノのケントくんは、

「(私の)リズムが良いから、演奏しやすいよ。
お客さんもそんなリズムで手をたたいてくれたいいのに。」

と言った。

そんな何気ない一言が、
私が一拍のタイミングの精度に
青春をかけたことを思い起こさせ、
誰にも知られず心の中で歓喜していた。


また今日も、豊かな智慧をいただいたことに感謝します。


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