2008年10月14日(火)
【雨よ】 全て 下らないこんな想いなど 流れてしまえば良い 雨に流されて 何処までも何処までも 流されて 海に着く前に 朽ち果ててしまえばいい 愚かな僕の どうしようもない戯言に たいした意味などないのだから 雨よ 全て流してしまえ 雨よ 僕の愚かさを流して、おくれ 2008年10月02日(木) 【だれか】 救ってくれる誰かなんて この世界中の何処にも居ない事 僕はもう気付いている 自分を救えるのは自分だけなんて 陳腐な言葉が胸を酷く痛めつけるよ 独りに慣れてしまって 寂しさも感じなくなったのに それなのにどうして 僕は救われたいなんて 今もまだみっともなく願っているんだろう 救ってくれる誰かなんて この世にいやしない 神様だって何処にもいやしない なのにそれでもまだ 僕の声を聴いてよと 僕の涙を誰か受け取ってくれよと 僕の嘆きを誰か一緒に嘆いてくれよと 叶いもしない事を想っていたりする 誰かなんて何処にも居ない事 僕はもうとっくに知っているのにね 2008年10月01日(水) 【からっぽ】 からからと 音でもしそうだと 思わず笑みを浮かべた 僕には何もなくなってしまった この手から何もかもが 零れ落ちてしまった なのに笑う事は出来るなんて 感情だけが残るなんて なんて皮肉な事だろう 青い青い真っ青な空が 憎らしくて溜まらない 小汚い言葉で罵ってさえやりたいよ どうせ無くすのなら 全てを失うのなら こんな醜い感情ごと全部 神様が奪いとってくれれば良かったのに! |