2006年08月22日(火)
【チカラ】 もう僕にあの頃の チカラは 無いんだ あなたが望んでくれる どんな言葉も もうきっと 吐き出す事は出来ない 駄目なんだ 苦しくなってしまって 書いても 書いても 何かを繋げる事が出来なくて ボロボロの感情の切れ端のような そんな意味の無い話ばかりが 僕からは零れて あなたの好いてくれた 僕の 文章は もう二度と書けそうにないのです 嬉しかった あなたが好きですと言ってくれて 死にそうなほど嬉しかった ありがとう 僕の紡いだものを好きになってくれて 本当にありがとう だけど、 ごめんね 2006年08月21日(月) 【八方塞】 何処にも行けなかった 気付いた時には、もう遅かった 逃げて逃げて逃げて 新しい逃げ場所を幾つも作って バランス取りつつ 笑って生きてきたけど なんて事は無い 気付いたら 何処にも行けなくなっていた 息すら窮屈になってくる 逃げ場所だったところが どうしていつの間にか 義務に 苦痛に 苦しい場所に 変わってしまうのかな 逃げ場なんてもう何処にも無い 僕にはもう、何処にも無いのに 2006年08月20日(日) 【この からだ】 動いてくれないんだ 僕の意思どおりになんて どうしてかな 歩きたいと 願っているのに 書きたいと 願っているのに 僕の足も 僕の手も 僕の言う事を無視するばかりだ 泣きたいのにもう涙も出ない 2006年08月13日(日) 【ぎゅっと】 胸が 勇気が 心が しぼむ あっという間にしぼんで ぎゅっとしぼんで 僕の心は小さくなって行く 僕の勇気は小さくなって行く 誰にもそれは止められないんだ ぎゅっと 縮んで 勇気はもうこの手には戻らない 2006年08月11日(金) 【シロ】 真っ白に戻したい 何もない 今以上に何も無い 自分に戻りたい なんのしがらみも無い そんな自分になりたい 窮屈すぎて息がしにくい こんな場所からは もう逃げ出したい気持ちで いっぱいなんだ 2006年08月10日(木) 【ヒカリ】 見えない 見えやしない 僕の目では ヒカリなど 暗黒しか映さないから 暗黒しか吐き出せない 僕の心が死んでるから 僕の心は枯れてるから 何にも成れないぼくは 誰にも必要とされずに 朽ちていくのを待つだけの日々 こんな毎日に意味など無い 意味など 無いよ 2006年08月09日(水) 【空っぽ】 空っぽすぎて 笑える 僕の生み出す言葉は 僕の生み出す世界は 薄っぺらだ 何かの模写だ 誰かの残像だ オリジナルなんて 何処にも見えない 空っぽすぎて ほんとに 泣ける 2006年08月08日(火) 【無】 帰りたい 無に そんな頃の記憶が 別にあるわけでは無いけれど 無性に全てを捨て去って この世から消えてしまいたくなるんだ このまま息を止めて目を閉じて 喉を掻き切って 血しぶきのなか 僕はきっと微笑むだろう 僕はきっと微笑むだろう 2006年08月07日(月) 【負けちゃう】 どうしたって 頑張ったって いつか 負けちゃう 弱い よわい あたしの 心に 美味しい誘惑や 楽しい誘惑や 誰かの優しい言葉や 誰かの嬉しい温もりや 優しい世界のそれら全てに あたしは負けてしまう 頼ってしまう すがり付いて 甘えてしまう 頑張って頑張って頑張って そこで負けちゃったら 今までの頑張りが駄目になるって そう 解ってるのに 解っているはずなのに あたしは いつも優しいそれに 手を伸ばしてしまうんだ また負けちゃう 弱いわたしは 負けちゃうよ 2006年08月05日(土) 【止める】 あっという間に足は止まる なんでだろうね 前に進みたいと 後退はイヤだと 思っているのに 何かにふと気付くたび 足は止まって 僕は足元へと視線を落とす この道は正しいのか、と 正しい道なんて きっとありはしないのに 2006年08月02日(水) 【右手】 震えるこの右手を 誰か握ってくれないだろうか 暑い日々が続いて 寒くなど無いはずなのに ずっと手が冷たいままなんだ 淋しさが手に現ているようで 胸に何かがこみ上げた 2006年08月01日(火) 【枯】 息が出来ない コトノハが僕から消えていく 止められない 消えていく 今想う感情すら絵空事のよう 実感なんてものは もうとっくの昔に失くしたまま 取り戻す事が出来ないで居る ここはどこだ 僕の現実だろうか ふわふわしてて 実感の無いこの日々が ……この今が 現実なんだろうか ヒュッと息を呑んだ ああ 零れていく 止められない クルシイ、キエタイ 涙が目に滲む 誰も来ないで このまま逝きたい 倒れこんだ先に 生い茂った緑が霞み その直ぐ脇に枯れた葉が一片見えた ああ あれが きっと 『僕』 |