2005年05月30日(月)
【眠り】 泣きそうな気持ちのまま 世界を閉じてしまいたくて 無理やり目を閉じた 優しくない世界は嫌いだと 思い込んで 世界が優しくないのは 自分が原因だって 何度だって思い知った筈なのに 何故だろうね いつもそれさえ忘れ去ってしまって 何度でも僕は泣きそうに成る 天井を睨みつけたまま 僕は今夜も意識を飛ばした 2005年05月29日(日) 【光】 求めているのはいつでも ヒカリ それだけなのかも知れません でも 最近はすっかり 暗闇に慣れてしまったから 少しの明るさでも 僕にはとても眩しくて 触れる事さえ戸惑います 求めているのは 光 けれど現実は 触れる事も 自分の物にする事も出来ずに 眺めるだけで 遠くから見つめるだけで 通り過ぎてしまうのです いつだって 求めているのは 光 それだけなのに 2005年05月28日(土) 【記す】 降り注ぐのは いつだって 突然で こぼれないように 必死で書き止める そこに真実があるのか 自分の何が在るのか 解らないまま それでも吐き出さなければ 出し切らなければ 胸が苦しくなってしまうから 沸き上がる何かを 言の葉と言う図式にはめて ここに記す 感情の断片と生き様の欠片を 2005年05月27日(金) 【強さ】 何度この題名で綴ったのだろう 今だにそれを手に入れる事が 出来ないまま 愚かさだけをレベルアップさせる もう永久に手に入る事は 無いのだろうと 心のどこかで確信しながら 微かな希望に縋って それでも、強く、なりたいと それだけを願って 2005年05月24日(火) 【世界】 どうしてかな 足掻けば足掻くほど 世界から見放されて行く そんな気がする 返事の無い部屋 上達する一人遊び 淋しさと虚しさばかり 感じるこの胸には どうしようも出来ない 苦さが広がるだけで 一人甘いココアを入れて 落ち着こうと悪あがき そんな毎日が今も続く 2005年05月19日(木) 【空回り空元気】 最近は何時だって 空回り、空元気 我に返ると虚しくなるから 気づかない振りして 笑い続けた 本当は 泣きたいよ 叫びたいよ 怖いよ だけど 一度決壊したらもう二度と 此処への自分へは戻れない事 心の何処かで理解してるから 必死で強がって 笑う 今日も明日も明後日も ずっとずっと 空回り そして何時までも きっと 空元気 2005年05月17日(火) 【前へ!】 誰かと比べるから 遅いとか思うんだ 自分しか居なければ 其処には 遅いも早いも存在しない 走れ 進め 笑え 信じなければ 何も始まらない 歩いていかなきゃ 何も動かない 走れ 進め 歌え 苦労さえ笑い飛ばせ 泣きたくなったら歌ってしまえ 言葉がある 救いがある まだ 動けるさ 其処まで頑張ってないさ 限界なんて本当は無いんだ さあ この世界さえ笑い飛ばせ 2005年05月16日(月) 【飛行機雲】 僕から 言葉が消えていく ハラハラと桜が散るように いとも簡単に 消えて 無くなってしまう もう僕からは 何も生まれない気がして 空に描かれた飛行機雲を ポツリと見上げた 僕から消えていくよ 色々なものが この両手から無残にも 風に浚われる砂のように いとも簡単に 消えて 消えて行ってしまうよ ああ ほらさっきあった飛行機雲さえ もう空の青に溶けて消えてしまった 消えるのはいつも一瞬だ 2005年05月12日(木) 【白紙】 位置が解らなくなって 磁石も行方を見失って 今日を白紙のまま 幾日も生きました 真っ白になって 何も見ないで 何も感じないで 生きていけたら 楽なのかもしれませんが それはしない事にしました 磁石が無くても 目印が無くても 空を見上げれば星が在って 果てしがなく見えても 終わりはきっと来るのです 白紙でも生きる意味はあるのです 僕はそれを全うする為 今日を生きて 明日も生きるのです 2005年05月10日(火) 【ぼく】 言葉は堂々巡り 何処までも行って また此処へ還って来る ちっぽけな僕の器からは 何時だって何かが溢れたまんま 制御出来た時なんて 今までの人生で一度も無い 感情は堂々巡り 泣いて 怒って 悔いて また此処へ還って来る 傷つけるのは嫌だ 傷つけられるのも嫌だ 争いは嫌だ 醜いのは嫌だ どうしてなのだろう 嫌いな物を避けていたら 僕は日に日に弱くなって行った 僕はもう泣きたくないだけなのに 2005年05月05日(木) 【沈黙】 春が慌ただしく去って行き 桜も全部散った頃 やっと沈黙を破り 僕の何かが目覚める 迷いは今も確実に存在し 無くなった訳ではないけれど やりたいと思った事を選べる その自由が 今は嬉しいと 幸せだと ただ思いたい 僕はまた道を外れたのかも知れない またきっと後悔をするのかも知れない けれど 今は沈黙だった僕の何処かが 珍しく何かを叫んでいるので ただただ その声に 耳を済ませて居たいのです |