2004年08月30日(月)



【今】


たとえ 今苦しくても
明日 笑えるのなら
それはそれで良いんだろう


たとえ 今楽しくて
明日 泣くとしても
それはそれで良いと思いたい


何かは結局自分に巡り巡ってくる
良い事も悪い事も全てが巡り巡る
時間が、世界が巡り巡るように


ただ「今」が全てなんて
今はまだ思えないけれど
少しずつ大きな自分に
なっていけたらいい





2004年08月29日(日)



【空っぽ】


僕の中はいつだって
空っぽなんだよ


何かに心奪われるのは
ほんの一瞬の事で
直ぐに飽きて
また何かを探してる


いつまでたってもその繰り返しで
心底僕の中に何かが根付く事なんて
きっと無いんだよ
虚しいけれど


いつだって種を蒔いても
芽が出る前に飽きるのが
僕なのだ






2004年08月28日(土)



【逃避】


これは逃げかな


横になってひたすら手を見つめたよ
どうして僕はいつも駄目なまま
後悔を繰り返すんだろう?


同じ事をずっと繰り返して
いつも同じところで躓いて


月はいつも地球の周りを回って
飽きないのかな
その忍耐力分けて欲しい






2004年08月27日(金)



【夢】


貴方さまの夢を見ました
会える接点の無くなった貴方に
私は何も言えません
出来ません


せめて貴方に次会える時は
美しく居ようと心に決めて
自分磨きを始めましたが


やはり
貴方に会いたいです


貴方は今何処で何をしてますか





2004年08月26日(木)



【海】


大きな器を下さい
あなた様のような
何でも受け入れる事の出来る
度量の深さ
分けてください


私の度量はとても狭く小さく
直ぐに何かが溢れてしまって
だからいつだって
いっぱいいっぱい


慌てて焦って躓いて
小さな事で怒ってくよくよして泣いて
だからいつだって
私は私が嫌いです


どうしたら海のようになれますか






2004年08月25日(水)



【歳】


生きていく価値が
見出せないんだ


甘えてるって
解りきってるのに
今もここから動く事を
躊躇っている


もう
いい歳になるのに
成長の仕方を忘れてしまった様で


誕生日は目前
またきっと現実を
受け止められないまま
歳をとる






2004年08月24日(火)



【アゲハ蝶】


鮮やかな羽根を閃かせて
蝶が目の前を舞ったんだ


太陽に羽根が透けて
なんて綺麗なんだろうと思った


あの凛とした美しさ
どうしたら手に入るのかな
蝶をこの手で掴んだって
それは壊れるばかりで


いつだって僕は
手に入れられないものに
憧れる





2004年08月23日(月)



【腐敗】


心の隅っこの方から
少しずつ 腐っていく


気付かないうちに
自分で感覚を鈍らせて
感情を底の方に置いて来て


いつしか僕は泣けなくなった


死に慣れてしまうのは
とても淋しく残酷な事なのに
僕は感情が腐敗して行くのを
今も止める事が出来ずに


君が息をしなくなるのを
ただ黙って見ていたよ
人はこんなにも冷徹になれるんだ


神様 腐った人間に
生きる価値なんてある筈無いよ





2004年08月22日(日)



【疑問】


どうしてだろう
足掻けば足掻くほど


足は何かに絡まって
思考は何処かに小さく纏まって
逃げ道なんて何処にも
見えなくなっていく


どうしてだろう
進もうと思えば思うほど
足はそれを拒否をし続けて
何かを得たかったこの手に
今はもう何の影も残らない


欲しかったものは
いつだってこの手からすり抜けて
望めば望むほど
世界が僕を拒んでいった





2004年08月21日(土)



【本当】


いつだって迷いながら
言葉を吐き出して
それでもまたかき消して


不意に空なんて仰いで
逃げ道を自分で用意する


馬鹿だ
馬鹿でしょ


本当なんて無いんだって
誰かに言って貰えるまで
きっとこのまま繰り返していくんだ


いつだって迷いながら
何度だって迷ったまま
逃げ道との境界線で
言い訳と理屈と現実とその間で


自分の 本当 を探してる





2004年08月20日(金)



【祈り】


画面の君はいつもとても遠い
唯一の共通の場所でも
歓声を受ける君は
遠いまま
近くなる事なんて在りえもしない


いつだって君と私との距離は
狭まる事は決してなく
一定のままあり続けてる
離れるとしたらきっと私から
私が君の写真を捨てる時


だから私はいつだって
焦げ付くような擬似恋愛を
ひた隠しにして
この空にただ祈り続ける
奇麗事を並べ続ける


いつかそれが本当になればいいと
何処かで思いながら





2004年08月18日(水)



【他人】


他人に優しくなりたかった
なあなあでも良いから


他人に嫌われたくなかった
他人に認めて欲しかった
他人と普通に接する事の出来る
そんな自分になりたかった


けれどどれかうそ臭い言葉が
他人を遠ざけてしまう
媚びた視線を敏感に感じ取られ
結果 拒否される


ただ 皆と仲良くしたかった
ただ 皆と笑いたかった
ただ 友達が欲しかった


一人は寂しいよ





2004年08月17日(火)



【雨風】


雨があがったばかりの
夏にしては冷たい風が
静かに 部屋を潤す


君は虫が入るからと
窓を開けるのを嫌がり
僕はそれでも
風を
雨の匂いを
君と一緒に感じたくて


君は 覚えているだろうか?
あの部屋で小さく交わした約束を
雨と風が優しかったあの日に
優しく交わした約束を


ああ きっと
僕だけが忘れる事も出来ずに
あの約束に囚われたままなのだろうね







2004年08月16日(月)



【きらきら】


きらきら してる
君の周りが
僕にだけそう見えるの?


笑って
笑って
どうか僕に笑いかけて


君の きらきらを 僕にも分けて
僕は ひとりじゃ 光れないから


笑って笑って
優しさを僕にも分けて
君の優しさで僕は
もっともっと
この世界に優しくなれるから


きらきら をどうか僕にも頂戴





2004年08月15日(日)



【いつだって】


止まってから気付く


嗚呼 僕は歩いていたのだと
嗚呼 僕は走っていたのだと


息を切らし
止まってから
肩を弾ませ
止まってから


僕は僕の道を省みる
いつだって
いまだって





2004年08月14日(土)



【言い訳】


言い訳ばかり上手くなる
誤魔化しばかり上手くなる


自分に対して
嘘をつくのが当たり前で
それが日常だったから


真実は奥底で鍵を閉める
何処にも漏れ出す事の無い様
キツク鍵をして


周りを上手く嘘で固める
上手に理論立てて全てを正当化して
言い訳ばかり人生


ふと こうして気付いては
胸を抉られる気がするよ





2004年08月13日(金)



【もっと】


もっともっともっと


何かを要求し続けて
僕は僕である事に疲れてしまった


望んだのは僕なのに
疲れるのも僕


矛盾なまま僕はそれでも
何かを求める
もっと何かに
もっと誰かを
もっと


欲求は醜く、果てが無い





2004年08月12日(木)



【年齢】


「歳相応」をいつだって
要求される年齢になった
大人になんてなりきれないまま
歳ばかり無駄に重ねて


反発心を声高らかに
言える様な青さもなく
かといって
全てを割切ってしまえるほどの
潔さも持て無いまま


中途な僕ならいっそ
何者にもなれずに
このまま朽ち果ててしまえばいい






2004年08月11日(水)



【地図】


夢を 描いていました
純粋にただ憧れて
それを 目指した


帰ってくる結果のたびに
報われない努力は虚しいと
ただそればかりを学び
反省はしたけれど
前には中々進めなかった


夢の地図は もう暗い灰色
何度も何度も何度も
描いては消し
書いては消し
その傷痕は今も地図を彩って


白く輝いていたあの夢の地図は
今はもう迷子の地図に成り果てた





2004年08月10日(火)



【止まる】


嗚呼また止まってしまった僕の足


描いていたものは
僕からどんどん遠さがる
近づいているつもりが
いつだって気付けば道を誤る


悔いばかりをこの手に残し
僕は何を目指すのか





2004年08月09日(月)



【欠片】


思い出の欠片が
この部屋にはまだ
あちこちに散らかっていて


ふとした瞬間
何かに触れては
君を思い出す


馬鹿みたいに
思い出す


欠片は今も
この部屋の中を
充満していて
とうとう息まで苦しくなった






2004年08月08日(日)



【紡ぐ僕ら】


僕らは紡ぐ事を止められない


言葉を折り束ね
僕らは僕らの道を探して行く


そうする事で
僕らは僕らで在り続ける事が出来る
そういうものだと思うから


言葉を束ね 探り
折り重ね 言葉を解放し
また 紡いで


僕らは生き急ぐ者
走り続ける事でしか見えない世界を
僕らはきっと見るのだ





2004年08月07日(土)



【羨望】


憧れるのは


あの子の細い足
細い腕 細い指
滑らかな肌
手入れされた爪


きっと優しく
誰かに愛されてる
それが解る
あの子の 全て


成れもしないのに
憧れだけを抱いて
努力もしないのに
憧れだけを秘めて


馬鹿みたいだ





2004年08月06日(金)



【放れて】


解放された僕の足は
緩やかに前に進み始めた
そう、ゆっくりでいい


なにも
誰かと競う為に
僕らは歩く訳じゃない
誰かと争う為に
僕らは生きる訳じゃない


生きるのは自分の為だろう?
自分の 何か の為だろう?


ゆっくりでいい
焦らなくていい
自分のペースで進めばいい
そんな簡単な事を
誰もが忘れて
競い歩く世の中だけれど


別に 誰かの為に歩く訳じゃない
自分の為に歩くんだから
自分の好きに 進めば良い





2004年08月05日(木)



【手のひら】


産まれてきて
この手のひらから
僕にしか出来ない 何か
きっと産まれてきて


信じて走る事しか出来ないのに
僕はそれさえも疑って立ち止まる
空は生憎の曇り空で
なんとなく 虚しさが僕を襲う
そのうち 雨なんか降ってきて
傘を忘れた僕は濡れたまま
手のひらを空へかざした


嗚呼
どうか産まれてきて
どうか生まれて来て
この手のひらから
僕にしか出来ない
なにか


生まれて来て





2004年08月04日(水)



【マイナス】


どうか
マイナスばかりを吐き出す
この忌まわしい口を止めてくれ


気持ちがマイナスへ
どんどん後ろへ
どんどん暗闇へ
飲み込まれる言葉ばかりで
きっと自分で身動きを
とれなくしている


神様 どうか居るなら
他になにも望まないから
僕から口を奪ってくれ






2004年08月02日(月)



【僕は】


立ち止まったら
二度と進めない事を
僕は身をもって知った


弱い僕の精神は
直ぐに怠けて
直ぐにさぼって
直ぐに泣くから


誰かにタスケテと叫ぶ
その依存心の強さこそ
弱さの証のようだと思った






 


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