| 2004年06月30日(水)
【霞】 霞んで行く 僕の夢は遠く果てしなく きっと何処かへ行ってしまった 霞んで行くんだ あっという間に 未来予想図は歪んで 霞む 靄が、霧が 静かに僕を覆い隠し 道は消える 嗚呼 目標を見失なって 僕の形さえ霞んで行く気がする 2004年06月28日(月) 【大人】 大人と言われる年齢になって それでもまだ 幼い精神年齢のまま 成長しない 自分自身 気付いたとき僕は 泣く事も出来ずに呆然と立ち竦んだ こんな大人を望んでいなかった 寂しい 哀しい 虚しい 助けて 小汚い感情が入り交ざって悲鳴をあげる 捨て去る事も割り切る事も出来ずに 何かを抱えたまま僕はこのまま歩いて いったい何になるつもりなのだろう 2004年06月27日(日) 【錆びた】 僕の心は当の昔に錆びたんだ ギシギシと音を立てて 少しずつ身動きできなくなる 錆びた感情は固まって 何処にも行けずに固まって 鉛のように重くなってる 胸の奥の そのまた奥の方で あちこち錆びてしまったから 僕はもう泣かないし、泣けないし このまま小汚く錆びて 赤茶色に汚く錆びて 僕なんて腐っていけば良い 2004年06月26日(土) 【才能】 例えばこの身体に 何かの才能が眠っていたとしても その何かに自分が出会わなければ その芽は芽吹くことも無く 小さく僕の中で枯れていくのだろう 本当は今も 不安で仕方が無いけれど ”これかもしれない” そう思える何かに出会えた僕は とても幸せなんだ そしてこの才能を芽吹かせるかは 僕自身の努力次第 明日からの 僕次第 2004年06月25日(金) 【流されて】 時に流されるまま生きて 僕は言葉を失っていく 僕は世界を無くして行く 意識が朦朧とするよ 息をしているのだろうか そんな事すら確認出来ない 億劫に感じる 取り巻く全て 消えてしまえばいいとさえ願った 言葉を無くした僕には 生きる価値が見出せない 2004年06月24日(木) 【じわり】 じわり と 迫ってくる 梅雨の気配 君が消えたあの日を 僕はもう忘れそうだよ 学生時代のアルバムを 引っ繰り返して やっと思い出せる それなのに まだ こんなにも哀しい気持ちが 胸に残ってる事に 驚く 嗚呼 じわり と込み上げて来る 涙の 記憶 じわり と迫ってくる 君の 思い出 2004年06月23日(水) 【君】 静かに 君を想うよ 何をしてるのかな 誰を抱き締めてるのかな 笑ってくれているのなら それでいいんだけど 静かに 君を想う でも 君は僕を 想いはしない 想いはしないね 胸がシンと きつくなるのを 僕は目を閉じて 気付かない振りをした 2004年06月22日(火) 【退屈】 つまらなくて 泣きそうな程、退屈してた日々より 多少は面白い日々を過ごしてるだろ 現在は なら 後悔なんてするな 選んだ道だ 後悔するな 退屈の先が苦労なら 苦労のほうがマシじゃないかな 退屈は本当に 生きるのが辛い それを思ったら 今はなんてシアワセなんだ 2004年06月21日(月) 【スパイス】 パンチが足りない 僕の人生 スパイスがもう少し欲しい所 ほら、感謝しなくちゃ 退屈な僕の人生に むかつくアイツがスパイスさ どんな事だって 前向きなエネルギーに変えていけ くよくよしてもいいさ 泣いたっていいさ それだって人生のスパイス 退屈じゃ詰らないと言ったのは 自分自身さ ほら、今日も笑顔で歩いていこう 2004年06月20日(日) 【癖】 とても些細な事を気にしては クヨクヨする私がいるのです 他人の言葉を 他人の目を 気にしすぎて 身動き出来ない 窮屈にしているのは 自分自身だと解っているけれど この迷路に迷い込んだら最後 出る事は叶わない気さえする それほど思考の癖は抜けないもの 2004年06月19日(土) 【憧れ】 憧れだけじゃ歩けない時があるんだ 現実は残酷に目の前に広がって 憧れをぼんやりとした霧が覆い隠す 真実これだと思って 進めた事なんて今までも無くて これからもきっと 迷いながら手探りで進む でも 憧れだけじゃ進めない事を 実感した先には 今までと違う夢の形があると 信じてみる この何かを通り過ぎた果てには 今までと違うものが見えるんだと 信じてみる そうして 今は進む 憧れは小さく胸に折り畳んで 2004年06月18日(金) 【シアワセ】 望んでいたものを手に入れて 部屋に飾った 満足して さあ、次は？ また直ぐに違う何かを欲しがる 浅ましい僕の欲求は 枯れる事を知らない 今だって増殖する 物は今にも部屋から 溢れそうになってるのに いつまで経っても満足出来ない 何かの穴を物質で埋めようと必死で 自分でも解っているのに 何の穴なのかもう思い出せない こんな事を繰り返しても きっとシアワセは見つけられない 2004年06月17日(木) 【螺旋】 ぐるぐるの螺旋階段を まるで昇るような錯覚に陥るよ 何処まで上っても 景色は同じで そのうち今いる場所が何段目かも 解らなくなるのだろう 始まりも終わりも解らなくなって 過程だけが全てになる 結果も見えず 答えも見えず 進む先すら見えず 今もまだ僕はきっと 果ての無い螺旋階段を昇ってる 2004年06月16日(水) 【ズキズキ】 痛むのは何処だろう ズキズキ ズキズキ 眠れないほどに悲鳴をあげてる 傷んでいくのはいったい何故から ズキズキ ズキズキ 浸透して行くのを日々感じてる 声は枯れて、瞳も腐って 悪臭を放つ僕の身体 腐っていく僕を もう一人の僕が静かに眺めていた 2004年06月15日(火) 【尖】 どんどん感情が尖っていく 傷つけたくない 傷つきたくない 怖い 他人が怖い 嫌われたくない 好かれたい 嫌わないで ポロポロと感情が 零れていくんだ 尖って尖って尖って 細くなった先端から 壊れて行くんだ 僕の感情 2004年06月14日(月) 【湧き上がる感情】 何気ない休みに 一人部屋で体育座りをして カーテンを開けた窓から見える 小さな空をみた 遠くで聴こえる カーステレオのラジオから 誰かの心地よい歌が聞こえて 何気ない今日のこの日に 不意に湧き上がってくる この感情の名前を 僕は知らない 何を想っての涙なのか 訳が解らないまま目を閉じる 広がるのは優しい色の景色 今もまだ胸に残る 何処か哀しいこの感情の名前を 僕は 知らない 2004年06月13日(日) 【掴む】 きっといつか この弱弱しい胸にだって 希望が なにかしらの チカラが 湧き上がると信じたい この弱々しい足だって 歩く事は出来るもの この弱々しい声でも 叫ぶ事は出来るもの だからきっと この弱々しい胸にだって 光りは灯るよ そうしていつか 望んだ光りをどうかこの手に 2004年06月12日(土) 【馬鹿】 何度も想い返しては 一人で馬鹿みたいに にやけてた ううん きっと馬鹿なんだろう こんな小さな事で 幸せになったり 泣いたりする自分は 君の小さなしぐさ、言葉 ひとつで一喜一憂する僕は きっと馬鹿なんだろう 2004年06月11日(金) 【どうしたら】 超える事が出来る？ 立ち止まったまま 見上げる壁は大きく果てしなく 空さえ覆い隠している ねえ、どうしたら この弱さを 乗り越える事が出来る？ 立ち尽くしたまま 見下ろす足元には大きな水溜り 映りこんだ空は濁った曇り空 下を向いたまま 僕は泣きそうになるよ 膨大な数の不安に流されそうで 膨大な数の未来が怖くて仕方なくて ねえ、どうしたら 僕は僕の未来を見つけ出せるの 2004年06月10日(木) 【雨】 嫌いじゃないんだ 雨の日の埃っぽい匂い 雨の日の何処か気だるさ 雨の日の濡れた君 嫌いじゃないんだ 君の泣き顔や 君の濡れた髪や肩や 別れたあの日をどうしても 思い出してしまうけれど 抱き寄せて少し湿った肌も 嫌いじゃ無かったよ 2004年06月09日(水) 【甦れ】 生きる力よ 明日を笑える力よ 他人と触れ合える力よ どうか甦れ 憧れの人みたいになりたくて 造った自分は やっぱり何処かうそ臭くて 空々しい笑顔が鏡に映ってたね 本当の自分なんて とっくの昔に無くしてしまって 嘘と誠の区別もつかない今だけど それでも笑いあいたいんだ 誰かと楽しく笑いあいたいんだ どうか甦れ 僕の 生きる力 2004年06月08日(火) 【何度も】 足元を確かめる 自分の足の感覚はとうに無くて いつからか靴は脱ぎ捨てていた 素足でどれだけ 歩いて来れたのだろう？ そう思って振り向いた後ろには 小さな波が引いた後で 在った筈の足跡は 跡形もなく消えていた 何度も何度も足元を確かめた 己の立ち位置がどこだか 直ぐに見失ってしまう僕は いつだって不安に溺れて いつだって不安に泣きそうで いつだって立ち止まる事を 選ぼうとする 僕の弱さが 何度も何度も足元を確かめて 素足の感覚を思い出そうとしてる そうしないと明日へ進めないかの様に 2004年06月07日(月) 【虚ろ】 呆然と眺める真っ赤な空が 一瞬たりとも同じ日は無いだと囁く 日々虚ろに過ごしても 時は無情に流れる 当たり前のことに今更気付く 沈んでいく太陽に 生命の力強さを感じて 燃える様な赤が 虚ろな僕さえ紅く染める 僕にもその強さが甦ればいい 2004年06月06日(日) 【呪】 まるでそれは 呪 だ 囚われる感覚が どこか心地よくさえ感じて 溺れる感情が戦慄いた まるでこれは 呪 だ 君からかけられた だが君は知らずにかけている 僕は知っててかかっている 縛られる感覚が どこか嬉しくさえ感じて 埋れる感情が叫んでいた 恋は 呪 だ 甘く 切なく けれどいつかは苦くなる 呪い 2004年06月05日(土) 【今夜】 もうこの小さな花を 散らしませんか 小さな花に 懲りずに水を上げ続けて 枯れるのは心 枯れるのは自分 疲れるのは、自分 もうやめませんか 今夜手折ります この小さな花を 2004年06月04日(金) 【恋文】 これはきっと 毎日綴る恋文なのでしょう 貴方に届く事の無い どこにも届く当ての無い恋文を 今日も書きます 窓の外には満月が光る 貴方は誰とこの月を見るのだろう？ 想えは想うほど、苦しいのに 思考は止まる事を知らないまま 貴方の声を思い出して 貴方の歌を口ずさんで 貴方の言葉を胸に宿して 今日も紡ぐのは 届かない 恋文 2004年06月03日(木) 【君】 あまりにも切なくて どうしたらいいのか分らない 何も出来ずに 私は携帯を握り締めた 私はまだ君から 来るはずの無い電話を待ってる 諦めたはずなのに どうしたら君が ココから消えてくれるのだろう 大きく刻まれた君の存在感が 私の心の奥底の穴に ピタリと形よくはまってしまって 取り出すことも 蓋をする事も出来ずに 私は呆然とする その深く入り込んだ君に 2004年06月02日(水) 【想い】 見ないで下さい 恥ずかしくなるから 見ないで下さい 切なくなるから 馬鹿みたいな一人相撲を また繰り返してる事 自己嫌悪ばかりの毎日 でも、止まらないんです 止められないんです 止める事が出来るのなら 今直ぐにでも自分で止めるのに でも、駄目なんです 息が苦しい 胸が苦しい どうにもならない現実が 泣きそうな程に澄んだ青が 今日も目に染みる 2004年06月01日(火) 【指輪】 会いに行く勇気を下さい 振られる勇気を下さい 本当はわかっています 貴方にはきっと彼女がいる その手の指輪に 気付かないとでも 思っていましたか？ そんなに素敵なのに 傍に誰も居ない訳が無くて きっと帰ったら 迎えてくれる誰かの笑顔 想像するだけで胸が痛い もうこんな不毛な恋は 終わりにしたいので どうか貴方の手で息を止めてください |