2003年04月30日(水)
【また歩き出す】 悩んで泣いてぶつかってへこんで 傷ついて血を吐いて それでも 人は また歩き出すちからを 持っているから 私もまた歩き出す 未来へ向かって 2003年04月20日(日) 【君よ】 どうか安らかに眠っておくれ 助けてあげられなかったんだ もっともっともっと 手をかけて 面倒を見て 看病をして 君を生かしてあげたかった 君は調子が悪いのにも関わらす みゃあと小さく泣いては 私の膝に乗りたがった 撫でてあげたら気持ち良さそうに 瞳を閉じて なんて愛しい そう思ったのに 看取ってあげればよかった どうしても怖くて 君から逃げてしまった私を許して ねえ 優しくなくてごめんね もう手遅れな事は解ってるよ 君の体は冷たく そして硬い 君の魂は天へ還れるだろうか 未練を引きずると この地に留まってしまうと言うから 泣くのは 今日で終わりにするよ ごめんね そしてさよなら 小さな 君 小さくて 可愛かった 君 2003年04月12日(土) 【感情】 感情に飲み込まれてしまう 悲しみに押しつぶされそうだ 弱ってしまった君を 暖めてやる事しか 僕には出来ないで 優しい言葉だって 君にはもう届かなくて 泣く事しか それしか出来なかった 感情なんて無ければ良かった 2003年04月11日(金) 【逝くな】 息が荒くなる 苦しそうに呼吸する 逝くな 必死に撫でる 優しく撫でる 涙が滲む コンタクトがずれる ヒューヒューとか細い音 手のひらから失われていく 体温といのち あたしは必死に撫でる 手から気が出て この子を治してくれないかなと 馬鹿な事まで考える それでも 冷たくなっていく体 それでも 優しく撫で続ける 逝くな 逝くな 涙が零れる コンタクトがずれる 視界は滲んでなにもみえない 2003年04月10日(木) 【さくら】 もう 散ってしまうんだね 君は毎年 あっという間に 咲いて あっという間に 散ってしまう 嗚呼 でも哀しまないよ 美しかった君を覚えているから 綺麗だった君を覚えているから だから来年も君に会いに来よう 満開の君に会いに 2003年04月09日(水) 【泣いて泣いて泣いて咲いて】 どうか枯らせないで 折角咲こうとしているのでしょう そのまま枯らせてしまわないで 泣いて泣いて泣いて泣いて そうして咲いた花はきっと どの花よりも綺麗な事だろう だからどうか諦めないで 水をあげ続けて いくらでも花は生き返る 君もやり直せる 恋はひとつじゃない 泣いて泣いて泣いて咲いて 2003年04月08日(火) 【充血】 どこもかしこも充血してる 空気すら沁みて痛い 抱きしめてくれた貴方の手は もう何処にも無くて 大丈夫だよと囁いた貴方の声は もう少しも思い出せない 心が真っ赤に充血したまま 泣く事も出来ずに 膿を出す事も出来ずに とどまってる 2003年04月06日(日) 【声も届かないほどの】 そこは暗黒な世界 なにも見えず なにも聴こえず なにも届かず なにも出来ない そんなところに迷い込んで 数え切れないほどの月日を過ごした 閉じ込められたのか 閉じ篭ったのか それすらも覚えていない けれど 以外に慣れてしまえば ココは居心地が良くて 傷つける敵も無い 独りだけど淋しいけど 気楽になれる だからもう諦めた 声も届かないほどの漆黒の闇 僕は今日もココに留まる 2003年04月05日(土) 【怖いのは】 怖いのは 取り込まれること 己の欲望に 怖いのは 抜け出せなくなること 己の世界から 怖いのは 堕落したままでも 生きていけるようになってしまった 自分自身 怖いのは・・・ 2003年04月04日(金) 【握り潰していく】 小さな小さな命たちを 無数に握り潰しながら 人は生きていく 様々な生物に悪影響を与えながら それでも改める事をせずに 自分達だけの幸せを求めて 握り潰していく いのちを せかいを すべてを 多分 これからも少しずつ そうして 僕らは生きていく 2003年04月03日(木) 【歩いていく この二本の足で】 一歩を踏みしめて 一歩を噛みしめて 歩いていく この二本の足で 怖がってもいい 恐れるのは普通 立ち止まるのも道 進み続けるのは未知 それでも 歩いていく この二本の足で 僕だけの道しるべを探して 僕だけの人生を掴む為に 2003年04月02日(水) 【ピース】 生きてれば 負けることや 悔しい事や どうにもならない事に ぶつかるけど 笑ってしまえ 悔しいときこそ 涙を流すな 歯を食いしばって 歩いてけ ほら カメラに向かって ピース 右手を空にかざして ピース 何が何でもこの世界で生きていく 2003年04月01日(火) 【春】 春が来るよ 懐かしい過去たちに 別れを告げて 爽やかな風が 新しい人たちとの 出会いを運ぶ 春が来るよ だから ほら 下ばかり向いてないで 空仰いで笑っていこう |