2003年01月31日(金)



【確かな進歩】


そんなもの目に見えるものじゃない
実感なんて滅多に出来ない
自信なんて少ししかない
みんな 迷ったり 怖れたり
してると思う


でもいつか未来で
あの時の一歩が全てを変えたと
思えるときが来るんだろ


後悔ばかりの人生だけど
前を向いて歩けるように
一歩一歩この大地を踏みしめていく





2003年01月28日(火)



【未知の世界】


ワクワクを遥かに超える不安に
心が囚われてしまった
未知の世界が怖いのは当たり前なのに


折角踏み出した一歩を無駄にしたくない
結果が悪くてもこの一歩が
きっと次への一歩に繋がるから


未知の世界を怖れないで
ワクワクを甦らせて
瞳をキラキラさせて
希望を


忘れないで





2003年01月27日(月)



【ドシャ降り】


雨がざあざあ降ってます
ドシャ降り
ドシャ降り


車が水を弾いて走り去る
傘で庇ったけど間に合わなくて
足元はずぶ濡れになった
あーあ と下を見る
蛙がぴょんと跳ねた
あは
蛙見たのなんて何年ぶりだろう?
何となく嬉しくなって
傘を差すのを止めてみた


向こうの通りの人が怪しそうな目で
僕を見つめるけど構うもんか
楽しくて堪らない
ドシャ降り
ドシャ降り


ドシャ降り
ドシャ降り





2003年01月26日(日)



【雨音】


傘が雨音を奏でる
ブーツはコンクリートを弾いて
コツンコツン合唱みたい


音がこれほど身近に合って
どうして今まで忘れていたの


きっと
自分が思っているよりも
世界は優しいんだろう





2003年01月25日(土)



【朝陽】


久しぶりに夕陽じゃなくて朝陽を見た
生きてる実感が沸いて来た気がした


夜にばかり棲息していたから
朝陽を浴びる清清しさ忘れていたんだ
夜にばかり物事考えてたから
ずっと暗い考えしか浮かばなかった


たまには朝陽を浴びるのも悪くない
生まれ変わった気分になる


昼間おきて夜に眠る
そんな真っ当な生活目指してみよう





2003年01月24日(金)



【大切な事】


冷えた空気が部屋を満たす
窓を閉める事はしなかった
窓の向こうはいつもの景色
手が届きそうで届かない世界
私が行けない世界


ねえ お外は楽しい?
この空気もお外に出れば
冷たさに慣れてしまうんでしょう
暖かい部屋を恋しく思うのでしょう


此処から出たくて堪らない私は
此処の大切さが解らなくて
外にいるあなた達はきっと
外に居られる事の大切さを
見失っているんだろう





2003年01月23日(木)



【スピード】


思えば初めて自転車に乗れたのは
小学5年生の頃
他人に比べて酷く遅かった
その頃から人生のスピードが
違っていたのかも知れない


そんな風に慰めてみる
自分の成長の無さに
悔しいから目を背けて


同窓会?
もってのほか冗談やめてよ
絶対参加なんて出来ない
惨めになる自分が目に見えてるのに
あの頃より不幸です
あの頃より不細工です
あの頃より・・・
心が荒みました


私は私のスピードで
なんて思えば思うほど気持ちは焦る
焦って焦って空回り
家族にあたって一人でいじけて


堕落を抜け出すチカラ
取り戻したいのに





2003年01月21日(火)



【一歩】


今もこの脚を踏み出せずに居る
朝日が昇る頃寝て
お昼過ぎに起きる生活を
いつまで私は続けるつもりなのだろう


現実逃避なんだと解りきっているけど
甘すぎるぬるま湯は心地良くて
快楽がすぐ傍にあって
手を伸ばせば簡単に手に入るから


遠くに行く気になれない


一歩踏み出せば全く違う未来が
あっという間に拓けると言うのに
甘ったれた私は一歩を迷ったまま
おばあちゃんになって行くよ






2003年01月20日(月)



【死】


人が死ぬのはとても呆気ない


大人たちはお通夜だお葬式だと集まる
子供達は恐々とそれを眺める
死を理解出来ずに
お祖父ちゃんは何処に行ったの?
と尋ねては 母が 泣く


人が死ぬのはとてもきっと
呆気ない
だから


だから


切実に何かを残したいと思うのだろう





2003年01月19日(日)



【雨】


アスファルトを濡らす雨
傘を深めに差して涙を隠した
解っていたよ
君の心が誰かに移った事ぐらいは
何年越しの片想いだと思ってる?
いつか僕を離れていくんだろう
一緒に居てもそう感じる距離が悲しかった

だからこれは必然なんだろう
僕と君はきっと彼氏彼女の関係を
築けていなかった


雨は君の傘も打ちつけているだろうか
行きはひとつ
帰りはふたつ
分かれてしまった傘


今ごろ君の傘も雨に濡れているだろうか





2003年01月18日(土)



【選んで】


きっと一瞬一瞬に小さな選択を
私達はいつも迫られていて
ひとつでも誤ると望まない方へと道は進む


どうして痩せたいのに
ダイエットは成功しないの?
どうして働きたいのに
仕事は見つからないの?


どうして?


何処かで私は
選択を間違えてるのかも知れない





2003年01月17日(金)



【歩道橋】


平屋で育ったアタシには
近くの歩道橋からの景色が
すべて だった
そこが 空に一番近い場所だった


もう使われる事の無い歩道橋


自殺ごっこもした
脳に橋下の景色を思い浮かべて飛ぶ
外じゃなくて 内がわに
そのちょっとのスリルが楽しかった

でも本当は空に近付きたかった
今もそこから見た鮮やかな夕陽だけが
眩しく脳裏に焼きついている


平屋で育ったアタシには
その歩道橋だけが空に近づける場所だった





2003年01月16日(木)



【枷】


この枷は誰が嵌めた
首にも手にも脚にも枷が


身動きが取れない
重くて 重くて 重くて


何が?
  ・・・オモイガ
誰が?
  ・・・アタシガ


この枷を嵌めたのは


イッタイ ダアレ





2003年01月15日(水)



【僕の声】


届くなら
届くなら
どうか届けて
僕の声


嗚呼君が泣いてる
ぽろぽろ泣いてる
どうか泣かないで
けれど
あまりに遠く
僕の声は届かない


どうして
どうして
こんなに離れてしまったの
遠くて声さえも届かないなんて
見ることしか出来ないなんて


嗚呼君が嘆いている
嘆いている
僕は見ているだけ


届けて
届けて
どうか誰か
僕の声を君に


どうか届けて






2003年01月14日(火)



【風】


強風が唸る
言葉が途切れる
耳鳴りが続く


嗚呼 君の声が聴こえない


強風が叫ぶ
髪がたなびく
視界が割れる


嗚呼 もう僕には君が見えない


嗚呼 だから
だから
死の淵から君の無事だけを祈る
きっと大丈夫
この風は君を護るもの
君を 護るもの


生まれ変わったら 僕は風になろう





2003年01月13日(月)



【この場所】


ぐちゃぐちゃな
思考を整理する


コトバを選んで
オモイを束ねて


まとまらない感情を
どうにかひとつに収束させようと
努力をしてみる


この場所はそんな場所
アタシがアタシを探す場所





2003年01月12日(日)



【抱え込むもの】


ひとり部屋で体育座りをした
脚を両腕で抱え込んで
小さく 小さく なった


抱え込むものは少ない


きっと未成熟なアタシは
アタシの気持ちしか
抱え込めないのだろう
余裕なんて何処にも無い


膝小僧に頭を乗せてみる
なんだか解らないけれど
涙がこぼれて来た


この気持ちしかアタシは抱え込めない
ごめんね





2003年01月11日(土)



【白い息】


冷たい空気が入るのにも構わずに
窓を開ける
吐く息が白い軌跡を描く


深夜1時半
時折走り去る車の音と
静かに光を届ける月と
それだけの世界で


アタシはまたひとつ白い息を吐く


生きてる証拠はこんなにも
儚く そして暖かい





2003年01月10日(金)



【救い】


救いなんてどこにあるの
この世界に


止まない銃弾
届かない悲鳴
泣き続ける子供達


神様がいない事に気付いて
祈る事も 願う事も止めて
もう救いなんて望まなくなった
でもそんなことはどうでもいい


ただ 愛を無くさずに
ただ 優しさを失わずに
どうか彼方の周りを慈しんで下さい


救いはそこから始まる
救いは神が与えるものではなく
人の手で 人の気持ちで


繋がっていくものだと信じたいから





2003年01月09日(木)



【君の手】


その鋼鉄の様な手に
どれだけ救われてるか
君は知らない
でも知らなくていいんだ


この気持ちは
僕だけのものだから


君は、知らなくていい
僕の気持ちに気付かなくていい


お互い辛くなるだけだから
気付かないで居て





2003年01月08日(水)



【世界】


ふと気付くと
足元に何かが絡み付いてる
動かないし動かせない

これは後悔なのか
それとも懺悔なのか
あるいは自責の念か
解らないけれど

足首に絡み付くものはまるで藻
きっとこのまま深海まで堕ちていくのね

息の出来ない世界まで
堕ちていくのね





2003年01月07日(火)



【ラジオ】


声が届く 貴方の声が
ラジカセの向こうから
深夜に届く愛しい声

一方通行の無駄な想いだと
解っているのに 知っているのに
幾度憧れを恋に変換するのか
何度思い込みの恋に逃げるのか

今日もラジオから聴こえる貴方の声に
擬似恋愛の想いを募らせるけれど
貴方は遠い人
自分の人生を狂わせるほどに愛しいけれど

偽り
嗚呼

ラジオの声が遠いわ
雑音に紛れて遠いわ

現実を感じて、遠いの





2003年01月06日(月)



【指輪の祈り】



君の左手に光る指輪
それには二人の愛が詰まっているね
妬みも嫉みも無いと言ったら嘘になるけど

幸せを祈る
幸せだけを祈る

これからどんどん幸せに向かう君を
どこか切なく寂しい気持ちで
私はきっと見送るのだろう

学生の頃には戻れない
友情の形も年々変化し
そうして変貌を遂げ
お互い楽な位置を見つけた

この距離がいいのだろう
遠すぎす 近すぎず
嫌な事は見せず

けれど
大事な友達である事に
今も昔も変わりは無いから

どうか君に指輪以上の
沢山の幸せが訪れますように
ただ 祈ろう
それしか出来ない私だから

せめて祈ろう





2003年01月04日(土)



【何処までも】



何処までも
何処までも
遥か彼方に憧れるけれど

今すべき事は目の前にあって
上ばかり見ていたら足元に躓いて
怪我をして泣いた

けどそれも無駄じゃない
いつかチカラになるだろう

何処までも
何処までも

遥か彼方に憧れて





2003年01月02日(木)



【道】



君が君の道を行くように
私も私の道を行こう

覚悟は決めたんだ
もう迷わない
たとえ仮にまた迷ったとしても
もう惑わされたりはしない

自分の道を行く
この道を行く

決めたんだ
23歳の覚悟

君が君の道を行くように
私は私の道を行く





2003年01月01日(水)



【新年】



あけましておめでとう

全てが新しく生まれ変わる訳では
勿論無いけれど

それでも新しい自分になれる事を
どうか信じて

今年1年の誓いを
破られる事の無い 誓いを

今日に 約束する








 


↑エンピツ投票ボタン


///My追加///
///世界が僕を拒んでも///