新世紀余話
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2003年03月25日(火) どうやら

 米英軍はバグダッドに迫りつつあるが、イラク側の抵抗は予期以上に激しく、戦争をイースターまでに片付けるという希望は遠のいてしまったようだ。


2003年03月20日(木) 本日開戦

 ある新聞によれば、
「定見がなく、勢力の強い者に従うことを事大という」

 この新聞の編集指針がまさにその「事大」なのだが、本当に勢力の強い者がなにか識別できず「事大」にさえならないのはいつものこと。
 人気球団の尻馬に乗って売り上げを伸ばしただけの定見なき三流紙なのに、日本をリードするような顔をされるのは困ったものだ。
 もっとも、定見のある者はこんな新聞の言うことなど真には受けない。

 戦争はスポーツとは別次元の出来事である。
 われわれの生活や人生に実際の影響をおよぼすだけに、観客席からの声援(と野次)だけで済ませられるものではない。

 今回の戦争は、日本も組み込まれている「パックス・アメリカーナ」の行き着いた先だろう。
 アメリカの参戦は日本の参戦なのだと自覚することが重要だ。
 それは、良きにせよ悪しきにせよ、アメリカ軍の行動を自分たちの行動として受け入れることを意味する。
 それができる者にだけ「パックス・アメリカーナ」による恩恵を享受することが許されるのだ。

 そうは言っても、アメリカの強引なやり方に反発を感じる日本人も多いだろう。
 国連のやり方を取るかアメリカのやり方を取るか、どちらにせよあなたはこの戦争を眺めるだけの立場ではなくなっている。
 もはや、観客席やテレビの前で強いチームを応援するような気分のままではいられない。


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