三十一文字
ナオコ



 書きかけ

好きで好きで仕方ないという感情を
あんなに甘く見てたなんて
私はやっぱりコドモだったのかも知れません。
頭からバリバリと丸ごと食べてしまいたいくらい
抱きしめて骨から全部私の腕の中で砕いてしまいたいくらい
気持ちは本当にもう募るばかりで
でも、「好き」という安易な言葉では
どうしても表現できないのです。
強い愛おしさは高まると攻撃欲と紙一重みたいで
気持ちを伝えられないもどかしさで
私は今日もあなたを噛んだり蹴ったりしています。



2005年10月21日(金)



 短歌*今日は暖かかったね

 ベランダはレノアの香り
   口の中『小春日和』と転がしている


 トランクス干す特権が愛しくて
   洗濯物に頬ずりする日

2005年10月15日(土)



 短歌*休日

 過ぎてから知ると言うけどあの頃も
   わかっていたよ『幸せ』だって


 自転車とモスのココアとベランダの干し物
   それが全てで良かった

2005年10月10日(月)
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