後悔日誌
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2003年06月29日(日) 桔梗


しばらく前、千葉駅周辺の循環バスその名も”ちーばす”を思いっきり笑ってやったことがあった。

ところが最近、我が国分寺にもそんなバスがやってきた。
その名も”ぶんバス”
あいたたた…。

100円で乗れる市内バス。
今は自治体で運営してるみたいだけど確かに助かる。
タクシー泣かせなこのバスは結構お客さん多いのだ。


朝顔市かも、なんて勘違いして入谷に行ってみたら残念ながら来週だった。
で、途方にくれているとここにもミニバスが!!

台東区を担当しているのは”めぐりん”というやつで結構レトロ調。
浅草やら三ノ輪やらなかなか美味しいところを回ってるのだ。

浅草は植木市。
気がつけば可愛らしい桔梗の鉢を買っていた。


淡い紫色の桔梗。
そいつを横目でちらりと見ながら日本酒をちびり。

最高ですな。



2003年06月28日(土) 翠露


諏訪にはいくつか酒蔵がある。

有名なのは真澄の宮坂醸造だろう。
立派なショールームがあって、さすがは諏訪のトップ。


でもあえて。
舞姫酒造という蔵へ行った。

というのも、ここには翠露というとっても美味しい生酒があるからなのだ。
見学をしたいと申し出ると、快く引き受けてくれたのは社長さん。
丁寧に説明してくれて本当に嬉しかった。
蔵の中のほのかな(お酒の)香りの中、色々なものを見た。
思ってた以上に機械がなくて、手作りのお酒なんだなぁと実感させられた。

仕込みの時期は冬場。
マイナスになる気温の中で24時間体制で造りに専念するそうだ。

お酒をしぼる頃に是非もう一度来てくださいと言われ蔵をあとにした。
出来たてのにごり酒を求めてもう一度諏訪に来ようか。

それもありだろう。



2003年06月27日(金) 国道471号線


富山の新湊にいた。

入港拒否された北朝鮮の船が燃料補給しているらしく、空には報道のヘリがたくさん飛んでいた。
これから家に帰る道のりを考えるとぞっとした。
なんでこんなに遠くに来ちゃったんだろう…。


日本海から信州に行く道のりは厳しい。
アルプスの山々が行く手を遮るから、当然山沿いの道を進むことになる。
富山から高山を経由してで安房峠を越えて松本へ出るか。(北アルプス西側ルート)
もしくは遠回りだけど糸魚川から松本に向かうか。(北アルプス東側ルート)
どちらも難所だ。


去年は自転車で糸魚川を目指したが、その時の道の悪さが忘れられなくて高山を経由することにした。


国道471号線へ。
途中には八尾(やつお)なんていう雰囲気のいい街並みがあったりして。
天気も良くて上々のスタートだったんだけど。
間もなくして不幸は訪れた。

「この先通行止、平成14年から当分の間」

看板を眺めながらまさかな、と思って先を急ぐ。
そもそも30kmくらい走ってきちゃったからここで引き返す訳にはいかない。
土砂崩れはあるものの走れない訳じゃないから。


なんとか岐阜県に入ると道はますます激しくなってきた。
まず、道路の上が小川のようになってた。
それでも対向車が来たので安心して進む。

すると…。

血の気の引くような光景。
道が全くなくて、川原をブルトーザが整地していた。
ありえない…。


ちょうど一年前に、高山の近くの林道で迷子になったときの事を思い出した。

「道路作れよ、岐阜県っっ」
半泣きで来た道を戻った、途中雨まで降ってきて更に哀れだった。


再び富山で”ますの寿司”を食べた。

お願いだから、富山から出してくれ…。
マジで。



2003年06月22日(日) 銚子


ペーパードライバーの彼女の運転で銚子まで。

助手席ってのは怖いもので、終始気になって仕方ない。
「車間、車間!!」とか「ブレーキ、ブレーキ!!!」とか
悲痛な叫びを繰り返し、気がついた頃には運転するよりぐったり疲れた。


犬吠埼。
叩きつける波が荒々しい。
岩場にはたくさんの家族連れが自然観察をしている。
平和な日曜日だな、と思った。

市場に寄ったり寿司屋さんに行ったり。
さすがに海の幸は良いものが揃っているね。
ここではとにかく地物の魚を食さないと。


お腹が一杯になって機嫌も良くなった彼女は助手席で熟睡。
誰もいない九十九里の道は快適そのもので、久し振りに運転楽しいなと思った。

銚子で隣の車にミラーがコツンと当たっちゃった事は二人だけの秘密。
当たった車のオーナーさん、気付いたらゴメンネ。



2003年06月19日(木) 当たり?


胃が痛くて何度も目が覚めた。
胃の中のものを全て吐き出して、胃薬を飲んで…。
それでも中からつねられたように痛い。
これはもう病院に行くしかない。
そう思って朝まで耐えていた。


ところが、痛みと戦うこと10時間。
意外にあっさり治っちゃったんです。

おっかなびっくり、うどんを食べたり。
消化の良さそうなもので調子を見る。
そんなに悪くはないようだ。


夜。
一週間前から腹を崩している父に言われた。

「おなかの調子が悪い時は冷たいビールよりぬるいほうがいいよ」
(そういう問題じゃないと思うが…笑)

言いつけ通りにビールを飲み干すとまた一言。

「おなかの調子が悪い時はやっぱ梅だな」

結局、腹の調子が悪くとも梅サワーまで飲んじゃって。
なかなか休肝日にはなりません。



2003年06月16日(月) 400円


御茶ノ水へ床屋と山の用品を眺めに行ってきた。

帰り道。
小腹がすいたので、駅前にある立ち食いの小汚いすし屋で腹ごしらえした。
味はいまいち、値段は一人前。
たいしたことなかった。

思わずもう一軒飛び込んだのはBAR。

聖橋口の隣の狭い入口がその店だ。
無愛想なマスターが一人で酒を作っている。
水割りを頼むと、カウンターに叩きつけるようにグラスを置かれた。
気の利かない店だなと思った。

早々と退こうと思ったがジンを出しているのを横目で見て気が変わった。
あと一杯くらいいいだろうとジンライムを頼んだ。

変な店。
カウンターが一枚だけの鰻の寝床のような店。
2階もあるけど、階段はきしんで今にも抜けそうだ。
マスターは歳で耳は悪いし、手の動きも悪い。
もう長くはないだろう…。


ご馳走様と立ち上がって、支払いを済ました。
その額、わずか400円。

なんか可笑しくて、笑っちゃった。



2003年06月15日(日) 紫陽花


珍しく、彼女が遠くに行きたいなんていうもんだから北鎌倉に行った。
ひっそりとした街に、可憐と咲く紫陽花を眺めるのもオツだ。
そんなつもりだった。


ところが!!

駅についても身動き一つ取れない混雑さ。
シーズンってだけでこんなに違うのか、驚いた。


観光地と現代人。
人の事は言えないが、デジタルな世の中だナァ。
紫陽花どころかお地蔵さんに至るまで、とにかくなんでも記録なのである。
あっと驚くお年寄りまでカメラ付き携帯でおおはしゃぎ。
アジサイ寺のお地蔵さんなんて、デジカメ十台くらいに囲まれちゃって。
あれはもう、さながら地蔵アイドル状態だったね。
こうなると、さすがに退いてしまった…。



ひとつ。
北鎌倉と鎌倉の間に面白い寺があるので紹介したい。

えんま寺と呼ばれるその寺は、円応寺といって本尊に閻魔大王座像がある。

人はこの世を去ると、冥界で十人の王様と会うそうです。
最初は七日ごとに七回、そして百日目、一年目、三年目。
閻魔大王は五番目の王様だったなんて、知らないでしょ。

この寺には、閻魔大王を囲むように他の九人の王様もいらっしゃいます。
死後の世界を説くお寺、機会があったらぜひ行ってみて下さい。
お勧めです。



2003年06月14日(土) 特装車


休みに入る度、羨ましく眺める車がある。
「キャンピングカー」
その響きと、威圧するようなボディに憧れる。


車で旅に出たら、きっと楽なんだろうな。
雨には濡れないし、荷物は詰めるし。
田舎に行けば、駐車場を気にすることもそうないだろう。

夢のような車にも見える。


いつか、車を寝床にした旅をしてみたい。
アジアからヨーロッパまで行っちゃうくらいの大旅行をしたい。
無理なのは分かっているんだけど。



オークションの格安物件を眺めながら思いを巡らせているのは楽しい。
でも、行動力と先立つものがないからいつまでも高嶺の花。



2003年06月12日(木) 完全犯罪


最近、どっかの小学校の男子便所が全部個室になったと聞いた。
学校で大きいほうの用を足そうとするとイジメにあっちゃうとか。
そんな話らしいんだけど。
確かに学校でトイレにいけない子供達は多いらしい。


うちらの時もそうやったナァ。
トイレの鍵が赤色になってるのを見たら下の隙間から靴をチェックしたり。
上から物を落としてみたり。
なーんか、突っ込みたくなるんだよね。
だから鍵を閉めないでしたり、やっぱ見つかんないようにしてたかもしれない。


そんなとある休み時間。
トイレで超大物のう○こが見つかった。
みんな大騒ぎしてクラスの男どころか、女子まで見にきた。
オレも見たけど、確かに騒ぐ価値はある一本だった。
そして、やがては罪の着せあいに発展していったのであった。

「お前がしたんだろ〜」
「違うよ!!」

ってな感じで。
アリバイない奴はかなり言われてたかも。








実はね。
それオレのだった・・・。






当時、バキュームカーの来る家に住んでいてね。
習慣って恐ろしいよね、家じゃ水流さなくていいんだもん(涙)





見つかると怖いからポーカーフェイスで逃げ切って。
やがて事件は迷宮入りしたっけ。


うちの小学校はたまーにそんな事件があった。
結構同志がいたんだよナァ。
まだ余罪もあるし(笑)



あの頃が懐かしい。



2003年06月11日(水) 驚愕便器


何気なく、ビックカメラで家電を見ていた。


冷蔵庫の前を過ぎ、洗濯機を眺め、食器洗い機のデモに感心し・・・。
ウォッシュレットコーナーの前を過ぎようとしたその時!!


うぃ〜ん。


殺気を感じて振り向くと便器ががばっと開いてるのね。
スーパーマリオに出てきたパックンフラワーみたいな感じでさ(謎)
さすがに驚いた。


でも、蓋だけ開いても男は困っちゃうね。
顔を見て、便座の開閉してくれたらもっと”おおっ!”とか言っちゃうのにな。
まだまだ考えが足りないな、と思ったりして。


それにしても和式のウォッシュレットって出来ないね・・・。
見たら爆笑、間違いナシなんだけど(笑)
いや、どっからノズル出てくるんでしょうか。
格好想像するだけで可笑しな気になってきたよ。


便器コーナーでこんなに楽しくなっちゃえるんだから。
オレって幸せだね。



2003年06月08日(日) 蝋燭


生ビールの形をした蝋燭の上で炎がちらちらと燃えている。
ジョッキに書かれた「やっと飲めるぞ〜」の文字に微笑した。
武勇伝を多く残す酒飲みだから、薬を飲んで禁酒してた頃は辛かったろうね。
当たり前だけど、遺影がとても良い顔をしていた。

線香をあげて帰途につく。
車窓に重ねるように、色々な思いが浮かんでは消えた。

命は紙一重。
果敢ないね。



2003年06月04日(水) 共有


最近手を染めたファイル共有ソフトは非常に便利で有り難い。
それこそ眠っているうちに、色々なファイルが集まってくる。

CDアルバムでは決して出て来ない、超ボーナストラックのような。
ラジオでちょこっと歌ったカバー曲なんかが見つかると嬉しい。
aikoの弾き語りにどっぷり浸かっているんだけど。

どこまでが著作権なんだろう。

線引きがわからない。



2003年06月03日(火) 西瓜


季節外れだけどスイカを食べた。
ほんのり甘くてみずみずしくて。
飲み疲れた胃に優しい感じがいい。

スイカを見ていたら夏を思い出した。
それは川原だったり、防波堤の上だったりするんだけど。
渓流で冷やしたスイカを割って食べたことなんか忘れられない。
それはもう美味しくて、赤い所が見えなくなるまでかじったっけ。

夏の果物の王様。
今年はどこでお会いできるかな?



2003年06月02日(月) 水の音


川の音。
ちょろちょろと止まる事ない水の音。

人生は川のよう。
激しい流れ、緩やかな流れ。
後戻りすることなく流れゆく。



海の音。
いつか聞いた波の音。

思い出は波のよう。
大波、小波、寄せては返す。



なんとなく。
頭の中で水の音。



2003年06月01日(日) 無念


携帯に残る泣きじゃくった伝言メモに目が覚めた。
兄を失い悲しむ姿が痛々しい。

この間会ったのが最初で最後になるなんて…。
一度くらい呼んでみたかったよ。


兄ちゃん。



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