後悔日誌
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2003年03月31日(月) 夜桜


時間は限られているし、体は一つしかないし。
やるべき事が山積で、つぶされそうな気分。
慌てながらの運転は、事故を起こしそうで嫌いだ。


ふと、遠くを眺めると大きな鳥居が見えた。
参道には露店が立ち並んでいる。
お祭りだな、なんて勘違いしていると一面の桜が目に飛び込んできた。
靖国神社だ。

戦争問題で賛否両論な所だが、初めて靖国の桜を眺めた。
印象はどこか厳粛な感じで、それでいて華やかだった。
できれば昼に参拝してみたい。


華やかな桜の花はやがて散り、地味な役になる。
また来年のこの日の為にせっせと葉を伸ばす桜も見てあげたいと思った。


桜の道を走っていたら癒された。
運転も大人に戻った。



2003年03月30日(日) 年度末


日曜日の深夜なのに道路が混んでいるのは年度末のせい。
首都高速は一斉に穴を掘り始めた。
ルートがいくつあっても、一斉に工事をされたのではたまらない。
今日も渋滞の為に高速料金を納めた。

高速道路って何ですか?



2003年03月28日(金) 納豆


自炊の生活だった学生時代。
毎日の朝食に欠かせなかったのが納豆だった。

食器洗いの煩わしさから、茶碗にラップを敷いたりして。
まさにキャンプ生活みたいな朝ご飯。
味噌汁はレトルトの袋もの、それで満足だった。


これまた時は流れ、職場では毎日美味しい食事が並ぶようになったけど。
本当は、そんなにたくさんいらない。
素朴な御飯で十分だよって思ってる。

今日も休み。
実家で過ごす休暇は、確かに体が休まる。


久し振りにラップを敷いて納豆ご飯を食べてみた。
懐かしい味がした。



2003年03月25日(火) 勝沼


東京から西へ一時間。
車は滑るように進んで、勝沼に入った。

ただ、温泉に行くだけの簡単な旅。
辿り着いたのは勝沼の山の上にある温泉だった。
あいにく天気も悪く、霧に包まれた露天風呂だったけど。
その開放感に日常を忘れた。


ふと雲が切れ、眼下に街が広がった。
快晴の夜なら、満天の星空と盆地の夜景が楽しめるだろう。


勝沼はワインの地。
温泉の近所でキャンプして、ワイングラスをのんびり傾けるなんてのもいいな。

時間はあっという間に過ぎるから。
時間を持て余すような使い方に憧れてしまう。



2003年03月24日(月) 景色


国分寺は史跡の街。
懐かしい通学路は武蔵国分寺跡と黒鐘公園に囲まれていて春は満開の桜になる。

まだかな、と桜のつぼみを眺めに出掛けると景色ががらっと変わっていた。

・・・ずいぶんきれいにしちゃったナァ。
国分寺跡は遊歩道とか、花壇とかが整備されて立派な公園になっていた。
一面の芝生だった昔の方が好きだったな、なんて過去を振り返ってみたりした。

桜はもう少し。

春を感じる陽射しが嬉しかった。



2003年03月22日(土) 望遠鏡


散歩をしたらアストロショップと書かれた古びた店を発見した。
陰に隠れてひっそりと営業しているその店の中には天体望遠鏡がギッシリ。

こんな所があったんだ・・・。

きっと、その道の人たちじゃ有名な店なんだろう。
でも東京じゃ、なかなか星も眺められないね。

なんだか寂しい。



2003年03月20日(木) 窮屈


久し振りに実家に帰ると、祖父が遊びに来ていた。
しばらくはノンビリしていくそうで、それは良いのだが・・・。

既に飽和状態の我が家に祖父と私と妹の恋人が陣取り合戦をしている。
布団は全部出払って、さながら難民キャンプ状態。

んで、TVの主導権も取られてしまったし。
な〜んか切ない。

仕方ないので夜起きて、昼寝ることにしているが微妙だ。
車で寝てみたり、寝袋に包まってみたり。

でも、まだちょっと寒いね。
春が恋しい。



2003年03月19日(水) 紅空


グラスを傾けていたらたまたま西日が当たった。

サンセットカクテルなんて粋だね。
グラスの中の氷の島が薄紅色に輝いていた。

最高の焼酎だ!



2003年03月11日(火) 熱演


大学生だった頃、ちょっと背伸びしてジャズのライブをよく見に行っていた。
スクーターで冬空の下、学割料金が使える第二部(22時〜23時)を愛用してたっけ。
寒かったけど、世話になったな。


何年振りになるんだろう。
久し振りに南青山に出向いた。

今回はジャズじゃなくて、ボサノバを見に行った。
メインのボーカルにお気に入りの歌手が出るのですっ飛んで行ったのだ。

遅い時間に入った割にはなかなか良い席が取れてしまって嬉しい。
あちこちで煙草の煙が立ち登り、もやがかかった頃、ライブが始まった。

生の演奏ってのは迫力があっていいよね。
特にパーカッションを打ってたお姉さんが凄くて参ってしまった。
オリジナル曲とスタンダードの取り合わせもよくて、文句無し。


ライブが終われば、店の外でずっとファンの人と交流タイム。
なんだかアットホームで、とても良かった。


たまにはライブに行かなくちゃ!



2003年03月10日(月) 特別


特別なんてことないけど、誕生日。
またひとつ、歳を取ることが出来た。

いつまで生きれるかなんか分からない。
だからこそ、価値があるんだね。



2003年03月04日(火) カメ鍋


仕事を終えて事務所に戻ると、缶詰がひとつ置いてあった。
恐る恐る見てみると、シータートルの文字が・・・。


いよいよ来たか・・・。
イラクの開戦より早く、闘いがやって来た。


噂ではかなり不味いらしい。
原材料名にはアオウミガメと表示されていているが一体どんな味なんだろう。
缶詰を空けると、どこの部分かさっぱりわからない肉が入っていた。


鍋に火をかけ、キャベツをどさっと入れてカメを煮込む。
あっという間にカメ肉から脂が出てくる。




それにしても、独特の味だった。

一応、食べれたけど。



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