- 2003年04月21日(月) 函館山
温泉に浸かり、宴会をした帰り道のこと。 ふと、登山道を見つけた。
空は満天の星空、綺麗な夜景が私を呼んでいた。
4月だというのに雪が降っただけあって、さすがに気温は低い。 まだ車両通行止めということもあって、車も通らない。
歩き始めて10分、後悔したことは登山靴と、懐中電灯がないこと。 真っ暗闇の階段を、携帯電話の灯りを頼りに登っていった。
函館山も怖い。 要塞の残骸があったり、自殺もあとを絶たないという話だし。 暗闇で、口笛を吹いたらカラスが大合唱を始めた。
30分も登ると景色は完全な雪景色になった。 ぎゅ、ぎゅと踏みしめながら登っていくとあっという間に頂上。
宝石箱からこぼしたような夜景は相変わらずの美しさ。 久し振りに缶コーヒー飲みながら休憩をした。
高校生の頃って、こんな感じだったな。 お酒飲まなくても、いろんなとこ出掛けて、いろんなもの見て。 それで、カップラーメンとか缶コーヒーで暖をとって。 あとは友と語ってれば時間がいくらあっても足りなかった。
なんか懐かしくて、いろいろ思い出してしまう。 そういや、ここへ初めて来たのは修学旅行だったっけ。
夜景の写真を数点収めて山を後にした。 少し、輝きが薄れたなと思ったのは見慣れたせいなのか。
もう少し、元気な街になってほしいな。 函館。
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