後悔日誌
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2002年02月24日(日) 酒場


学生時代に通った酒場に顔を出した。

門前仲町にあるこの酒場は魚三(うおさん)という。
行列のできる飲み屋ということで地元じゃなくとも有名。
低価格で新鮮な魚が食べれる、これがおじさん達の心をつかんで離さない。

最初に来たのは10代の頃だった。(ん?)
先輩に連れてきてもらったっけ。
帰った覚えは…ない。(爆)
あれからちびり、ちびりと通うようになる。

鰯刺し230円、アラ煮50円、お酒一杯180円。
だいたい1500円もあればほろ酔いを超えるくらいには飲めた。
とにかく飲みに行く日は楽しみで、昼からメニューが頭の中に回ってた。
金がナイナイって言いながらも、こんな金はあるのである。
不思議なもんでね。

酒場には酒場なりのルールがあった。
注文にしてもそう。隣のお客さんとのマナーもそう。
飲みに行く度に小言を頂いちゃうもんだから、参ったね。
でも、そうして一端の客になっていくんだろう。
ここはそんな店。
店員も客も協力しないと回らない。


今日もいつもと一緒。
焦らずメニューを眺めながら20分ほど待った。
肩が当たるくらいの狭い席だがここが特等席。
生ビールを頼み、乾杯をした頃には刺身が並びだす。
シメサバ、生たこ、そして鰯。
どれも美味しい。

食べるだけで幸せ。飲める喜び。
酒飲みで良かったと思える瞬間だ。

白子豆腐、大根煮。そして燗酒へ
2番手に頼んだのはこんなところ。
白子豆腐ってのは湯豆腐に白子が入ってるやつだ。
酢醤油に唐辛子という食べ方で頂く。
冬の時期であれば間違いなく頼んじゃう一品。

他にも牡蠣フライ、キス天、焼き蛤、トマト、もろきゅう、エシャレット…
なんかをちょこちょこと追加しながら飲み続ける。

最後はあら汁で。
これもお決まり。


閉店の22時が近づくと皆、帰る準備を始める。
続きはまた明日って感じかな。








明日は酒場に行ってみませんか?



2002年02月22日(金) 巡視船


いつも通りに昼食をとりながらニュースを見ていた。
雪印食品の経営存続が不可能になったそうだ。
大きい会社といえども、あっという間にこの結果である。
これは親会社の雪印乳業も大打撃を負うだろう。


さて、それに比べれば小さなニュースだったが不審船の調査が始まるそうだ。
賛否両論の不審船事件であるが、舐められっぱなしのままでは国が廃る。
いよいよ海上保安庁も腰をあげたというべきだろうか。


TVには私の乗っている船も登場した。
端っこの方にちょっこりと。(ちなみに保安庁とは全く関係ない船です…)
実は水中カメラの機材をみ込んだ巡視船”いず”の向かいに泊まっていたのだ。


横浜港16時。汽笛が3声聞こえた。
見送りも特にないし、側で見てても地味そのもの。
後姿を見送ったが、なんだか頼りない感じだ。


船はあっという間に小さくなっていった。


不安定な気象条件の中で、その場に留まり調査を進めるのは大変だろう。
さて、どんな結果になるものか。
楽しみである。



2002年02月20日(水) 桜


照れながら若いのが報告に来た。
「子供、産まれました。」


随分と遠回りしてきた彼である。
その喜びは顔を見るだけでも伝わってきた。


女の子ということで名前はサクラ(漢字は知らないけど)という。
どうやらお父さんからの希望もあったそうだ。
奈良の吉野の方で暮らしてるから、吉野の桜で丁度いいな、なんて思うけど。
そんな簡単じゃないか。(笑)


「誕生日がねぇ、僕と一日違いなんですよ。惜しかったなー。」


聞かなくても、しゃべり続けちゃう病になっちゃった彼。
もう親バカになっちゃって…。
なんて嬉しいやら、悲しいやら。



2002年02月17日(日) 空腹感


ひどい二日酔いから立ち直り、体が食事を求めていた。
こんな時は蕎麦かうどんに限る。


ふと、元町にあるうどん屋を尋ねる。
神戸の中華街は春迎祭だとかで大変な賑わいだ。
警察が出て入場制限を行うほどで、あちこちで威勢のいい声が聞こえる。
通行人は我先にと歩きたがるし、買い物客は負けじとどかないし。
あちこちで小競り合い。まるで戦場だ。


うどん屋も大繁盛だった。
4人掛けのテーブルに4人が相席した。
私の前には女の子。(//∇//) テレテレ
お見合いみたいで気まずい。(←と思ってるだけ)
今回は鴨うどんを頼んでみた。


二日酔いさえなければ今頃は四国にいただろうに・・・。
最初は山登り、なんて言ってたのだが讃岐うどんを食べに行きたかった。
あの茹でたてうどんにカボスなんかを絞って生醤油で頂くなんて…。
ヨダレもんである。
が、二日酔いには勝てなかった。
既に30時間くらい何も口にしていない。


鴨うどんがやってきた。
関西らしい薄味のだしに、脂分の少ない鴨肉がからむ。
なんとも優しそうな食べ物である。
のんびり、じっくりと味わう。


うどん屋をあとにして元町のアーケードを歩いていると龍の舞踏が始まった。
ドラが一斉に鳴り響いて迫力がある。
デジカメで撮ろうとするが速すぎて絵にならない。
大勢で練りまわす龍は商店街の中を泳ぎまくっている。


後ろの方で、それと負けないくらいの威勢のいい声が聞こえていた。
観光客相手に使い捨てカメラを売る出店が出ていたのだが、見てびっくり。
さっきの向かいに座ってた子じゃないか。


うどん食べてた姿と、大きな声で売り込む姿のギャップがなんか可笑しくて。
一人笑いながら、元町アーケードを抜けた。



2002年02月15日(金) 攻撃


恐ろしいことに攻撃を受けた。
ファイアウォールが反応し、警告が画面に表示された。
どこぞのお客さんだろうか。
私のパソコンに侵入してくるなんて物好きな奴である。
とはいえ…パソコンの中には個人情報たっぷりだ。
丁寧にお帰りして頂いた。


ネットの巡回やチャットなど、常時接続で行動範囲は広がっている。
何かちょっとしたことでも、ついネットを利用するだけにショックも大きい。


物好きなハッカーは、トロイの木馬型のウイルスを仕込みにきたようだ。
なんて恐ろしい奴だ…。
いつもは邪魔で仕方ないウイルスソフトが頼もしく見える。
やはり防衛は必要である。


常時接続の怖い話を聞いたことがある。
友人はADSLだが度々の侵入の後、パスワードを盗まれたそうだ。
勝手に書き変えられ、ログイン出来なくなったとか…。
結局、新しいパスの申請をして事無きを得たが、必要なとき以外は接続するのをやめたそうだ。
せっかくの常時接続もリスクが大きい。


表示されたIPアドレスから侵入元を絞っていった。
驚いた事に韓国からの攻撃だった。



2002年02月14日(木) 寿命


デジカメの写真を整理していたら我が家の猫の写真があった。
まだ1年も生きてないその猫は、想像できないくらい痩せていて痛々しい。


…我が家は団地だ。
飼っちゃいけないのは知っているがマイ妹が連れてきたのが始まりだった。
3日預かる約束が1週間になって、気付いた頃には家族の一員になっていた。
たまに家に帰るとどんどん成長していて楽しかった。
結構、性格の悪い子で怒られたりしても仕返しは欠かさない。
油断したところをパクリなんてする奴だった。
少なくとも年末年始の頃までは元気だったと思う。


家の中も随分暗くなったものだ。
元気なく擦り寄る猫の悲痛な泣き声。
病院の診断はこうだ。

猫には三大伝染病ってのがある。
ひとつは白血病。
それから猫エイズ。
そして腹膜炎。
猫にエイズがあるなんてのも初めて知ったが、うちの猫は腹膜炎だった。
片目は半分濁ってきちゃったし、お腹の辺りはもうガリガリだ。
いつまで持つのかわからない。


子猫だった数ヶ月前の写真と今の写真。
並べてみると胸が痛い。
一瞬の一生。

今日も元気かな。なんて空に聞いてみたバレンタインデーだった。



2002年02月13日(水) 真鍮


久し振りの旋盤だ。(工作機械です)
緊張しながら創作活動。

凄腕の旋盤使いがたくさんいる我が職場では滅多に触る事はないこの機械。
見かけはごっついのに0.05mmのの単位で仕上げる繊細なやつ。
鉄の棒もあっという間に形を変える。

楽しいナァ。。。

今日の素材は真鍮(しんちゅう)だ。
真鍮はやわらかい。すいすい削れていくので面白い。
そして綺麗。しっかり磨いてあげれば金のように輝く。

決して遊んでるわけじゃないんだけどね。

出来上がった作品を横目に一杯やるなんて。
なんかいい日だな。



2002年02月12日(火) のぞみ


神戸へ向かうのに新幹線を使った。
最近は飛行機の方が多いので本当に暫らく振りである。
ちょっと特別な気分でホームへ向かう。

いつのまにか新幹線もすっかり形が変わっていて700系と呼ばれるのぞみ号はなんだかへんてこな形をしている。
早そうなんだけど、どうにも格好が悪い。

さて、乗ってびっくり。
中はサラリーマンのおやじ達ONLY。
あちこちで缶ビール空けてるし、弁当の匂いと入り混じって異様…。
これが電車旅っていったらそうかもしれんがなんだか虚しい。
ちなみに探検で行った喫煙車両なんかもっと悲惨。
煙で向こうが見えないくらい。
ここに3時間もいたらすっかり燻製になりそうだ。

食堂車なんてついてないし。
理想と現実のギャップに苦しむ。
椅子はちょこっとは広いけど、なんだか落ち着かない。
夜ってのもあって本当に退屈な3時間だった。

ちょこっと馴染みのバーに寄り道してみた。
いつから帰ってたんですか?なんて言われて複雑な気分になった。



2002年02月04日(月) エンコウ


エンコウやって4年が経った。
初めてやった時はドキドキしたものだが今は普通かな。

それでもやはり思い出に残るものです。エンコウ。




こんにちは!
かずきちゃんです。



冒頭を読んでギョッとしましたね!
この人、危ないんちゃうかってね。



大丈夫!
心配しないで下さい。




今日のお題目は遠洋航海です。




そもそも何でも略すからいけない訳です。

多分、遠洋航海をエンコウという言い方は昔から存在していたはずです。

でも、何故かエンコウ=援助交際の方が有名になってしまったのです。






さあ、大変!





私の職場では良く使います。エンコウ。


飲みにいった時もよく話します。



「今年のエンコウはパッとしないよね〜。」



とか



「エンコウ行くからお金貯めとかなきゃ!」



なんて。



店員さん達、驚いて振り向きます。





いやいや、違うぞ。誤解しないでね。

なんて顔しながら心の中ではニヤリ。

いつもながら楽しんでしまいます。




さて、来年度のエンコウは凄い!

日本からパナマ運河を通りブラジルへ、そして南アフリカの喜望峰(ケープタウン)。

船は東回りに世界一周。

大航海時代でない今も海のロマンを感じるコースである。




行きたかったナァ…。
ケープタウン。



2002年02月03日(日) 来島海峡


兄弟船で有名な来島海峡を航過した。
激流ゆえに潮によって航路が変わるという不思議な所である。
綿密にスケジュールを立て、潮が弱いタイミングにさっと抜ける。
海上交通の難所のひとつだ。

まだ出来たばかりの、しまなみ海道。
立派な橋脚がいくつも連なり島から島へ、飛び石を渡るように道路が続く。
橋の下にはたくさんの漁船群。
やはり海峡は魚がよく取れるのだろう。
思わず口ずさんじゃいそうな雰囲気。(笑)

船尾に行くと小さなカモメ達が飛び回ってる。
あんまりかわいいから部屋まで戻り、クラッカーをプレゼント。
まだまだ子供のカモメだね。
大人のカモメは何処にいるのやら。

そんなことを考えていたら、なんだか眠くなってきた。
オヤスミナサイ。



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