- 2001年12月24日(月) 天文館
クリスマスイブ。 恋人たちの特別な日。
私はいつものように酒を求め歩き回っていた。 鹿児島の繁華街、天文館周辺。 相変わらず賑やかで、安心する。
既に桜島の温泉で汗を流し、生ビールを頂戴している私は上機嫌。 今度はラーメン屋へ入り焼酎で一杯。 もちろん土産も買わなくちゃってことで酒屋に走った。 が、なかなかないのである。酒屋が。
で、実績もあるからってことで駆け込んだのが山形屋。 九州じゃよく見かけるデパートだ。 地下の酒屋に駆け込むとスパークリングワインの試飲をやっていた。 さすがはイブだけあって、よく売れている。
棚を見上げれば芋焼酎がズラリ。 おお、神よ…。
素敵なプレゼントを引っさげて飲み屋へと移動する。 地鶏の刺身、きびなごの串焼き、薩摩揚げなどなど。 どれも美味しいものばかり。酒のピッチが上がる。
…時間だ。 沖からボートでやってきた私は定刻で帰らなければならない。 あっという間に5時間の上陸は終わり、21時に鹿児島港を発った。
街の明かりが遠のいていく。 真っ暗闇の海。灯台の灯りだけが道しるべ。 空高くには誇らしげにオリオン座が輝いていた。
さよなら鹿児島。 またいつか…ね。
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