絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


かめ         2003年12月26日(金)

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かめのぬいぐるみ

ぷふっ。これはマズイだろう。
テンペラでやったらもう少し
重厚さが出たかもしれないが、
水彩のこの軽さ、モチーフのこのやばさ、
絵画畑の人間はもう失笑したくなるわね。

かめの絵、額装

額装してみたら、部屋には置きやすいなと、
お子に見せたら、案定気に入ったようで、
誰に見せるかで自分の中で価値が激変し、また失笑。

木曜話していたんだけれど、陶芸でも何でも、
会場でいいな、と思う作品と、
買ってきて家に置きたい作品は違うんだそうで、
作品と日用品は違う、
欲しいと思うものは、質や技を越えたフィーリング。
なかなかなかなか、意味深長ー。

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Information 正月イベント参加のお知らせ。

1月3日、津田沼ユザワヤ4Fフリマに参加します。
小さいハガキ大サイズの絵と、ポストカードを出品予定、
気が向いた人は遊びに来てください。 10:30〜3:00まで。

by HPY


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かしいだひょうたん         2003年12月25日(木)

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ちょっとかしいだひょうたん

たたずまいが、女性がちょっと腰をひねって
立っているような、そんな感じがいいな、と。

ペン、テンペラ、油彩。
イメージをつかむのが早くなってきたかな。

by HPY


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枝付き柿と、記憶切れ         2003年12月19日(金)

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柿

最後にまだ残っていた、モチーフの柿。
前回失敗を繰り返さないように、描く。
よくある感じの絵になっちゃったけれど、今回は良しとする。

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額装-ドライフラワー

こちら、額装してみる。
お義母さん、お子に感想聞くと、なかなかいい反応。
「綺麗ね、……でもこれ、何かしら?」
と、じーっと絵を見つめながら考えている。
第二声は何か、固唾を飲んで見守るわたくし。
ウシシ…、これは楽しい。(^*^)

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ドライフラワーと格子床

時間が余ったので、(余ったので?)
何をしようか??あれ??

そういえば透視図法なんか勉強してたっけ。
どこかで記憶が切れている。
じゃぁ、このモチーフを再度チャレンジして、
モノは透視空間の中に置こうと、
構図を変え、下図から再度案を練ってみる。

by HPY


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ツリーもどき         2003年12月16日(火)

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ドライフラワー

制作時間3.5時間。
本画前の軽い前哨戦だったはずなのに、
どんどん伸びるなぁ。(^^ゞ

今回はちょっと失敗。
ドライフラワーの明るさを出そうとしたんだけれど、
バックを黒くしすぎ、明暗が極端すぎ。
塗りつぶすと平面的になる。
べたっと塗らないように注意、かな。

by HPY


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一日素描〜ドライフラワー         2003年12月15日(月)

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ドライフラワー

水彩用のボードをB6サイズに切って使うことにした。
キャンバスも考えたが、吸収性の良い紙地で。
気軽にはじめてしっかり描写、
この一日素描、わたしにとっては美味しいとこだらけ。

ペラの紙と比べ支持体がしっかりすると、
やっぱり絵の具の食いつきが違う。
細部や固有色にとらわれずに、
朱や黄色を全体的にこすりこむように塗り散らす。
細い筆で白テンペラ、黒系油彩で細部を詰めて、
適当なところで切り上げる。所要時間2.5時間。

目標は一日一素描。
目標は「できない・もうイヤだ」を払拭し、
いいイメージをためること。

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機械部品

さて、久しぶりにお目見えするこっちの絵。
「もう飽きたよ、これ」が第一声。
しかし今日の計画通り、一日素描の後に描く。

花のように複雑で細かいモチーフでさえ、
細部をぶっとばして色づけOKなんだから、
このモチーフに細部ばかりミクロアイで見つめているのは
奇妙な気がして、
右が、左が、と部分的に見るのではなく、
細部をつぶして全体を見ながら作業を進める。

効いてる作業だけの積み重ね、嫌味な時もあるけれど、
目的は、四角い画面を魅せることであって、
虫眼鏡で部分拡大で覗くわけではないのだから、
このバランス、大事だよね。

by HPY


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「青い布」手順記録         2003年12月12日(金)

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青い布

紙に鉛筆であたりを取り、ペン素描。
描きだし:テンペラ黄で明部。
(朱や他の色も下地色としてこの段階で入れた方が良かったか?)
固有色の青をテンペラで塗る。

暗部を中心に効かせの色数を増やす。
白浮きだし。テンペラ。暗部・黒系油彩で描写。
明暗対比でボリュームが出るまで繰り返す。

by HPY


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額装。陶芸絵付け。         2003年12月11日(木)

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額装した「カエルの傘」 額装した「チャッカマン式ライター」

カエルの傘は評判が良く、
最初、「それ何ですか〜?」と来て、
「あ〜、カエルだぁ〜」
「あっ、傘なんだぁ〜、へぇ〜面白いですね〜」
というのがおおむね。(ニマリ)
「なんだか分からないのがいいですね〜」とくくられ、ご満悦。

写真額を買って額装してみた。

相棒に、「これフリマに出そうと思ってるんだ」と言うと、
速攻で「じゃ、俺買う」ということで
家庭内売買契約成立。

写真額のサービス版を買って、
もうひとつも入れてみた。
やっぱ色あった方がいいなぁ、と着彩する。
落款を押して、再び悦に入る。
小さいサイズだと、絵画用の額にこだわることはないんだね。

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有田焼の部分模写 朝鮮焼き物の部分模写

昨日までの憂いも完全解決し、
縁あって、陶芸の絵付けについて調べもの。
陶芸の歴史&紹介本の世界版と日本版にざっと目を通す。

ちょっと真似して描いてみた。
長い線を面相筆でびゅ〜っと引くのが慣れてなくて難しい。
明暗や色の関係も、独特だなぁ。

by HPY


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ショート         2003年12月10日(水)

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ボールペン・素描

ちょっと頭がおかしくなっていて、集中力ゼロ。眠い。
それでもせっかくアトリエに来たんだし、
1枚くらい描こうとスケッチ。
車輪が大きくずれたので、ジェッソ白で訂正する。

by HPY


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作業量と技術とお金         2003年12月09日(火)

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テンペラ・素描

なんか描きづらいと思ったら、
紙にジェッソが塗ってあった。
ペン素描の上にインクを塗ると、ぬるぬる剥がれてしまう。
ちっ……。しまった。

テンペラは平気なので、構わず塗り重ねる。
今回、ほとんど色を混ぜずに原色を塗っている。
陶器絵付けの参考になるかなぁ。

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わたしはお金に疎い。
無頓着だと言っていい。

お金には疎いが、数字は気になる。
そのさ、仕事って、実質的な仕事量(時間と枚数とか)、
技術料(その人の最大の売り。経験値が加わる場合もあり。)
仕入れがある場合はかかった経費を乗せて、
それと相場とお客さんの懐具合を考慮に入れて、
自分で自分に価格をつけるわけ。

絶対的に分かりやすいのは、数値で計れる経費と仕事量。
これの価格は売買双方納得しやすいが、
問題は技術にいくら値段をつけるのか。
だから「価格=自分の価値」という錯覚に陥る。

もちろん買う方は「いい品安く」は大歓迎だろうけれど、
あんまりその傾向がひどくなると、
技術料は限りなくゼロに近づくわけだから、
職人泣かせだよね、ホント。
その上でさらに買いたたかれた日にやぁ、残ってたプライドも粉々。

こんなに苦労して取得した技術はなんなんだろう、って、
今更悩む話じゃないけれど、深く襲う徒労感。はぁ…。
やる気なくなるよね。やるけど。

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手を抜けない性格で、
全力で仕事をするのが好きだ。

全力で駆け抜けて、息を切らせて頂上へたどり着き、
景色はとても良かったのだけれど、
見つけた数値の少なさに、
これなら走らない方が良かった、と愚痴を言う。
与えられる数値は、最初から分かっているのに。

仕事はいつも、一生懸命やればやるほど作業量が底なし。
だからいつも、絵以外の仕事は引き受けまいと誓うのだけれど、
情が深いわけでもないくせに、八方美人の安請け合い。

しかし始めると、
新案が雲のように次から次へと湧いてきて、
面白くて止まらないのも事実。

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はぁ……。
愚痴が出るのは、やっぱり作業量・技術料と、
報酬の不釣り合い感から出るものなんだよね。
そういや以前、報酬値上げしてもらったら、
ぱたっと自分の中で愚痴がなくなり
仕事により一層打ち込むようになった事があったなぁ。
あとは完全に諦めるか。(;_;)

そもそもわたしは最初から
自分の中でのギリギリ最低価格を表示しちゃうから、
大抵、作業量と価格が合わないことになる。
見積もり甘いってヤツだ。
そんで愚痴を言ってりゃ世話ないよね。

会社にいた時は、後からおそらく容赦なく来るであろう、
クライアントの様々な要望に応えられるよう、
見積もりは2〜3倍で提示し、その上で受注を取り、
問題なければ、納品後値引きしろ、と言われてたが、
その必要性が今、トンと身にしみる。
追加料金より値引きの方が、お客さんも好きだよねぇ。

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さてどうしたものかなぁ。
なんだかんだといろいろ勉強させてもらったな。
そろそろ元の絵描きの生活に戻るか。

by HPY


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素描、傘         2003年12月05日(金)

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そういえば、世界素描体系を絵画教室へ持っていった。
モノトーンで描き散らした素描群を見て
反応があるのは、やはりテンペラ描きやペン画描き、
正確な素描を目標に習得中の方たち。

そのキラキラした反応を見ていると、
わたしもこの本にはじめて出会った感覚を思い起こし、
一層大切に思えてくるから不思議。
素描愛好家仲間が増えると、とても嬉しい。(^_^)

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テンペラ・クロッキー

雨が降って、傘をさす。
アトリエに無造作に置く、折りたたみの傘。
なにげなく、折れてる周りの空間や形に複雑で面白い。

ペン・テンペラ。
ちょっとした着彩にも水彩を使わずに、
当分、本画と同じ道具で描いてみようかな。

前回描いた傘は、「より添う(男女)」という趣があったけれど、
顔を描いたからでしょう、今回はユーモラスだわね。

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機械(部品)

機械は上面はだいたい描いて、
遠目で見ると、ぜんっぜん効いてないよう気がするんだけれど、
めげずに、
下・影部分を描く。

朱をさらに朱くしてみる。

by HPY


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クロッキー         2003年12月03日(水)

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先週分の日記を書くのを忘れてしまったのでまとめて。

クロッキー クロッキー

月…病院に行く。検査結果。要するに何もなし。
それで半日以上つぶれるのは参った。夕方以降は飛び入り仕事。

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火…知り合いの先生の家へ。そのまま毎月パソの家庭教師をすることに。
午後、知り合いの先生の個展×2へ。
なんかねぇ。どちらも60歳前後の先生。
この類の絵が受け付けないとは、世代格差か?!

絵が器用で浅いような気がする。
多作でボコボコできちゃうのも疑問。
もっと、一枚の絵を愛せるから、わたし、
年をとると、執着が薄れるのか、
考え方も変わるのか。

先生、先生と黄色い声をあげて褒め称えられ、
久々に取り巻き軍団を見た。

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火の夜はつづきがあって、オーストリアの弦楽四重奏を聞きに行った。
これは良かったなぁ。クラッシックから現代音楽まで。良かった。
良かったけれど、ホールを出た瞬間から、
楽しかった・良かった記憶だけで、具体的に何も覚えていない。
音楽会って、ホント、時間の共有。

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クロッキー

水…やっとアトリエへ。
またクロッキーをやりだすことに。
最近、透視図法の練習ばかりだったし、
疲れるだの目が痛いだの仕事があるだの、なんだかんだと
電車の中でクロッキー全然やってない。

クロッキーや素描力は、体力作りみたいなものだから、
久々にやったら、息があがっちゃったよ。

ここ2ヶ月ほど1枚も作品仕上げてなくて、
焦る気持ちもあるだろうけれど、
それでも、一日1時間でもウォーミングアップに
クロッキーや素描の時間をあてるのは、
自分にとって必要なこと。

引出増やしとかないと枯れてしまうし、
目的以外のことを、いろいろ遊んだりした方が、
後々いい肥やしになるだろうね。

by HPY


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