絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


あぁ疲れた         2001年05月31日(木)

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制作中!

いろいろと時間の無駄なようなことをしているなぁ。
昨日は日記用の掲示板、憧れのツリー掲示板を
見つけることに興奮してました。
いやー、なんにせよ感動すると言うことは
良いことだということにしてしまおう。

ツリー掲示板に憧れたのは、会社の掲示板が使いやすかったから。
シンプルなKent Web(http://www.kent-web.com/)の掲示板、
ワード検索もできるし、レスついたら一番上にいくし、
ツリーの親記事前の記号をクリックすると
そのツリー全体が見渡せるし……で超気に入っていたんですよね。

でも、KentのWebにいったら、
ある程度加工しないと使えないんで諦めていた……。
CGIは分からないよ。(会社では勉強しなくちゃいけないんだけれど)

絵の話をすれば、月曜日は絵が絶好調で、
会社休職してから半年、
初めて絵を描くことが楽しい!嬉しい!と
思えたような気分でした。

そんで、火曜日は風邪ひいてダウンーーー!
2月もダウンしたんですよね。気管支炎ってくせになるのかな。
もともと咳はよく出る人なのですが、
昨晩もげほげほうるさいでやんの。

絵を描いて絶好調だったのは、
今まで影の色を何にするかですごく悩んでいたのです。
鉛筆の色、黒、黒系、茶黒系、で描くと
どうしても色が汚く見える。
薄汚れて見えるので……。

色は難しいです。
でも、月曜日のあの嬉しさは
熱に浮かされた錯覚だったのかな。
もう木曜日かぁ。はぁ。
午前中遊んじゃったから、今から頑張ろう。
ゲホゲホ。

by HPY


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画廊のお話         2001年05月24日(木)

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画廊に行って来ました。個展契約するのは初めてです。
1年すっとばしてるんだよね。迷惑かけています。
でも、ありがたいことに、すっとばしても
何も文句を言わなくて、いろいろと貴重なお話を
していただくことができました。
ホントありがたいことだ!!!!!!

作品写真のついたDM用はがきを持っていきました。
正直言うと、テンペラでの細密系の絵が
メインになる予定だったのですが、印刷に
間に合わなかったのね。やばいじゃん。

で、私はもう緻密に描かないと、人様から認められない
という妙なコンプレックス持っているから、
「あ"ーも"ーダミだー。怒られちゃうー(?)」とか
ドキドキしながら、
数時間で描いた(でもお気に入りの)色日記のDMを
持っていきました。

なんか別にそれほど悪くないように言われて、
まぁ画廊の人だから最初はお世辞だろうと思っていたのですが、
だんだん話を聞く内に、
他人様のお世辞でもいいじゃないか!!!
自分の世界と自分を大事にしよう!!!
という気持ちになったりして。
色日記でも抽象でも私が描いた私の世界なんだし、
それを自分でけなしてどおする!!という感じです。

他の画家仲間に言ったら
「順調じゃん〜〜あたしなんか〜〜〜」的な事を
言われたけれど、まぁ、それは私のできる範疇にないじゃん。

絵描いてきて、学生も卒業してなんだか分からない身分が
もう10年くらいになるけれど、
短距離走は走れなくなってきているけれど、
それなりに頑張ろうっと。

by HPY


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イタリアルネッサンス展         2001年05月23日(水)

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今日は画廊に行きました。展覧会DM持って。
まぁその話は次の日にするとして……

イタリアルネッサンス展(西洋美術館)http://www.nmwa.go.jp/index-j.html
ヴェネツィア展(上野の森美術館)http://www.ueno-mori.org/venezia/に行きましたか?

どちらも入場料1,300円もするのですが、
結論から言うと、
質・量と共にイタリアルネッサンスは良かったです。

ちょっと今メモをなくしましたが、
えっと思うような有名どころの作品がたくさん来ていました。
すごい。

などなど。

複雑な気分だったのは、ミケランジェロの「ブルータス」
……見飽きたっつーか新たな感動があんまりなかった。
元受験生の哀しみ。

たまげたのはボッティチェッリ。
巨大なフレスコ画なのに、全部面相でハッチングしてある。
壁とか柱までも。本当は何人くらいで描いたのだろうか……。
一人とは信じられない。支持体で変わっていたのは、
銅板の他、象牙という作品があったこと。
板絵はもちろんたくさんありました。
板にテンペラ、板に油、カンバスにテンペラ、
カンバスに油など。
面白かったのは、モザイクです。えらい現代的です。

ヴェネツィア展の不満は、入場料が高かった。
クロークで並んだ。トイレが込んでいて並んだ。
作品が少なくあまり好きではなかった。
またクロークで並んで、SHOPが出口なので
なかなか出るにも出られなかった(商魂たくましいぞ)です。

逆に西洋美術館の不満は、3:30頃入場したのに、
常設展が途中までしか見られなかったことです。
新設とか小企画展とかたくさんあったのに。ほあ。

雨でとても空いていました。

by HPY


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立つ子供         2001年05月11日(金)

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立つ子供

油絵とテンペラの混合技法をやっているが、オイルが思うようにいかない。
予想よりもずっとてかてかしてしまう。
テンペラの下地もグレーを暗色に使ってうまくいくと思ったけれど、
予想よりもずっと黒ずんで濁ってしまう。

鉛筆でのエスキースを久しぶりにしてみた。なんか見えてくるかな。
でも、水彩紙に描くと色のノリはいいけれど、 鉛筆の描写には適さない。

石膏地をやすりで丁寧に磨いてみた。するとケント紙のようになった。
今度は石膏地に鉛筆で描いてみよう。

Zaborov は、私が昔見てとても好きだった絵の人かもしれない。
彼は鉛筆で描いているらしい。

by HPY


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5月前半にしたこと         2001年05月10日(木)

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5月前半にした事


もう、5月前半が終わってしまった。早いなぁ。やばいなぁ。

7月に展覧会をするのでDMを版下から作った。
Illustratorはかなり忘れていて、
それにDTPの版下は初めてなのでやたら時間がかかった。
デザインもテストプリントするたびに気に入らなくて微調整。
でも、原稿の書き方はさほど間違っていなかったようで、
Winデータでも調整可で印刷屋さんに通ったので嬉しい。


クラフト展に参加した。
フリマ感覚でがんがん売りまくって生活する、
クラフト作家達が新鮮だった。
いろいろとしゃべったり、
一緒に出品した古い友人と夕食を食べたり・・・。
結婚して4年になるけど、最近子供のことばっかりで、
こうやって友人とごはんたべるの数年ぶり・・・だなぁ。
前ほどパワーがない、と言われた。 う・・図星だよなぁ。

何を見てもあんまり感動ないものな。
どうすれば疲れがとれるんでしょうね。(^^;


本を読んだ。図書館で借りた本。

佐々木豊 「画風泥棒」 
・・ これは超面白かった。
今!を感じたなぁ。・・・と言っても絵画の歴史は長いから、
今というのはここ10年くらいの話だけれど。
80号に1日12時間3ヶ月かかった、という人の、
でも、やっぱりエスキースの方がいいって言われたんだよ、
という所がショックだった。
私の制作スピードもそんな感じだ。
以前、20号一日14時間くらい描いて2ヶ月かかって、
やっぱり未完に見えて、かなりやりきれなかったもの。
描きすぎの悲劇というか。時間をかければいいってもんじゃないし、
かえって最初の新鮮な感動は、
忍耐によってうち消されてしまうだろう。
うんうん、そうだよね!って。
自分の未完の作品を見ると頭かかえちゃうけれど、
他の人のエスキースやデッサン展覧会でみるのは、
時に本画よりも好き。

絵画界最後のスター絹谷幸二、と言いきってしまうノリも面白かった。
絹谷の 一般デビュー(?)はオリンピックのポスター画、だそうで、
「メディアとして影響力がなくなった絵画」というのが、
現状把握していて良いな。
あと、泥棒というか、本歌取りみたいな感じで、
工房はなくても過去の遺産を引き継いでいく
・・・というところが好きでした。

アメリア・アレナス 「なぜこれがアートなの?」
・・・うん。これも面白かった。
検索エンジンで調べたら、すごーくたくさんヒットして、
改めてこの本の影響力はものすごいかったんだなぁ!と思ったよ。
 水戸芸術館 なぜこれがアートなの?企画展(1998/12/19〜1999/3/22)
 Artscape なぜこれがアートなの?現代美術の入門企画

クリックすれば分かるけれど、すごーくたくさんの人が展覧会レビュー書いてます。
賛否両論。一般の人の議論の対象となってすごく活気あるってすごいと思った。

水木しげる 「妖しい楽園」
 ・・・水木しげるは大好き!短編集が好きなんだよなぁ。
絵もめちゃめちゃ綺麗!
水木しげるのホームページもなんかすごいです。見てるとコワイ。
80歳すぎてもアバンギャルドだね。

岩松是親 「絵のある暮らしのすすめ」 
・・・ 真面目な本で参考になった。作品を買うときのポイントなど。
額縁の話も面白かったな。


思わず買ってしまった本。

[アート編]
続・公募展に出品しよう (ギャラリーステーション
新・自分流展覧会の開き方 (ギャラリーステーション
プロへの道 100人の軌跡 (ターレンスジャパン

こんな本を読みたがるなんて、弱気だなぁ。すごくすごく弱気だなぁ。
でも、「プロへの道」は作家紹介本で、
私があまり知らなかったマイナーな(?)アーティストや
イラストレーターがたくさん掲載されていて、
制作秘話のようなものがたくさん読めたから面白かった。
視点は、「机」とのつきあい方。
[Web編]

CGIでつくるインタラクティブWebページ
初体験Java

えっと、やりたいことがあってプログラムを触ってみたくなり、
できるだ〜〜〜〜〜け易しそうな本を選んで買ってしまった。
お守りみたいなものかも。
多分私がやるより、本当にWebプログラム作るのなら
会社のプログラマさんに聞くなり
頼む方が確実なんだけれど、 やっぱり知っておいた方がいいし・・・って。うん。
いろんな所へ首突っ込んでいます。なかなか絵画Onlyにはならない。

あ、でも「初体験Java」は、あまりに文の構成が親しみやすく
面白そうだったので文章力に惹かれて買ったという。
なんかこんなサポートページ(正誤表とか)もありました。

[再びアート編]

アートサイトパラダイス (ギャラリーステーション
・・・ああ、もう私はギャラリーステーションの虜か。
アートサイトURL紹介の本。最近はたくさんあるんだなぁ。

構図法―名画に秘められた幾何学  シャルル ブーロー(著)

構図法は前からきちんと知りたかった。たまたま人から勧められて、
調べたら超重要本らしいので。
今日、Amazonで申し込んだ。2〜3日中には来るだろう。楽しみ♪


最後に。

私が読んだ本は、Amazon.co.jp では、誰も書評を書いてないらしく、
「この本に最初のレビューを書いてください。
抽選で3,000円のAmazonギフト券をプレゼントします。 」
という文字がやたらと目について痛い。
書評・・数ヶ月前仕事でやってみて、懲りたはずなんだけれど、
でも、もらえたら儲けもんだし、収入ほとんどないのに、
このままいったら本代どうすんのよ私という気持ちもすこ〜〜し。ほえほえ〜〜〜。

by HPY


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