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設定資料集買ってきた 2
2004年04月26日(月)

下からの続き
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〔引用・エリア88コンプリートブック〜アニメ設定資料集〜/メディアファクトリー 監督インタビュー今掛勇氏 p108-109〕

――そのシンとの対になる語りで、アニメオリジナルキャラの新庄がいるわけですね。

今掛 新庄というキャラクターをメインに据えた理由は、客観性という部分を描くというためなんです。写真は、何も判らなくても撮れるものと、判ったからこそ撮れるものがあるわけですよ。新庄が客観的な立場にからなら、基地の様子やさまざまな過去を持ったぴロットたちの顔は撮ることができますが、戦場で疑問になってくる「なぜ戦うのか?」、「なぜ生きたいのか?」という部分は相手がわからないと撮れないわけです。ミサイルが1発当たれば死んでしまうような世界で、生きるために人が糧としているものが必ずあって、それを新庄がどのように捉えていけるかというのが、今回のもう一つのテーマであるわけですね。

――今回テレビシリーズエピソードは、膨大な『エリア88』のほんの一部ですが、全12話の構成もテーマと関係あるんですか?

今掛 シンの悩みや苦しみが入れられるエピソードであるかどうかが、原作からのエピソードを選ぶ理由になっています。シンが人殺しをしている苦しみを言葉で言えない以上、何らかの形で出していけるシリーズ構成を考えましたね。そして、新庄がそれぞれの話のキーとなる部分を写真で撮るというコンセプトにもつながっています。
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シンに関しては昨日書いたので、今日は新庄について。
この本のTVシリーズ各話コメント一番最後のところで、シンは主人公として描けたと思っています、という監督の発言があるんですが、うーん、やっぱり主人公はシンじゃなくて、新庄って感じだったかなぁ?どうも私には主人公は新庄真のように思えました。

昔ロバード・キャパに憧れて戦場カメラマンになった男がいた。しかしそいつも今じゃ金で雇われて、死に顔撮るためにシャッターを切る男になってちまった。そんな男が最果てのエリア88にやってくる。最初は金のためにシャッターを切っていた男だったが、そこに生きるエトランジェの姿、中でもシン・カザマの生き抜こうとする姿を見ているうちに、男はカメラマンとして再生していくのだった。<完>

こんな感じ?
エリア88の話っていうより、従軍カメラマンの再生記録って感じでした。

最初はカメラマンが出るってことで、きっとカメラマンがガイドリーダー役を努め、ファインダーとフィルムを媒介として、A-88を観客に伝えるんじゃないかと思ったんですけどね。
冒頭が回想場面だったので、毎回一人ずつ誰かにスポットをあてて、12話彼の回想って形あたりにするんじゃないかと。あくまでカメラマンはガイドリーダーで、話の導入部分に登場して、あとはひたすら撮る側に回って報告。そんなフォトレポルタージュになるんじゃないかと思っておりました。
けれど、始まってみればカメラマンが撮る側じゃなくて、写る側に回りすぎていたかなあ。ちょっと鬱陶しかった。飛行ブリーフィングに当たり前のように参加していたり、ご高説説いたり、意見求められたり、話の中心に鎮座しすぎ。新庄視点でA-88見せるというよりも、視聴者に新庄を見せるためにA-88を動かしているといった感じのほうが強かった。おかげで部外者が中ひっかきまわしているようにしか写らず、存在そのものが邪魔臭いものになってしまった。

まあ新庄には新庄の過去があり、どうして金で雇われてエリア88に来ることになったのかは、作中語られることはありませんでしたが、何かしらそれなりの事情があったのでしょう。ちょうど傭兵達がここにくるまでの過去を一人一人持っているように。
それの点ふまえると、この男もまたエリハチちっくな男ということになり、興味深い配置のように思えてくるのですが、いかんせん鬱陶しさのほうが先にきてしまいました。うん、あとバルブ撮影には三脚とレリーズ使えよ☆



設定資料集買ってきた
2004年04月25日(日)

というわけで先日お知らせしました通り、アニメの設定資料集こと『エリア88コンプリートブック』(メディアファクトリー刊)を購入してまいりました。\2000の散財です。これでまた日本に帰るのが遅くなっちまう。(購入したのは1週間ほど前)

内容は
・ひみつきちエリア88ちず
・トンデモ機体解説
・ニセモノ人物解析
・デタラメTVストーリー解析
・シンジョーズレポート
・アスランの内乱解説
・本音チラリ声優座談会
・戦犯今掛監督インタビュー
・新谷かおる原画(ポエムつき)ギャラリー
・その他、いろんな役に立つ解説たくさんetc

です。
この表現で、コイツやべぇ…こいつ原作信者だ。
いや信者なんてもんじゃねぇ、コイツは

原作原理主義だ

と感じた人は、直ちに離脱しましょう。
それではまずは監督インタビューからいってみましょう。
私は出来上がったフィルムがすべてと思っているので、通常は後だしのインタビューなどは気に留めなかったりするのですが、今回はあんまりあんまりな改変ぶりに、どんな意図があってのことか疑問に思うことしきりだったので、ちょっと見てみたいと思います。
さあ、久しぶりにいくぞ。みんな衝撃に備えろー。

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〔引用・エリア88コンプリートブック〜アニメ設定資料集〜/メディアファクトリー 監督インタビュー今掛勇氏 p108-109〕

――まずは、『エリア88』をテレビアニメシリーズとして制作されるにあたって、どのようなテーマを持ってスタートされたんですか?

今掛 9.11の全米同時多発テロや、イラン戦争など、今の世の中では命が軽くなっているような気がするんですよ。そんな時代に「生きるとはどういうことか?」という視点で、物語を描こうと思ったんです。そういったテーマ性を強調するために、テレビシリーズでは、主人公のシンの性格を原作から大きく変えているんです。原作では、傭兵という立場に悩んでいる描写が多いんですが、音声のついうアニメーションでは、いろんな不幸を背負っているシンが、劇中での音としてのセリフでそれを話せば話すほど、そうした不幸や苦悩が軽くなっていくように感じたんです。特に戦争をしていれば、やはり人の生き死にが関わってくるわけですし、そこに強く関わっている主人公が、それに関して心のうちを語るのではなく、新庄や他のキャラクターがシンの気持ちを代弁するような構成にしました。
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あーよかった。全然アニメでシンが傭兵であることに苦しむ様子がなかったんで、本当にこの人エリア読んだことあるの?読解力小学生より低いんじゃないの?もしかして人からあらすじ聞いただけで作ってんじゃネーの?と邪推していたのですが、どうやらちゃんと読んだことがあるらしいです。まずはそれに一安心したいと思います。シンの性格が違っていたのは、原作読んだ上で、意図的に改変したことのようです。

また難しいことをしたもんだな!
あんな表情豊かでモノローグが多いのキャラを無口無愛想無表情な奴にするたぁ、そりゃチャレンジャーなこった!それ、性格変えるところじゃ済まんと思うぞ。

したくもない人殺しをし続けなければならないシンの苦悩する姿に身を焦がした人間が、この4半世紀の間にどれほどいたか、ご存知ありませんこと?ここに一人いましてよ?ホホホ。傭兵であることに葛藤してこそ風間真であって、これがないともう風間真とはいえないと思うのですが。っていうかそんなの風間真じゃネーヨ☆
ここは漫画の第1話から最終話までしつこいぐらいに強調されている箇所である。長い連載期間中には話の雰囲気変わったり、絵柄が変わったりしているが、ここの箇所は最初から最後まで少しも変わらず不変である。というか一番力込めて書いているところじゃないの?わざわざ肝の部分変更してどうする?
無頼あたりと比べると顕著ですが、エリハチは独白が多様されており、少女漫画チックなロマンティシズムがあふれ、特にシンとかサキなんて少女漫画に出てくる女の子からみた理想の王子様像みたいに描かれいているのに。(おかげで作者を女性だと思う人もあとを絶たない。)
その主人公の良くも悪くも一番特徴的なところを変更するとは、いやはや、チャレンジャーなことです。
この変更は単に一キャラクタの性格の変更にすまされず、話の骨格まで変わってくる箇所だと思うのですが、それにしてはえらく気軽に変更したものです。プロジェクト4の皆さん、そのチャレンジャー精神を称えて生卵拍手を送ってやってください。

まあそうはいってもシン自身は気持ちを語らず、新庄にそれを代弁させるというやり方自体は、そう悪くないと思います。風間真ファンとしては寂しい限りですが、その方法自体は悪くないかもしれません。それが意図した通りに新庄や他のキャラを通して表現できたかはさておいて。そういうやり方もあるとは思います。で、そのやり方ですが…

ん?ってことはちょっと待てよ。あの風間も人を殺すことで自分の命が成り立っているってことに苦悩していたってことですか?言葉に出さないだけで、あの風間も苦しんでいたってこと?人の命を糧とする傭兵であることに葛藤していたってこと?ぇええ?

ゴメン、そんな風には全然見えなかったよ!
もう頭おかしくなって、そんなこと気にしていないのかと思っていたよ。

涼子のもとに帰りたがっている、神崎に真相を聞きたがっているってのはわかったよ。何しろ、神崎に涼子取られそうになると解ると、脱走をはかったぐらいだし。88残留が決まったときには、何も言わず、静かにその皮肉な運命を受け入れていたのに、女取られそうになると我慢できなくて、あわてて脱走をはかっていましたから。あれに私は、人殺しは我慢出来るが、女取られるのは我慢出来んって解釈しちゃったよ。ひいては、神崎の野望も、ただ幼馴染の恋人に横恋慕しただけのみみっちいものに思えてしまった。
それに88にUターンしたのも、新庄が涼子さんにシンの生存を伝えてくれるってことをキトリから聞いて脱走を思い留まっていたので、涼子が神崎に取られなきゃそれでいい、だたそれだけにしかみえなかった。

A-88に戻る理由っていうのは、悪魔が生きろといったとか、男通しの約束は命よりも重いとか、主従関係を超えた信頼とか、苦楽を共にした男達との関係とか、まさに“エリア88”の真髄といってもいい見せ場なのに、(何故サキが名無し空母にエリア88とつけたと思っているんだ)なんとその見せ場が、だたの処女信仰が厚いユニコーンが癇癪抑えたものにすり替わってしまったようにしか見えなかったもんな。
例えば最終話一つ前で、シンが150ドル達成して残弾撃ちつくしちゃうところがあるが、原作知っている人からすれば、あれは、これで人を撃たなくていいって気持ちの表れとしてわかるけど、知らない人からみたら、故郷に帰れる嬉しさのあまり、油断して残弾撃ちつくしちゃったとしか見えないんじゃないの?エリアに戻って水もらってうまいって喜んでいるし。
行動原理がことごとくそれに結びつかないんですが。

そして話はそれましたが(ああ、大いにな)そのやり方ですが、シンが台詞として直接話すのがなんだっていうなら、おいおいおいおいポエムがあるじゃないですか、ポエムが。何故これを使おうとしない?エリハチの魅力っていったら粋な台詞でしびれさせ、ポエムで心を取り込むってところじゃありませんこと?
もうウォーレンを出さないあたりで、詩情センスの無さをさらけだしているようなものですが、ウォーレンこそがこの話の語り部であり、弾き語りもすればシンの傍らにいて副官も務める、それこそ狂言まわしだってこなせる人物で、こんなエリハチポエムの象徴的人物を出さなかったことは、大変残念に思うと同時に、作品としての大きな損出だったと言わざるを得ません。

ウォーレンがいないエリア88なんて、リックがいないカサブランカみたいなものだよ。



このページの領分じゃない
2004年04月22日(木)

これは日付は数日ほど前に遡るわけだが、本屋に行ったら、『エリア88』アニメの設定資料集が売られていた。
キラとアスラン、アムロとシャアの本の間に挟まれて平積みで10冊ほど。
そこは大型書店ではなかった。
アニメ漫画に特化した書店でもなかった。
もちろんアニメ漫画専門店でもない。
にもかかわらず、わりと目立つ位置にそれは陳列されていた。
他のアニメーション関連の設定資料類はせいぜい各々2,3冊程度。平積みされずに棚に入れられている。
そんな中で平積みでおかれているエリハチ設定資料集。
いやに数が多すぎやしないか?こんなにメジャーな存在だったのか?
素で疑問に思った。
ここの書店はファンなのだろうか?
それとも俺の町の本屋は新谷ファンが多いのか?
いや俺の気の回しすぎだろう。

白昼出会ったミステリアスな出来事。

そして、ここはそんなミステリーを書くのが主文のページではないので、当然、その書籍の内容について次回に続くのであった。


答えは黄泉で聞けっ
2004年04月21日(水)

『六神合体ゴットマーズ』といえば美形キャラの兄弟愛が話題になったアニメとして有名ですが、この原作が故・横山光輝『マーズ』であり、その原作を原型を留めないほど変形しているということは、これまた有名な事実であります。
かたや横山漫画のSF集大成といわれ、氏の最高傑作と推す人も多い傑作漫画。
かたややおいアニメの決定版といわれ、人気キャラが死亡の際には、日テレあげて葬式まで出す怪物アニメ。
アニメから入った人は漫画の衝撃的なラストに言葉を失い、漫画から入った人はアニメの美形キャラが咲き乱れる作風に戸惑う。
そしてOPの原作・横山光輝の文字を見落とした人は2つが同じ“マーズ”であることにまず気がつかないであろうという素晴らしい別物っぷり。
漫画とアニメの別物ぶりで有名どこといったら、『マーズ』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私はこれを筆頭に思い浮かべます。
こちらはそれぞれ別物ながら双方人気も評価も高いので、ストライクゾーンが広い人なら両方楽しめて1粒で2度おいしいハッピーな作品となっております。
原作と別物になっても、こんなんだったら、いいかな?

どーぜだったら、エリハチもサキとリシャール王子の兄弟愛を特化してくれればよかったのにさ!

うん、サキ様とリシャール王子の兄弟愛を強化してくれたら、そしたら、シンと傭兵達の出番が減っても許しますよ?(許すってアンタ何様・・・)
エリア88というより、サキやシンといった特定人物を狭く深く愛するわたしとしては、それでもいいですよ?

まあ、極論すれば、エリア88って話はグフ国王(サキ)とアブダエル様(リシャール)の国を挙げての兄弟喧嘩と、真と神崎の世界を巻き込んでの義兄弟喧嘩という2本の糸を縦糸に、アスラン、ブラシア、バンバラ、日本・・・国を持たぬ傭兵達etcを横糸と色とりどり織り込んだという“兄弟喧嘩”の話だもんな。
いってみれば、2つ(3つ)の兄弟喧嘩が支柱となっているわけで。一つはサキの一つはシンの。ことの起こりは兄弟喧嘩で最後のしめも兄弟喧嘩。
すなわち、兄弟の愛憎劇とそれに交差する蒼穹の騎士達の話であると。(極論)
そして国を巻き込んで兄弟喧嘩している前者の人達より、世界中引っ掻き回して義兄弟喧嘩している後者の人達のほうが、よっぽど傍迷惑だと私は思うのです。

そう思わないかい?マックバーン君。


おやすみ…横山光輝…
2004年04月19日(月)

先日のAT-X版『バビル2世』の衝撃がやまないうちに、横山先生は逝ってしまわれました。
最後はバビル2世並の火炎放射を実演されてしまいましたな…

私ぐらいの年代だと、バビル2世というのはその名を知らぬものがいないほど有名な存在で、超能力=バビル2世というぐらいぐらい超能力の代名詞的存在として扱われており、そのメジャーっぷりはかのユリ・ゲラーをもしのぐほどでした。
高いところなど登ると、何もこないとわかっていても、空を仰いで「ロプロォォーース」と叫びたくなる衝動にかられた少年少女も多かったものです。
また都合が悪いことがあると、あーあ、こんなときロデムがいたらなぁとロデムの出現を願った小学生もあとを絶ちませんでした。
ロデムは大変に人気があるキャラで、同種の能力を持つサイボーグ007やバーバモジャと比べても、その人気のほどはゆうに頭一つ分リードしておりました。ドラ○もんなんかよりよっぽど重宝がられて人気あったもんね。

大きくなってからこの漫画読んでみると、ヨミが大変な部下思いの首領だったのに驚かされるわけですが、部下のほうも世界制服ためストイックにヨミに従事していて、感心することしきりです。部下に信頼される指導者と勤勉な企業戦士達、コイツ等現代社会に生きていたら、案外実業家として成功するんじゃないでしょうか。なんかそんな気がいたします。
反対に浩一くんは、正義のためには手段を選ばぬというよく考えてみると畜生なやつだったという事実に、やはり驚かされます。3つのしもべが従順なのをいいことに、コイツ傍若無人でやりたい放題です。
冒頭の明日は使者がくるんだとわけのわからないことをいって、育ててくれたお家の人を捨ててとっとと出て行ってしまうところなど、もうたまりません。

横山漫画の数多いタイトルの中でも、知名度ではトップクラス級の『バビル2世』ですが、この話の偉大だったところは、超能力と古代文明のドッキングとか、3つのしもめの存在とか、躍動するメカ等いろいろあるのでしょうが、やはり白眉だったのは、なんといっても浩一少年の学生服でありましょう。
とうに学校なぞいかなくなったのに、着る必要もなくなった学ランを愛用する浩一少年ことバビル2世。これがよかった。
連載を長引かせるために、ヨミが何度も蘇るというご都合主義ともとれる強引な展開も、この浩一くんの学生服の前には無力です。
ビバ学生服!ハイル学ラン!学生服はカンコー!
さしもの正太郎クンの半ズボンも浩一くんの学生服には敵うまい!

このバビル2世には続編があってタイトルは『その名は101』というのですが、私としてはこちらの話のほうが好きでした。
これはバビル2世こと山野浩一君(もちろんSF作家の山野浩一氏ではない)が主人公の話で一応続編という形はとっていますが、内容はまた別物というかパラレルといった感じのです。
浩一くんは引き続き主人公なのですが、こちらには3つのしもべは出てきません。
そのせいもあってか、どうもあまり評判はよくないみたいですが、私はこちらのほうが好きでした。一人で戦う101が孤独で。
自分の血を輸血したことにより作り出された超能力者を抹殺するために、一人戦う能力者・・・これがこの話の大筋なのですが、もうこの設定だけでメロメロです。
しかも彼にかかわりあいになった人は、それがために命に落としてしまうあたりなどがもうたまりません。
敵を倒した後に、あと何人…と残りの人数を数えて去っていくところなどはしびれたのですけどね・・・あーそんなこといっていたら、また読みたくなってきた。


おやすみ…横山光輝先生…


地雷ひと踏みであの世行きだ
2004年04月16日(金)

ロッキーは助かったようです。

ま、次はせいぜい地雷踏まないよう気をつけるこったな。



「戦争写真家の切なる願いは失業だ」 ロバート・キャパ



エリア88総指揮官サキ・ヴァシュタールだ
2004年04月13日(火)

サキといえば神恭一郎とバンコランですが、

この3人はどーも知り合いという気がしてなりません。
他にも藤堂さんとジェイムズ君とか、
海音寺御前と大都芸能の速水真澄さんとか、
そんなことはどうでもいいんですが、

新谷先生は山岸凉子せんせいのアシスタントをしていたことがあると聞いたのですが、具体的に係わった時期や作品をご存知の方いますか?
知っているよという方がおりましたら、是非教えていただきたく。
私、山岸凉子はとても好きで、初期のものを除いてはほぼ網羅していると思います。ご存知の方がおりましたら、当方までご一報下さい。



火の鳥見ました
2004年04月12日(月)

除隊したといっておきながら、早速戻ってきております。

みんな・・・元気そうでなりよりだ

このやろう!!なにしにのこのこもどって来やがった!!(バキッ)

『火の鳥』見ました。
例の手塚治虫原作、高橋良輔監督の『火の鳥』です。
手塚のライフワークのアニメ化というより、『エリア88』の間、良輔氏は何をやっていたのだろうか?火の鳥はどのぐらいの出来なんだろうか?BS-hiでチェコフィルっていうからにはさぞや金かかっているんだろうなー、というよこしまな視聴目的ためでしょうか、どうも火の鳥の怒りに触れてしまったらしく、BS放送はまんまと見逃してしまい、さらに続く地上波第1回目の時はこれまた見忘れてしまうというおしおきをくらったのでした。
これで今週も見れなかったら、本気で火の鳥に嫌われてしまったのではないかと来世が心配になってくるわけですが、今週は火の鳥もお怒りを沈めてくれたのでしょうか、無事に第2話を観る事が出来ました。来世ミジンコにならなくてああよかった。

手塚アニメは時代が味方しないように思うので(残酷なところ性的なところはカットされちゃう)アニメ化する意味があるのかどうかは私にはよく解らなかったりするわけですが、私が口を挟むものでもないので、よこしま感情はうち捨てて、静かに見たいと思います。

で感想。
音楽が素晴らしかったです。
フルオーケストラっていいですね。
絵のほうは、BS-hiってことで最新の技術を駆使してテクノちっくな画に仕上がっているのかなぁと思っていたのですが、思ったのと違って新しさはさほど感じられませんでした。わりと昔風な画。
この濃ゆい絵は杉野さんと見ました。(美鈴さん風)
今風のサイバーちっくな画で3D使いまくりだと、3D酔いおこしてしまって三半規管がついていけれなかったりするのですが、(テーマパークでよく酔っ払うんだ、私)ハイテク(死語)なところはあんまりなくてお行儀よく作っている感触です。
話のほうは展開が非常に早いです。こりゃ早い。とんどん場面が進んでいきます。
この速さはスピーディな展開に息もつかせないっていうよりも、ダイジェスト版を見せられているような感じといったほうがいいかもしれません。間合いがない。
やはり尺が足りないんでしょうか、なにしろ1クールだし、急げ急げで駆け足で話が進んでいく印象が強いです。
そのためか、火の鳥に流れる気の遠くなるような時間空間の広大さ、永遠に続く世界の不条理さみたいなものが無くなってしまっているのが残念でした。

これはもしかしたら、西田さん(@ガサラキ)だと腐った日本のアニメ業界はこれ以上見たくないと、日本刀で自らの目を切ってしまうかもしれん…。

などど変なことを言うと、また火の鳥に怒りに触れるので、このくらいで終了にしたいと思います。(バキッ)


アスランのバンコラン
2004年04月11日(日)

アニマックスのレギュラー放送も今日で終わりで、これでめでたく契約終了なわけですが、地上波組に引き続いてアニマックス組のみなさん、除隊おめでとうございます。
自衛隊が派遣されようが、大統領が捕まろうが、フォトジャーナリストが人質になろうが、放送を続行したa**x an**ax テ○朝の評価は後の歴史家に任せるとして、まずは全話無事放送されたことを喜びたいと思います。
時勢が時勢だけに、中止あるいは延期になるんじゃなかろうかと心配していたので、とりあえずは打ち切られることなく、最終話を迎えられたことは素直に喜びたいです。
途中、ボトムズの素体みたいな奴が挿入されたときには(サブリミナル騒動のことだ)このまま中止にして、スタッフ総入れ替えで『エリアふもっふ』でも作らんかー!と思ったりもしたものですが、そこで終わることなく、最後までたどり着いついたことは私個人としては嬉しく思います。

私もこれで除隊なわけですが、ここはしばらくは残しておこうと思います。
またDVD組も地方組みもいるし、アニ○ックスの一挙放送も残っておりますので。
何も知らない人がうっかりこのアニメ見てしまって、出力バーナーフルスロットルとか、増槽をつけたままのドッグファイトとか、胴体にパイロンが装備されていないサイドワインダーとか、操縦桿を引いて機首上げたと思ったら右にバンクしてミサイル回避するF-8Eとか、ショックを受けてサイドワインダーの角に頭ぶつけて死にたくなるといかんからな。ここは残しておかないと。
裏切られた人間はみんなA-88にやってきます。
そんな入隊希望者のためにも、受け入れ基地は用意しておきたいと思います。へへへ、そいつはちがいねぇ。

やぱり1話が壊滅的につまんなかったのが、致命傷だったのでしょうか。
2クールアニメが増えている中、ものによっては1クールという短いスパンの中で、第1話というのは非常に重要だと思うのですが、その1話が一番つまらなかったのが致命的にまずかったのかもしれません。
絵でも音楽でもストーリーでもなんでもいいので最初の1話で観客のハートを掴んで、よくわからんが次回も見ようって気にさせてしまえば、つかみはOKって感じでそれで半分成功したみたいなものですが、あの1話にはどこにもひっかかるところがなかったからな。大抵の人はあれで視聴を切ってしまったんじゃないでしょうか。
もともとトンデモ漫画なんで、リアルな挙動を追求するより、ラダーやフラップをぱたぱた動かしたりして“それっぽく見せる”ことに力入れてくれれば、それでかまわないやと思っていたのですが、コマおちしたみたいなやる気ない航空機には、ヒコウキサッパリーな私にもちょっとちょっとあれでした。
バーナーフルスロットルであれで燃料は持つんだろうかとかハリアーの離陸距離あれでいいんだろうかとか・・・シンのケツしか見ていないサキたんハァハァの私でも貧血を起こしそうになったので、お好きな方の嘆きは想像するに難くありません。

全体を通してみると、ゴルゴの話とかは(つっこみどこ多くて)結構面白かったし、オチも効いていたと思います。ミッキーの部下話もラストの空の散歩と決め込もうじゃねえかあたりは新谷節っぽさが出ていて好きでした。
でも、いかんせん1話はどこにも褒める要素がみあたらなかったんだよな。
あれでは金払ってDVD2巻以降買う人がいなくなってしまうのではないだろうか。
1話が駄目っていうのはどうしようもありません。
せめて最初からゴルゴぐらいのレベルでやってくれたら、救いようもあったのかもしれません。

こうしてアニ○ックスレギュラー放送も終了なわけですが、今アニ○ックスの掲示板見たら、エリア88のフォーラム、トピックス124 投稿760でした。

ここの掲示板は火薬の臭いがするぞ!
傭兵達が今にも爆撃しかねん勢いだ!
レギュラー放送終了後は撤去されてしまうから、まだ見ていない奴は今のうちに見ておけッ!
アドレスは “だぶりゅだぶりゅだびゅりゅ あにまっくすどっとしおーどっとじぇいぴー” アニメ見るならアニマックスだ!


サキはいい部下をもったな。

さすがは傭兵キラー アスランのバンコランだッ!(違う)




銀河英雄伝説見ました
2004年04月10日(土)

日本政府をどう評価するかは、のちの歴史家にまかせるとして銀河英雄伝説見ました。
前々から見たいと願っていた銀河英雄伝説、4月からキッズが再放送してくれたので、ようよう第1話を見ることが出来ました。ありがとうキッズステーション。

おお、これが銀河英雄伝説か
壮大だなあ
うわ華やか…

聞きしに勝るスケールのでかさに、見ているほうが気が遠くなりそうでした。
タイトル文字とか声の当て方とか音楽の使い方とかテロップとか、アニメというより洋画のようです。
特に声のあて方が洋画の吹き替えを見ているようです。
スペースオペラという呼び名にふさわしく、ワーグナーの音楽が似合いそうな世界ですね。
サブタイトルのつけ方がヒロイズムの極致を感じました。
第1話は最初ということもあって、一通り登場人物の顔みせ的な内容でした。
幕が開いて、主要人物らしき人が一通り出てきて、立ち回って御しまい。

この話は、よくある狂言回しやガイドリーダー的な人物が出てきて、艦に着任するところから話は始まるというパターンではなく、またアクシデントハップンで主人公が突然事件に巻き込まれることにより話がスタートするというわけでもなく、ボーイズミーツガールで主人公がヒロインと出会うそこから話ははじまったというパターンでもありませんでした。
幕が上がるとすでに歴史はよどみなく流れていて、その連綿と続く銀河の歴史を、観客は鑑賞するとでもいったらいいのでしょうか。
見ているほうとしては、ガイドリーダーが案内してくれるパターンだと、スムーズに世界に入っていけて解りやすかったりするし、主人公が事件に巻き込まれるところから話が始まると、感情移入しやすくて助かったりするのですが、しかし、この話はそういった形式を周到していないようです。
膨大な数の出演者が、これでもかというぐらいに次々と並列的に登場してきて、とりあえず第1話は名前を顔と役職を覚えるのにアップアップといった感じでした。

好感触を得たので次回以降も見ようと思います。


<追記>
第2,3話見た

おもしろい!これ!

余分なことを書いて、後世の歴史家に笑われるといけないのでこれにて退散。
のちの歴史家に笑われなくとも、すでに現代の市井の人に笑われていそうだ。


怒りの地平線
2004年04月09日(金)

新庄が捕まっちまったよ。
違った、正しくは邦人フォトジャーナリストさんが中東で人質になっちまったよ。しかも朝日さんかい。
アニマックスはあと土日のリピート放送が残っているわけだが、この事態にどう対応するのだろう?
やはり撤退する理由が無いで続行なんだろうか?


ロッキー……死ぬなよ……



PORSCH 911
2004年04月07日(水)

アニ○ックス組も最終話を迎えたようなので、今日は全12話を見終わっての総括を書こうと思います。

最初にこの企画を聞いたときは、話数が12話なんで、初期の短編の話をやるんじゃないかと思っておりました。
初期の短編話は1話完結型なので、この話数でも充分取り組み可能な内容だし、どの回も珠玉のエピソードなので、大きなはずしもなさそうですし、1クールアニメとしてはそれが一番妥当ではないかと思ったからです。
分量的にもちょうどいいので、きっとこの短編の中からいくらかチョイスして、オリキャラを出して交通整理し、12話にまとめあげるんだと、そんな風に思っておりました。

長い話なので、再構成するには、オリキャラを出すのも必要に応じては悪くないやり方だと思います。
カメラマンの目を通してA88という場所とそこに生きるエトランジェを写すというのは、話に導入しやすく、親切でわかりやすい設計だとも感じました。
下手に風呂敷広げて12話で収集がつかなくなって破綻するよりも、個々のエピソードをカメラにおさめて、手堅くまとめておいたほうが無難だけど間違いがありません。
それで地上空母編への布石を残しておいて、2nd stage製作にもっていく、そんな展開なれば万々歳だと思っておりました。
あれだけ長い話をやろうとしたら、それこそ、銀河英雄伝説並に腰をすえなきゃできないで、今回はとりあえず、砂漠基地編をやってくれればそれで充分だと、その時はそう思っていたのです。

大変良い具合に『頭文字D』の前例があるので、それに倣って、最初は1クールでも、放送後またしばらくしたら好評につきセカンドステージ製作決定、さらに好評のため次は劇場版にも着手、また評判がよくって、もう1ステージ追加・・・こうして深夜の低予算アニメだけれども人気作として成功して、それに比例しるように予算も増えていき、クオリティも高いものに練成されていく・・・とこんな感じになるのを私は願っていたのです。

初見での企画の印象は、コアな層よりも一般層を狙っているように思われたので、原作ファンには無かったことにされても、新規にファン獲得に成功して、そっちだけでも受けがよければ、まあ、それでいいんじゃないかなあと。
信者はどんな良作作ってもケチのつけたがるので、せめて新規層だけでも獲得できればいいかななんてことを考えていたものです。

振り返って見れば、はじまる前からすでにあきらめモード全開だったのですが、そんな絶望の暗黒の中にも、なんとかパンドラの底の希望を見出そうとしていたのでした。

まあ、いい付け加えるなら、本気で金もうけしたけりゃ、エリハチ世代の人は可処分所得も高いし、DVDだろうがCCCDだろうがモデルだろうが気に入れば、じゃんじゃん金を落とすので、こっちねらいのほうが収益は高そうなんですけどネ。
中高生にとっては高いDVDも、この世代なら払えない金額じゃないし、気に入ったものへの投資は惜しまない年齢ですし。
もっともお金落とす分、品質には多少五月蝿いでしょうが(ああとってもな!)気に入れば一通り何でも購入してくれる一番のお得意さまです。

噂に名高いいが○しゆみこのキャンディ商法あたりをみていると、このぐらいの世代の人はおしみなく金つぎ込みそうなんで、素直に原作に忠実にやっていたほうが純粋に儲けにはなったのではないでしょうか?
青春の思い出に大金払ってくれる人なんかは、新谷絵が動くだけで喜んじゃいそうだし、懐かしいあのの台詞が音声になって流れるだけで、浮かれちゃって買ってしまいそうです。確実にお金落してくれる層です。
A88あたりだと夫婦そろって好きって家もあるだろうから、うまくいくと2世代目のファンも開拓できるかもしれません。しかも男女問わずに。
懐古趣味の古参向けの展開でいっても、裾野が広がる要素は充分持っているように思われます。

新谷の少女漫画風の画が嫌いな人も多いけど、私はあの絵にたまらない魅力を感じていて、自分の中ではエリア88はきっぱりと少女漫画として区分されるので(女性も念頭に入れていたと思えるし)個人的には、少女漫画画風でも一向にかまわなかったりします。
いやむしろあれじゃないと、新谷作品って感じがしないです。
デフォルメきいた航空機や、見るたび違う表情豊かな顔じゃないと、どうも雰囲気でないんですぅ。
やっぱりサキは見るたび顔が違っていないとな!(こだわり)
松本絵じゃない松本作品とか車田絵じゃない車田作品とか美内絵じゃない美内作品とか、独特な絵柄は独特な絵柄でやってもらわないと、どうもその作品特有の持ち味が減ってしまったように感じられて、ものたりないように感じてしまいです。
だってさ、ヤッタラン副長が今風に美形のメガネっ子のモデラーにキャラデザされていたらやじゃん。

結果としては、一般層の新規開拓も厳しかったのではないかと思います。
たぶんa**x的には頭文字Dの2匹目のどじょうを狙うつもりだったのかもしれないけど、今回はちょっとその思惑が外れたのではないでしょうか。狙い通りにはいかなかったように思います。
たぶん製作側も、こんなに原作ファンが強烈だなんて思ってなかったと思うんですが、そこからしてリサーチ甘すぎなんだよッ!

んなもん、作品が作品だけにへんなもん投下したら、いつ爆撃しかねない勢いになるに決まってるだろッ!

誰かマップを呼べ!マップを!



予算が低いとか深夜枠とか、話数が限られているとかスケジュールの制約とか、時勢の配慮や上からの要請局の方針等等、もろもろの悪条件と諸般の事情が重なったことは想像するに難くありませんが、しかしながら、それは免罪符にはならないのです。
潤沢な資金が用意されていないことや製作時間に余裕がないこと、それは見れば自ずと解ります。
けれども、それを免罪符にしてもらっては困ります。免罪符にしてもらっては困るんです。
率直に言っちゃえば、製作側の都合なんぞは、視聴者には関係ないのです。
時間がないとか事情を抱えているとか、そんなことは、我々には関係ないんだよん☆
良質な品を見たいと願うのは、観客の自然の要求であります。
良いものであれば賞賛を惜しみなく与え、要求にそぐわないものでなければ意見を出す、それが視聴者の取るべき行動でありましょう。
クリエイター側も、ユーザーから提出された意見に耳を塞ぐことはすべきではないでしょう。たとえそれがどんなど素人の意見であっても。
批評がないところに文化は育ちません。

でもバッタもんエリハチの場合は、時間とか金といった物理的障害以前に、もっと根本的なところで間違っていて、観客が怒っているのはそっちのほうのような気がするんですけどね!
リサーチ不足からくる個々のボンミスや技術上の仔細な問題以上に、怒りの根源は別のところに存在するように思えます。
その最大の要因と思われるものが、原作物へのリスペクトの精神であることは、全視聴者のうちの88%の人が感じるところかもしれないわけですが、まあこの作品には、愛が感じられなければ、敬意も見られない。思い入れもなければ気合も伝わってこない、すなわちだたのやっつけ仕事にしかみえない、言うなれば自分が大切に保管していたものが掘り起こされて目の前で汚された感じ、己の魂が蹂躙されたみたいなもので、作品としての出来不出来以前に、ファンの神経を逆撫でることを平気で行っていることの厚顔無恥っぷりに腹立てているのかもしれないです。(っていうか腹たてた)

オタク的にはテ○朝とエイ○ックスを悪者にしておけばいいのだろうか。
原作販売促進アニメとして成功したといっていいのだろうかのう・・・



さあ、マップのポルシェ911が通るぞ、みんな道を空けろーっ!


以下検閲 強制削除  END



avexは海を渡って
2004年04月06日(火)

あんたも出稼ぎ組だろ?
エコノミック・アニマルっていうのは…

というのは初めてA88にきたミッキーの台詞なのですが、私の家もみんな海外勤務組です。
海外勤務というのは、最初のうちは、今日はロッ○ードに出張にいってきた、ロッ○ードの会議で出たケーキはでかかった、全部食べきれなかった、などとどうでもいいことを楽しそうに伝達してくれたりするのですが(実話)3年を過ぎたあたりから、望郷の念が強くなってきて、早く日本に帰りたい日本に帰りたいとそればかりで、食事も日本のインスタント食品を買って食べるようになってきて(実話)、しまいにはあんなところにいると気が狂いそうになるといいだしたりする始末で、(実話)長く行くのは中々過酷なようです。お金はそれなりに貯まりますが。

そんなわけで、私の手元にはお土産でもらったUSA米国版ニュータイプがあります。
それを見ていたら、2月号にエリア88の記事が載っていたので紹介したいと思います。
大人びた顔の風間のイラストつきです。
大きさ的にはそうですね、涼子さんが見つけたロッキーの写真記事程度で、さして大きくありません。扱い的にはちょろっと紹介ぐらいです。

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AREA 88
Kaoru Shintani's hit manga Area88,published over 20 years ago, has recently been made into an anime that's now airing in japan. Taking place in the Middle East in the early'80s, the plot follows Makoto Shinjo,a war photographer with the goal of capturing the true essence of humanity.After several experiences on the battlefield,he comes to Area 88 and meets a group of seasoned fighter pilots preparing for the worst-among them,the series protagonist Shin Kazama. Realistic in its depiciton of human drama,fighter planes and reflections of the world at the time,this story of manhood has begun.

USA Newtype 2004.2.
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ちなみにこの号のニュータイプの裏表紙は平成版サイボーグ009のDVDのリリースの宣伝でした。
俗に平成ゼロと呼ばれているものです。
しかし、ここでは平成ゼロよりavex版といったほうがいいでしょうか。
リージョンコード1(北米市場向け)のDVD販売開始の宣伝が、雑誌の裏一面つかってカラーで大きくそして美しく掲載されております。
前髪がうっとうしい島村ジョーと紅一点のフランソワーズの大アップとともに、見覚えあるavexのAマークがそこに刻まれていました。
avex版ゼロも海を越えて順調に販売されているようです。
この調子だとそのうちA88も生産発売されるでしょうか。
きっと生産されるんだろうな。
こうしてavex商品は国内のみならず、海外にも進出していくのでありました。

avexは海を渡って


群馬エリア86
2004年04月03日(土)

戦争後遺症に苦しんでおります。
金曜の朝になってHDDをチェックしても、新しい映像が録画されていません。
・・・ああ、そうだ、もう12話オンエア完了してしまったんだよな・・・
見ているときは、こんなアニメ12話終了したらきれいサッパリ忘れてやるッ!2度と見るもんかッ!と声を荒げていたくせに、いざ放送が終わってしまうと物足りなくて生活に張り合いがなく退屈しております。

エリアの放送と入れ違うようにしてアニ○ックスで頭文字Dの2nd stageが開始されたので視聴しているのですが、そこで藤原拓海(三木慎たん)が出てくると、アレルギー反応を起こしている自分がいます。
拓海はもういいよ、拓海は、それよか早く高橋兄弟を出せ高橋兄弟!高橋良輔(一発変換)じゃなかった高橋涼介っていうか子安を出せ子安を!!ハァハァ(やかましい)

高橋兄弟の声はシンとミッキーと同じ人(子安・関智)なのですが、この高橋弟のしゃべり方というのが、そのまんまミッキー・サイモンです。
声だけ聞いているとミッキーがそこにいるようです。
群馬が舞台の話なのになぜか江戸っ子みたいなべらんめぇ調の言葉遣いをしている高橋弟を見ていると、パリパリのエリート出身なのに、べらんめぇ調の巻き舌で下町出身のチンピラヤンキーにしか見えなかったミッキー・サイモンを思い出して呼吸が苦しくなります。ハァハァ
高橋弟の場合は、べらんめぇ調でも一向に支障がなく、全くかまわないのですが(、ミッキーは場合はなんかそれはちょっと違うような気がします。
あのしゃべり方だと、尾翼に“慧璃亜八獣八”のステッカーとか貼っていそうで嫌だ・・・
ミッキーはスペインの雨は主に平野に降るとビギンズ教授に矯正してもらへ!
ビー玉くわえて矯正されているミッキーにちょっとハァハァ。

イニDはライトに面白いです。
同人女に評判がいいのがよくわかります。
高橋兄弟に女子が群がるのも納得がいきます。
ダンスミュージックも作風に合っていて拙くないように思えるし、氷の上をつるつる滑っているみたいな車のCGも、他の番組と一線を隔する特徴があってこの作品独自のものとして印象に残るし、差別化をはかる上で効果的だったように感じられます。深夜の低予算製作だけど、発信側と受信側の伝達がうまく伝わって成功した例でしょうか?例によって車のことはわかりませんが。
私は中の人目当ての流し見視聴者ですが、結構楽しくライトに見ております。

おかげで今日はイニDつられて榛名にドライブまでしてしまいました。(影響されやすい)
榛名あたりを走っていると、気分はすっかりイニD群馬エリア86なんですが、道中自衛隊の演習場があって、そこで迷彩色の戦車がおかれているのが目に留まって血圧が上がってしまいました。
戦車を見たら突然落ち着かなくなった。
無性に飛行機がみたくなった。
この演習場には飛行演習場もあるらしかった。
滑走路見たさで、吸い寄せられるように中に車を進めた。
当然演習場内には進入できないわけだが、外からその場所を眺めた。
見ると、来週は一般市民の開放見学日という案内が掲示されていた。
来週は中に入れるらしい。
来週もまたこようと思った。

まともじゃないと思った。




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