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2002年11月29日(金)
 ささくれ。


連続出勤6日目。
疲れが溜まってきた。
とにかく眠い。
心もささくれている。


気持ちに余裕がなくなり、きめ細やかな気配りができなくなる。
他人を思いやる気持ちがなくなる。
イラつく。
些細なことで喧嘩になる。
そして、最終的にはどどーんと落ち込むのだ。


まだ最悪の状態にはなっていないものの、少し危険信号。
適度にガスを抜いて、今のうちにささくれを潤してあげなければならない。
とは言っても、仕事と家事で精一杯。
ガラスの仮面を読む時間もない。


昨日も寝る前にプチ喧嘩をした。










今朝、なるべく夫の顔を見ないようにとバルコニーに目をやると、
置きっ放しの鉢に目が止まった。
もう今年は終わりだと判断してほったらかしにしておいたバジルの鉢。
そのバジルが花を咲かしていた。


白くて小さな花。


霜が降りる程寒いのに。
1ヶ月近くお水も与えてないのに。
一生懸命花を咲かしていた。


白くて小さな花。


なんか可愛い。
そして健気だ。


少しだけ癒された。
ささくれが潤った。


ありがとう。
行って来ます。
だけど夫を許したわけではない。












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2002年11月26日(火)
 約束。


子供の頃、約束は絶対のモノだった。


友達と遊ぶ約束をしても、
親に遊園地に連れてって貰う約束をしても、
どんな約束でも絶対のモノだった。
そしてその約束を破ることは、とても罪なことだった。


いつ頃からだろう。
約束はいいかげんなモノに変わった。


社交辞令とか上ッ面ばかりの約束で、
飲みに行く約束をしても、その場限りの話だったり、
旅行に行く約束をしても、いつの間にかお亡くなりになってしまったり、
モノを貸したりあげたりする約束をしても、すっかり忘れてしまったり。


子供の頃、
どうして大人は平気で約束を破るのだろう?
と、大人を嘘つきの呼ばわりしていた自分が、
いつの間にか、立派な嘘つきになっていた。








今朝、久しぶりに塾に出勤すると、
机の上に山のように本が置いてあった。


それは、
ワタシが「読みたいなぁー」と同僚に言い、
同僚が「それじゃ今度持って来るね」とワタシに言った約束の品。








ガラスの仮面20冊。








ありがとう、同僚。
重かったでしょ?
こんなに一度に。


なのに、ワタシは有閑倶楽部を持っていくのをすっかり忘れててごめん。
必ず持っていくから。
本当に必ず持っていくから。








でも、君がホントに持って来てくれるなんて、夢にも思ってなかったのも事実。
大人の約束は上っ面。













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2002年11月23日(土)
 ふるさと小包第2弾。


ゆうパックのふるさと小包が届きました。
前回はらこ飯セットが届いた時に、同封されたお確かめ通知書を見て、半発狂状態で母に電話をした甲斐があってか、愚妹Y子宅に送られるはずだった車海老が届いたのです。
ありがたやぁー。


が、この海老、
当たり前ですが、生きています。
おがくずの中で大人しくお眠りになっているかと思いきや、時折凄まじく暴れます。
それはもう狂ったように飛び跳ねます。
どうか自然死して下さいますようにと、2日程寒い部屋で静かに放置しておいたのですが、
ダンボールを開けるのが怖い・・・・。


海老は大好き。
だけど、生きた海老なんて触ったことのないワタシ。
さてどうしましょう。


隊長の出番です。
明日大切な試験を控え超多忙の隊長のケツを叩き、海老を捌かせる賢い妻。
おほほ。
ちなみに、隊長だって初体験です。ええ。


さて、ダンボールをキッチンに運び、そぉーっとおがくずをどかしてみました。
います!
車海老が寄り添いながら固まっています。
でもってちっとも動きません。
箸でつついても全く動きません。
どうやら自然死した模様。
ほっとしながら隊長が車海老を掴むと、




うぎゃぎゃぎゃぎゃああああああああああああああ!!!!!!




激しく暴れるのです。
その暴れる姿の気持ち悪さといったらもう・・・。
薬を打ってハイになってしまったカブトムシの幼虫のよう。
海老ってマジマジと見るとかなりキモい生き物だったんですね。
そして、かなり感じの悪い生き物だったんですね。


すっかり騙された隊長は、「コノヤロウ!騙しやがって!!」
と怒りながらも、見事全ての海老を天婦羅用と焼き物用に捌いて下さったのですが、
どうやら重度の海老不信になってしまったようです。


ごめんね、隊長。
でも、あなたのおかげで今夜のご馳走が作れます。


今日は6回目の結婚記念日。
















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まさか、家のどこかを跳ね歩いてるとか?



2002年11月22日(金)
 今日の新田君。


新田君が今月で塾を辞めることになりました。
ショックです。
かなりショックです。
ワタシまで仕事を辞めたくなりました。


「寂しいよぉー、お願いだから辞めないで!」
と頼んでみたところ、
「いやいや勉強させられる僕の気持ちにもなって下さい。」
と言われました。


口だけは一人前。


さようなら、新田君。
どうか立派なおじさんになって下さい。
















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2002年11月21日(木)
 魔法使い。


本日の高島屋。
開店前だと言うのに、何やら凄い人だかり。
西口から社員通用口の辺りまでぐるりと長蛇の列になっているのです。


これ何の列?
もしや、全部お歳暮の客かよ!?


ゲンナリしながら仕事を始めたのですが、お歳暮会場にはお客様の姿が見当りません。
本日の接客、たったの5人。


あの長蛇の列は何だったのでしょう。


首を傾げながら店内を見渡すと、見慣れないホウキを持った人達がたくさんいます。
ああ、そうか。
ハリーポッター世界展のお客様だったのね。


店内は魔法使いでいっぱい。
マント姿とか、ヘドヴィクを持った奴までいるし。
ああ、いい大人が。









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社食にホウキ持参はやめてくれ。



2002年11月20日(水)
 ビデオのこと。


今朝、早速ドラゴンボールを毎週予約にしようとしたところ、
なんと我家のビデオデッキの予約がMAXに達しているらしく、
「これ以上予約できません」と言いやがる。
なんて使えないビデオだろう。
ビクターめ。


そもそも8つ録画予約をしているが、時間が連続している番組は1括りで予約しているし、こうなるとどれかを消すしか方法はない。
仕方ないからポチたまを消そうかなぁーとも思ったのだが、とても良い考えが閃いた。


我家にはビデオデッキが2台あるのだった!
そうだ!
2台に予約を振り分ければいいのだ!
ワタシは予約番組をリストアップし、リビングと寝室のデッキに振り分け予約を行った。







これで、正真正銘、アニメ専用のビデオが完成したワケだ。
くっくっくっくっくっ。







素晴らしい!!
我ながら天才。


しかし、
天才ピンチ!!
遅刻しそう・・・。
まだ髪の毛はヤマンバだし、べんべんもできてない。











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ちなみにアニメ用にはあと3つ予約できるよ♪



2002年11月18日(月)
 ピッコロさん。


夕方、おこたつでウトウトしながらテレビを見ていると、
ドラゴンボールZが再放送されていた。


ちょうどラディッツが地球にやって来たところで、
これからオレ様の一番好きなナメック星での死闘が繰り広げられるわけだ。


ブラホー♪


ドラゴンボールZだぜぇー!!
きっとこれは、昨夜携帯の待受画面をピッコロさんにしたからだ!
そうだ!
そうに違いない!
今日は一日中携帯を開く度に「ピッコロさぁ〜〜ん!」と呟いていたワタシの愛が神様に届いたのだろう。


早速ビデオ予約をしようとすると、隊長から待ったが入る。






「キルちゃん、君ビデオ酷使しすぎ。
 今いくつ予約入ってると思ってるの?
 8つだよ?
 それに半分以上がアニメってのは33歳のオンナとしてどうよ?
 ビデオデッキが君のようにバカになったらどうするワケ?」






仕方ないじゃん。
少年ジャンプと一緒に育ったんだもん。











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君こそどうよ?



2002年11月17日(日)
 編物。


何を血迷ったのか、急に編物がしたくなった。
この糞忙しい時期に。


なにせ高校を卒業して以来で道具が何もないので、大和のユザワヤに出かけた。
毛糸と編み棒とかぎ針を買った。
毛糸の値段に正直びっくりした。
500円払って慌ててユザワヤのメンバーズカードを作った。
毛糸2玉分安くなった。
だけど、この年会費は高くないか?


でもってマフラーを編み始めた。
掃除も1週間分の献立作りもそっちのけで。
果たして覚えているかと不安だったのだが、編み始めてみると案外上手く編めるもので、驚いた。
ちょっと調子が出てきた。
マフラーは練習で、将来的にはチョッキとか帽子とかセーターとかを編むことにしよう。


が、


編物に没頭するワタシを見て、
隊長がとてもできた妻だということを再認識してくれたところまでは良かったのだが、
「なんで模様ができるの?」とか
「オレにもやらして!」などと
邪魔ばっかりするので、出来上がり目標は来年の冬に設定。













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2002年11月16日(土)
 今日のニュース。


いつもウンコだとかウンチだとかばっかり書いてるこの日記。
でも朝から晩までそんなことばかり考えているワケではありません。
ましてやワタシの脳みそにぎっしりゆるゆるのウンコが詰まっているワケでもありません。


ワタシだってニュースは毎日欠かさず見ます。
景気の低迷も気になるし、拉致問題や発泡酒の増税にだって関心があります。
銀ムツがメロに改名されることだって気になります。


そんなワタシが昨夜一番心を痛めたニュース。
それは・・・・。






首都高速で豚6頭が轢かれて死ぬ。






横たわる豚の死骸。
そして逃げ回る豚の悲鳴。
そして生き残った豚さんの行方は、






食肉加工所?






ああ、豚さん・・・・。
あなたの事件に心を痛めながら、ワタシはお仕事に行って来ます。
昨夜はあなたの夢まで見てしまいました。











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2002年11月15日(金)
 毛。


公休日です。こんにちは。


昨日はとてつもなく疲れてしまい、ネットを立ち上げることもなく11時過ぎに寝てしまいました。
明朝は昼まで寝ると決めていたので、
電話の呼び出し音を最小にし、携帯の電源も落とし、と万全の体制で寝たものの、
夫の屁の音で目を覚ました。


時計を見ると午前7時。
結局いつも通りの時間じゃん。
くそっ。


が、このままワタシが起きるワケもなく。
おこたつに直行。
再び深い眠りに入り、起きれば昼。
予定通りです。奥さん。
寝すぎて頭が痛いです。奥さん。


こんな時は動くに限ります。
はい、踊りましょう。
エアロビです。
が、毛抜きがまだです。
急ぎましょう。


それにしても毎回めんどっちぃーので、季節労働のお給料が入ったら医療レーザー脱毛を考えているんですけど、アレってホントに4万位で済むんでしょうか?
不安です。
費用的にも身体的にも不安です。
それに人様に脇の下を見せるのが恥ずかしくてたまりません。
既につるつるになった方いらっしゃいます?
そんな方はキルちゃん宛に是非ご一報を。
首を長くして待ってます。
ちなみに我家の愚妹は、数年前エステの永久脱毛でつるつるになりました。
現在たまぁーにちょろちょろっと生えるらしいですが、手入れがとても楽になったとか。
ただし、うん十萬という費用がかかったようですが。


「最近寒いから手入れ忘れちゃうのよねぇー。」
「あら、その程度なら目立たないから平気よぉー。」
と言いながら、水着を着ている奥様がうちのジムにいらっしゃいます。
かなり目立ちます。
その脇毛。
背泳ぎは無理かと思われます。


世の中の奥様方。
冬だからといって、手入れは怠らないようにしましょうね。
おしゃれは脇の下からですよ。奥さん。








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2002年11月12日(火)
 夜道。


会社からの帰り道、坂を上っていると、
道の真ん中に、大きなウンコが落ちていた。
誰がこんなデカいウンコをしたのだろうと思いながら、ワタシは坂を登って行った。
すると、そのウンコが動きだしたではないか。
それも下にではなく、上に。
ウンコが坂をのっしのっしと登っているのだ。


すげぇ!
こんなウンコ見たことない!


ワタシはかなり驚きながら、ウンコの傍に寄ってみた。
ウンコは21.5cmのワタシの足と変わらぬ大きさだった。
そして、ウンコには手足が生えていた。


ウンコが再び坂を登り始めた
重そうに。


もしかしてイグアナ?
それともねずみ?


ウンコに顔を近づけてよく見ると、
ウンコの正体はカエルだった。
イボイボがたくさんあって気持ち悪かった。


カメより遅いその歩み。
車に轢かれなければいいけれど。









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2002年11月11日(月)
 黄色い薔薇。


昼飯にメンチマックを食べたら、30分もしないうちにビックウェーブに襲われました。
先生、下痢が止まりません。


こんばんは、キルです。


女性の皆様、お花は好きですか?
自分で買ったり、育てたりしますか?
ワタシはお花やら植物に全く興味がありません。
理由はいくつかありますが、


第一に花は高い。
第二に花及び植物には虫がつく。
第三に花は枯れる。
第四に花は喰えない。


このような理由で、生まれてから一度も自宅に飾る為の花を買ったことがありません。
いただいてもさっぱり嬉しくありません。
もともと女性らしさにも欠けているのか、花を愛する心を持たずに育ったワタシ。
実家の母や祖母は花が大好きで、花に囲まれて育ったはずなのに。
そんな娘を心配してか、母から無理やり華道なんてぇーのをやらされたこともあるのですが、
半年も経たずにやめてしまいました。ええ。
ごめんね。ママン。
ちなみにわたくし、花だけではなく、家の中を飾ることにも興味がありません。
モノを置かない主義なんですよねぇー。


さて、そんなワタシですが、
昨日、バラの花を買いました。
理由は簡単。
一本50円だったから。


安いですよね?
相場も全く分ってませんけど。
赤と黄色とピンクの中から黄色いバラを3本買いました。


で、買ったのはいいけど、家には花瓶なんてあるはずがありません。
さあ、困った。
100均で一輪ざしでも買ってこようかとも思ったのですが、
また無駄なものを買ったと叱り飛ばされるに違いない。
で、家にあるものを代用してバラの花を飾ろうと思いました。


無難なところで、グラスですよね。
食器棚からビールグラス、ワイングラス、シャンパングラスなど
飾るのに適していると思われるグラスを取り出し、
バラの花をさしてみたのですが、どうにもこうにも不安定。
長さが足りないんですよね。


ああ、どうしよう。
枝を切ってみても、やはり不安定。
これは花瓶を買ってくるしかないかなぁーと思っていると、
ゴミ箱の中になんかぴったりなモノがあるじゃないですか!!































 どう?
 ぴったりでしょ?


 これならゴミの再利用にもなるし、
 何より栄養がありそう。


 ワタシってばたたの下痢オンナじゃないね!
 ( ̄^ ̄)えっへん!









バラさん、ルバイヤート甲州樽貯蔵は美味しいですか?










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ちなみに昨日はトイレの日だったらしい。






【お知らせ】
今週から恒例の季節労働が始ります。
よって、しばらくの間不定期更新とさせて頂きますのでご了承下さいませ。
飯日記は毎日更新の予定です。(あくまで予定)



2002年11月10日(日)
 500円。


昨夜メロンを食べました。
例の騙されて買った熊本産の網目のメロンです。
ワタシ的にはもうちょっと寝かせておきたかったのですが、
隊長が「美味かったら500円払ってやるから喰おうぜ!」とワタシを唆すので、
食べてみました。
思ったとおりまだ若かったのですが、
普段食べているスーパーの安物メロンよりははるかに美味しい感じがしました。


味が濃いいんです。
硬いのに甘いんです。
これが高級って味でしょうか?


とりあえずそう思うことにしました。


ありがたい、ありがたい、
高級だ、高級だ、
と呟きながら、皮ギリギリまでキレイに食べました。
で、隊長はと言えば、
ふーん、とか
ほぉー、とか
と考えながら食べていたのですが、
そのうちに、「これは絶対畑から盗んで来たメロンだな。」と言い出しかと思うと、
泥棒メロン、泥棒メロン、
と呟きながら、それでも顔には幸せそうな微笑を浮かべていました。
「美味い」という言葉を使わないように気をつけていたのでしょうね。


しかし、食べ終わった時、隊長は確かにこう言ったのです。


「ああ、美味かった♪」


なのに、
「今美味いって言ったよね!!500円!!500円!!」
と言うと、
「言ってないよ!!『甘かった』って言ったんだよ!!」
と言い張るのです。


意地っぱりだなぁー。
そんなに慌てて言わなくてもいいのに。


それとも隊長、
もしかして、500円持ってないのん?


こっそり隊長のお財布を覗きたくなる夜でした。









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2002年11月09日(土)
 URL変更のお知らせ。


『きょうのばんごはん』にご来訪の皆様こんにちは。
このたび、プロバイダーの都合により、URLが変更となりました。
新しいURLは


http://kiisuke.hp.infoseek.co.jp/


となります。
ブックマーク及びリンクを貼られていらっしゃる皆々様、
お手数ですが、URLの変更をお願い致します。



管理人大出血中により、お知らせだけの日記ですんません。











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2002年11月07日(木)
 メロントラック。


昨日の予想通り、昼間はおコタツぬくぬくライフを満喫したワタシだが、
いつまでもコレではいかんと思い、夜ジムへ行った。
体脂肪計にも乗り、見たくなかった現実とも直面した。
体重より体脂肪のが凄いことになっていたのだが、それより何より、たった1週間で身体がガチガチに硬くなっていた。
情けない。



情けない自分は置いといて。
ジムの帰り、最寄の駅にメロントラックが居た。
メロン販売の軽トラだ。
のぼりを見ると、2個で500円と書いてある。
これは買わないワケにはいかない。
ワタシはいそいそとメロントラックに近寄った。


メロン売りのおじちゃんが試食をさせてくれた。
網目の赤玉のメロン。
結構な大きさで、甘さも抜群だった。
しかし、コレは2個で500円のメロンではないらしい。
1個2500円のメロンだと言う。


ワタシは2個で500円のメロンが欲しかったので、そのメロンはどれかと聞いてみた。
すると、ソフトボール程度の小さなメロンがそのメロンだと言う。
少しがっかりした。
その大きさではあまりにも小さすぎるので、1000円程度のメロンはないかと聞いてみた。
すると、昼間なら1500円のメロンだが、もう夜も遅いから1000円でいいと言われ、一回り大きなメロンを渡された。
まあこれならいいかなと思い、買って帰った。



帰り道、袋に入れてもらったメロンを大事に抱きながら坂道を歩いた。
甘いといいなぁー、美味しいといいなぁーと思いながら歩いた。
しかし、胸に抱かれたメロンに疑問を感じた。
なんかこのメロン小さい。
確かに500円のメロンよりは大きいけど、2個足した大きさ程大きくはない。
それにこの程度のメロンなら、夏に380円でスーパーで買ったことがある。
ワタシは騙されてるんじゃないのか?


疑惑がどんどん膨らんだ。
そして、ワタシの脳裏にこんな考えが浮かんだ。


このメロン持ち帰ったら、きっと叱られる。


ワタシは坂道の真ん中で立ち止まった。
そして、回れ右をし、今来た道を勢い良く下って行った。


メロントラックがまだ居た。
間に合う。
今なら間に合う。


ワタシはメロン売りのおじちゃんにさっき買ったメロンを渡しこう言った。
「家に電話したら、2個で500円のメロンでいいって言われたから取り替えて!」
精一杯の嘘だった。
するとおじちゃんはこう言った。
「小玉のメロン残り1個しかなくなっちゃったんだよー。」
困った。
このままでは本当に叱られる。
「でも困るんです。1000円のメロンは要らないって叱られたんです。」
ワタシは懸命におじちゃんに訴えた。
「このメロン1000円だって安すぎる位だよ?大丈夫だよ。胸張って帰んなさい。」
おじちゃんも譲らない。
要らないからお金返してとはさすがに言えない。
どうしたものかと悩んでいると、もう1人のおじちゃんがやって来た。
「お姉ちゃんどうした?」と優しく聞いてくれたので、ワタシは事情を話した。
すると、
「分かった。コレならきっとお母さんも怒らないよ!」
おじちゃんはそう言って、2500円のメロンと取り替えてくれた。
メロンは1.5倍の大きさになった。



ワタシは2500円のメロンを抱えて再び家路に向った。
しかし、メロンを抱きながらまた新たな考えが浮かんで来た。
そもそも、この時期になんでメロン?
それに、あのメロントラックの中では大きかったこのメロンも抱いてみたらなんか小さい。
結局のところ、ワタシは騙されてるんだ。
ってことは・・・・。







間違いなく叱られる。







家に着き、隊長に「怒らないで聞いて下さい。」と前置きをしてから一部始終を説明したものの、
予想通り、隊長はこっぴどくワタシを叱って下さった。
こんなことならメロン持ったまま家出でもすれば良かった。


あーん。













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コレが問題のメロン。
やっぱりワタシ騙されてるよね?


あーん。


でもって、メロンはワタシの小遣いで買うことになり、
その結果、ワタシが独り占めして食べる権限を得たのであった。



2002年11月06日(水)
 まるでダメ子。


連休が楽しすぎたのか、それともここ数日の寒さに耐え切れないのか、
どうやら堕落した死者週間に突入した模様。
今のワタシはまさしくまるでダメ子
かろうじて仕事には出かけているものの、それ以外は出来る限り転がっていたくてたまらない。


朝はぎりぎりまで起きない。
いや一度起きるのだが、ベットから這い出しておコタツの中に逝ってしまう。
ジムも1週間行ってない。
ジムに行けるようにと愛用の孫悟空目覚ましを毎晩セットするものの、
鳴ったとたんに速攻止めて2時間後にセットをし直し、おコタツに移動し悟空を抱いたまま寝てしまうのだ。
連休中の暴飲暴食で間違いなく太っているのに・・・。
(現実逃避のため、未だ体重計には乗っていない。)
もちろん夫の見送りもおコタツの中から。
いってらっしゃいの言葉と、動かすのは目だけ。


朝御飯は会社でサンドイッチ。
つまりご飯も炊いてない。
べんべんももちろん作らず、
昨日はローソンのハヤシオムライス。
いやこれが意外に美味かったんだけどね。
今日はおにぎしと赤いきつね。
いや毎日赤いきつねでもいいんだけどね。


家に帰れば、手も洗わずに再びおコタツに潜り込む。
そして軽く30分生首状態。
幸せなんだな、コレが。
いやいや、そうではなく。
仕方なく晩御飯の支度の為におコタツから出るものの、晩御飯も手抜き。
って言うか、いったい何を作ったら良いのかさっぱり思い付かないし、
寒さで包丁が上手く握れない。


そして、食事が終われば再びおコタツに潜り込む。
いつの間にかうとうと。
「30分経ったら起して!」と夫に頼んでおきながら、
起されたとたんに「起してなんて頼んでないもん!」と文句を言う。
夫に見放され、再び目を覚ますと2時をまわっている。
もちろん化粧はそのまんま。


ワタシの名前はまるでダメ子。


でもまてよ。
おコタツが全部悪いんじゃん。
おコタツさえなかったら、元のキビキビした生活に戻れるんじゃん。
そうだ、そうに違いない。
悪いのはおコタツだ!
おコタツを片付ければいいんだっ!!









できるワケないじゃん。













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余談だが、今日会社で下痢をした。
便座があまりにも冷たくて凍死するかと思った。
ほんとに凍死したら困るので「ウォシュレットを買ってくれ」と提案してみたのだが、そのセリフを最後まで言い終わらないうちに却下された。
くそっ。


会社の便座は子供用なので微妙に低い。



2002年11月04日(月)
 旅の思い出。


小旅行に行って来ました。
旅先で、こんな少女と会いました。


年のころは3歳ほどでしょうか。
とある観光地のトイレで、彼女は独り用を足していました。
なぜ彼女が独りと断言できるかと言うと、
彼女は個室のドアを開けっ放しで用を足していたからです。


ワタシがトイレに入ると、彼女はニコニコしながら、
ジョォ〜〜〜っとしっこをしていました。
そして、ワタシが用を済ませ、個室から出ようとすると、
ワタシが入っていた個室のドアの前に彼女がいました。


「ねえ、流して♪」


見知らぬワタシに彼女はこう言うのです。
あたりを見回しても母親の姿は見当りません。
仕方なくワタシは見知らぬ少女の使っていた個室に入り、しっこを流してあげました。


すると彼女は「ありがとう!」と言って、トイレから出ようとしました。
ワタシは「手洗いなさい!!」と言いました。
すると彼女は「ここ怪我してるからイヤなの。」そう言って、指の切り傷を見せてくれました。
ワタシは「その指以外は洗えるでしょ?汚いから洗いなさい。」と、彼女に勧めました。
しかし彼女はガンとして「洗わなくても平気!」と言い、そのままスキップを踏みながらトイレをあとにしました。


そして彼女はトイレのすぐ傍にある、自動水飲み機で、ガバガバ水を飲み、
待っていたおばあちゃんに「手を洗ったよ。」とウソをついていました。



自分のガキのシモの世話もしたことがないのに、
素晴らしい経験をさせていただきましたよ。












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余談ですが、久しぶりに家に帰ると、寂しく待っていたはずの夫に五月蝿いと連発され、
良かれと思って買って来た白ワインを不味いと言われ、
会社のお土産に買って来た信玄餅を勝手に喰われてしまいました。




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今日もまた最後まで読んで下さってアリガトウ。感謝感激でゴザイマス。ぶりっ。


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