酸性
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2001年09月29日(土) |
突然のベイビーシャワー |
といっても、もちろん私ではありません。 今日はフランス人のナタリーのベイビーシャワーに行ってきました。 ナタリーとはカレッジのブックストアでバイトしている時に 知り合いました。
ナタリーからのベイビーシャワーの招待状に気が付いたのが 昨夜の10時過ぎ。 ダイレクトメールやら、請求書に紛れていて全然気が付きませんでした。 ひゃ〜。 ナタリーに赤ちゃんが出来たのね〜と感心してる場合ではなく、 カードの電話番号に予約のTELしました。 そこはナタリーのお姉さんのうち。 パーティーはお姉さん夫婦の家でやるそうです。
「ミツコ???ハワユ〜?」 どうやら覚えていてくれたようです。 実はナタリーのお姉さんサンドリンのご主人ピーターと 息子さんのピエールに去年、日本語を教えていたのでした。 ベイビーシャワーは女の人だけのパーティーなのにサンドリン曰く 「ピエールも参加したいって言ってるよ」。 「私の事覚えてるかな」 「もちろん」 楽しみ。ピーターは世良正則とキムタクを足して2で割ったような ナイスガイですが(笑)、10歳のピエールもあんた将来女泣かすねと いった感じの可愛さです。 そしてそして、この家。こんなに素敵な家は見たことありません。 家具ひとつ、食器ひとつとっても、どこで買ったのという感じの センスの良さ。といっても重厚な感じではなくコンテンポラリーで明るくって 本当に夢のようなおうち。
午前中にプレゼントを買ってサンドリン宅へ。 ここで問題なのは車が壊れているということ。 サンドリン宅は車だと10分もかからないのだけど、 高級住宅地なのでバスが通っていないのよ。 仕方なく歩いていったんだけど、全く舗装されてない歩道を炎天下の 中歩くはめになってしまった。他の道で行きたかったけど、 郡の設備やらUCLAやらに囲まれててどうにもそこしか道がない。 結局1時間もかかってしまった。
パーティーは裏庭で始まってて、20人程の白人の女の人が。 情けないけど、緊張してしまった。 ピエールが私に気付いて 「ミツコ!来て」と部屋に案内してくれました。 「これ、どこの国の言葉か当ててみて」 なんと、私の為にテストを作っておいてくれたのです(笑)。 しかし、ギリシャ語やら、ウクライナ語やら馴染みのない言葉ばかりで 全問不正解でした。トホホ。
ナタリーが私に気付いてハグしてくれました。 きゃ〜、お腹が大きいです。しかしこの炎天下でランニングが 長くなったようなワンピ一枚でフィーバーしてるナタリー、 さすがアメリカ人(あ、フランス人か)。
英語が苦手な私は皆の会話に入れず食べるのに夢中になるしか ありませんでしたが、それでも何人か話し掛けてくれました。 女優としか言いようのない美しくスタイルのいいお姉さんは なんと映画学校を経営しているとか。その関係で日本に行ったことあるよ と言っていました(どうやらこの人ピーターの妹らしい) ナタリーの従兄弟夫婦(この従兄弟も男の人だけど何故か参加していた) や近所のカナダ人セラおばさまとも一緒に会話を楽しませてもらいました。 それにしてもこのセラおばさま。とーーーっても良い人で 私が会話に入っているかどうかずっと気にしてくれていた。 ご主人様は何でも物書きらしい。 セラおば様に限らず、サンドリン夫妻の近所の人は品が良くて優しいのです。 ハイソサエティの良い部分を満喫できたのでした。
途中、この離乳食の中身は何?クイズやナタリーの胴回りサイズ当てクイズ等で 盛り上がりました。
皆が帰り始めたのでさあ私もそろそろ…とまたあの汚いアパートに帰るのかと 思うと嫌になりました(笑)。しかもまた徒歩かよ〜!! サンダルで舗装されてない道を延々…スタンドバイミーのサントラが 頭で鳴り響いていました。 帰りは1時間半もかかってしまい、その夜は最近経験したことのない 筋肉痛に見舞われました。歳ってこういう所にあらわれるのね…。
写真を撮ってきたので(デジカメ初撮影) 週末にアップしたいと思います。こうご期待!
今週になって暑い毎日。 涼しかった8月より暑い! でもやっぱ9月も末になったからかな、 空が澄んでて、見晴らしのいい上司1の部屋の窓から ハリウッドサインが見えます。 その右ななめ下に見えるのが、グリフィス天文台。 私の大好きな場所。 もしかして、LAで一番好きな場所かもしれません。
ここの夜景はすごいです。風が強かったり雨が上がった ばかりの澄んだ時にいくとLAの街全体が見えるんです。 ただその夜景は恐いくらいで、未来的というか、 ターミネーターのオープニングにでてきますけど、 あの夜景を象徴してる感じがします。 カップルがいちゃいちゃしてますが、私にとっては ロマンチックな夜景ではないと思うんですね。 (ま、行く相手によっちゃあ、ロマンチックこのうえ無いのかもしれませんね…)
夜景も大好きなんですけど、このグリフィス天文台こそ、私の フェイバリットなのです。 一階はちょっとした博物館になっていて、星の写真とかいっぱいあります。 入り口の正面には、ドデカイ銀の玉が天井からぶら下がってて、 ブラブラ揺れてます。その下にドミノが並んでいていくつかは倒れています。 これは何かと言うと、地球の自転だか公転を証明するものだそーです。 まっすぐ揺れてると思われる銀の玉も実はまっすぐでないっちゅーことなんですね。
ここでの大のお気にはというと、月の満ち欠けの部屋。 そこには月役の手作りっぽいボールが天井でグルグル回っています。 真中に太陽役のランプがともっていて、月役のボールの影が 月の満ち欠けになってるんです! ハッキリ言って、家に飾りたいくらいです。 このデジタル時代に、とってもアナログなグリフィスパークはいつ来ても 心が和むのですが、 なんと来年から改装のため、2年間も閉鎖するそうなのです!!
が〜ん!
是非是非、アナログなままでいてほしい。 閉鎖までになんとか1度行って写真でも撮ってきて、アップしますね。 私もまだまだ書きたいことありますし。
私の勤めている会社では、日本の新聞とこっちの新聞、 あわせて8紙もとっていて、毎日片付けるだけでも 大変なのに、スクラップもしなくてはいけなくて、 スクラップする人を雇いたいほどです。
主にスクラップするのは日本経済新聞で、 スクラップしながら読んでしまうんですが、 実は読めば読むほど、日経新聞ってすごい!と感動の嵐です。 全く圧倒されてます。
私には難しすぎる経済紙だとばかり思ってたのですけど、 経済の他にもいろいろ記事が載ってるんですね。 30にもなって、こんな事言っててすっごく 恥ずかしい人間かも知れないんですけど…。
最近までゲノムウォーズという、ゲノムに携わる人の ドキュメント、その前は宇宙開発事業団の主に 宇宙旅行をした人達についてで、どれも余計な言葉なしに描かれていて、 プロジェクトXも真っ青です。 その前はというと、日本の帰化を考えたスポーツ選手たち。 何故日本だったのか、何故帰化したのか、何故しなかったのか。 運命に翻弄されつつも戦う選手達に涙なしでは読めませんでした。 さすがに仕事中に泣くわけにもいかないので、心で泣いたんですけどね。
あすへの話題というコーナーは日ごといろいろな人が エッセイを書いてるんですけど、宿澤広朗さんという 三井住友銀行執行役員、ラグビーをやっていたそうで、 ん?と思って読んだのです。 ラグビーの楕円のボールの転がりがトライに結びついても、 それはラックではなく、練習の賜物だ、練習をしていなかったら どんなにうまいようにボールが飛んできてもトライに結び付けられないのだから みたいな事を書いていて、膝を打ってしまいました。 肩書きからすると、すっごく堅物で私と全く接点のない人かと勝手に 思ってしまってたに違いありません。 こういう出会いがあるのは楽しいですね。
そして月ごとに連載されている「私の履歴書」。 9月は安藤百福(ももふく)さん。日清食品の会長さんで、 チキンラーメンを開発した人です。 この人の人生がすごい!まだちょこっとしか読んでないんですが、 チキンラーメンを開発してヒットさせたのが48歳なんですね。 それまでは苦労の連続だったようです。
他にもいっぱい感激した記事があるのですが、とても書ききれません。 例えば本だったらお気に入りの人のものを買ってしまいますけど、 日経新聞を読むようになってから 自分の範疇になかった人たちの事がいっぱい分かって、 世界が広がったような気がします。
今日でテロから10日経ちました。 9月11日、なにか引っかかる日付だなと考えました。 たぶん、私がアメリカに来た日。 1996年の9月11日。私は渡米したのです。
この10日間、精神的に辛かった、というか 今も辛いです。
先週は週末になるまでどこのチャンネルを回しても テロの特集でした。新聞も毎日。 タイムやニューズウィークも全てテロで、 当然と言えば当然なのですけど。
あの映像を見るたびに、胸が締め付けられます。 そして、溢れる「報復」の文字とアメリカ国旗。 今街のどこを見渡してもアメリカ国旗であふれています。 まるで、アメリカ国旗を手にしていないと非国民と 後ろ指さされそうな雰囲気です。
こんな時に事情があって、携帯電話無しのバス通勤、 しかも残業が続いたので、火曜日についにおかしくなってしまいました。 その日はダンナの学校の日で、私は車で送り迎えをしなければ ならなかったのですが、たった15分の運転がものすごく 怖かったです。パニクっている時に運転するのは苦手です。
テロ関係の報道やアメリカ国旗… 耳をふさぎ、目をつぶりたい衝動に何度も駆られました。 最近は報復反対の記事も見るようになってきてので、 避けずに読もうと思っています。
今日やっとこうして日記が書けるようになったので、 すこしは落ち着いたかと思います。
大人の私がこんなに取り乱しているのですから、 NYの子供達はもっともっと辛い思いをしてるのかと思うと 胸が痛みます。
今日、日系のスーパーでの出来事。
日本人の女性 「ね、あなた!もしかして沖縄出身?」 私 「え?あー、違います」 女性 「あら。じゃあ、九州?」 私 「いえ…東京です。でもよく沖縄?って聞かれます」 女性「そうよね。沖縄って顔してるもん。それに東京に 住み始めたのって江戸時代からでしょー。 いろいろなとこからの寄せあつまりじゃない!」
さすがに両親は茨城出身ですとは言えなかった…。
カレッジに行っているとき、 「どこ出身?」と聞かれて、「当ててみて」と言うと、 必ず、すごく悩むんだよね。 日本だよ、というと驚く人が多かった。 日本人は着てるものとか靴が垢抜けてるから 分かるんだけど、私はそういうものは身につけてなかったらしい(笑)
こっちに住んでると自分はいったい何者だろうと思う時があります。 中国人に中国語で話し掛けられる事はたまーにあるのですが、 フィリピン人にあんたフィリピン人?と聞かれたときは、 やっぱ私日本人じゃないかもと思いました。
遠い祖先か前世がパシフィックアイランダーじゃないかと思ってます。 でも沖縄に旅行に行ったとき、 ここに永住したいな、東京に戻りたくないな、 と思ったので、沖縄かもしれません。
とずーっと思ってたのですが、 ニューメキシコとかアリゾナのなーんにも無い砂漠にいると 妙に落ち着いて、懐かしさを感じたので、 ネイティブアメリカンだったかもしれません。
森の民では無かったと思います。 木が生い茂った森とかに行くと、不安で不安で泣きたくなります。 ブレアウィッチプロジェクト状態になってしまいます。
そんな事を考えるのって楽しいですよね。
今朝、洗顔したらいつもより肌がすべっとした感じがしました。 昨日の肌の手入れもいつもどおりだったし、何も特別なことは してないんだけどな。
特別だったことと言えば、寝る前にポカリスウェットを飲んだことくらい…。 体調不良のせいかどうしてもポカリが飲みたくなって、 帰国した時に買っておいた(そのときも体調不良だった)粉末で作ったのです。 これは熱が出るとムショーにカルピスといちご牛乳が飲みたくなる現象と同じモノかな?
それはさておき、もしかしてポカリが効いたのか? う〜ん…でもあり得るかも。 というのもLAはホントーに乾燥してるのです。 日本にいるときは脂性だった私もこっちでは風呂上りに全身にクリームを 塗らないとカッサカサの鮫肌になってしまうのです。 (さすがに日本にいるときも身体は脂性ではなかったけど) 超でかサイズのクリームもなくなろうとしている今日このごろ、 乾燥を防ぐカギはポカリにあったか。
でもでもポカリの粉末は5袋セットを1箱しか買ってないし。 ゲータレードにしとくか。 そう、こっちではゲータレードは5種類くらいあって、鮮やかな水色をしたものもあって、 飲む気にはなれません。 水色のゲータレードといい、紫色のケチャップといい、まったく理解不能です。
某サイト(っていうか、アサヒのウーマンサイトです)に 肌にはリポビタンが効くと書いてありました。 何でもタウリンがいいらしい。 どなたか試して報告してください。
実は日記書きたての頃書いた中華系スーパーに行った時に、 仙草というデザートを買ったのです。
これは一緒に行ったエリカともう1人の台湾の友達に 好きな中華デザートは何?と聞いて二人ともこの仙草だと 答えたのでついでに買ってみたのでした。
エリカにこれが仙草だよと教えてもらったものは、 豆腐のパックのようなプラスチックの入れ物に 限りなく黒に近い茶のゼリー状のものが入っていて、 どーんとデッカイ字で「仙草」。 見た途端、どうでもよくなりましたが、 エリカが買えと引かないので買いました。 中国語で作り方と食べ方が書いてあったので英語に訳してもらい、作りました。
作り方は簡単で、鍋に仙草を入れ、仙草と同量の水を入れて煮、 砂糖を好みで加えるだけ。 一口食べたときはう〜ん…これっておいしいか?って思いました。 少し苦味のある黒蜜ゼリーって感じでしょうか。 でも食べてるうちにおいしくなってきて、どうにも止まらなくなって 結局鍋に作った仙草全部一気にたいらげてしまったのでした(笑)。
実はこれはすべて前フリで(笑)、 今回は杏仁豆腐を買ってみたのです。 このパックには作り方は書いてなくて、食べ方しか書いてなかったので、 エリカの言葉を思い出して、冷やして好みで砂糖や蜂蜜と一緒に食べました。 正確にいうと、甘味類は入れず、まず旦那が食べました。 すごい顔で固まってます…。私も一口…。
!!!
簡単にいうと「甘さがゼロ」。 杏仁豆腐特有のシナモンのような味が強烈でピリッとする感じどころか、 舌が完全にビリビリです。このまま食べつづけたら舌も胃もおかしくなりそうです。
どうやらこれも仙草同様、調理が必要だったようです。 仙草のように水を入れて砂糖も入れて煮ました。 黒砂糖をいれたので、茶色い物体が鍋でプルプルとかたまりました。 これを食べるのか…と憂鬱でしたが、勇気を出して食べてみました。 なんと!! ちゃんと杏仁豆腐になってるじゃあないですか〜!しっかも本格的な味! 確かに中国語は読めないけど、作り方は書いておいて欲しいです。
(ちなみにカスタマーサービスは中国語で「服務台」です。スーパーにそう書いてありました)
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