武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2015年07月31日(金) 「太平輪・下」好評

昨日のプレミアにはトニー・ヤンも駆けつけたそうです。
昨日の夜から微博には、感想が上がってきていますが、
映画評論家をはじめ、非常によくできた作品だと、高評価が続いています。
そして俳優陣もよい演技で、中でもチャン・ツーイーと金城武の2人が賞賛されています♪

同時公開の大作「楊貴妃」に公開規模では大きく差をつけられていましたが、
初日の結果は、
   
    


(ノ^∀^)ノ☆パチパチパチ
口コミで公開規模が拡大し、興行成績が上がれば、
日本での公開もより希望が持てるようになるかもしれません。
(値段の問題をクリアできれば……)


   BBS   ネタバレDiary  10:30


2015年07月30日(木) 「太平輪・下」今日、中国公開

18時半から公開、プレミアも行われますが、出席は監督とトン・ダーウェイの2人らしいです。
夏休み映画がひしめいていますが、この規模の映画としては非常に少ない上映規模になっています。
好評であれば、拡大する可能性もあるので、
ファンは友達を誘って見に行こうと呼びかけ合っているところ。

メイキングがアップされましたが、これを見ると、膨大な制作費がかかっていること、
そして俳優にもスタッフにも大きな努力と苦労があったことが垣間見られます。
ネタバレにはなっていないので、貼ります。





   BBS   ネタバレDiary  10:00


2015年07月27日(月) 「相逢彼岸」予告編●湖南衛視でもインタビュー番組

カウントダウンが始まりました。
初日は18時から。プレミアはこの日という噂もあります。

     


で、いくつ予告編が出るのでしょう!!
「太平輪」は沈むことがわかっているので、これはネタバレとは言えない予告編です。
大勢の人の思いを載せていよいよ船が出る、という感じ。
切ない……。

最終、という感じなのですが、出演者名が出ないから、まだ最後じゃないんじゃないかと
言う人もいます。

 動画はこちら



湖南衛視でもインタビュー番組 22:10

先日の記者会見で司会をした湖南衛視のニュース番組の司会者でもある孫璞(スン・プー)が、
同じ日に別にインタビューをして、撮影裏話を金城武とソン・ヘギョに聞いたそうです。
その打ち合わせの写真がこれ。
ちょっといい写真なので、大きめですがそのまま。

    


この動画か書き起こしが出るといいんですけど。


   BBS   ネタバレDiary   14:30


2015年07月26日(日) テレビインタビュー(中国電影報道)

記者発表のときに行われたと思われるインタビューが今日、夕方放映されました。
武のいた永遠さんが動画をアップしてくださいました。
短いですが。
医者の仕事のところは、本物のお医者さんが来て、
聴診するのでも、ちゃんとどこをやるべきかとか、教えてくれたそうです。
とりあえず、転載してご紹介させていただきます。


  


   BBS   ネタバレDiary  23:30


2015年07月24日(金) 「太平輪・下」インタビュー(新浪娯楽)2

昨日の続き、最後まで。


――「平輪・上」の編集を見て、あなたもびっくりしましたか?


金城武 理解はできます、理解できると思います。
監督たちがどうしようもない状況の中で方法を考えた結果、
こうなったということですから。

大学生を演じるためこっそりパックをしましたか?
「いえ、美術の人が処理してくれました」


――どんな役だと、不安で、やりようがない、と感じるのですか?

 ぼくは、ちょっと変なんです。
これは個人の考えですが、ぼくは今、作品ではストーリーが重要だと思ってて、
なぜ重要かというと、物語には登場人物がいる。
その人物たちがいることで何かが起こることを物語と言う。
もし、そういう人物なら、できる。
それがどういう役かは自分でも言えないんですけど。

じゃあ、どんな役はできないのかとよく聞かれるけど、それは言えますよ。
例えば、一番簡単なのは、武術の達人。
それなら、ぼくには難しい、武術はできないからと答えるでしょう。
昔はアクションもやってみたことがありますが、
なんかぴったりしないってわかったんです、ぼくには。
もちろん、「やれなくてもいいんだよ、特撮処理できるから」と言われるかもしれない。
わかるんですけど、でもぼくはできないと感じます。
他のことをやってみたい、そういうことに時間を使わないで。

――もっと気持ちよくできるやり方でということですね。

 はい、例えば、今日も言ったように、この映画で唯一気まずいなと感じたのは、
多分大学生の格好だったと思います。
上げ底して無理にやるような感じ、明らかにあの年代じゃないですから。

――こっそり顔にパックしたとか? 大学生をやるために。

 いやいや、あれはほんとに美術の仕事で、とてもよくやってくれました。
だからぼくにとっては簡単で、そんなに大変なことじゃなかった。
そんなに無理しなくて済んだんです。

――水中シーンは撮影が大変だったそうですね。
ウー監督もあのシーンの撮影は本当に難しかったと何度も言っていました。
あなたもあのシーンに出ているんですよね?


 そうです、あのときはもちろん、とても大変だと思いました。
後でツーイーたちのシーンを見たら、もっと大変だったんだなと思いました。
ぼくより辛かったなって。

――水中シーンの難しさはどこですか? うまく動けないことですか?

 動くのは当然難しいんですが、カメラに合わせなくちゃいけないこともあります。
カメラは水中にあるんですけど。波でほんとに動きにくくて、
カメラから外れてしまうこともあるし、揺れすぎてもいけないし。

――あの波がやってくるのを想像しながらやったんですか?

 技術としてそうしなくちゃいけませんが、
波を想像上のものじゃなくて、コンピューターが作り出した本物の波なんです。
だから、本当に大変でした。
その波に流されないようにしなくちゃいけないし、同時に演技もしなくちゃいけない。
ちょうどいい感じにつかんでやらなくちゃいけない。

結局、一番大変だったのは天候でしたよ。冬に入ってしまいましたから。
もともとは寒くないよう、水のシーンは夏に撮ると言われていたんです。
その後、撮影が伸びて時間がなかなか取れなくて、
秋の終わりになってやっと水のシーンが始まった。
だから、その後北京で撮影をしたんですが、北京の冬って知ってますよね。
だから大変でした。

――ツーイーがこう言っていました。
この映画が終わったら、しばらくは気持ちを休め、
楽しいことや簡単なことをして、正常な生活に早く戻らなくちゃ、と。
あなたはこの映画のあと、どんなやり方で調整をしましたか?


 実はこの役はすごく長くやってる感じがするんです。
自分として役の中で生きていたという感じです。
というのは、最初の撮影が長く続いたあと、待機の時間もまた長かった。
一気に撮影が終わらなかったので。

俳優たちはみな所属が違うから、もう他の出演契約があったりする。
それはやらなくちゃいけないから、その間、待たなくてはなりません。
待っている間は撮影のときの状態に戻れない。

なんでこんなことを言うかというと、どの俳優もこの映画ではみな辛い役なんです。
ぼくもこんなに辛い気持ちになるとは思ってなくてびっくりしました。
撮影して、いったん終わって、終わるのはいいけど、また来なくちゃいけない。
そして前の状態に引き戻される。
こういうことが続いて、振り返るとずっとあの状態にいたなと、
自分はずっと厳澤坤だったなと感じたんです。
とても……辛いとは言えないけれど、わかりますよね。

「ここ数年映画出演が少ないですが、何をしているんですか?」
「待ってます(笑)


――ここ数年映画出演が少なく、ほとんどあなたのことを見ませんが、普段は何をしてるのですか?

 待っているんですよ(笑)

――だから実はたくさんの脚本が送られてきてるのに、全部だめだと言っているんでしょう?

 だめだとは言えません、ちゃんと読みます。
もちろん大勢の人がずっとチャンスをくれて、
読んでほしいと言ってくれるのだから、やっぱり読みます。
読んで、お断りするとしても、相手の方とは話をします。
ちょうど今あなたにお話ししたように。
この役はいらないように思うと話したこともあります。
「いい映画であってほしいと思うんです、この役はなくしても全然大丈夫で、
この人物を入れるととてもしっくりしないと思います」とね。

――最近のニュースを読むと、映画の仕事をしていないとき、
あなたはずっと家にいて読書したりDVDを見たりしているといつも書かれていますね。
最近、どんな本を読んでいますか?


 なんでも読みますよ。

――なんでも気の向くまま読むということですね。

 どの本とは答えられないですね。
時によるし、仕事のために読むこともあるし。

――普段の生活は台湾ですか?

 あっちこっちです。

――DVDですが、例えばホウ監督の「黒衣の刺客」のような、
みんなが見るようなDVDも見るのですか?


 もうDVDが出たの?

――いえ、まだですが、見てみようと思いますか?

 チャンスがあれば見ます。

――しかし、あなたと芸能界とはつかず離れずの感じでしょう、
みんなあなたのことを捕まえられない。みんなとの関係は密接なのでしょうか?


 みんなとの関係?

――つまり、普段、人と、例えば食事に行ったり、最近誰がこんなことしてるとか、
誰は何を撮影中だとかいったおしゃべりするようなことです。


 スタッフの人のことを言ってるんですね。
もしちょうどみんながいるということがあれば、やっぱり食事をしますよ、
でも長い時間じゃないけれど。
みんなそれぞれすることがあって忙しそうですから。
例えば、もし今日北京に来て、時間があったとしたら、
やっぱりここにいる友達に電話して、いたらご飯食べない、とか言うかもしれません。
それでも自分のスケジュールを見て、取材とかプロモーションとかあるかもしれないし、
だから絶対そうする、というのじゃなく、自然にやってます。 (完)



   BBS   ネタバレDiary 20:10


2015年07月23日(木) 「太平輪・下」インタビュー(新浪娯楽)1

昨日の新浪娯楽の記事、やっぱりご紹介することにします。
映画のネタバレになるところはないようです。

長いので分けます。



平輪・上」が半ばまで船を進めた後、「太平輪・彼岸」がついに続いて出航する。
このスクリーンの巨船の運命はいかに。7月30日公開で明らかになる。
金城武は「太平輪」で台湾に暮らす日本軍軍医に扮し、
日本の娘、雅子と清純な恋愛が生まれる。

デビューしたてのころ、レネ・リウと2人で
陳昇(ボビー・チェン)のオフィスの便所掃除をしていた金城武は、今日、
なんと映画界でもまれに見る男神となり、ものうくゆったりとした存在感を示している。

彼の前回の作品は、まだピーター・チャンの「武侠」のままだ。
「武侠」の後、ピーター・チャンは既に2本映画を撮り、
ヒロインのタン・ウェイなど、スクリーンの常連となって、
今年だけで4本の作品が公開される。
ところが彼はめったに姿を現さず、現れたと思ったら、
生え際が後退、ひげぼうぼうの、よくある中年男性の雰囲気に満ちていた。

ジョン・ウーは金城武を、セルフコミュニケーション型の俳優で、
他の人間とはめったに交流せず、はっきりとした感情を表すこともなく、
世間とつかず離れずの関係を保とうとすると表現する。
しかし、中年になった金城武は、そうした言い方には同意しない。
彼が言うには、現場で静かにしているのは、役の気持ちでいられるようにするためなのだ。

インタビューの間には、乙女チックな一面も垣間見せた――
「映画を見ているとき、将軍夫人のところで泣きそうになりました。
周りに人が大勢いたので、大泣きはできなかったけど。
でも、わかるでしょう……すごく泣きたくなった」

――「太平輪・彼岸」で、あなたと長澤まさみの役の恋愛は、どんなふうに進むのですか?

金城武 2人の気持ちは、上と下に分かれてはいないんですよ。
撮影は1度にやりましたから。そのときは2部作になるとも知ってなかったし。
だから、「上」を見たときは、そこでちゃんと芯になる内容を伝えておく必要があるなということも
もちろん理解できました。
2部に分けなくてはならなくなったとき、
どうしたらよりいいのか考えなくちゃいけなかったからです。
映画を見た友達から、君の出番はないじゃないかと言われました。
ぼくは、そうなんだよと言いました。
ぼくらもただそうなんですと言うしかなかったんです。

――「太平輪・彼岸」はもう見ましたか?

 はい。見てる間中泣いてました。
自分が出た映画を見て、何か感じるということはめったにないんです。
ぼくらが自分の映画を見るときは、どちらかといえば職業的、技術的な面から見てしまう。
で、ストーリーはどこかに行ってしまいます。
でも、この映画を見たときは、将軍の夫人のところで泣きました。
周りに人がたくさんいたので、声をあげて泣くことはちょっとできなかったけど。
でも、わかりますよね……泣けたんです。
その後、自分のところになったら、これもとてもつらかった。
あの、演じたときの状態に引き戻されたからです。
だから、ぼくは面白かったです。見た人はきっとみな泣いてしまうと思います。

――ジョン・ウー監督とは何度も仕事されていますが、
「太平輪」で監督からオファーをもらったとき、
ちょっと見ると、この役は一番やりきれない感じですよね。
将軍ほど男らしくなく、かっこよくもなく、
といって平凡な庶民役を演じる難しさもなさそうだし。
なのにあなたはなぜそのときこの役に惹かれたんでしょうか?


 理由はいくつもあります。
ぼくは、この役は男らしいからやろうとか、そういうふうには考えません。
多分、監督がオファーしてくれた、その役が、
ぼくにいろいろな面でよく似たところがあったんです。

ぼくは台湾生まれで、父親が日本人なので、背景が少し近い。
さらに澤坤が話す言葉、日本語、中国語、台湾語、どれもOKです。
だから、あのとき、いいなと思い、興味を持ちました。
ぼくにとって自然だと感じたから。

無理してやるのじゃなくて、割に自然にできる、
そういう面にわざわざ力を注がなくていい。
そうであれば、感情の演技をどうするかに力が注げる。
言葉が最大の障害だなと感じることがときどきありますけど、
この映画の澤坤については全部できますから。

その上、この物語の内容は、ぼくがよく知っていることだったんです。
というのは、子どもの頃からそういう環境にいたので。
台湾で育ったから、誰々の家はこうだ、という話をよく聞きました。
あのころの台湾と大陸の関係は、今とはもちろん違います。
でも、あの年代の話はみな聞いたことがあるんです。
それで、脚本を読んで、澤坤の部分にとても感じることがありました。
かえって、もし将軍を演れと言われたら、できないと思ったでしょうね。
わかりませんから。そういう環境で育ってこなかったから。(続く)
(新浪娯楽 2015.7.22)



   BBS   ネタバレDiary  23:00


2015年07月22日(水) 記者会見中継始まる●終わった……●記者会見の内容少しだけ●最終ポスター&予告編

スマホ、iPadお持ちの方は以下のところで中継が始まりました。

記者会見

会見自体は、楽視のサイトによると12時(日本時間)のようです

楽視のサイトで見るほうがちゃんと見られるようです 楽視


会見終わる 14:30

残念ながら質疑応答の最初のところで時間切れになってしまいましたが、
なんとか見られました。

どんな格好で現れるだろう?
「上」のときの出で立ちが好きだったので、似たような感じだといいな、
せめてヒゲだけは剃ってきてほしいな……と思っていたのですが、
登場した姿はこれ。(記者さんの写真お借りしました)

  


見た途端、絶対次の映画の準備だ! と思って、ヒゲもどうでもよくなりました。
(そうであってくださいね)

いずれ、ニュースサイトに記事やちゃんとした写真や動画がいっぱい出るでしょうが、
動いてる様子もごく短いけれど微博でアップしてくれているので、それも。

 

ほっそりと痩せた感じですし。
(現場で見た人の話では、相当痩せてるとのこと)

それにしてもお昼も食べず、2時間半、中継動画とファンのチャット、
オフィシャル微博を見続けるのはくたびれました。
ちょっとお休み。
昨日北京に飛んだファン2人が無事潜入に成功したそうなので、
彼らの報告を待つことにします。

写真はこのときがいいです。ちょっと大きいけど。

  




記者会見の内容少しだけ    20:30

微博での写真や身近い動画のアップ、簡単な報告に続いて、
各ニュースサイトで記事が次々出ています。
が、内容は特筆すべきこともなく、
何より、ここ日本では「上」も公開されていない状況ですからね〜。

ちょっとだけ発言を拾うと、

金城武が「小鮮肉」という言葉を知らなかったこと。
司会者が「今、どんどん小鮮肉が出てきて人気だが、
長いこと引っ込んで忘れられてしまうのでは?」と聞いたとき、意味を質問しています。
体格の良い、筋肉の発達した元気な若い二枚目たちのことなのですが、
ネットでは結構普通に見る言葉です。
答えは、「若いときはぼくも表に出ていたけど、もう新鮮じゃなくなっただけ。
年取ることを心配しても仕方ない、心配しても年はとるのだから。
年にふさわしい役ができればいい」
ただ、「厳澤坤の大学生時代を演じるときだけは、ちょっと不安だった」とのこと。
質問も質問ですがね。
(これ、動画を見たら、記者の質問でしたね。7.23)

上の質問で年取ることに対し、武が答えていると、
チャン・ツーイーが「あなたは年を心配する必要なんかないわよ。
今日会ったら、10年前よりかっこよくなっていると思ったもの」と言葉をはさんでくれました。
武は「ほんと! 君もだよ」と。

雅子との愛について、「撮影中はずっと彼女のことを思っていたし、
アフレコのときはそれがよみがえってきて、ちょっと辛かった」

写真はこのサイトにたくさん(97枚!)あります。1905電影網
ここは、後で動画がアップされるのかしら。視頻中国


最終ポスター&予告編




記者会見場にかけられたのがこの横版。

 


金城武が一番大きいのは、中央にいるチャン・ツーイーとバランスを取っているので、
「上」のときと同じですが、なんか……それでも大きすぎるような気が……。
大きいのはうれしいけど。

記者会見に先駆け、ネットで最終予告編「天惧驚濤」がアップされ、
会見の席上でも公開されました。
さらにネタバレあり、ここに動画を貼るとどうも自動で始まってしまうので、
リンク貼るだけにします。見てもいい人だけどうぞ。
「天惧驚濤」編 見られますか?

ちょっと面白そうなインタビュー記事ありました。
読んで、よければ明日アップします。



   BBS   ネタバレDiary  11:45


2015年07月21日(火) 「太平輪・下」記者会見は明日●ウー監督微博始める●主題歌アップ

22日の記者発表の時間と出席者情報が……。

7月22日 10時20分より
場所  北京瑰麗酒店 2階宴会場
出席者 ジョン・ウー、チャン・ツーイー、金城武、ソン・ヘギョ、
     羅大佑、林保怡、王千源、トニー・ヤン


北京在住、あるいは北京に行けるファンが明日駆けつけ、
何とか中に入ってみると言っていますが、マスコミ対象なので、なかなか難しいかも。
日本だったら、まず無理ですね。
彼らの幸運を心から祈っています。
めったに現われない金城さんなので、彼らの熱情もすごいのです。



ウー監督、微博始める

今、このときになって、ウー監督が微博を始めるというニュースが飛び込み、
昨日、開始されました。
「太平輪」の後も、次々予定が控えていますから、
何が発信されるか注目していきたいと思います。
ウー監督の微博は → ここ



主題歌アップ

そのウー監督の微博で早速主題歌公開のお知らせが。

  
Click!

上のオレンジの「播放」をクリックしてください。

MVは、↓>
   



ファンにはいろいろな感想があるようですが……。



   BBS   ネタバレDiary  11:30


2015年07月17日(金) 「假如爱有天意」のMV公開

お約束の通り、李健のMVが公開されました。↓
映画のシーンを折り込み、歌の内容とも合ったMVになっていると思いますが、
まっさらで映画を鑑賞したい方は、今はご覧にならない方がいいかも。

中国のファンも、ネタバレ恐れず、むしろ「もっと教えて」という人が多いので、
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 という感じで私も知る羽目になってしまいます。
「愛有天意」版という新ポスターもアップされています。
はかなく寂しげな感じです、きれいだけど……。→ こちら
ここがもっと大きくてきれいかもしれませんね。





歌だけ聞くのであれば、こちらから。オレンジ色の「播放」をクリックしてください。


   BBS   ネタバレDiary  20:30


2015年07月16日(木) 「太平輪・下」プロモ予定

今回、本当に宣伝が少ないですね。
やっと、一部予定がアップされました。
下のポスターにまとめて書かれています。

  
    



7月17日 李健の宣伝曲「假如爱(愛)有天意」のMV発表
7月20日 羅大佑による主題歌「穿越漩涡(渦)」のMV発表
7月22日 記者会見

主題歌が羅大佑という噂が流れていましたが、その通りでした。
で、この後は?
プレミアはあるのでしょうか? 記者会見は1回だけ?


   BBS   ネタバレDiary  23:10


2015年07月15日(水) 「太平輪・下」宣伝曲メイキング2本目

李健の宣伝曲MVのメイキング、2つ目のバージョンがアップされてます。
1つ目と内容はそんなに変わりませんが、李健の言葉を書いておきます。
本編は2,3日後になりそう。



  


くは音楽と聞いてよく涙があふれることがあります。
泣くことは実はいいことなんですよ、特に男にとっては。
自然に自分の気持ちを開放することができると思うんです。
映画は良い感情の出口でしょうね。

ジョン・ウー、ウー監督は、巨匠クラスの人だと思います。
ぼくは特に彼の昔の映画が好きで尊敬していて、だから信頼感があります。
金城武にしても、チャン・ツーイーにしても、みな重みを持った人たちです。

この映画が大きな興行成績をあげられることを、強く望んでいます。
芸術面では全く心配していません。
でもこういう映画を見て、人々が本当に静かに穏やかになれるといいと思うんです。、
「太平輪・彼岸」を見て、みんなが静かな気持ちで、誰にも邪魔されない2時間を、
この映画の2時間を十分味わえますように。


なお、映画の方は、この後もう1本、最終予告編が発表されるそうです。


   BBS   ネタバレDiary 22:45


2015年07月14日(火) 于真・大庆版予告編と新ポスター(太平輪・下)●「摆渡人」正式クランクイン

澤坤・雅子版に続き、於真(チャン・ツーイー)・佟大慶(トン・ダーウェイ)をフィーチャーした予告動画、
「求生之欲」編アップです。
同時に新しい3組のポスターも。これが最終版でしょうか?
   

   
Click!



「摆渡人」正式クランクイン

オフィシャル微博で発表です。→こちら
でも、金城武の名前がない。
今まで引っ張ってきてやっぱり違う、というのも気が抜けるけれど、
どちらにしろ、はっきりしてほしいところです。


   BBS   ネタバレDiary  9:50


2015年07月13日(月) 「太平輪・下」"宣伝曲"は李健「假如爱有天意」

公式微博ではまだですが、中国の各新聞記事で、
「太平輪・下」の宣伝曲について報道されました。
主題歌ではなく、主題曲で、歌手は李健。
また新曲でなく、彼がプロ歌手の歌唱勝ち抜き番組である「我是歌手」で今年歌った
「假如爱有天意」を新たに歌い録音したものだそうです。

「假如爱有天意」は韓国映画「ラブストーリー」の主題歌で、
韓国映画をたくさん見ていた李健がこの歌に惹かれ、
歌詞を自分でつけて歌ったのが「我是歌手」のときでした。

そのときの動画です。





曲も歌唱もすごく良くて、涙ぐんでいる聴衆もいるのが、なんとなくわかる気がします。
まあ、もともと他の映画の主題歌を、別の映画の宣伝曲に、というのも
どうなのか、と思いますが、個人のアルバムにも入っていないようですし、
今回のために制作したMVの発表が待たれます。
先にメイキングと写真が公開されました。→
 鳳凰視頻 1905電影網



是歌手」は李健の出場のおかげで人気急上昇し、
多くの映画やドラマの主題歌がここに目をつけコラボするようになった。
例えば捜狐視頻のネットドラマ「無心法師」、そして今、映画「太平輪・下」がそうだ。

この華策影業製作、ジョン・ウー監督、チャン・ツーイー、金城武、ソン・ヘギョ、
ホアン・シャオミン、トン・ダーウェイ長澤まさみらアジア第一線のスター共演の
歴史恋愛大作は7月30日に全国公開される。
昨日、”音楽詩人”李健が新しく録音し直した「假如爱有天意」が
「太平輪・下」の助っ人となることが発表された。

実力人気を兼ね備えた李健は、新アルバム制作に忙しい傍ら、
「太平輪・下」の宣伝曲「假如爱有天意」のためにミュージックビデオの撮影を行なった。
このMVでは立方体の空間を作り出し、
李健はさすらいの旅人のようにその中に身を置いている。
周囲は一面さざ波が立ち、雪が舞い落ちて、
「太平輪・下」の悲しくも美しい恋のロマンの雰囲気とよく合っている。
”音楽詩人”の持ち味がこれによってよく表現され、
まもなく発表されるMV本編への想像力と期待をかきたてる。

「假如爱有天意」は李健が出場した「我是歌手」で歌った曲だ。
今回「太平輪・下」のために発表するのは、新たに歌い直したバージョンである。
番組での歌唱との違いは、李健が録音の折、歌の情感を
さらにきめ細やかにする工夫をしていることだ。

李健が今回映画に宣伝曲で”声援”を送るのは、ジョン・ウー監督への信頼のほか、
チャン・ツーイー、金城武ら非常に実力と重みのある俳優が演ずる
歴史恋愛映画への大きな期待ゆえである。
彼はこう言う。
「芸術の歴史を見ると、広まった作品にはどれもどこか悲しさがある。
心残りというのは一種の永遠の美なのだ」
映画会社側も、李健の持ち味は「太平輪・下」の質感とぴったりであり、
新録音の「假如爱有天意」は美しく、また世界がある。
それが多くの選択肢の中から李健に宣伝曲を依頼した理由だと語っている。
(杭州網 2015.7.13)


   BBS   ネタバレDiary 13:15


2015年07月11日(土) 「太平輪」主題歌

主題歌が作られたという話は少し前から噂が流れていたのですが、
オフィシャル微博で、明後日発表するとの予告が上がりました。

  


歌手は誰か?
羅大佑か? という話もありましたが、李健らしいという声が強いです。
(どんな歌手かは名前をClick! 李健を紹介してくれているこのブログでは、
歌も聞けます。「異郷人」は心温まる短いドラマ仕立てになってます)

これが映画の中で使われる主題歌なのか、「心動」のように、映画では流れない、
宣伝用のイメージ曲として出されるのかもまだわかっていません。
いい曲だといいな。

22:30
なお、予告編ですが、国際版として公開されたと同じものが(文字部分は違うけど)
台湾での「正式予告編」として、YouTubeにアップされています。→ こちら


   BBS   ネタバレDiary  15:30


2015年07月10日(金) 「太平輪・彼岸」新ポスター(愛欲悲歓)●「擺渡人」クランクイン?

あと20日で大陸公開の「太平輪・彼岸」ですが、
宣伝はポスター、スチール、予告編ぐらいで、「上」に比べて、非常に大人しめ。

今日、また新しいひと組のポスターが公開されました。
ホアン・シャオミンとトン・ダーウェイのがないんですが、
後で発表されるのか、意味があるのか?

時光網で全点と大きい画像が見られます。

   
Click!




「擺渡人」クランクイン?

ウォン・カーウァイがプロデュースの映画「擺渡人」は、
昨日クランクインしたという写真が、ネットにいくつか上がり、
アンジェラ・ベイビーと、カーウァイらしき人物が見えます。
本当にクランクインかどうか、詳細はまだわかりません。
こちら


   BBS   ネタバレDiary 12:00


2015年07月08日(水) 「GQ台湾」6月号・4

おしまい。


「自分が本当の俳優と言えるかどうかわからない」

の私生活は謎のベールに包まれていて、金城武の質問への答え方には
一種変わった遊離感があり、あたかもある距離を置いたところから、
冷静に観察しているように思える。
俳優以外の仕事をしたいと考えたことはないんですか、と聞くと、答えは、ない、だった。
好きではあるけれど、と彼は、演技することははっきりと生きていくための手段であって、
自分にとっての意味を特に考えたことはないのだと、率直に認める。
だが、自分は俳優である、と本当に認めるようになったのはいつからなのだろうか。

「自分が本当の俳優と言えるのかどうか、わからないんです(笑)。
いい俳優なのか、自分でもわからない」


画は好きであるけれど、映画の本質はチームワークであることも
彼ははっきりと理解している。
「映画は1人で作るものではありません。
言えるのは、その空間に加わるときは自分ができることをきちんとやる、ということだけ。
その他のことはぼくは関係ない」

彼はシンプルな映画が好きだ。
シンプルなことを上手に映画にする監督の力量をいいと思う。
彼はアン・リー監督の初期の作品を例に挙げ、
またウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」が、
本来ならアニメを使わなければならないような映画を、実写で表現しきった気迫を絶賛した。
「観客として、まずい作品とは思えない。これこそ技量です。脚本もいい。
彼もまたシンプルな話を語っているんです」

スターであることに慣れない

ンタビューが半分ぐらい進んだとき、我々はずっと抑えてきた質問を投げかけた。
「17−8歳でデビューして、今日まで、人生の半分以上の時間を、
公共の人間として過ごしてきたわけですが、自分の身分に本当に落ち着けたのはいつですか?」
金城武は、インタビューの間で一番嬉しそうな率直な笑顔を見せて言った。
「あなたはぼくのこと、よくわかっていますね。まだなんです」

「本当は、あなたはずっとスターであることに慣れることがなかった、そうですね?」
「はい、慣れません。と同時に感謝もしています。
いい作品に出合っていい作品にして、
見る人が見てよかったと思えるものにできればいいと思ってます」


ンタビューは終わった。
金城武は礼儀正しくみなに別れを告げ、来た時と同じように頭を下げながら去って行った。
その部屋を出ていく後姿を見ていると、来たときと比べ、
何か吐き出されて軽くなったような感じがした。
この、常に孤立し、人々の視界の外にある男性は、また彼にとっての快適な場所に戻って行った。
そして我々は、次に彼が水面にぽっかりと顔を出すときを待ち続けるのである。
(完)


2つ比べてどうでしょうか?



   BBS   ネタバレDiary  0:30


2015年07月07日(火) 「GQ台湾」6月号・3●新予告編

また少しずつ。


まず自分が納得しないと

技者として、金城武はまず自分できちんと納得しようとする。
役に説得力が感じられないと彼はやらない。
ピーター・チャン監督は「武侠(捜査官X)」のプロモーションでインタビューを受けたとき、
出演させるのが一番難しい俳優は金城武だと言ったことがある。
いつも脚本を読んではまず断る。
出演をOKした後も、一連の「なぜこの役が必要なのか、
削ってしまったほうがもっと良くなるのではないか」といった考証過程が続く。

「そうなんです、ぼくは監督にずっとこう聞いていたんですよ、
ねえ、監督、どうして僕のこの役がなくちゃいけないんですか? 
削ってしまえば、脚本はもうそれで完全に成立するでしょう、って」
その後、監督と少しずつ話をし、次第に徐百九という役をより理にかなったものにしていった。

撮影に入ってからも、彼はまだ自分がちゃんと演じられていないと感じて、
行き詰まっていた。現場のスタッフの四川訛りを聞くまでは。
「それがどこの訛りかはわからなかったけれど、とてもいい感じだと思ったので、
徐百九に四川訛りを喋らせることにしたんです。監督もいいと思ってくれて」
こうして我々が「武侠」で見た方言丸出しの金城武が生まれたのである。
「現場ではでたらめに喋っていたから、後でアフレコするとき苦労しました。
分かる人は滑稽だと思うでしょうね、でたらめだから」

ぜアクション映画にあまり出ないのか質問したときも、
自分が納得できないとやらないという考え方は同じだった。
「昔はやりましたよ。でも、後になって自分が中途半端な演技だなって感じたんです。
武術を習ったことがあるのとないのとの差は大きい。
本当はアクション映画は好きなんです。
でも、その動きやってみろと言われたら、動けないなと感じる。
観客が気にするかですって? わからないけれど、自分が観客なら気になります」
(続く)



新予告編   17:20

2つ目は澤坤と雅子特集だったので、番外として、
全員が出てくる正式な予告編がYouTubeにアップされました。
これはちょっと期待してしまう仕上がりですね。
字幕が繁体字です。

   

武のいた永遠さんが、綺麗な映像を紹介してくださっています。
全画面で見ると迫力あります。→こちら


   BBS   ネタバレDiary 12:30


2015年07月05日(日) 「GQ台湾」6月号・2●更新

続きです。


「ぼくはどんどん年をとってきてる。白髪も生え始めた。
みんな(マネジャー)は黒く染めなきゃと言うんだけど、いらないって言う。
ぼくも40になったんだから! 
どんなときでもそのときらしい姿でいられることこそ、貴重だと思う」


かっこいいと言われるのは重たすぎる

化より、彼にとってもっときつい話題は、やはり外見にまつわることだ。
17歳でアイドルとしてデビューしてからずっと、世間は彼の外形をもてはやし続けている。
彼は男神の最高位となり、CMのロケ地が旅行のおすすめルートを組み替えさせ、
その名前をとった「金城武の木」なるものまで現れた。
記者会見の席上で、記者が、男神と呼ばれてどう思うかと、はしたなくも質問したときの彼の反応は、
どうしたらよいかわからない様子が今でも一番多い。
一番多い答えは、恥ずかしそうに、言葉少なく
「ありがとうございます、どんでもないです」というものだ。

「見かけは結局両親からもらったものです。子どもの頃はむしろ嫌いだったかもしれません。
今もそうかもしれないけど、理解しようとしています」
自分の外見が受け入れられることも、俳優の仕事が得られるための条件の1つなのだ。
金城武は、我々が思っていた以上に「老い」の到来に期待をかけていた。
「年をとって、その年齢に合う作品でちょうど出合えるかどうかを見る。
その方が自然です」


年の夏、金城武は珍しく自分から公の場に姿を現わした。
事の起こりは、当時ブームになっていた「ALS患者のためのアイスバケツチャレンジ」である。
1日の内に、エバー航空社長の張国煒と五月天(メイデイ)、それに趙少康に指名されたため、
チャレンジの動画を公開して応えたのだった。
動画の中で彼は氷を除湿機の容器に入れ、ふっと息を吐くと、そのまますぐ頭から水を被った。
最初から最後まで一言も発せず、ただ字幕によって
ALS患者への配慮と指名をしないということを伝えただけだった。
この動画はネットとマスメディアを席巻した。

「何人もの方に指名されてしまって。ぼくの顔を立ててくれてありがとうございます」
そのときは、あまりあれこれ考えなかったという。
ALS患者支援の活動は関心を呼ぶのに成功したが、
まだ注目されていない弱者の団体や機関はまだたくさんある。
「世間に名前を知られた人間として、自分にできることはできるだけやります。
でも、あれはやり方のルールとして決まりすぎていて、
あんなにかっちり決めてしまうべきではないと思います」
「なぜ除湿機の水を使ったかって? 水を無駄遣いしたくなかったからですよ」
(続く)


21:45 更新

「演技については何もわからない」

ビューしてから今日まで、金城武は適応するということに、
他の人間より多くの時間を費やしてきた。
台湾と日本の混血という背景は、彼を子どもの頃から両方の文化の違いに直面させてきたし、
身分と国籍のアイデンティティの問題は、彼が「太平輪」で演じた、
日本と台湾の狭間で立場に困惑する軍医、厳澤坤と少し似たところがある。

「子どものときから両方の友達がいました。
学校の友達は日本人が多く、家の近くの遊び仲間は台湾の子で、付き合い方も違っていた。
今は、それは困ったことではないんだと感じるようになりました。
別の言葉があるということは別の文化があるということで、
別の価値観、観点があるのと同じだからです」

々な役を演じてきたが、観客は彼のことを「恋する惑星」の警官223はもちろん、
「心動(君のいた永遠)」のラム・ホークワン、
あるいは「赤壁(レッドクリフ)」の諸葛亮に当たり前のように投影して見てしまう。
金城武は、どの役が本当の自分に一番近いかなど考えたことがない。
「ただ、この役をどうちゃんと演じるかだけを考えて、
映画ができてから、観客はどう思ったか、どんなふうに評価されたか知ることになります」

「オタク度」が超高い彼は、ネットでの評判を見ているのだろうかと気になった。
「読むことはやっぱりありますよ。でも目に入れば見るというので、
わざわざ知ろうとするわけではないです。
もし評判が悪ければ、『ああ、人の好みは違うんだな』と思います」
振り返って、もう1度やり直したらもっとよくなるなと思う役はありますか?

「どの役も、もう1度やれば、絶対良くなりますよ。
でも、映画は大体そういうことはないでしょう?
もっと良くならなくても、少なくとも違うふうにはできます」


けもわからずデビューし、アイドルになり、CDを出し、演技をした。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」に出演して初めて、
金城武は悟るところがあり、映画が好きになった。
当時「東邪西毒(楽園の瑕)」に行き詰まって中断中だったウォン・カーウァイが,
余技のように手がけた「恋する惑星」が、金城武に、
映画へと通じる新しい視野を開いて見せることになったとは。

「あのころは1日に1枚、紙をくれるだけで、何を演じるかも知らない。
ほろ酔いのカメラマンに向かって、みんな何をしたらいいかわからないんですよ。
今日の撮影が終わると、次の日また1枚紙をくれる。
そして、昨日撮ったのは良くないから、もう1度やるって言うんです。
でもみんな監督のことは信頼していました。
ああいう雰囲気と創作のやり方はとても面白かったです」

インタビューではいつも、演技の勉強をしたことがないから、演技はだめだと言ってますね。
「演技については、何もわかっていません。
もしかしたら、みんな、ぼくの見かけがまあまあだと思ってチャンスをくれるから、
出られているだけなのかも」
だが、ウォン・カーウァイはあなたの気持ちに火をつけました。
「あのとき、映画ってなんて面白いんだろうと初めて思ったんです。
こんなふうに撮ってもいいんだって。実際本当に面白いです。
それは『俳優ってこんなに面白いものだったのか』ということで、
『スターってこんなに面白いものだったのか』ではないんです」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 14:00


2015年07月04日(土) 「GQ台湾」6月号・1●更新

これも少しずつ。


金城武
スターであることには慣れません


城武の表紙を撮影できると聞いたとき、
編集部内部にさえ、ざわざわと興奮した空気が立ち込めた。
「太平輪」第一部は2014年末に大々的に公開されたが、
それは金城武のその前の映画「武侠(捜査官X)」からもう4年も後のことだ。
2009年より前、彼は年に少なくとも1本というリズムを保っていたが、
2009年の「赤壁(レッドクリフ)」以降は、2年置いてやっと「武侠」に出演、
その後は3年の空きがあってようやく「太平輪」だ。

その間は、彼の「世界が速くなるにつれ、心は遅くなる」と「I See You」のCMが
世の中を覆い尽くすように強力に放映されるのを見られただけだった。
だからこんなに長いこと人々の視線の中に存在しなかった者に対し、
登場してほしいと期待するのをみなとっくにやめ、
公の場への露出はサプライズプレゼントと思っている。
彼の神秘さと、それが引き起こす好奇心は、ずっと正比例してきた。
このような存在は、芸能界・映画界どこでもまれな生き物といっていい。
すべてが明るみにさらされるネット時代にあっては、なおのこと極めて得難いものだ。

「金城武」の3文字は伝説を思わせる。
彼が控えめになればなるほど、マスコミと人々は彼を愛する。
「GQ」は今回、彼とは東京で会った。
彼について、我々はいつだって好奇心でいっぱいだが、それを満足させられるだろうか?
金城武は我々よりずっと、この鬼ごっこ遊びに通じているのである。

取材中、彼は時にまじめに、時に重々しく、時に悪ふざけをしてその場を笑いに包んだ。
コントロールの芸術は、この42歳の青年の掌中にあることが、
時と共にどんどんはっきりしていったのだった。
(続く)


20:45 更新


紙撮影の場所は東京近郊の小さな衛星都市、福生市である。
出発前、グーグル・マップで場所を探し、距離を試算すると、
都心から3回電車を乗り換えて、およそ1時間で着く。
東京の人間でも、日本で3番目に小さいこの市のことを
聞いたことがない人が大部分なほどだ。

朝早く起き、電車を乗り継いで、撮影の場所まで少し歩く。
ハワイ風の昔のアメリカ式住宅だ。
前に1台のオレンジ色の古ぼけたビートルが停まっていた。
車の屋根に取り付けられたサーフキャリアは既に錆びていたが、
車庫にはまだサーフボードまであった。
家の中に入ると、歳月の跡がいっぱいの古い木の床がぎいぎいと鳴る。
室内の古い家具と食品雑貨を見ると、まるで映画で見た
50〜60年代のアメリカ中西部の田舎の村にいるようで、
ともすると、日本にいることを本当に忘れてしまう。

ての準備が整ったとき、外がちょっとざわざわして、金城武が数人に囲まれ入ってきた。
撮影当時はまだ冬のさなかの2月の東京である。
彼は簡単なダウンコートにチェックのシャツ、作業ズボンにスニーカーを履き、
小さなリュックを背負っていた。日本の路上でよく見かける若い男の子の格好だ。
どこから音がするのかというかのように彼は振り返り、さっとあたりを一瞥した。
目はきらきら光り、表情には今起きたばかりのようなものうさと
ハッとしたような感じがあった。
ヒゲはまだきれいに剃っていない。
我々が声をかけて挨拶するチャンスがないうちに、彼はメイクルームへと
連れられて入ってしまった。ここまで10秒もなかった。

アイドルスターが40歳を過ぎたある日

城武が人に与える印象は、野うさぎに似ている。
目がきらきらと、性質は静かで温和、だが警戒心が強い。
周知のことだが、彼は仕事をしていないときは、透明人間と同じだ。
あらゆる手を尽くしてひっそりと控えめにしているが、
職業と身分は彼が平凡でいることを許さない。
だから限られた環境の中で透明人間になるしかないのである。

目の前の金城武は居間のソファに腰掛け、どうぞお座りくださいと言う。
あるいは深々とソファーに沈み込むという方が適切だろう。
左手にタバコを持ち、我々に吸っていても構いませんかと聞いてから、
我々の椅子を近くに寄せさせ、煙がこちらに来ないようにした。

はいつだって侃々諤々やりたがる――金城武がまた老けた、
金城武のしわ、増えてない?
顔が崩れてない? 髪がまた少なくなったんでは?

このとき、我々の目の前の金城武はずっとタバコを吸っていた。
指の間でジリジリ燃えるにまかせ、たまに一口吸い込む。
ものは食べず、ブラックコーヒーを飲むだけだ。
彼のアシスタントがコーヒーを淹れる道具一式をいれたリュックをしょってきていた。
中には手挽きミル、ポット、ドリッパーなどが入っており、
今日の仕事の間中いつも新鮮なコーヒーが補給された。

老いということについて、金城武はホッと一息ついた。
あたかも長いあいだ待ち続けた出来事が起きたかのようだった。
「この『太平輪』には大学生を演じるシーンがあるんです。制服を着てね。
ぼくはそれで思ってました、どうやったらいいだろう? 
それらしく見えるだろうか? とても緊張しました」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 13:45


2015年07月03日(金) 「智族GQ」6月号・4●「GQ台湾」サイトにアップ

これでおしまい。




撮影中、金城武は撮った写真を全然見ようとしない人だった。気にしないのだ。
年齢に対しては泰然としており、
普段の暮らしでは自分の見かけにあまり時間を使いたがらない。

それでも、演じる役どう見えるかにはよく不安を感じることがある。
まもなく公開される「太平輪・下」で演じた厳澤坤がそうだった
――大学生として写らなければならないときには、
その見た目のイメージが彼の不安の材料になった。

この物語で彼が一番心を打たれたのは、映画が語る歴史の過程が
彼自身の成長とぴったり符合したことである。
「ぼくも台湾で育って、お母さんには台湾人の友人がたくさんいます。
この地方の文化とその歴史はぼくがよく知っていることです。
あの時代背景の下で故なくばらばらに引き離されるとき、
大勢の人が即座の選択を迫られました。そういう話はよく聞きました。
脚本を読んだとき、ああって思ったんですよ」

映画では、医学生の厳澤坤は軍医として戦場に行く。
それは運命に押されてのことで、軍人になりたいと思ったわけではない。
この時代の戦争で、双方の文化背景を持ち、戦うためではなく人を救いに行きたいと思う。
これらの要素全てがこの人物に多くの矛盾をもたらす。
そしてかつて複雑な文化的背景の中で成長した経歴が、
金城武にその時代の人間の性格の中にあるプレッシャーを理解させるのだ。

まさにそれゆえ、今回、彼はあまりいろいろと勉強する必要がなかった。

デビューから今まで、金城武は人生の半分以上の時間、この仕事をしてきたことになる。
「いわゆる映画スターは、面白がりながら作品を作りたいと本当に思っています。
それが一番大事なんです。その他のことは時間が証明してくれる。
精一杯やれば、時間がその人の能力を証明するんです」

この言葉から透けて見えるのは、
彼が、自分のことをまだ証明されていないと感じているということだ。
「では、あなたはいつになったら、自分のこのような身分に
少しでも落ちきを感じられるんでしょう?」私たちは聞いた。
このとき、彼の答えが初めて変化が表れた。
「ぼくのことをよくわかっていますね、まだです」
「本当はあなたはずっとスターであることに慣れないままなんですね?」
私たちはまた尋ねた。
「はい。慣れません。と同時に感謝もしています。どうしたらいいのかわからないんです」
(完)



「GQ台湾」サイトにアップ 23:15

台湾版は写真は全く同じですが、筆者が違っています。
含まれている内容は大陸版と共通しているので、
おそらく、合同取材をして、それぞれ記事を書いたのでは?

太っ腹にもオフィシャルサイトで文章を(多分)全部アップしてくれています。

   
Click!

字面を眺めた感じでは、大陸版より生き生きして面白そうな気がします。
こちらも少しずつ訳してみようかと思います。


   BBS   ネタバレDiary 0:40


2015年07月02日(木) 「太平輪・下」予告編・思念の愛●台湾版予告編アップ

「太平輪・彼岸」のオフィシャル微博が、宣伝が下手くそで遅く、
新浪に情報を追い越されているとファンが不満たらたら。
そこで、昨日、「では明日、重量級の情報をお届けしよう」と予告したものの、
また新浪に先を越されております……。

 新浪娯楽の記事と予告編動画、そして新しいスチールは、
こちら

「澤坤・雅子編」とでも言うべきものです。
ということは、他の2組版も作られるのでしょうか。

記事は読んでみて、後ほど。


11:00
記事ですが、前の新ポスターの記事と同様、動画の内容を説明し、
言葉を加えているだけなので、訳すまでもなさそうです。
最後の方に、


日発表された予告編「思念の愛」は、大勢の金城武と長澤まさみのファンを満足させ、
「上」での「2人の出番が少ない」という無念はこの「下」でやっと解消できるでしょう。

とありました。(^^)


台湾版予告編アップ 23:15

「思念の愛」、台湾版でも出ました。

  


   BBS   ネタバレDiary  8:15


2015年07月01日(水) 「智族GQ」6月号・3

続き。




2014年夏、ある非常に珍しいことが起きた
――彼が仕事以外で自分から人々の前に現われたのである。
そのころ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者を支援するために
”アイスバケツチャレンジ”が始められ大勢の人が参加していたが、
金城武もその1人となったのだ。
2014年8月20日、彼はメイデイ(五月天)のベーシスト、マサの指名を受けて実行した後、
その動画を公開した。
動画の中で彼は一言もしゃべらず、除湿器の氷水を被った。
彼がこの活動に加わったことはほとんどの人にとって予想外だった
――その孤独で人と隔たった一般的なイメージと明らかに合っていなかったからだ。

あのときなぜ指名に応えチャレンジしようと思ったのかと聞かれ、彼は、
「何人もの人が僕の顔を立てて指名してくれたのは、実際やはりうれしいことですよね」
が、心配もあった。「あのゲームのルールは、いかにもゲームのルール過ぎた」

彼は後になってALS協会が謝辞を述べているニュースを見た。
「このゲームが終わった後、関心が低くならないといいですね。
みんな、覚えていてほしい。
この世には助けが必要な人がたくさんいるのだから」と彼は言う。

「手助けをするのは大事なことですよ、なぜぼくがしたかって?
指名されたからした。よくわからない、あまり考えていません。
時間を浪費したりしないで、みんながやれることを、なぜあなたはしないの、と言いたいですね」

中学高校時代の友人が持つ金城武の印象もまた、はにかみやで、1人でいるのを好み、
友達と一緒のときはよく酒を飲み、知らない人とはほとんど話さないというものだ。

アメリカンスクールに通っていたときの彼は、むしろ「不夜城」で演じた、
台湾と日本の混血で、「半々」と呼ばれていたチンピラの劉健一に
イメージが似ていると言う者もいる。

金城武と長髪の劉健一は、人を引き付ける気質が似ている。
役の人物は映画俳優のような整った顔であるほか、冷たく周到で、
時折、この種の人間にのみある崩れた魅力を人に嗅ぎ付けられる。

スクリーンの中の劉健一は日本人にも台湾社会にも受け入れられない。
それは確かに金城と極めてよく似たところだ。
彼もまた台湾と日本の混血で、同じく文化環境の中で複雑な立場にあった。
「今はそのことに困惑は感じません、子どものときはそうでしたけど」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 13:30


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