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■ 笊ヶ岳
[笊ヶ岳レポを開く・・ピカリのお部屋山歩きレポです。]
↓の記述は山歩き日記です、本レポは↑からリンクしています。
今回の山歩きは「厳しかったーー!!」の一言です。 2629mの笊ヶ岳(ざるがたけ)へ標高490m地点から登ります。 標高差2139mに加え・・急登・沢渡り・ガレ場。 そして距離。 でも・・昨年登った「三股から蝶ヶ岳・常念岳日帰りトライアングル」「桂小場から木曽駒ピストン」も結構な距離だったし・・大丈夫かなって内心思っていた事も事実でした。 日の長い時期だけ出来る日帰りピストン。 今年初めてのロングコースです。
林道は迷いようのない一本道です。夜明け前に出発しても大丈夫との判断から朝4時には歩きはじめたいねって計画してました。 でも〜〜その出発時間は大幅に遅れてしまい結局出発は5時半。 4時に出発出来てたら・・もっと楽だったんだけど〜と悔やまれます。 遅れた理由は・・・☆さんのドジでした。(本人嫌がるので省略・・)
日帰りレポも何件か参考にし・・ 目標とするタイムをメモって頭の中でシュミレーションした結果、写真撮影をいつものようにしていたんでは不可能であると分かりました。 とにかく・・頑張って歩こうー!です。 その代わり、休憩はキッチリ時間を決めてとることとして・・・出発。
小さなゲートを通り・・・(後でネット仲間のたけさんが土日当たりにこのゲートまで行っていた事を知りました)林道歩きです。 間違えようのない林道。あぁ〜〜4時に歩きたかった。 その林道終点から山道へと。その先には以前人が住んでいた民家が残されているはずです。 ポイントで時間確認しながら・・いいペースで進んでいます。
しかし・・とにかく距離が長い・急登が長く続く・・ 笊ヶ岳までの間に桧横手山(2021m)布引山(2383,7m)があり布引山から一旦標高を200mくらい下げてから250mくらいを登り返します。 布引山手前にあるガレ場はとっても素敵な場所でした。 花が綺麗で・・やはり写真撮影は控え目にといっても☆さんにはたまらないでしょう(笑) そこで多少引っかかり(30分ほどでした)・・まっ☆さんとしては名残惜しかったでしょうが次なる山、最終目標地点である笊ヶ岳へと向かいました。
そして・・笊ヶ岳山頂!! 残念ながら展望ゼロです。そればかりか雨まで降ってきました。 そして・・なんと〜ヒョウまでバラバラと音をたてて落ちてきました。 「痛いよ〜〜〜!!」写真を一枚撮影して慌てて山頂を後にしました。。 後は・・・下ればいいんだーーーー!! その時の私にはまだ余裕がありました。 今までの山歩きで下りの時間を相当短縮出来ると思い込んでいたからです。 同じように長い距離の山歩きとしては最初に書いた二度の山が有りますが、全く別のものでした。 アップダウンの違いもあるし足場の違いもあります。そして稜線歩きの有無。 今回の山歩き前半はとにかく登る登るです。私が好きなのは多少アップダウンしながら要所要所に急登。岩場でウキウキ〜という展開。 今回の山歩きではひたすら登る。 自分で思うより体力は奪われていたのだと思います。 山頂付近で雨・・そして山頂でヒョウ。 雨に濡れたばかりの木の根っこはとても滑り、慎重に下るしか出来ません。 今回は念のため膝にはサポーターをしていました。 傷むということが無かったので助かったけど、最初の下りで時間短縮出来なかったことで時間がかなりシビアなものとなりました。 とにかく川を渡る、ガレ場を通過するまで下らないと・・・ 日が長くなったとはいえ、やはり気持ちは焦ります。 朝嫌だな〜と思った林道が今では早くあの林道までという目標となっていました。
でも〜〜そこはピカリ隊。。 頑張ります。時々携帯が繫がる場所があるらしく・・掲示板へのカキコミを知らせてくれます。 結構励みになったな〜〜〜o(^-^)o 迷い易そうな箇所がほとんど無く・・目印のテープもしっかりあり・・・ まっ現在の標高は・・という標識類はなかったけど高度計があれば大丈夫だし・・荒れてるわけでもないし・・普通に歩けたら大丈夫な山だなって感じました。 4時から歩いてたらな〜〜´。`)はぁ・・・ 本当に悔やみました。 とにかく早く川を渡る地点まで急ごうと頑張りました。 川の流れの音を耳にしてからが長いというのは常念で分かっていたけど、九十九折の登山道を川まで下る距離は実際の距離よりも長く感じられました。 やっと到着し、☆さんにサポートして貰って渡り、ホッと一息でした。 川の水は痛いほど冷たく・・痺れるようでした。 そして・・また歩き、ガレ場を通り・・上からバケツをひっくり返したようなシャワーを浴びる箇所を何箇所かくぐり・・鉄製の橋(のような渡し)を数箇所と吊り橋を渡り・・・ 歩く歩く・・歩く〜〜〜〜!歩くの飽きたよ〜〜〜(;>_<;)ビェェン。 早く林道に出たいの一心で歩きました。 やっと民家跡に到着・・・後少し気をつけて下れば林道だーーー!!
そして・・・林道へと戻ってこれました。 そこからの歩きは一本道。
車を止めた駐車場近くにある民家の灯りがボンヤリ見えた時は嬉しく、本当にホッとしました。
車に戻り・・片付け、着替えをして、グッタリの私。 しばらくその場で休んでから出発。
☆さんは勿論帰り道も運転です。 いつも私の気分で振り回していますが・・今回の山歩きで改めて☆さんの底力を垣間見た思いです。 今回の山・・登りで私は100パーセントの力を使って登りました。 ☆はセーブして歩いていたと言います。 下りでもバテル・・・今経験しておいて良かったと思います。 下りに強いを過信しちゃいけないという教訓を得た貴重な山歩きになりました。
山頂でのヒョウ。展望ゼロ。 あれがなかったら・・・早く下山しなさいという山の神からのメッセージだったのかもと今思っています。
往復13時間。。。でした。
2004年06月14日(月)
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