喰いえるコトなど

グルメ?何それ?ウマイはウレシ、マズイはタノシ。
いわゆるひとつの食い意地日記

2001年06月30日(土) 意外とぬめりますね。

こんにちは。
6月30日の日記になってますけど、今日7月3日です。
普段はね、「衣食住」って、ジャンルに登録してます。
食にまつわるアレやコレを書いてきました。
ですが、そんなコトに関係なく日々事件は起きて。
どうしてもね、誰かに聞いて欲しい事ってあるじゃないですか。
ねぇ、アナタ。ちょっと聞いてくださいませんか?

今ね、まっさおです。
それはね、今日締めきりの仕事が
まだ終わってないから、ではないです。
後もう少しで終わるのでね。
顔がまっさおになるほど、追い詰まってはいません。
今、正午をすぎたトコロで、
夕刻には持って行けると思います。
つーか、持っていかなあかんねやけど。
つーか、こんなコト書いてるヒマあったら、仕事つづけろ。

……まあね、そういう状態であるにもかかわらず、
どうしても聞いてほしいんです。アナタに。


最後はバラ。
「おかあちゃん、やっと終わるね。
このバラさえ出来たら、持っていけるね」
心の中で、造花の内職をする母子家庭ごっこをしながら
(さすがに、声に出して言うほどには壊れていません)
フィニッシュに、向かっていた。

………いえ、造花を作っている訳ではないんですがね。

後は花心部分に黄色をいれるだけ。
どれ、ちょっと休憩でもするか。
立ち上がったんですよ。
ヌルって、したんです。ヌルって。
まっさおになりました。足のウラ。

御存じでしたか?
意外とぬめりますね。

「………もっとサラサラしてんのかと思ってたわぁ」

そう思いましたね。

まっさおなウルトラマリンのカラーインクに
左足をどっぷりつっこみ、ボーゼンとたたずみながら。
まるで大魔人のように。

かなんな、しかし。えらいこっちゃで、ホンマ。




2001年06月29日(金) やっと最後=メイキング オブ コンビーフ9

というワケで普段、料理をしてないばっかりに、
どうやら牛肉の値段相場を知らず、
分不相応に高い肉を買ったようだ。

…………良かったよ、肉を買った後1週間くらいねかせんで。
…………良かったよ、レシピを守って。
レシピを守るのは大変やったけど、
忠実にレシピを守って本当に良かった。
妙な遊び心を出して、変な味にしてしまわなくて、
本当に良かった。
おかげで「大変おいしゅうございます」と、
料理記者、岸あさこさんが
頭の中に登場するよなコンビーフが味わえました。

ながなが、たらたら、書いたけど、
缶詰でしか味わえないと思い込んでいたモノを作る喜び、
出来上がりが想像を絶して美味しかった喜び
(そりゃ想像せんかったら、どんな味でも想像を絶するわな)、
少しでも伝わっただろうか?

ほんっと、おいしかったのよ。

ひょっとして、作ってみたい?
●材料…………牛肩ロース肉(塊)1キロ
       タイム、ローリエ(生または乾燥 各適量)
       塩大さじ2/白粒コショウ小さじ1
●下準備………メイキング1参照(二晩ほどつけ置く)
●作り方………メイキング3参照

<コンビーフ作りの注意点>
その1[タイムとローリエは適量]
    忠実に適量を守るコト
    ↑なかなか大変(かな?)ですが、ガンバロウ。
その2[マスタードシードは入れない]
    レシピにコレッぽっちも名前が出てこないものを
    入れたくなるのはヒトとして当然の欲求(やんな?)。
    その欲求を克服するようガンバロウ。

そしたら、おいしいコンビーフが食べられる!!

ほんっと、おいしいんだってば。
ごちそうさまでした。




2001年06月28日(木) 今日の仕事=メイキング オブ コンビーフ8

してきました、社会科見学。
牛肩ロース肉の値段相場、市場調査。
昨日の疑問がめでたく解消されました。

<問>
牛肩ロース肉、グラム380円。
どないですか?
安いンですか?
高いンですか?
ちょうどエエくらいですか?

●紅花和牛和牛上肩ローススライスすきやき用
 私が調べたい類いの肉とはちょっと違う。
 お肉様の下に芝生がしいてある。値札も木の表札。
 100グラム…………1000円
 100グラム…………880円

●有機飼育牛豪州産牛肩ロースブロック煮込み用
 私が求めていた、肩書きの肉。
 煮込みにふさわしい、なおかつ有機飼育、身体にも良さ気。
 100グラム…………78円

●有機飼育和牛肩ローススライス
 同じく、私が求めていた、肩書きの肉。
 100グラム…………88円

………………………………………………………
………………………………………………………
………………………………………………あのー、
私ね、はじめグラム1200円、とか言われたんですね。
で、あまりの高さに絶句したら、
グラム380円のを勧められたんですね。
「ソコソコの肉を安くしてあげるよ」って。

<答つーか、近所の肉屋のおっちゃんへ>
おっちゃん!グラム1200円て!!何考えてんのん!?
市場調査した店のお肉様より、お肉様やん!!
高いやん!!グラム380円かて!!
ソコソコの肉とちゃう!!高いって!!
国産の有機飼育牛でも1キロ880円で作れたやん!!
グラム88円の肉やったら、4回も作れんで!!
どないや、コレ!!!!




2001年06月27日(水) 明日の仕事=メイキング オブ コンビーフ7

実は最近、料理からは遠ざかっている。
ちょっとでも忙しくなると、外食か出来合いを買ってくる。
記憶力の欠如に関しては、我ながら
恐ろしいくらいに自信があって、そんな日が続くと、
本当に食材の相場というものが全然解らなくなる。
ヒトさまが安い、と思うものを高く感じたり、
ヒトさまが高い、と思うものを安く感じたり。

今回、コンビーフに使った肉を買う時だって、
どれくらいお金をだせばよいのかわかんなかった。

私が肉を買う時は、もっぱら豚専用。
豚肉の値段はともかく、牛肉なんて
まったく検討がつかなかった。

肉屋のおっちゃんは、グラム1200円程度とかいうし、
「そんなん1キロも買えへんやん……」
と、その場で固まってしまったら、1キロ3800円にて、
おっちゃんいわくソコソコの肉を売ってくれた。
(コトの顛末は「メイキング4」に)

その時は、なんだかとっても、安く済ませた気がした。
すっごく得をした気分がした。

けどな、よぉ〜お、考えたらグラム380円って………。

どないですか?
安いンですか?
高いンですか?
ちょうどエエくらいですか?

牛肩ロース肉グラム380円…………。
はたして、その価値やいかに?

もはや市場調査をせねば、この問題は解決しない。
明日の仕事は決まった。




2001年06月26日(火) はてさて、お味は?=メイキング オブ コンビーフ6

さて、一昨日の日記の続き。

やっとコンビーフを煮て、ニタニタほくそ笑んでます。
煮た後には、数日家をあけねばならなかったので、
すぐには食べられなかった。
冷まして、冷蔵庫にほおりこむのが精一杯。
ま、冷蔵庫で1週間は持つという事だったので、
取りあえずは仕方がなく。

用事を終えた2日後「どれどれいかがなものか」と、
包丁をいれる。
そしたらね、おいしかったです。しかもごっっつい。
びっくりしたなぁ、もう。

もっぱら、コンビーフを自分で作ってみるという点に、
感心が注がれていたので、「味はどんなんかなぁ〜」
とか期待するコトや、想像するのを忘れていた。
そんな具合に、うっかりと調理をしたので、
それを口にいれてみた後の、
おいしかった時の感動ときたらまあ。

肉部分がね、缶詰めのコンビーフの味を極上にした感じ。
塩でひきしまった肩ロースの部分が、筋というか、
ちょっと太い繊維状になってて、
煮られたソレがやわらかくなってるわけです。
それから、かたまりを外から見た時はわからなかったけど、
肉塊と肉塊がつながって、ひとまとめになってるでしょう?
その肉塊と肉塊をつなぐ部分が
透明のゼラチン質になっているわけです。
そこがもう、べらぼうに旨い。
手の平を上にむけて、鼻の下からそのまま上に
グイッとひきあげたいぐらい
「てやんでぃ、べらぼうめぃ」に、旨い。

私にはこういう場合の調理の常として、後先考えず、
ついつい調味料をあるだけほおりこんでしまう傾向がある。

「タイムな。買ってきたフレッシュもんのワンパック、
のこしてもザンないし、全部つこたろかい。
そういや、ずいぶん前にパッケージにひかれて買ったものの、
どないして使かったらエエかわからん
マスタードシードがあったな。
一緒にあれもいれよっかなぁ〜」
タイムはともかく、レシピにないモンまで、
使おうかとさえ考える。
我ながら、何を考えているのか?

レシピを無視して作って、
肉屋のおっちゃんにサービスしてもらった、
そこそこエエ肉を台なしにしたら
どないするつもりだったんでしょう?

続きます、コンビーフ作りについて。
書きたい事がまだまだある。




2001年06月25日(月) 寿司につけるもの

最近、レバーだの、コーンビーフだのについて、
延々書き続けてきた。
さっき確かめてみたらコノ1週間、肉についてしか書いてない。
ひとつのテーマで、ぐだぐだぐるぐる書き列ねているので、
あんまり長いのもナンかと、日を分けて書いたりもした。
したらば、

「肉ばぁ〜〜〜〜〜〜っか!!」で、ある。

もちろん、違うモンも喰っているのであるが、
書き続けるだけでもあきる。たまには、肉以外のコトも。

然る紳士の然る日記にて。
然る紳士は「カレーには醤油」だそうです。
流れの中で寿司を食すについても、考えておられた。
「お寿司を食べる時も、ソースをかけねばならんのであろうか?」と。
もちろん、その後に話が続くのであるが、
ココではその話の成りゆきについては置いとく。
上記の一文を読んで、ふと感じた事。
「寿司に何をつけるか……?
寿司には………マヨネーズやったな!確か」

いえいえ私、最近でいう「マヨラー」なんかでは
決してございません。
サラダさえオリーブオイルと塩があれば、コト足りる。
私の中で「寿司にマヨネーズ」がインプットされた時。
それははるか遠ぉーい、過去のコト。

その昔、イトコが私にとって音楽だの文学だのの仕入れ先でした。
ある日のコト、イトコから召集がかかった。
「いよいよ、決行や。寿司食べ会すんどー」
集まったのは4人。
8歳上、5歳上のイトコと3歳上の兄、そして私。
ただ寿司を食わしてくれるだけで
召集をかけるような、そんなわきゃーない。
当時流行っていた深夜ラジオ番組で、
「ゲテもんのように思うが、喰ってみたら旨いもの」
といった感じで紹介されていたのが「寿司にマヨネーズ」。
目前に置かれた小僧寿司で買ってきたパック寿司。
それは沢山入ったファミリーパックとかではなく、
ほんの独り分が楽しめるくらいの「握り盛り合わせ」。
4人が頭をくっつけた真ん中に鎮座まします「握り盛り合わせ」。
小皿にマヨネーズを出し、そこに醤油をいれて、まぜる。
本来のマヨネーズの半分くらいの固さまでゆるめる。
期は熟した。各自ひとつづつ握り寿司を手に緊張の面持ち。
「いくど」
「おうよ!」
「どないや?」
「うん、どんな味が想像もできなかったけど、悪くないよね」
「おう!ワシもそう思う。意外といけんな」

てなコトで、私達はイトコが愛聴していたラジオの深夜番組で
紹介されていた未知なる味を確かめたのであった。
20ウン年前の話である。
当時、最年長のイトコはニキビ面。
中学生だか、小学生高学年ぐらい。
おこずかいを沢山もらえるでなし、
イトコはこの日のために、おこずかいをためていた。
イトコのうちも、私のうちも、ひもじい思いはしたコトはないが、
友達が持っているモノを欲しがったって、
「ヨソはヨソ。うちはうち」という名言のもと、
自由に欲しいモノを手にいれられない程度の貧乏だった。
そんな私たちにとって、イトコが自分のお金で買ってきた
「握り盛り合わせ」は、なかなかに貴重なモノであった。
そうして、その寿司をマヨネーズなんかで
食べるのは非常に贅沢な気分がした。

イトコが愛聴していた当時の深夜番組の
パーソナリティーさんに一言もうしあげたい。

拝啓○○○○さま
まったく、あなたというお方は、
ええトコのぼんのくせして、どんな食べ方をなさるのやら。
あなたが紹介してらした「寿司にマヨネーズ」
たしかになかなか悪くはないお味でした。
おかげさまで、イトコ達との
楽しい想い出の貴重な1ページができました。
最近はシンシュンシャンソンショーなんぞ
やってらっしゃるのでしょうか?

えっ?今ですか?
もちろん、寿司にマヨネーズ………つかってません。
楽しい想い出と現実との区別がつくくらいには
大人になったもので。

それでは。




2001年06月24日(日) やっとニタニタ=メイキング オブ コンビーフ5

今、24日になりたてです。なんで24日の日記があるのか?
まぁ、イイじゃないですか。未来日記って、コトで。
細かい事は突っ込まない。

さて。昨日の続き。
そうして手に入れた牛肉のかたまりだったのであるが、
水曜日まで手つかずで、冷蔵庫にほりこんでおいた。
なぜなら、白粒コショーが近所で、手にはいらなかったからです。

牛肉は月曜日に手に入れた。
フレッシュタイムとローリエも、その日のうちに手に入れた。
そして、白粒コショーだけが手にはいらなかった。

「まあ、いい。明日、ヨソに行ってみよ」

悠長にかまえて、火曜日、水曜日、
近所のスーパーを回るコト、5軒。
「ちっ。田舎モンめ。」つぶやくコト、5回。

しかし、よくよくレシピを見てみると、
白粒小ショーは茹でる時に必要なのであって、
肉、タイム、ローリエが揃っていれば、
とっとと、下準備にかかれたのであった。

いっそもっと放置して、腐敗直前の珍味に酔いしれようぞ!!
との意見もあったが(心の葛藤は20日参照)、
結局、水曜日の深夜にコーンビーフ作りにとりかかる。


未来日記のはずが、過去のコトだけじゃないか……。
まぁ、イイじゃないですか。過去日記って、コトで。
細かい事は突っ込まない。

今、ニタニタしてます。
なぜならさっき、やっと煮終えたからです。
ただ今、冷ましチュー。

さて、味はいかがなものか?




2001年06月23日(土) 買った日のコト=ちょっと前のかたまり==メイキング オブ コンビーフ4

さて。

ある日のコト。知人がコーンビーフを作ったという。
コーンビーフといえば、缶詰めのあの肉しか思い当たりがない。

「あんなモンつくれるんの!?」

私も作ってみたいとレシピをねだった。

いただいたレシピによると、牛肩ロース肉を1kg塊で。
タイムとローリエと塩につけおき、後は白コショーと茹でるだけ。

レシピをくださったヒトは言う。
「肉はそんなに高いのでなくても、けっこういけるよ」

今週の月曜日。
最近、牛肉はトンとお見限り。

「……?牛肉って、いったいどれくらいの値段したっけ?」

とりあえず、どれくらいの値段がするもんか
確かめるつもりで、肉屋さんをのぞいた。

私「こんにちは。牛肩ロース肉って、どのくらいするんですか?」

店のおったん「イロイロあるけど、キロ1200円くらいかな」

私「……………」
 (そんな高いん?1キロなんか買われへん。
  牛肩ロース肉の実力を侮っていたよ)

店のおったん「何にするの?」

私「コーンビーフを………」

店のおったん「それなら、そんなにイイ肉でなくてもいいから、
       適当な肉をちょっとサービスしてあげるよ」

結局1キログラム3800円ナリ。

ちょっとシモもふってるらしい。
おったん、こないだもチョコレートブラウニーを
真空パックしてくれたし……ホンマにどうもありがとう。
しかも、わたしゃー、チョコレートブラウニーの一件で、
「ガセネタつかませやがって………」
とか、逆恨みしてたよ。

おいちゃん、ごめんね。イイヒトだったんだね。

思わず、手のひらのシワとシワを合わせて、
拝みそうになるくらい、イイヒトだよ。

「なんまいだぁ〜」

………って、殺してどうする?

そうして、手にいれた牛肉のかたまり、なのデシタ。




2001年06月22日(金) ……こんなことしてるからやん=今日のかたまり==メイキング オブ コンビーフ3


          な
          ん
          で
      冷   ま
      蔵   た
      庫    
      に   こ
      て   ん
      眠   な
      る   時
      肉   間
          の
      い   な
      ま   い
      や   時
      す   に
      っ   
  ヨ   か   
  ミ   り
  ビ   に
  ト   く
  シ   に
  ラ   く
  ズ   し



<意味>

なぜだか急に時間がなくなってしまった週末に、
ふと開けた冷蔵庫に、眠る肉のかたまりであるが、
昨日まであんなに愛おしかったものの、
週末の時間のなさを思うと、いまやすっかり
憎しみの対象にすらなるものであることよなぁ。


<歌に込められた背景>

週末から月曜日にかけて、せなあかん事、テンコ盛りになってもた。
めっちゃ時間ないやん。……………………。
なんかあるでぇー、冷蔵庫に。

「…………肉!!」が。
かたまりであるでぇ〜。たいしたもんやね。
きっちり、水分も昨日の倍くらいになってるし。
漬けとくのは、二晩やでぇ〜。
明日を逃したら、月曜日までほったらかす事になるよなぁ〜。
明日、ゆでなあかんやん?明日、あした、アシタァ〜!!

↓ハイ、できたらここから息継ぎせんと読んでください。

牛肉を取り出して流水で洗ってタコ糸でチャーシューのように
縛って大鍋に肉入れてかぶるくらいたっぷりの水をそそいで
白粒コショウいれて火にかけて煮立ってきたら灰汁とりしながら
2時間から2時間半煮た上に肉がゆで汁より上に出えへんよおに
落とし蓋してそのまま冷まさして冷めたら表面に固まって
浮いている油を取って肉取り出してそのままきりわけて食べる
…………コトなんかできるんかいな?

うっ、うっ、うっ、どないすんねん、ホンマ。
憎い、にくい、ニクい、肉やな、かたまり。
なんか訳わからんコト、言うてるぅ………。



          ホ
          ン
          ト
      問   は
      わ   ね
      れ    
      て   何
      答   が
      う   一
          番
  ヨ   さ   憎
  ミ   く   い
  ビ   じ   か
  ト   つ   と
  シ   ま   
  ラ   で   
  ン   の   
  ワ   は   
  ケ   し
  ナ   ゃ
  イ   ぎ
  ヤ   ぶ
  ン   り   




2001年06月21日(木) ひとり歌会=今日のかたまり==メイキング オブ コンビーフ2


          も
          う
          一
      ロ   晩
      |
      リ   た
      エ   っ
      と   た
      フ   の
      レ   ち
      ッ   に
      シ   は
      ュ   コ
      タ   |
      イ   ン
      ム   ビ
  ヨ   の   |
  ミ   香   フ
  ビ   に
  ト   包
  シ   ま
  ラ   れ
  ズ   て



<意味>

ちぎった乾燥ローリエとフレッシュタイムの葉がしっとりと、
その肉のかたまりを包み、一緒にまぶした塩のおかげもあり、
水分がずいぶんと出てきていることよなぁ。


<歌に込められた背景>

コーンビーフといえば、缶詰めのコーンビーフしか
思い至らなかったドコゾのダレガシが、
コーンビーフを作ったというヒトの話を聞き、
「私もつくりたぁ〜い」と、作り方を教えてもらい、
はじめて肉をかたまり1kgで買い、
つけおいたその肉の変化にはしゃいでいるようす。




2001年06月20日(水) お楽しみはコレから。=メイキング オブ コンビーフ1

冷蔵庫に眠っております、牛肉のかたまり1kg。

こんな肉のかたまり買ったのはじめて。
何キロかまとめて買った事はあっても、
うす切りされているし、あまり実感がなかった。
そういや、10年程まえに、なんでか急に
牛タンもらったコトありました。
それ以来です。こんな肉のかたまり。
しかし固まりやと…………肉!!………やね。

肉を固まりのママ見つめてみる。
やっぱり…………肉!!………やね。

今度は肉を固まりのママ手にしてみる。
ナンと言っても…………肉!!………やね。

肉は腐る直前がうまいという………。
ふと、私の脳裏にある考えが浮かんだ。

『一週間くらいねかせて、異臭を放つ
ちょい前くらいまでほっといたろかい……』

さぞかし、肉の旨味が促進されることだらう………。
それから、仕込んで2日寝かせて……。
そんで、腐る手前のあの独特の匂いがしたりなんかして……。
いや、ちょっとくらい腐ってもエエかも……。
それから、ゆがく時には、そのちょっと
危うい匂いがまた漂ってきたりして……。
そんでもって、食べる時には肉を殺ル(ヤル)つもりが、
「いつ、こっちが殺ラ(ヤラ)れんねん?」
っつー恐怖と旨味がせめぎあって………。
う、う、う、うまそぉ〜う………、
なような、そうでないような。
つーか、そうでないやろ。たぶんな。

そんでも、何かにつけ、自分で確かめたい体質のコノ私。
恐ろしい事にその是非を自分で確かめたくなってしまった。

でも、もちろん、そんなんしませ〜ん。
私のコトです。
限界を見切りきれず、本当に腐らせて、
自分が食中毒になるコト間違いナシ!!

そんなん、イヤ。
あぁ、なんて人間が小さいのかしら、私。
どうか皆さん、堪忍してください。
まだまだ、修行が足りません。

只今0時29分。
これから、タイムをしごいて、
ローリエを小さくちぎってきます。
肉に塩をまぶし、タイムとローリエと一緒に付け込みます。
ふっふっふ。できたら、何をつくろうかな?
ポトフにするか、ステーキか。

いづれにしろ、お楽しみはコレから。




2001年06月19日(火) ホントはね、“○○○で○○○なヒト”デシタ。

プラっちっくの椅子に腰かけ、
頭の中の妖精さんと談笑中の私。
   かなりキテます↑
そんな私に、店長さんが声をかけてくる……
トコからですわ。

店長「お待たせしました。いつもありがとうございます」

いつもありがとうございます……か。……やっぱりな。
……覚えててくれているんやねぇ。私のコト。

店長さんの明るく、無邪気な一言で
妖精さんの努力もおじゃんだ。
「いつもありがとうございます」と、
気持ちのイイ接客をして「その一言でおじゃん」
などと言われているとはゆめゆめ、思いもするまい。
ごめんよ、店長。ああ、もう呼び捨てサ。

どうせ覚えてもらうなら、せめて、せめて、
“レバーのヒト”より“ステーキのヒト”と、
慌ててステーキ串をレバー串と一緒に買ったのも、
無駄な努力やったんですねぇ。もう遅かったんですねぇ。

店長「お待たせいたしましたので、
   レバーを一本サービスさせていただきました」

……………………ん?……………にっぱぁ〜!!!!
『なんや、おっちゃん、それ、はよう言うてくれなぁ〜ん。
おまけしてくれるんやったら、おまけしてくれるってぇ〜』

……………我ながら情けない。
一本サービスと聞いて、ワガ顔、笑顔でゆるみまくり。
まるでハスの花開くかのように、明るくなる音まで聞こえる。
心のボケ老人も、頭の中の妖精さんも
瞬時にしてどこかへ行ってしまった。
今度はいったい、どこのどいつや?(全部、自分やけれども)
うれしさにとち狂って、語尾が少々色気付いてさえいる。

『しかしなんやな、おばちゃん今日ステーキの串も買ぉたのに、
なんでおまけがステーキやのうて、レバーの方なんや?
ま、ええわ、ええわ。
おまけしてもおて、文句言うたらバチあたるな。
そんなんな、どっちでもエエんやでぇ。
大切なんはな、おまけしたろーっちゅー気持ちや。
なぁ、覚え方もな、どんなんでもエエんやでぇ〜。
“レバーのヒト”でも、“ステーキのヒト”でも。
そんでもな、どうせやったらおばちゃん、
“素敵なヒト”って覚えてもろたら、うれしいわぁ。
ほら、ステーキなだけになぁ〜。どぅわはははは!』

………関西のおばはん、いや、オカン登場………か。
どうしようもない駄洒落までついてる。とほほ。
いや、オカンにかまけている場合ではない。
やさしくしてもらったら、ちゃんとお礼を。
にっこり笑顔で挨拶を……せなな!

私「どうもありがとう」
喜びを伝えると、店長さんもバイトくんも
やっぱりニコニコ笑顔で返してくれる。
あぁ〜、うれしいなぁ〜、気持ちがいいなぁ〜。
ええねやでぇ〜、「“レバーのヒト”喜んでくれてる」
とかいう意味のニコニコ笑顔でも。

いや、いっそ心の中のオカン魂でお礼を言ったほうが、
いかに私がうれしいかが伝わったのかもしれない。
しかし、“レバーのヒト”として、
覚えられているであろうコトが判明した今、
ふたりの夢(!?)をこわすコトもあるまい。

いいです私、“レバーのヒト”で。
“レバーでオカンなヒト”な実情がばれるコトを思えば。

“ステーキのヒト”と呼ばれる目論みは儚くも散ったけれど、
たかだか一本買った程度で“ステーキのヒト”を語るなんて、
厚かましいというものなんでしょう。
どっちにしろ、嫁入り前のオンナが呼ばれて嬉しい呼称とちゃうやん。

いいの。一本、オマケしてくれたんですもの……。うれしいよ。
ありがとう、ありがとうやで、おっちゃん。

おいしかったら、今日もシアワセ。
とにかく、ごちそうさまでした。




2001年06月18日(月) こんなん言うてた。

心中おだやかならぬ私に店長さんが、語りかける……
トコからですわ。

店長「いいえ、大丈夫です。ありますよ。
   少々お待ちいただく事になりますが、
   それでもよかったら」

店長さんは、私の心の動揺を知ってか知らずか、
明るく、親切に答えてくれる。

私「どれくらいですか?」

バイトくんはすでにレバーの串を焼きはじめている。
機嫌良さ気に。
待つといっても、普段待っている、
焼いてある串を温めなおすのを待つ時間と
大差があるようには思えない。

店長「2、3分くらいです」
私「じゃあ、2本お願いします。後、ステーキ串を一本」

私は心の中の動揺を悟られまいと、
穏やかな気持ちのヒトを装って、
店の前のプラっちっくの椅子に腰かける。
プラっちっく……もちろん、プラスチックの事である。
しかしこの時、私の心はすっかり、ボケ老人。
自分に都合のイイ事や、悪口しか耳に入らないボケ老人としては、
プラスティックはプラっちっくと言わねばなるまい。
表面的に穏やか気持ちのヒトをよそおうボケ老人……
ややこしいな、我ながら。
しかし、なかなかの演技派、でもある?

私は何をいったい動揺していたのか?
バイトくんは私の顔を見て、こうつぶやいたのだ。

「……あっ、レバー……」←そのいち(昨日参照)
…………ふふっ。こんなん言うてた。

バイトくんは確かに私がオーダーする前に、私の顔を見て
「……あっ、レバー……」と、つぶやいた。
そして私は動揺した。

「……あっ、レバー……」
「……あっ、レバー……」
「……あっ、レバー……」
「……あっ、レバー……」以下、百回くらいエコー続く
私の顔………見たよねぇ?つぶやく前に………。

『ひょっ、ひょっ、ひょっとして……
私の顔みて、レバー、思い出したん?
私のコト、“レバーのヒト”って覚えているの?
“レバーのヒト”って?』←そのに(昨日参照)

わたしゃー、彼らの頭の中で“レバーのヒト”として、
インプットされとんかい……?
そ、そ、そんなんめっちゃイヤァーーーーー!!!

私は“レバーのヒト”って、覚えられているのでしょう……か?
誰か教えて?
そんなん、イヤや。どうせ覚えられるんやったら
“ステーキのヒト”のんがエエぇ〜〜〜〜〜!!!
………ええかなぁ?
いや、なんか小金持ってそうかなって……ふっ。

『まっさかぁ〜、自意識過剰じゃなくって?』
頭の中に住む、妖精さんのつぶやきもあった。

『アナタの顔を見てレバーって、
つぶやいたんじゃぁなくってよ。
たまたま、レバーのお皿をみてカラだな、
って思った時にアナタが行ったのよ。るるるるるぅ〜』
例によって、例のごとく一瞬のうちに頭によぎる。
相変わらず、痛いな、自分よ。

プラっちっくの椅子に腰かけ、
頭の中の妖精さんとお話し中の私に、
店長さんが声をかけてくれた。




2001年06月17日(日) えっ?何言うた?今?なぁ?何言うたん?再び

早朝から出かけてまして。
用事が済んで、帰りにスーパーに寄った。
朝はね、低血圧を実感しますでしょう?低いんですよ、血圧。
たいがいの女性が低血圧気味である。で、たいがいの女性並み程度の低さ。
そんでも意識して、食事で鉄分をとらねば、たまにふっらぁ〜とする。
スーパーの前で出店している焼き鳥屋さんの前でつい、立ち止まってしまった。
目的はレバーの焼き鳥。

だいたい11時くらい。
あらかじめ焼かれた焼き鳥達が、
それぞれの名前が書かれたネームプレートを前にした皿の中に、
何本かずつのっけられている。
今日一日の用意も整って、客待ち顔の店員2名。
店長らしき人とバイトくん。
こないだおまけしてくれた時にいてた二人だ。

私が店の前に立ち止まって、見るとはなしに皿を一見してみると、
レバーの皿だけ、からっぽである。
最初に口を開いたのは、店長さん。

店長さん「いらっしゃいませぇ〜」

ココ最近、この店の方々は以前に増して、
とてもとても愛想がイイ………ような気がする。
バイトくんも、いつもどおりニコヤカ………なような気がする。
前はバンで出店していたのが、最近、店鋪になったし、売れ行きがイイのかな?
やっぱり、ニコニコ上機嫌で仕事してる店は、売り上げもあがるんやよ………ね?
笑顔で接客してもらうと気持ちがイイな。エエ感じやなぁ〜、シミジミ。

次に口を開いたのはバイトくん、そして私の言葉が重なった。

バイトくん「…………………」←そのいち
私「こんにちは、レバーは今日はないんですか?」

ふたりのセリフはほぼ同時であった。
だがしかし、ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ、
バイトくんのほうが先に口を開いていた。
バイトくんの言葉は、ほんに小さく、つぶやかれたものであった。
彼は一言つぶやいたかと思うと、冷蔵庫から生レバーが
さされた串をおもむろにとりだし、まとめて焼き出した。

『あ、あ、あんた、何言うた?今?なぁ?何言うたん?』
心の中で尋ねてみる。
しかし、悲しいかな、時として私の聴覚はけっこうイイのだ。
ボケ老人が自分の悪口を言われた時に限って、よく聞こえる程度に。
そんだけ聞こえりゃ、十分すぎるほどに十分やっちゅーねん。
私は心の中でした質問の解答を聞く前に、すでに答えを知っている。
彼の言葉はけっして、悪口の類いではなかった。
彼の笑顔は、人なつっこく、私の心を穏やかにしてくれる。
そうとは分かっていても、彼の発した言葉は少なからず、私を動揺させた。

私『………………………』←そのに
心の中でひとつの疑問が渦巻く。

心中おだやかならぬ私に店長さんが、語りかける。




2001年06月16日(土) 玄米についての2、3のモウソウ………どぉ〜するよ、アレ?

昨日の日記の結論は「玄米ごはんのおこげ、おいちいなぁ〜」であった。
いったい日記に結論なんか必要か?
そんなこたぁ、棚の上に置いとくとする。まあ、細かい事言いなや。

とにかくそんで、ひとつ思い出した。
玄米について、なんかモウソウしてたっけ。5月の末に。
続けてみよっかなぁ〜。

泉にね、お米をね、落としてしまうのよ。
そうそう、そんな感じ。

日々都会の生活で身をやつしとうヒト………やったな、確か。
そうそう、そんで、危機一髪なんですよぅお。

泉のほとりで途方に暮れる、日々都会の生活で身をやつしとうヒト、であった。

するとその時!
ズザザザザーーーーッッッッ!!
泉の中から米俵を三つ担いだ仙人っぽいヒト登場。

「めっちゃ、力持ちやなぁ〜、ごっついなぁ〜。
つーか、泉の中で私がくるまで、スタンバってたんか?
つーか、めっちゃ息ながいやん、自分?潜水でどんだけ泳げんの?
つーか、小学生みたいなコト、聞いてる場合か?」
いきなり、泉の中からおっさんが出て来ただけでも、
驚くのに、米俵を三つも担いどるんである。
誰が前転せずにいらりょうか、否、動転するっちゅー話や。

「これこれ、お前がこぼしたのは、ココにある三つのうち、どの米ぢゃ?

その一、精米しとらん、新潟産コシヒカリ。俗に言う、玄米ぢゃ。
オーガニックぢゃで、胚芽の部分にも農薬もたまっとらん。
金、銀、銅でいうたら金ぢゃのう。話の流れからして、一応例えとかんとなぁ。

そのニ、その一を精米した白米。炊きたてなんかな、輝かんばかりに、ピカピカぢゃ。
まぁ〜さぁ〜にぃ〜、銀シャリぢゃ、銀シャリ。
精米済みの米はちょっと噛んだだけで、甘もうなってイ〜ジ〜でええぞ。

その三、次は銅ぢゃな。銅はどうかな?……な〜んちゃって!
ホッホホ〜、こう見えてもワシはおちゃめさんなんぢゃ。
あ!なんや!その目つきは!てめっ!!
『しょーもなぁ〜』とか、思ってんちゃうやろな!!

………ヒトがせっかく、せっかく!!
米俵三俵も担いで立ってるのんが、どんだけ大変か!!
言いたかないで。自分が好きやからな、やってるだけや、確かにな。
うん、うん、それは認める。せやけど、ちょっとくらい好々爺……
って、この際自分で言うけど!
まぁ、実際好々爺やからな、それは事実は事実として認めたってな。
で、ヒト様の役に立とうとしてる好々爺が、
ちょっとくらいオヤジギャグ言うたくらいで、
そんな冷たい目をせんかってもエエやんかぁ〜!!」

!!ッッッッーーーーザザザザズ
………………………言いたい事だけ言うて、戻ってしまいよった!!
………………………米俵三俵持ったまま!!
………………………ビデオの巻き戻しか?っちゅーねん!?
………………………どない読めっちゅーねん!?

………………………ナンなんでしょう、このヒト?
………………………つーか、「ナンなんでしょう」なんは私?

………どぉ〜するよ、コレ?さらに!?




2001年06月15日(金) ………なんで、とうがらしエキス入り靴下か?の続き。

………なんでいきなり、とうがらしエキス入り靴下か?
いやね、昨日書いたしゃもじへの突っ込みは、
とうがらしエキス入り靴下のうたい文句だったんです。
で、その靴下の裏についてたんですな、ツブツブ。
グッバイできませんでしたけどね、冷え性に。
だって寝る時、裸足のんが気持ちいいじゃないですか。
私は普段履きにしておりました。
でもね、分厚いからモソモソするんっすわ。
それからね、友達の子供と遊んでいる時なんかは、
長ぁ〜い廊下をね、走ったり、するんざしょ?
しませんか?私はします。
でね、裏にツブツブついてるから、滑らないんですね。
それはそれは、オモシロないですね。そんで、ピリピリするし。
思いましたね。「あぁ、はいってるな。とうがらしエキス」って。

ともあれ。
そんなかんじで、ブツブツ付きしゃもじを小馬鹿にしてた私。
(そんなかんじが、どんなかんじか、謎な方は、
ぜひぜひ、一昨日と昨日のも読んでみてみてくださいまし)

ところがどっこい、実物を見たとたん、心がはずんだ。
どのくらい便利グッズが便利なのか、確かめられるチャンス到来!
御飯は私が大好きな、ひじき入り玄米。
鍋底にはうまい具合にオコゲもできたぁーる。

左手にお茶碗、右手にしゃもじ。
右手のしゃもじを深々と鍋に差し入れる。
しゃもじを鍋底にあてて、オコゲをこそげとる。
左手のお茶碗によそうと、しゃもじにくっついていた側の御飯が上をむく。
キツネ色というより、タヌキ色です。ええ具合です。おいしそうです。

ええ色かげんのおこげに心と目を奪われる。
左手におこげつき御飯入りお茶碗、右手におはし。
ええ具合の色加減のおこげにおはしを入れ、おこげを口に運ぶ。
個人的好みからいえば、やや塩からいが、
その頃私は疲れていたので、身体には具合よかろう。
あぁ、本当においしい、おいしいよぅお。

玄米おごげのおいしさをを確かめるように、
御飯をかみしめかみしめ、食は進む。
悲しいかな、2杯目なので量はそんなによそってない。
玄米おこげと私の蜜月は、すぐに終わりを迎えた。
シミジミと味わいつくしたその時!!

ジャーーーーーーーー。

水音が聞こえる。鍋に水を入れてるぅううーーーー!
しゃもじは?しゃもじさんはどこ!?便利グッズさんはどこに!?

もちろん鍋の中で、ぷかぷかと水に浮いている。
しまった!!
玄米おこげに気をとられて、しゃもじに御飯粒がついてるかどうか、
確かめるの忘れたぁーーーー!!!!

くっすん。

ブツブツ付きしゃもじを、実際に使ったにも関わらず、
どれだけ御飯粒がくっつかないのか、わからないままである。

そして、しゃもじやら、とうがらしエキス入り靴下に夢中になって、
「御飯のよそい方、知ってる?」という質問の真意も今だ謎のままである。

一昨日も昨日も今日も、世の中には謎なコトが多々あるものだ。
そんでもって、謎のひとつやふたつあっても、
ヒジキ入り玄米ごはんのおこげは、確実においしい。

ごちそうさまでしたっ!




2001年06月14日(木) と、その時!の続き。……ごめん、しゃもじ。

人様のお家で食事をよばれるのはおいしいなぁ〜。
そんでもって、イケシャーシャーと
御飯のおかわりができる場所って、イイなぁ〜。
左手にお茶碗、右手にしゃもじ。
右手のしゃもじを深々と鍋に差し入れる。
と、その時!!
私は気付いたのである。

「あああああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!
コレ、コレ、コレ、ブツブツがついたぁーる!
便利グッズやん!御飯粒がくっつけへんアレやん!
うっひょ〜!試してみたかってん!
どんだけ御飯粒がくっつけへんのか!」

アナタ、そのしゃもじったらねぇ〜、
ブツブツがついてて、ごはんがひっつかへんヤツやねんで。
まぁ、ちょっとした便利グッズよ、便利グッズ。
家では、そのむかし、独り暮らしを始める際に、
実家からパクってきた、超おきに(お気に入りのコトね)の
竹のしゃもじを使っている。
いくら、ごはんをよそう前に水にくぐらせても、
炊きたてごはんの蒸気で、しゃもじはすぐ渇いて、
ごはん粒がくっつきまくり。
あの便利グッズ、ごはんのひっつかないブツブツ付きしゃもじったらね、
ホンマにひっつきません。ごはん。
普段使っている竹しゃもじは、ちょっと小振りなトコがまた、愛し。
一生使うつもりでいる。めちゃくちゃお気に入り。大好き。
ごはん粒がしゃもじにくっついたところで、お茶碗によそう時に、
多少の不便はあるが、そんな大した問題ではない。
美味しくごはんを食べるのに、ナぁ〜ンの支障もない。
そんでも、こんだけ見事にごはん粒をくっつけないごはんよそいを、
実体験すると、オモシローて、新鮮で……、イヤ、ホンマ。
えらいもんやなぁ〜、ブツブツ付きしゃもじ。
だてに便利グッズをやってるワケやないんやねぇ〜。

ごめん、ブツブツ付きしゃもじ。
実は通販で見た時な、ちょっと小馬鹿にしてたん……や。

「しゃもじのクセにブツブツなんかつけて!
しゃもじやったら、しゃもじらしい生き方をまっとうせんかい!!
水をくぐらせても、蒸気で水分を奪い去ろうとする、
熱々ごはんとの熾烈な闘いがあってこそのしゃもじと違うンかい!?
えぇ〜っっ!!お前は
『足を冷やさない!冷え症の方に超オススメ!
冷え性のあなた、とうがらしエキス入り靴下を、就寝時のおトモに!
今日からアナタもとうがらしエキス入り靴下で、冷え性にグッバイ』か?」

………なんでいきなり、とうがらしエキス入り靴下か?
だってさぁ〜……




2001年06月13日(水) えっ?何言うた?今?なぁ?何言うたん?

御飯をごちそうになっていた時の事。
おかわりしたかったので、申し出た。
一緒にごちそうになっていてたおばさまが、お鍋をとってくれた。
メシは鍋で炊いてたんですな。そして、一言。
「御飯のよそい方、知ってる?」
………はぁ?ぱぁ〜どんみぃ〜?
あまりの訳わからん質問に、脳の思考回路までやられた。
日本語を聞いたとは思えなかった。

なにか特別なコト………あったけ?
御飯よそう関係で、特別な知識を披露せねばあかん……とか?
「炊いた御飯は、炊飯器から木桶みたいなヤツに移した方がぅんまい!」
アレ?木桶みたいなヤツの御飯入れるの、何って言ったっけ?
おひつでよかったっけ?あ〜あ、中途半端な知識ですなぁ。
それに今どき、誰もそんあこたぁしてません。

あ!ほな、あれかな?
「御飯少ししか欲しくなくって、
一回目によそっただけで食べるのに必要な量がはいっても、
二回目に御飯をすくわずにしゃもじで、よそったフリをする」
コレも今どき、誰もそんなこたぁしてない。
でも、なんかちゃんと知ってるぽくない?ふふふ。
コレか?コレか?コレを求められていたのか?

それにしても、アレ、なんでやっけ?
御飯の神様に……とか、いうたら正論っぽいな。
本当は私も、あんまりにも誰もそんなコトしてないから、
めんどくさなってせんようになってるし。
第一、それで不都合なコトもなんにもないのよね。

頭の中で御飯をよそう時の「何か特別なコト」を探すのに
必死になりながら、お腹は待ってはいない。
身体の動きは正直である。
顔はだんまりと深刻そうな風情をかもし出しながらも、
鍋の蓋を開け、左手にお茶碗、右手にしゃもじを持つ。
右手のしゃもじを深々と鍋に差し入れた。
と、その時!!




2001年06月12日(火) うなぎ、すき焼き、太巻き、ドーナッツ、コロッケ。そして、買ったのは?

昨日の続き。

気分が悪くなるのをだましだまし、バスの中で「村上ラヂオ」を読んだ。
電車に乗り継ぎ、口が『ウニュー』とならないよう。
タコのように口をつきだしてしまう癖を出さないよう。
夢中で読み進む時々に、口に意識を取り戻しながら、帰りついた最寄り駅。
おりしも時間は食事時。
帰ってから御飯をつくるのもめんどうなので、スーパーによって帰る事に。
頭の中は食べたいモノでぐぅ〜るぐる。
もちろん「村上ラヂオ」に書かれていた、喰いえるモノ達である。
スーパーの中、頭に浮かぶ順番に、売り場を探す。

「うなぎ、うなぎ。………は、あらへんやん。今シーズンとちゃうもんな〜。
つーか、あまり好きちゃうやん!?ナンで探してんねん!?やめっ!!

………んーっと。すき焼き、すき焼き。
牛肉のエエトコちょっと買って、すき焼きのタレで焼いて………
あった、あった。………なんか、めんどくさいなぁ〜、やめっ!!

………んーっと。太巻き、太巻き。
あった、あった。………やや!?ごはん、固そうやなぁ……
どうせやったら美味しいのん、食べたいなぁ〜、やめっ!!

………んーっと。ドーナッツ、ドーナッツ。
あった、あった。………うっひゃぁ〜、めっちゃ粉砂糖かかってるやん。
また、油きれのワルそうな表面によ〜ぉ、なじんで……
まずそうやなぁ〜、やめっ!!

………んーっと。コロッケ、コロッケ。
あった、あった。………あ〜あ、なんか、食品見過ぎて、
だんだん、お腹一杯になってきた気がする。
こんなんでコロッケなんか、油っぽいモン食べれっかい!やめっ!!

さっきまで、めっちゃ食べたかったモノが全然欲しくない。
なんやったんや?さっきまでの恐いほどの欲望は?
本に出てたから、なんとなく欲しい気になってもたんか?
嫌いなうなぎまで、食べたかったんやで!?
クッショー!騙された!!……いーや、騙されてへん、騙されてへん。
恐るべし、村上マジィーーーーックッ!」

頭の中で遊びながら、ひとり売り場を回る。
ひとしきり悩んだ後、手軽に食べられる食品2種を選んで買った。

結局、私の選んだ食物は……
●ピーマンを入れるだけで、チンジャオロースウができるレトルト食品。
安かったのと、パプリカの、黄色とオレンジと赤い
切れ端が冷蔵庫にあったのを、思い出したからだ。
●冷凍食品、ソバメシコロッケ。
ソバメシと言えば、故郷神戸の懐かしの味ではないか。
食品の箱にも神戸の味とか、書いたぁーる。
ボールに入れた冷や飯を持って、お好み屋に行く。
ソバ焼きの中に御飯をほりこんで、ソバを御飯粒大に切るアレである。
●タコ入り中華サラダ。    以上!

さっそく帰って、ソバメシコロッケを
レンヂで温める間に、チンジャオロースウを作る。
温めて、炒めて、食べた。まぁまぁであった。
冷凍のソバメシコロッケは、冷凍のソバメシコロッケなりの味わい。
チンジャオロースウも、レトルト食品で作ったなりの味わい。
食べ残したチンジャオロースウにラップを掛け、
冷蔵庫を開けると、食べ忘れたタコ入り中華サラダが。
今さら別に食べたくもない。

………どうやら、タコ入り中華サラダも食べたくなかったようだ、ほんとうは。

口が『ウニュー』とならないよう、
タコのように口をつきだしてしまう癖を出さないよう、
気をつけながら読んでたもんな。
時々「タコみたいにならんとこ」とか思ってたし。
無意識のうちに、頭にあったタコを買ってしまっただけのようだ。
買った時点で気が済んでしまっていたようだ。
クッショー!騙された!!……いーや、騙されてへん、騙されてへん。
恐るべし、サブリミナル!!




2001年06月11日(月) うなぎ、すき焼き、太巻き、ドーナッツ、コロッケ。……アレレ、途中になってもた。

ちょっと遠出をしてまして。
遠足、はたまたプチ旅行程度の距離です。
家〜現地にかかる距離は1時間半から2時間程度。

自分のテリトリー内以外の街に出かけた時、とりあえず本屋に寄る。
ひょっとして、自分の街の本屋さんとは、
違う種類の本が平積みにされているかもしれへんし。
自分の街で見逃していた面白い本を発見できるかもしれへんし。
面白い本を見逃したくないし。
ああ〜あ、………貧乏性やなぁ〜。

「村上ラヂオ」という本を発見。文=村上春樹さん、画=大橋歩さん。
村上春樹さんのエッセイが、とにかく好きで、好きで、好きなもんで。
「ニヤリ」としたり、時には声を出して笑ってしまう事すらある。
「そんな、アホな」とか、つっこんでみたりね。もちろん、音声付き。
はたで見てて、アホなんは、私のほう。

電車の中で本を読んでいた時の事。
本を読むのに夢中になっていく内、口先がとんがっていったらしい。
もちろん本人は“読み”に熱中してますので、気付いてない。
突然、耳に大きな声が聞こえてきた。
「あはは!唇が『ウニュー』ってなってる!」
ふと顔をあげると、すぐ目の前に立っている中学生くらいの男子が、
私を見つめているではないかっ!!
「おや、ぼうや私に気があるのかい?」
……な、ワケないのは十分しっとるがな。
言うてみただけ。悪かったわねっ!!
「なにもそんな事、大きな声で叫ばんでも、エエやんかっ!」

……とか、思っても良かったんですけどね。
気付かなかったとはいえ、何かに夢中になったらば、『ウニュー』っと、
タコのように口をつきだしてしまう癖があるという、自覚はある。
「そういや、小学生の頃は『タコチュウゴンべエ』とか、呼ばれとったなぁ〜。
……遠ぉ〜い、目でもしてみるかぁ〜。シミジミ〜。
そういや、シミジミの、いや、シジミの味噌汁のみたいなぁ〜、
あぁ〜、そんなこたぁ、どうでもエエやんなぁ〜、あぁ?」
……とかね、考えてしまったり。

そんでね、思わずそんな口をしていた自分を想像して、
次の瞬間一緒になって、声を出して笑ってしまったんですな〜、コレが。
そしたら、怒る気なんて消え失せてしまったワケですわ。
あぁ〜、寛大やなぁ〜、エライ、えらいぞっ!自分!!

“本買い”といえば、収納の問題やらで、文庫本がメイン。


“読み”といえば、マンガ中心だった私が、“本読み”も好きになったのは、
村上春樹さんの「ハイホー!」がきっかけ。挿し絵は安西水丸さん。
それがフリダシ。

サイコロをフッタ。
→イラスト付きのエッセイを読むようにナッタ。
→安西水丸さんの作品はもちろん、大橋歩さんのイラスト付きエッセイも大好きにナッタ。

フリダシのトコロで二股に別れていた一方の道をグルリとマワッタ。
もっぺん、サイコロをフル。今度はもう一方の道にススンダ。
→友達に村上春樹さんの小説もススメラレ、
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」をヨム。
→それまで、嫌いだった小説というモノがとても面白いモノだとキヅイタ。

てな具合に、“本読み”が好きになっていったので、
このカップリングは、私にとって感動もの。
雑誌ananに連載当時、本屋で立ち読みしてたのですが、迷わず購入。

帰りのバスの中、電車の中、読みましたとも。
バスの中では、気分が悪くなりかけたら“読み”休憩。
気分が持ち直したら“読み”再開。

そして………




2001年06月10日(日) 猛烈感激ウォーーーーッッッ、愛、needやでぇ〜!

ウォーーーーッッッ!!!
皆さん!!私は今、猛烈に感激している!!
なぜならそれは、コンビニで
「ブラックタピオカ入りココナッツミルクティー」を発見したからですっ!
ココまで息継ぎせんと読んで下さいっ!はぁ、はぁ、はぁ……。
さっそく、あるだけ買い占めたった!!イシシシ……。
といっても、2コだけ。

そんでも、シアワセ。安上がりやね。




2001年06月09日(土) 入手!コンビーフの作り方

ついに入手しました。コンビーフの作り方。
ふっふふぅ〜ん。メールもらったもんねぇ〜。
コンビーフの作り方、教えてもらったもんねぇ〜。
来週くらい作るもんねぇ〜。うれしいもんねぇ〜。
Hさんにありがとうやもんねぇ〜。
…………いったい誰に自慢をしてるんでしょうか?

タイムと、ローリエと、肉しばり用のたこ糸を買わにゃなるまいて。
安めのお肉でも美味しくできるそうザンス。ありがたいお話。

好奇心旺盛な私はふと疑問に思うのだった。
コンビーフって、一体どういう意味ざんしょ?
普通、当たり前に知ってるもんなんですか?
…………私、知らにゃい。
まあ、イイや。人のコトは。

コンビーフってね、[corned beef]って書いてね、
[corned=塩づけの]っつー、意味なんですよぉ〜。
ん?御存じでしたか?…………私、知らにゃかった。
加えて、cornだけの意味も手持ちの英和辞典で調べてみる。

corn=1、穀物
     2、小麦、とうもろこし、からす麦
     3、穀粒
corn=(足の裏の)うおのめ

なんで、[corn+ed]で、いきなり「塩づけの」になんねんな?
[corn+ed]は、「うおのめのできた」でイイじゃないか!
[corned beef]は、「うおのめのできた牛肉」でイイじゃないか!
なぁ!同志よ!!

…………イイですか?………イヤですか?
そうですよねぇ〜、イヤに一票ですよねぇ〜。
私もイヤです。




2001年06月08日(金) 真空チョコレートブラウニーの真相=レポート4

人生におけるある問題は、起こるべくして起こる。
そういう類いの問題に、直面した時、結果を直視せず、
とりあえず、逃げる事でその場をしのぐとする。
そうすると、いつかまた、その手の問題が
形を変えておそいかかってくる。
結局、問題にキチンと体面し、どんな結果になろうとも
その結果を直視しなければ、解決した事にならないのである。
恐れるなかれ、傷つく事をも。

あぁ〜、ええ事言うなぁ〜。
実感した人間の言う事は、なんかちゃうよな感じがするなぁ〜。
…………とか思ってなやってられませんのよぉぅぅぅぅ!!

あのさぁ〜、こないださぁ〜、
例の遠方の友人と話をする機会があったわけよ。

============================
ひょっとして、「話がみえへぇ〜ん」とかおもってくださっている方、
INDEXで同じよぉ〜な、タイトルついとる
…………タイトルついとる……クスッ。
(こんな駄洒落でよろこべるンですゥ。幸せやなぁ)
タイトルついてる日付けのトコ、を拾い読んでみてください。
そしたら、うれしいですぅ。

あぁ、「話が見えねぇじゃん」とか、思ってくれてても結構です。
「話しが見えんですたい」でも
「話しが見えんばってん」でも
「話しが見えにゃーずら」でもイイですのよ。オホホホ
「I can’t understand 
what you are talking」
とか、思ってる人は諦めてくださいね。
ココ、日本語オンリーですよ。読めなくて当然ですからね。
………………………そんな奴、おらん!
============================

「おお。元気かいな?」←私、以下同
『うん、元気、元気。こないだ、どうもありがとう。
しかし、あのチョコレートケーキ、すごかったなぁ』←友人、以下同
「そうやねん、ごめんな。腐ってたやろ?
雨が多くて、湿気がおおいのに、輸送中にどうなるかも考えんと送ってもたよ」
『…………………………………』
(なんやねん、この間は?はっ!!
まさか、まさか、まさかぁーーー!!)←心の叫び、以下同
『あれさぁ、つーか、腐ってなかった』
(うっ!!もしや、もしや、もしや!
やぁーーめぁーーてぇーー!それだけは!それだけはぁぁぁぁ!)
『ただな、めっちゃまずーて、変な味やってん』

あああぁぁぁーーーーーー!!
………………ついに言いよった!!!…………ガクッ。

息たえるかと思いました。やっぱり、まずかったんでした。
いやね、他にも手作りのお菓子を送れる間柄の友人はいてるんです。
でもね、そんな人達にはおくれなかったんです。なぜか?
もちろん「普通の感覚ではまずいわな」と、判断したからです。

それが、なんでこの遠方の友人には送ろうと思ったか?
………ココだけの話ですよ。内緒ですよ。秘密ですよ。
ヒソヒソ声で読んでくださいね。

ヤツはね、舌がね………………………
大雑把なんですよぅお。ですからね
「大丈夫やろ。それなりに、納得してくれるやろ」
『粉味おいしいね』
とか思ってくれるやろ、と思ってたからこそ送れたんです。ところが!!!

「ヤツは舌が大雑把やから、大丈夫ぅ〜」とか、思ってた人にまで!
『ま、ま、ま、まずい』って言われたぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
『めちゃまずーて、変な味ぃ〜』ってぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

その後、ヤツの言うことにゃぁ、
『ちょうど、荷物が届いた時な、友達とパーティしてて』
「うそ!あんた友達にも食べさせたんか!?」
『食べさせたっつーか、ひとりだけ食べてた』
(自分で味見してから、すすめりゃええものを!
かかんでええ恥かいたやんかぁぁぁぁ!!!!!)
………………またもや、逆ギレである。
『なんつーか、オランダの味やったね。こっいーーーーー、カカオの』

はぁ、はぁ、はぁ、言い得て妙ですなっ!
うっまいコト言いますなっっ!!
オランダのまっずい、チョコレート菓子、って感じでしたよっっっっっ!
たしかに使った板チョコ自体、ディスカウントショップで買った安モンで、
安モンらしい味してましたわっっ!!
………この期に及んでも、まだチョコレートのせいにするかぁ〜〜〜!!

ココはひとつ大人な対応をしようではないか、皆さん!!
つーか、大人な対応が必要なんは私だけやけれども。

結局、私は真実を直視する勇気を持っている、いないにかかわらず、
事の真相を思い知らされざるを得なかったのであった。
そんでもって、そんでも、そうやって言ってくれるので、
私はヤツに送れたンである。

このようにして、真空チョコレートブラウニーに
関する一連の事件は幕を閉じた。
今回の事で私は人生における重大な事柄を学んだ。

教訓:まずいもんは、まずいっ!!
   大雑把なンは私の性格!!!

以上!!コレにて、一見落着っっっっっっ!!!
……………ごめんね、舌が大雑把、なんて思って。




2001年06月07日(木) 美味しいのになんでかがっかりした……けどな!

例えコジャレてなくても、お茶するんやったら、
美味しくて、安いところのほうがよい。
(昨日、一昨日のぶんも覗いたってくれたら、より合点がいきます)

私が住む街の中では、
某『お洒落系をねらってる気持ちは分かるゾ!
痛いほどにな!という感のあるパンチェーン店』
の喫茶コーナーが、比較的好ましい。

だってぇ〜、カフェオレはミルク多めのオーダーできるしぃ〜、
チェーン店とはいえパンは各店でつくっててぇ〜、
普通においしいしぃ〜、
オシャレさん代表の街にも同じ店あるけどぉ〜、
うちの街にある店の方がぁ〜、
値段を安めに設定してるよな気がするしぃ〜。
それで、ちゃんとパンの種類を違えててぇ〜、
値段が安めな事をバレにくくしてると思うのねぇ〜。
こちらの自尊心だって、傷つかないというもんです。
後ね!!ポイント集めたら、200円券もらえんねんで!
うわっっ!!セッコッ〜!

その店でランチをしたある日。
その日は調理パンを選んだんである。
チキンにハーブドレッシングのかかったサラダが
はさまれたピタサンド。
「なかなか『カフェ好き』心をくすぐる
メニューじゃぁありませんか!皆さん!
私はこういうイメージを求めているのですっ!
がんばれ!ここのパン屋さん!」
心のなかで熱弁を振るいながら、
うきうきとラッピングを開封しようとしたその瞬間!!
私は目を疑った。
ラッピングに封をしているそのシールには、
黒々と某大手製パン会社の名が印字してあったのである。
あああああぁぁっっっ!!いやぁ〜ん!!

その某大手製パン会社のコトは良く存じ上げてます。
なぜなら、知人がその製パン工場でアルバイトをしていましたから。
夜通し、お働きになったそうです。
そのほうがね、お給金がいいからでしょうね。
そんなこたぁ、どうでもイイんです。
でもね、知人はそこでアルバイトを始めてから、
その某大手製パン会社の食品はいっさいがっさい
買わなくなったというコトぢゃ。なんでぢゃろうか?
それはババの口がらは、言えね。

おや、『事件の容疑者ついに激白』風を狙っておったんに、
途中から語り師が乗り移ってしもおた。

………ちぇっ。なんでかがっかりする。
………私、さんざんこの街の
『カフェ充実してなさかげん』を嘆きながらも、
この店めっちゃ気にいっていたんですねぇ。シミジミ。

おいしいのに、なんでかがっかりしたけれど、
私はその後も、その店でお茶してます。
………人はこうして、アキラメを覚えていくのだろうか。
理想を追いかけ、理想の完全品が手にはいらないから、
せめて理想のパーツを含むもので我慢する。
そうして、その理想のパーツを持ったモノに愛着が湧いてきた頃、
理想のパーツ持ちと見せかけた、
理想のバッタモンだと気付くのだ。

本当はそんなにたいしたお話ではございませんコトよ。
美味しくって、安上がりやから行ってるだけ。
気分よくお茶ができたら、それでヨシ。




2001年06月06日(水) 続「好き、好き、大好き、お茶するの。どれくらい好き?」

わたしゃー、カフェが好きで、
わたしゃー、お茶するのが好きですたい!!

なんて言って喜んでいます。すっかり、何人かわからん状態
……なこたぁない、日本人です、どう考えても。
「女性らしい、こんなタイトルをつけたくなる日」であった昨日は、
タイトルさえつけたら、効果満点でしたっ!
自分がなんか女性らしい人であるよな気になってきた。

「女性らしい人」であるかもしれない自分に夢中です。
どれどれ、もう一日くらい
「女性らしい、こんなタイトルをつけたくなる日」でも味わっとくか。

ま、とにもかくにも、血の繋がった祖母にすらイヤがられ、
疎まれていたくらい、幼少の頃から筋金入りの「お茶するの好き」という話。
なので、コジャレたカフェがないくらいで、くじけてられへん!
外でお茶すんねん。お茶、お茶、お茶ぁ〜!!

この街に越して来た頃は、あまりの『カフェ充実してなさかげん』に、
ガッカリして、自棄を起こしそうにもなった。
「コジャレてないねんから、どこはいったっても一緒や。
この際、この街にある喫茶店に似つかわしい風情でお茶すんねぇ〜ん!」

(はい!こっからイメージトレーニング大切!頭に描くぅ〜!)
ハラ巻きに地下足袋、口のまわりに泥棒ヒゲ。
ピースの両切りたばこを口にして、もちろん両手もハラ巻きのなか。
肩から掛けるは、近所の電気屋の店名入りうっすいペラペラタオル。
そんな変装を施して、肩で風きり、喫茶店のドアをあけ、
「よっ!ねーちゃん、コーシーいれてんか。コーシー。」

コレや!コレ、コレ!この街にある喫茶店に似合う風情はよぉ〜!!

………な、いくら自棄を起こしているとはいえ、
女性らしいタイトルなんかつけたトコロで、
所詮はこの程度の発想なんである。
女性らしい発想に関しては、貧想なんである。
何で自棄を起こしているのであろうか?
自分の実体に自棄を起こしそうだ。

「そんな事ではあかんやろ?な、もうちょっとしっかりしようよ」
頭の片隅で目には見えない妖精さんが、
ささやいてくれるくらいの女性らしさは持っているようだ。
妖精さんのおかげで、気を取り直した。

はたしてこんな状態が、真の女性らしさかどうか?
そのうち、寝ている間に出てきて靴の修理をしてくれる
親切な小人さんの集団に聞いてみようではないか。

真の女性らしさを追求する前に、
本当に気を取り直したいモンである。




2001年06月05日(火) 好き、好き、大好き、お茶するの。どれくらい好き?

ここんとこ「テメエ、人を食中毒にする気か?」的日々であった。

ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!
このままでは人格を疑われるに違いない。

たまには「女性らしい、こんなタイトルをつけたくなる日」でも。

わたしゃー、カフェが好き。
(女性らしいとか言ってて、いきなり「わたしゃー」なんですけどね)

わたしゃー、「わたしゃー」とか書くけど、コジャレた事が好き。
今だに、「カフェ=コジャレてる」とか、思ってるあたり、
でんでんコジャレてないが。
お前なんか、「わたしゃー」とか「でんでん」とか言うて
喜んどいたらええんである。
そんな事やから、近所にもカフェがないんや。

………私のせいやったんか。
近所にコジャレたカフェがないのは…。
そんなんやったら、もうええわ!
カフェなんか、いらん!!
だいたい、カフェが好きとか言うてっけど、
ホンマは「お茶する」のが好きやねんもんねぇ〜だ。
ザマミロ。……誰にや?

もとい。

わたしゃー、お茶するのが好き。
(よし、よし、「わたしゃー」とくれば「お茶」やな、やっぱり。
「カフェ」とかちょっとコジャレてるとか思ってさ、
そんな気取った単語より、「お茶」のんがしっくりくるもんねーだ。
ザマミロ。……何にや?

幼子のころ。
おばあちゃんの買い物によくついて行った。
あぁ、今は亡きおばぁちゃん。
長じてからも、おばあちゃんが大好きだった。
生前の話である。

ある日、なんでか「『おばぁちゃんと孫との仲よき事は美しきかな』話でもして、
ひとつ、おばんをホロリとさせたろかい」とか目論んだのである。
「おばあちゃん、小さい頃、よくお買い物につれてってくれたよね」
(ふふふ。ココで「うれしかったよ」とか言うたら、
年寄りやし、涙腺よわぁーなってっし、御涙ちょーだいや)
「ああ、あれな、かなんかった〜。
アンタ絶対『喫茶店にはいりたい〜』とか言うて、店の前動かんかったぢゃろ。
買い物はでけんし、金はかかるし、
アンタが幼稚園に行くようなって、ホッっとしたんぢゃ」

………あぁ、さよか。イヤがられてたんですかっ!!
ほんっまに、ええ想い出ですね〜。
そうとは知らずにすみませんねっ!!
涙がホロリ。こっちが「御涙ちょーだい」させられてどーすんねん!

とりあえず、祖母との感情の行き違いは置いといて、
それくらいお茶するのが好きなん…………

は、わかったけど、たまにあるハズの
「女性らしい、こんなタイトルをつけたくなる日」は、イズコへ?




2001年06月04日(月) 真空チョコレートブラウニーに関する勇気=レポート3

私たちの目にみえないミクロの世界。
そこでは私たちの想像を絶した事態が、
日々、刻々とすすんでいるのである。
空気なんてなくてもイイ!真空状態でけっこうよ!
栄養さえあれば!!
細菌はごんごんがんがん繁殖できるのだ………そうだ。
(肉屋のおいちゃん談)

そう、私はそんなミクロの世界の住人達に
すばらしい条件を与えてしまった……かもしれない。

そんでな!細菌繁殖バリバリかもしれんお菓子をな!
友達にな!送りつけたってん!でもな!
「つけったってん」とか言うてるけどな!わざとちゃうねん!
細菌繁殖バリバリの可能性隆(……たかし、高し)なんは知ってた、
つーか、聞いた後やったけど!ちゃうねん!ちゃうねん!
ちゃうねんとちゃうやん!送ってもたやん!そやけどな!
訳わからんようになっててん!
とにかく!

わたしゃ、手作りのお菓子を友達に送る前に、
「そんなん送ったら、むこうに届く前に腐るんちゃ〜ん、自分?」
とか言われたにもかかわらず、送った、つー話。

……………昨日の続きなんです。
よかったら、昨日の日記を読んでみてみてください。
お願いします、お願いします、お願いします。

そんで、食中毒おこしたら、どーすんねぇええーん!!!
こんなに心配している私の気持ちをよそに、
食中毒にかかるやもしれぬ当の本人は、気楽なもんです。

細菌繁殖バリバリの可能性隆が届く前に、
電話で事情を話したというのに、
いっこも事情を理解してくれない。
事情告白時の電話では「え〜よ、え〜よ、味見してみる」だの言うし、
その後、荷物が届けば「これから、たべまぁ〜す」だの、報告してくる始末。
「アンタ、人の話、聞いてるぅ〜?」

………は、私にむかって言われるべき言葉である。
ハナから送るなよ、そんなもん。
肉屋のおいちゃんの忠告、聞いとけ!!

そんでも!!
相手のあまりの脳天気さに、自分が悪いにもかかわらず、
すまない気持ちを通り越して、ハラがたってくる。

「コイツ、食中毒に当たって、私を罪人にするつもり!?」
「えぇ〜よ、えぇ〜よ、そういうつもりなら。友達の縁、切ったらぁ!」
……なんでそうなんねん?完全に逆ギレである。

その後、友からはメールが届いた。
以下、一部抜粋。
=========================
ありがとう!

送ってくれたスナックでビールを飲んだよ。
それにしても、一体全体あのチョコレートケーキは何?
まずかったよ〜!

あの真空パッケージは自分でしたの?
上手やったよ〜!
=========================

やっぱりな!!
やっぱりあのお肉屋さん、真空パック作るのうまいんや!
さっすがぁ〜!!
……………とか言うてる場合と違うんちゃうん!?

メールを送ってくる気力、体力はあるらしい。
…ちっ。文末、中途半端な語呂合わせまでしてるよ。
どっちにしろ、食中毒はまぬがれたようだ。
真空パッケージの仕方が上手いとか、
妙なトコに感心しているが、ひょっとして、
変なモン食べたからそうなった……とか?
しかし………。

食べたんや!食べたんや!食べたんや!
食べても、まだ「ありがとう」とか言うてる……。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
でも!
やっぱり、まずかったんや!まずかったんや!まずかったんや!
………ちゃんと捨てたかな?どの程度、味見したんやろ?

しかし、本当の本当の本当に腐敗して、まずかったのか?

細菌繁殖可能性隆どころか、
細菌部隊がんがんごんごん急増殖ぅ〜!
……くらいの勢いで繁殖したに違いない。
絶対そうやって。

でないと、「まずい」とか言うのんおかしいやん?

今のとこ、その謎を解く気にはならないのである。
真実がどっちであれ、その答えは恐ろしい。

健康を害するかもしれぬお菓子を送る、
いらん勇気はもってるクセに、
真実を直視する勇気はないのであった。
あぁ、ごめんなさい。




2001年06月03日(日) 真空チョコレートブラウニーの危険=レポート2

えっと、昨日の続きなんです。
よかったら、昨日の日記を読んでみてみてください。

数日前、留守番電話にはいった一本のメッセージ。
以下、そのメッセージと私の心境である。
=========================
言ってた荷物、届いた。ありがとう。
(いえ、いえ、どういたしまして。
危険物も一緒にはいってるけどなっ。)

バァ〜カ。
(な、な、な、なんやとぉ!?な、な、な、なんやねぇ〜ん!!
し、し、し、失敬だな、キミ!!
いきなり、バカとはぁあーーー!!!
……落ち着かねば。『アホちゃう?』は許せる。
いや、時としてむしろ、うれしい。
だが、『バカ』には過剰反応を示してしまう。
関西人の悲しいサガよのぉ。)

何を心配していたのか、知らんけど、
めっちゃおいしそうやん。イロイロ入ってて。
(なんで、知らんねん?
何を心配してるか、話したやんかぁ〜〜〜〜!!)

ん?この真空パックは何?
(だぁ〜、かぁ〜、らぁ〜!)

チョコレート?
(それ、それぇ〜!それが、危険物やねんてぇ〜!)

これから、いただきます。
(危ないっっっっっ!!死ぬ気かぁぁぁーーーーー!?
………?死ぬかなぁ?
………!冷静に考えてる場合かぁぁぁーーーーー!?
どう考えても危険やぁぁーーーーーんなぁ?
………とにかくっっっ!!!
いただくなぁぁーーーーー!!おかぁぁぁーーーーーん!!
………?間違えたっっっ!!!
あかぁぁぁーーーーーん!!!)

ほな、またねぇ〜。
(ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!)
=========================

……………………………………………………………
……………………………………………………………
………………………………………………どないしょ。


……………………………………………………………
……………………………………………………………
…………いや、今さらどないもでけへんけど。なっ!




2001年06月02日(土) 真空チョコレートブラウニーのその後=レポート1

5月は31日あって、アレは5月20日と、21日の日記やって、
今日が翌月2日でぇ〜、何日前………?足し算、引き算できません。
今日はすこぶる疲れております。

10日程前の日記に書いた、
真空パックをほどこしたチョコレートブラウニー。
手作りのお菓子を送るのには、本当に勇気が必要だ。
詳しくは、前述の日記を読んでみて欲しい。
いかに、勇気が必要かわかっていただけるはずだ。

ひさしぶりに作った、チョコレートブラウニー。
私が欲していた味とはずいぶんかけ離れていたが、
どう呼ぶか、こだわりを捨てれば悪くはない味。
ちょうど、他に贈りものがあった遠方の友人に送る事に。
遥かなその地では手に入らない食料など、袋につめる。
メッセージも入れた。
後は、仕事に出かける前、お肉屋さんに立ち寄る。
ブラウニーを真空パックにしてもらい、袋に一緒にほぉり込む。
その贈りモノたち袋の封を閉じ、郵便局で発送の手続きをする。

そういう手順を思い描いて、あの日、出かけたのであった。
途中まで、事は順調に運んだ。
そう、真空パックをし終えたおいちゃんが、口をひらくまでは…。

真空パックをしたところで、食品の鮮度をパックした時の状態に、
たもつ事ができる訳じゃないらしい。
驚愕の事実を知った私は、混乱して、ついつい、
いつも以上に勇気を出してしまったのである!!必要もないのに!!
つーか、どちらかといえば、出さん方がええ勇気を!!
つーか、どちらかといわんでも、出さんでええ勇気なんちゃうん!?
つーか、出したらあかんやろ!!そんな勇気ぃいいいーーー!!

手作りチョコレートブラウニーを遠方の友人に、
送ってしまったのである。
細菌の増殖を促したかもしれない状態で。

一体全体、何が私にあの日の行動をとらせたのだろうか………。
そしてその後、勢いにまかせて日記を書いたのであった。

日記を書いた後、気持ちの整理がつき、さずがに恐くなった。
(書くまで、気付きませんか?)
送り先の友人に電話をする。
事の次第を話し、荷物がついたら、
とにかくブラウニーは捨てるように言う。

「ん?でも、つくったんでしょう?
大丈夫、大丈夫、味見してみるから」

っっっっっ!!!!!!!!!
チャレンジャーやなぁ〜!!!!

ここに真の勇者として、受け取り人を讃えたい。

ごっついな、自分。※1

注釈 ※1ごっつい=すごい、自分=アナタ。共に関西弁
     めっちゃ感心した時など、その対象者に向かって言う。




2001年06月01日(金) で、ホンマにそれで再生すんの?

………………………。
あれは、いつの日だろうか…。
遠ぉ〜い目をする。

玉葱をガバチョともらった。ほくそえんだねぇ〜。

「オニオングラタンスープを作ろう!
時間をかけて、じっくりじっくり炒めてサ。
水とシオとコショーと白ワインをちょびっと入れてサ。
くつくつくつくつ煮てサ。上にパンとモッツアレラチーズのっけて。
オーブンでちょっと、焼いて。
スープがしっかりしみたパンがもう………うっとり。

ちゃんと時間かけてつくったら、
本当にめっちゃおいしいもんなぁ〜。
そうや、大豆入りバゲット買ってこな!
パンにはいってた大豆がやわこくなって、
それもまた、おいしいのよねぇ。
ちゃんと最初にスープ用にはしっこを切ってぇ〜、
冷蔵庫に入れっぱなしにしよぉーっと。
うっかりしたら、全部食べてしまうし。

あれ、いっぺん冷蔵庫の中でほったらかして、
『もうあかんやぁーん!』とか、思うような、
カチカチのパンを使ったほうが、おいしいよなぁ〜。
スープを吸い込んでもたら、元がカチカチやっても、
買ったばっかりでも同じ事のような、そうでないような…。
そうか、普通のパンやったら、適当に水分があって、
そこにスープがはいるし、スープ濃度が低い?
ひょっとして?ねぇ?ねぇ?ねぇ?

…って、誰に言うてるんやら…。
カチカチのとこに、スープしみ込ませて、
同じくらいまでふにゃふにゃにしたら、そっちのほうが、
スープ濃度は高いよねぇ。
あ〜、なんか大発見をしたような気がする。
コノハッケンハダレニモイワズニオクベシ…。にひひひ。
自分だけしか知らん味の秘密…とか思いながら食べたら、
これまた、よけいにおいしいよな。

ま、たいした秘密でもないな。だいいち、発見て!!うっひゃぁ〜。
頭、ワル!!………ちっ。阿呆め、自分。あほぅじゃい!
しかし……ホントのトコはどうなんやろ?
その程度のことで、パンのスープ濃度が
どれくらい変わるっちゅーねんな…。
まぁ、ええわ。自分が美味しいと思って食べるのがいちばんや。」

などと、わずか数秒のうちに考えたりした……………っけ。ふぅ。

すっくと天に向かって、そびえたつ緑の葉。
そう、葱にも似たそれ。じっと葉元を見る。
葱に似たっつーか、葱ですわ。玉が頭やったはずの。
元になってます……たま。これでは玉葱やのうて、葱玉です。
葱玉子、略して葱玉ではございません。アレはおいしいです。
私の目の前にあるのは、由緒ただしい玉葱族にうまれながら、
仕えた先が悪く、その才を十分にいかしきれず世に出る事なく、
没落してしまった葱玉です。

その葉を調理しようかとも、思ったものの………。
玉葱として産まれ、葱として調理されたとしても
そこに命の喜びはあるのかぁーーーーー!?

つーか、まずいでしょう?
せめてものつぐないに、庭に植えてみました。
ごっめぇ〜ん。がんばって、再生……してね。
合掌。



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