同僚から 震災ボランティアで 知り合った人の兄弟が 陶芸をしていると聞いた
大手デパートなどで 個展を開いているそうなので 調べてみると 師事した先生が わたしがハマっている 作家さんと一緒だった
それぞれの作風は 全く違うのだけれど 世の中は 雲を掴むように 広い世界に見えていて 時々こんな風に 辿れる一本の線が見つかる
だから何 ってワケじゃないけど そういうシルシに気づくと ふわふわと 横道に逸れているのでは という恐れは 一瞬にして消える
恐れが畏れに変わり なんだか知らず 内側から湧き上がる わくわくに満たされる たったそれだけの 小さなことなのに
これだから 生きるって やめられないんだ
自転車をふたつ どうにか引いて行こう と思ったけれど無理で 途中に置いていたのが 盗まれる夢
その前に 別の事件があり 既に遅刻しそうで 理由をはっきり言えない 電話を慣れないスマホで 掛けようと苦戦し どんどん時間は過ぎた
そうして最後には 犬に咬まれ これは縫わなきゃかも と思い 突然穴を空けてしまった 現場の大変さを思う
はー 昨日は熱で早退の職員がいて その前は彼氏が怪我した とかで帰った人がいて 少し前は業務中の怪我で 早退で縫った人がいた
自分だけは そうならないように と いつも思っているので 夢で逆の立場を 経験させられた ってワケだ
これがアク抜きに なったらいいけど 既に出勤前で 疲れすぎだわ
残ったオサケを 温泉で抜いた帰り
最近の陶器の話しを 友人にしつつ 道の駅に寄ったら 地元作家の陶器が テントで販売されていた
好きそう と言われた まさに好みのが いくつもあって 驚いたのだが 値段がこれまた驚きで 高くても400円
これなら 扱いの雑なわたしでも ビクビクせずに使える と選んだ10点あまり それでも 先日の一枚には 及ばないのだ
うーん そりゃあ いいモノはいいが 高過ぎてビビりながら ではどうしようもない やはりここは もっと沢山の陶器を 見る機会が欲しい
連休にその機会を 設定しながら それでもまだ少し 実家に帰るべきか 迷っていたのだが 夜の母からの電話で 吹っ切れた
どうやら母は 連休にまとめて 畑仕事をしたいと 父をショートステイに 送り込む算段らしい その数日間を 有意義に使おうと意欲満々
よおし決めた 刺激と陶器を探しに行こう そして 纏まった時間を使って わたしも縫い物を 頑張るぞ
昨夜は うちの野郎どもと出て 食べて飲んで おしゃべりしまくり
先日買おうと思った 革のポーチが もう売れてしまっていた 話しから 上のコにぜひ縫ってくれ と熱烈オーダー
いくつもはいらないので 気に行ったこれ一点 ってのを ずっと使いたい という点では 下のコも一緒で カバンをリクエストしていた
すると ネットで革を買ってみた と言うので 俄然盛り上がったね
仕事では出来ないことを そこに居ながらにして 積み上げて行くテーマは なんだかうちの家族に 共通みたいで
道はそれぞれなんだけど ちょっと同志っぽくあり 勇気に満たされたのだった
暑い位の日差しの中 またダンス部が発足し お守り役をしている
ずっと なるべく日陰で 見学をしていたのだが そうだ運動不足解消だ と思い 昨日初めて参加してみた
恐らく自分の姿を見たら ガマの油状態だろうけど 鏡がないのが幸い みんなの覚えが悪く なかなか先に進まないので なんとなく付いて行けた
指導役のコは 汗だらだらなのに こちらはサラッとしたもの 暑さは感じているので 相当代謝が悪くなっている と思われる
で 今朝はまた 全身の泥沼感から 這い出るように起きて 首と肩腕に薬をヌリヌリ 身体に悪いワケはない と信じて 今日も頑張ってみる
ってか やっぱり鏡が必要かもね
肩がぎこちなくて 目覚めたら 白々と夜が明け始めた 日中との温度差が激しすぎる
案の定 仕事のある日は 布に向かう気力もないが 工程は決まっているので 間が空いたとしても 再開できる安心感がある
例えば何か イメージがあったとしても 布を手にして いちから始めようと思うと それが纏まるまでは 相応の連続した時間が必要で
だからこそこんなに 何も手に付かず ズルズルと来てしまったが もうライブ縫いの 偶然これ一点 でなくていいのだと気付いた
短いスパンの 出店を目指してでは 違うかたちを少しでも多く となり 結果一点ずつに時間が掛かり 途方もなかったが
これからは 定番を決めて工程を明らかに ともかく点数を縫うことを 課して行こうと思う それが着々と積み重なるにつれ きっと先への不透明さも なくなるはずだ
なかなか貯金は増えないけれど わたしにとってはきっと これが一番の資本なのだ
今年の筍はどうですか お山を持っているひとに そんな話しをしたら 施設に大量に差し入れ
到底使い切れないので 下茹でしたのを 分けて持ち帰った ついでにアク抜き用の 糠の残りも 少しいただいた
揚げと一緒に 薄味に煮たのと ジャコと一緒に キンピラ風にした 固いところと どちらも美味しいが 胃をやられるので控えめに
問題は糠である
いつも食べている 減農薬のお米だが 粒が小さいので 七分づきでも胚芽がない 精米機も買わないままなので せめてその糠を食べようか と思っていたところ
調べてみると 小麦粉を使わず 糠だけのクッキーがあり 素朴な味がするらしい でもわたしなら 全粒粉も一緒に 混ぜてみたい
健康に良くて 飽きずに食べられる 美味しいものが作れたら いつもお米と一緒に 届けてもらうことにしよう
一旦ヒト型を離れ ムスコリクエストの 羽織リメイクと同型を 昨日の休日を使って
早朝に洗濯をし アイロン掛け 襟部分の型紙作りから 各パーツを裁つ ところまで終えた
それは 夏用の単の着物だったが よく考えたら それより先に ヤツがネットで注文した 羽織もあったんだった
リバーシブルにしよう なんて 自分からハードルを上げて サイズの違う 二枚の柔らかい生地に 固まってしまったのだ
どうせなら そちらも先の単を基準に 同じサイズで まず裁ってしまったらどうか そうしたら同時進行で 二着が出来上がる
手順が同じものを 裏も合わせて三枚 さすがのわたしも それだけ同じ形を縫えば これに関しては 頭の中にきちんと残るだろう
よおし 新しい地平線が 拓けた気分だぞ
日付の変わったころ もそもそ起きて 睡眠学習していた 仕事の流儀を見直す
良かったな 横浜港の仕事 繰り返しの中に 大切なものがあるって 解っていても難しいから 淡々と なんて出来ないけど
同じ所で躓いたので 昨日はもういちど ティッシュで 小さな型紙を作って 立体になった時の 肩や袖の形状を確認した
繋げながら考える では 四角の連続に 頭が縛られてしまうが これをすると 手順の自由度が増すし 裁つことの必要性も解る
まじないの人型は ぺちゃんこだけど ノートに挟んだ わたしのヒト型は 栞状態から こびとの服みたいに ちゃんと立体になる
うー カワイイ これで何か 商品展開出来ないかな と うっかり本末転倒 いかんいかん
新しいかたち を模索していたが 以前作ったのと 同じ問題に突き当たる
なので昨日は それをどこに仕舞ったか あちこちひっくり返して ようやく探し けれど解決方法は 見つからないまま
パターンを起こす 技術があればなあ とこれまた 繰り返しのコトを思いつつ 本屋でしばし いろんなパターンを眺める
どうせ型紙があっても 結局は布次第なので 一旦棚上げにしつつ 何年越しかで ムスコが選んだ 着物を解いた
明日にはできるな なんて 途方もない言葉を聞きつつ 少しでも変わるために じたばたしたのだった
会議から帰って オサケを片手に ひと息ついたら もう日付が変わった
またまた 長かったのだけど 最後のところで 何か言わんなんこと とトップが頭を巡らせた ひどく怒ったことがあった らしいのだが
結局思い出せないまま お開きとなり その後の職員それぞれは 自分が何かやらかしたか と疑心暗鬼になって 散会せずにしばしおしゃべり
思い出せない位だから きっとそれ程大事じゃないよ 努めてそう考えたいわたしは 前向き発言をいくつかして 急ぎ帰って来た
この一週間は尽く 他の職員の言葉がきっかけで 大荒れのコの 愚痴を受け止める役をして 本当にしんどかったので 振り返ることもしたくない
いい加減 わたしに言わないで 本人に言え で通したが 会議の前にも 電話の向こうから がなり声が続いた
解るけどね 直接は言い難いあれこれ わたしにだってあるけどね 誰かに聞いてもらったって 状況が変わるワケでもなく 自分が炎に焼かれるだけだ
だったら その炎の元を よりよいものに くべようじゃないか 生き生きとあかあかと もっと勢いよく 燃え上がらせよう
どのいちにちよりも 今日という日を大切にしよう
昨日の早朝は お皿を前に 着物を解いた
ふつーは 上に乗せる 料理意欲が湧く もんだろうと思うけど なんか 矢も盾もたまらず
この時期を逃したら またきっと 先に進めない感覚に 鬱々としてしまうだろう できれば何か 形にするところまで 頑張りたい
けれど 仕事終わりは やっぱり死ぬので 今日は早起きして 続きをしよう と思っていたら 自然に眼が覚めた
まあね これが習慣になるほど 甘い自分じゃないが イメージを具体化する パイプを強化しとかないと 本当にグダグダのままだ
これでやれる 実感を得るためにも 初めて見る 服を作ろう
腰をブイブイしていて ふと思いつき 足裏にあてたら ツボだらけだから さぞかしいいだろうと
すぐにオチましたな で また三時頃に目覚め 我慢している珈琲が 無性に飲みたくなり 陶器情報をサカナに 二杯目を
昨日のうちに ネットで探しまくった 同じ作家の 同じシリーズの オーバル皿が二枚 届いており 気分は簡単に上向き
なんか ルネッサンス絵画のようで 古びた宗教的建築を 彷彿させるようでもあり 見ているとやたら 創作意欲を刺激される
あるんだなあ こんな陶器 久々に 引き上げてくれるもの に出会ったことを 深く確認し直す
わたしが作る服も こうありたい
時代を経た石膏のように 少しクリームを帯びた 凹凸のある壁に 掛かったリメイク服と このお皿が並ぶ所を 見てみたい
なんか ダメダメである
ひとりが落ち着けば またひとり キリなく続くガタガタに 神経が疲弊する
こういう時は やっぱりマイナスになって 自分の残り時間を つい考え 埋もれてしまいそうになり 焦燥感に駆られる
焦ったって仕方がないし 今のところに 出来るだけしがみついて 準備できることをしていこう 理性で考え得る 最善は判っているつもりだが
本当には 解っていないことを 身体のあちこちが知らせる そうして ダメな大義名分を 当て嵌めて逃げたくなる
こんなキツさ 前回は半年前だったな そろそろ何か メンテが必要かもしれない 先に進むための 強力なガソリンが
育っていく過程での 問題点をそのままに けれどいつも 同じ所で引っ掛かり 限界点を突破できない
傍から見ていると それはよく解り 何らかセラピー的な 方法が必要ではないか と思うのだけれど
本人だけではダメで 原因の一端となった 家族ごととなると まだまだ日本では ポピュラーではないし 個々の抵抗も大きい
てな話しを 送迎の車中で
本人のみに 心理療法的アプローチを しようと思っても 知的理解に限界がある場合 その効果はあまり 期待できないのではないか
ならば 親子共々の 抱っこ療法とかの方が 直接的で 理屈抜きで 溶解するものが あるかもしれない
過去に知った そういう分野が 今現在 どうなっているのか 全く判らないけれど
ひとひとりの よりよい自己実現を 願うとき 現場での格闘は しょせんその場しのぎ でしかないのだと 思い知らされるのだ
電車の中で寝たので 昨夜はなかなか眠れず 陶器を調べて朝方まで
そうそう 木製のアルファベットも 購入してきたんだった わをんの横文字分 ハイフンがないけど 思わず並べてみたら 欲しくなった
実際に使うかどうか 判らないけれど その横文字とお皿は 和素材を洋のテイストにする わをんの雰囲気を よく表している気がして
例えば 鶏レバーのしぐれ煮とか 如何にも和風のお惣菜を 盛られた他の器まで なんとなく 見えて来るようでもあり
ここはひとつ 連休を利用して かの陶器を 探してみるべきか どうなのか そもそも歩けるのか とか悩みつつ
あのお皿が並ぶに 相応しい空間 あまりに細部からではあるが そういう方向性でも いいんじゃないか
まさか ここに来て 陶器を買うことになる とは
まだまだ見るだけで 頭の中にストックして いよいよって時に ラインナップを考えよう と思っていたのに
一応後でネットで調べようと 作家の名前をメモし 帰るつもりだったが 二軒飲み屋をはしごして 電車までの空き時間 うっかりムスコに見せた
どれも良かった ヤツはレリーフのある ちょっと変わった角皿に お造りを乗せたかったようだが この一枚と言うならやはり 七寸丸皿だろうとなり 買うしかないと
思い切ったよ 普段使いになんて とても怖くて出来ないかも だけど 眺めているだけで 物語が生まれそうな 神秘的な色の丸皿
それを大事にくるんで すっかり遅くなった帰り道 空には太り行くおぼろ月の 廻りに二重の輪っか あまりにも美しい虹色が はっきり見て取れた
なにか すごくいいコトがある予感 って 既にあったんだったわ
いやはや 往復二時間の 自転車旅行を突然に
飛び出したコを 追いかけて 後で車が迎えに来る はずだったが 一向にその気配なく
そのまま 滞在のホームに 帰るのを見届けるつもりで 伴走したのだが 途中でオトコに電話して 車に乗って逃げられた
まともな若い女子なら まず選ばないような しょぼいオヤジは ニヤニヤと笑いながら タバコを口にして 眼も合わせずだった
はあ バカらしい 親元を離れたと思ったら 結局新しい依存先を 施設で求め 叶えられないと オトコに逃げる
好きにしたら っていうか グズグズ言ってないで 施設から 旅立ったらいいのに
もう 二度と追いかけないぞ こんなことしてたら こっちの身体がモタない 明日は始発の予定なのに きちんと起きられるかしら
ガスオーブンを いろいろと比較中
なんか 腕の痛みで すっかりヘタレているが これを購入し 使い方やクセに慣れつつ お店へのモチベーションを 上げて行こうかと思い付き
正直言って 何を提供するのか コンセプトはいまいち 絞り切れていないものの どう転んでも 絶対オーブンは必要のはず
だったらやはり 天板は二枚より三枚か とか 庫内の広さ高さ とか いろんなことを考えつつ
もっとも 自分的には 清水どころじゃなく あまりにも 大きい買い物になるので ここはかなり慎重に
一番の問題は 今の台所では 置き場所に困る ってコトなんだけど
花見は日にちを決めても 雨だったら困るので 急遽決行となった昨日
お仕事メンバーは それどころじゃなく 到底間に合いそうにない 納品を前に 期待のホープが エンジン全開で頑張った
一時間でこなした数は 恐らく過去最高で 他人の三倍は終えた やれば出来るじゃん の声に 本人もるんるんだったが
それが続かないのが 残念なところ 特に午後は 気温の上昇とともに まったりとろとろ それでも 席を外さずに頑張った
能力は高く それだけを見れば 十分社会で通用するので そこに根気さえ加われば もっと稼げるだろうにと いつも思う
納期なんてお構いなく メールで仕事しない と言ってくるヤツとか お花見に行けるんだろうか なんて呑気な心配してるヤツより ずうっと一般就労に近いだけに その成長を期待するのだ
施設の掃除をしたら 逆戻り 久々に痛くて 夜中に目覚めた
コンパクトなのに やたら重くて 扱い難い掃除機 あれは 使ってはイケナイのだと 身体で再確認したな
と思ったら 画像つきのメール 友人の甥っ子姪っ子が 中学生になったとのこと ええっ もうそんななのか 他人のコは成長が早い
希望の春だ これからどんな夢を見て 大人になって行くのか そらに向かって 葉を広げる若木のように その手で沢山のものを 掴んで行って欲しい
桜の散る下で オサケ飲みたいような めでたい気分になったな ありがとう そして本当に おめでとう
なんか あんなに痛かったのは 一体何だったのか と思う程の 最近の腕の調子
もっとも いろいろと 気を付けてはいる 大好きな珈琲は控えて ほうじ茶やジャスミン茶や 生姜入りのチャイを飲む
お酒は 日本酒も悪くはないが より身体を温める 赤ワインを中心に飲み せっせと骨ごと食べられる 鰯を圧力鍋で煮る
それでもまだ 動かすとギクシャクするので 用心しつつ やっぱり遠赤の温熱器 買った方がいいだろうかと 悩むこの頃
注文したものの 納期が遅れるからと 暗にキャンセルを勧めるメール 既に支払い済みだったので 返金方法を問い合わせると 突然業者側からキャンセルされた
こんなことなら 最初から少し高くても メーカーに注文すべきだった と思うけれど きちんと返金されるまで 安心できなくてそのまま
これも 消費税アップの狭間だったので あおりを食ったような形 なんか スーパーへ行っても 税抜きそのものが 値上がりしてる商品多く 釈然としない
これで 10%になったら どうなるんだろうな
筍とウドと サワラが安かった 春だねえ
ただし筍は 九州から運ばれたもので 掘られてから 時間が経っており 湯がいて暫くしても 少しえぐみがあった
なので軸に近い方を ウドと一緒にキンピラにして サワラは料理長の帰りを待ち 包丁を振るってもらうと それはそれは甘味のある 美味しいお造りになった
カンパチよりも柔らかいが 如何にも魚っていうクセがない 下ろすのも最速ってぐらいに 素早く出来て いつもこれ買ってきて とリクエストされる程
バイト先で その腕を上げることは難しいが よく考えたらギターと同じで 自己流でいいのかもしれない それで限界を感じることなく さらに先が見えていて 自力で向かって行けるのなら
大量のお菓子を 大将から貰ったと 早速中身を点検しつつ バリバリ食べていた 先日はみんなで 飲みに行ってきたらしいし 温かい居場所が出来て 本当に良かった
ここのところ 不安定な輩たちについて 田舎で良かった って話しをトップとした
特に彼らは 家族や 帰属している団体への 思慕が非常に強いので 家庭的な親和で迎えられたら 容易に犯罪へと 走りかねない
勿論 善悪の判断は出来る とは言え 教科書どおりの〇×は 状況や周囲との兼ね合いで どうにでも変わってしまうし 瞬時の感情によっては 衝動の方が勝ってしまう
都会では 傍からは判り難い 比較的軽度の 発達障害系の子供達が 相当数非合法な集団へ 居場所を求めているのではないか と思われる
それは単なる 想像でしかないけれど 村社会の狭さは 異質な存在を許容してはいないが 弾き出してもいない あそこにそういうコが居る という眼が あるかないかでは大きく違う
ただしそれ以前に 家族の役割が 最も重要なのであって 家庭環境が変化するにつれ 従来のカテゴリーでは 理解し得ない新たな人類が 続々登場するのでは と思ってしまうのだ
あそこの店は変わってる 二日目を終え ムスコの報告
まかない付きなのだが なんでも好きなものを 飲んだり食べたりしていい と言われたそうで さすがの食いしん坊も 戸惑ったようだ
もっとも お造りは全部 サクでの仕入れで 魚扱いが上達する こともなく とりあえずは ホール仕事らしい
それでも 稼げればいいと 随分前向きな姿勢で ひとしきり話したあと 日曜日行くんだろ と言うので 何のことかと思ったら 再びの野山歩き
起きられるのか 知らないけど 今度取った蕨は 出汁に浸して 上品な仕上げにしようと わたしも直ぐに スイッチが入る
そうだ ライ麦粉と全粒粉も 準備してあるし パンも焼かなきゃだ 自分的にデイリーな ご飯代わりのパンに向かって 新たな探究を始めよう
帰りがけの道 次の面接を受けた 下のコの 結果が気になっていた
最初の店を受ける前 ダメだったら と口にしていた所へ 本人は行ったことがないので いまいちモチベーションが 上がらないようだったが
意外と早く動きだして ホッとしていた 結果は翌日 と聞いていたので 考えながら帰ると ヤツの自転車がない
深夜に 二階からの足音で目覚め 聞いてみると もう初日だったそうで 面接を受けた数時間後には 連絡が来たそうだ
長かった潜伏期間 ようやく蟹の甲羅が 時間を掛けて脱皮した でも恐らく 一番行きたい店が ミラクルに募集しなかったら 初動にはまだ遠かったろう
これで わたしも楽になる ヤツも研鑽を重ねられるし 時給は以前よりいいし お互い貯金も出来るようになる はー 良かった良かった
まさに木の芽どきで ガタつくこと この上ない
先月から 電気ポットはふたつ 椅子はみっつ 階段上から降ってきて その原因になったコは 毎日毎日 周囲に毒を撒き散らす
一旦治まったか と思えば 何か騒ぎの材料を 自分から求めて ちょっかいを出し 絡まって叱られて を何度も繰り返す
昨日は父親の登場で あっけなく蹂躙 偉そうな態度が 突然小さくなって 見ている方が 恥ずかしい程だった
随分成長した と思ったのは 一体いつのコトだったか この時期は 来るだろうと思っていたが やっぱりのガッカリさ
加えて カルガモよろしく 後を付いて来るコが よりによって 9時ぴったりには 施設に到着するようになった
もっとも 以前はその時間に 電話攻撃だったので どっちがいいとも言えないが 朝一から気合入ってないと 到底乗り切れないので 芽吹きの蕨を 早朝から炊いた
リハビリのため 休みが取れていた昨日 下のコと野草を採りに
晴れてはいるが 東の風が びゅんびゅん吹く中 あちこちのスポットを 偵察しつつ収穫
なんか 今年の春は早い こごみは既に伸びきって そもそも数が少なく 頼りない細い茎のみなので 採るのを諦めた
蕨は今がハシリ 今後どんどん出てきそうな 土近くのを横目で見ながら それでも太い軸の 美味しそうなのが採れた
そうして 山の方も見てみようと どんどん入って 石がごろごろしている 清流に手を浸したり 白いお尻を翻し 警戒する小鹿と眼が合ったり
水を飲みに来て 足を折り 上がれなくなったのか 白骨化しつつある鹿も発見 胴体の皮がまだ残り 膜状になっていた
それを見てからは 引き寄せられるように やたら頭蓋骨とかに遭遇 芽吹きの中に 自然の摂理が 白くくっきりとあるのが やけに印象に残った
何を調べていたんだったか 先日入って 印象の悪かった お店の情報をふと見た
どうやらその店は 以前別の場所で 営業していたらしい 今は越してしまった 友人宅近く 地元で売れている ケーキ屋さんの近く
それで一気に フラッシュバック はい あの髪の毛入りイタリアン 若い店主の店ですね あれから何年も経ったが どうやら 使っている女の子に とことん祟られてるみたい
今回は 入り口を入ったとたん こちらを向いて 口をもぐもぐさせる女と ばっちり目が合った まかないを食べるなとは言わない ランチから夜までの営業だもの
でもそこからの態度がさらに なんかバツ悪かったのか なめんなよオーラ満載で 投げ置かれるメニューは かるーくテーブルを すいっと動いて行ったね
店主もどうなのか いらっしゃいませの言葉を お前がフォローしろよ しかも バゲットって書いてあるのに 食パンが出てくるって 有り得ないだろ
料理自体は 以前より美味しかっただけに 余計にガッカリ感が増した でも結局 スタッフ教育が出来ていないのも 脇役だからって パンを疎かにするのも 同じ所から来ているのだ
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