昨夜は偶然 錦織選手が出ていたので 暫くウィンブルドン鑑賞
ワンセットオールのあと 深夜に見るには 苦しい感じがして 途中で見るのを止めたが あそこからフルセットになった 結果にはちょっと驚いた
っていうか 試合の途中で 世界ランキング11位 と知って 日本人がそんな所まで 登りつめる時代が 来ていたとはもっと驚いた
恐らくそこから上の差は とんでもなく大きいはずで 単純に自分の技量を 発揮できたからと言って 超えられるはずもない 壁があるに違いない
けれども 劣勢にある時の あがきにも似た 考えるテニスを見ると まだまだ上がる余地はある と思える
相手に対峙しながらも 自分自身とともにあって そのオノレ感を 忘れるような境地が もし訪れたなら きっと
精神力の強さ とかではない 何か別のものを 彼なら引き寄せられる 気がして そういうテニスを いつか見てみたいのだ
車5台が連なる様子は 施設の全貌が 詰まっているようで 何だか感慨深かった昨日
好きなものを あれやこれやと選んで 食べられる昼食と ちょっとした動物との触れ合い 感嘆の声を出し 誰かを呼び笑う
団体行動が苦手で 出来れば避けたいわたしも ここでなら 一緒に居ることを楽しめる それは何故なのだろうと ふと考える
極めて個性が強い それぞれだから みんなで一緒に行動する ことよりも 個々が居心地良く安全に 過ごす方が優先される
介助する方は その一点でのみ 心を砕けばよくて むしろそれがある為に 独りで行動するより貪欲に 動こうと思える
この仕掛けは 不思議にわたしを変えて 暑さでどろどろになって 車椅子を押した癖に 次はどこへ行こう と本心から 言ってしまったりするのだった
来月の 休みの予定が書かれた メモを渡された
最後のところに 大好きです あいしてます とあって 二重のハートが 踊っていた
あらま わたしが言うより先に もらってしまった 言ってもらいたい言葉は 言いたい言葉 だったのかもしれない
それは多分に 今日のお出かけを前に テンションが上昇中のせい なのだし 本当に言いたい相手は 他に居るとしても
気持ちを素直に表現する にはまず 自分の気持ちを 自分で知らなきゃならず それを表現するには 恐れや恥ずかしさを 克服しなければならない
遠足の前日みたいに 楽しみで眠れない 子供のような心を持っていても それはなかなかに難しく 無邪気な子供のまま とは行かない
裏側に 何か別の意図がある とかではない ストレートな 好き って言葉は あげてももらっても きっと何より気持ちいい
週に一回程度やってきて 必ず お経を聞いたらあかんか と言うコがいる
宗教的なコトは 禁止となってはいるけど 特別信条があるワケではなく そのコはただ 落ち着くのが理由なので こっそりオッケーする
で 傍にいるので 聞くともなしに 耳に入って来るのだけど お経とだけ入れて ネットで引いた その種類の豊富さに驚く
女性の声が基調の 倍音に近いものやら 釈迦が悟りを開いた そのことをお経にしたものなど どの宗派がどれなのかは 判らないままに
落ち着く と言うのもなるほどだが そうやって 次々と聞いて行くうち なんだか自分に ぴったり来る感じ ってのもあって
そんな風に平らに お経だけを並べて聞く なんてことは まず考え付かなかったが いろんな人間がいる 空間と相まって ちょっと面白い試み に思えるのだった
わーい 施設の オリジナル商品の リストが出来上がった
って言っても ほとんど 何の工夫もなく 撮ってしまったんだけど それを綺麗に並べて 商品名と価格を 入れてもらったら
あらフシギ なんかすごーく ちゃんとして見える 思わずあちこちに 配って回りたくなる るんるん
で 気分上々になって 金曜日のお出かけ企画で 利用者もテンション高くて わたしに 好きって言って欲しい と突然のおねだり
それを聞いた もうひとりも わたしも言って欲しい となって そんなでいいなら と安請け合い
じゃあ お出かけの日にね そう約束したものの いったい何だろうこの流れ ワケが解らないけど まいっか
とあるドラマの セリフを借りて ここは姥捨て山だ って言葉を 何度か聞いている
まあそれは 何かショックな事があって 自暴自棄になる時に 施設をそう表現する ワケなのだけど 元ネタは老人ホームが舞台
恐らく脚本では 社会で役に立たなくなった 老人が最後に行く場所 の意味で スネた老人に言わせた のだろう
で その表現に 聞くたびにドキッとしながら 少し前にテレビで見た ふたりの桃源郷 と言うドキュメンタリーを 思い出してしまう
電気も水道も通っていない 山奥の土地で 食べるものは自分で作ろうと 老夫婦が生活する姿には 圧倒的な生への希求と 活力があった
少なくとも 姥捨て山と表現できる 確りした意識があって 自分の身体を 自分で動かすことが可能なら まだまだやれることはある
本当なら ドラマでこそ そんな風に 現実で人が思う限界を 超えて欲しいのだけれど キャッチーな言葉以上に 何を描いたんだろうか と悲しくなる
例年なら 暇なはずの内職が 今月はやたら忙しい
なので 暇を当て込んで 頂いている別の仕事も 全く手付かずのまま 本当はそっちの方が 工賃がいいのに勿体ない
いつ取り掛かれるかと エクスキューズしたものの こう書いている今 部隊を二つに分けて 何とか出来ないか と思っている うーん
騒ぎが起こらないような 組み合わせと能力差と それだけを考えても 直ぐに思考停止に 陥りそうになる
やれば出来る って程甘くはないが ちょいと今週は それを頭に入れて 進んでみようかな
死んだリスが 密かに 子を産んでいたらしく 天井近くの隅を チョロチョロする ちびリスが発見される
うーむ 世話を忘れて みすぼらしい姿の夢は よく見たけれど こんなパターンは 初めてで驚いた
しかも 死んだのはオスだったのに 夢の中では疑問も持たず ちびリスもメスで また子供が産まれる とか期待していた
なんだろうか いろいろ放置のことを 気に病むのは止めて ほとんど忘れていたら 逆になんだか 豊かな夢じゃん
やっぱり 今出来ることに 専心していれば 無意識の世界も ちょっと景色が変わる のだろうか
いい感じ この調子で 自分改革を 進めてみたいぞ
今の幸せを 感じられるこころ そんな話を 繰り返ししている
ここ数日 憑きものが落ちたように めっきり穏やかに 過ごしているコも それに同調して しみじみと何やら語っていた
その後仕事中に なんだか涙が出て と突然ティッシュを取りに来た 何かを思い出して 感情が動いた という様子ではないのが いつまでも印象に残った
きっと 生きている喜びと 存在する淋しさとが ごっちゃになったような あの感覚が ふいにやって来たのだ と思えた
そこには 過去も未来もなく ただ今の自分だけがある 目先の悩みとかに 捉われない一瞬 突然にやって来る
それは例えば 広い宇宙に たったひとり放り出されて その全体性と完璧さを 瞬時に知る とかに似ているのかもしれない
意識して訪れる ものではないし メカニズムも不明だが 幸せに満たされる感覚が スイッチを押す 役割を果たしているのでは と思えるのだった
記憶もおぼつかない頃 別れた父との再会を ようやく果たしたコ
会う前日になって 不安定になって もう行かない とか言っていたので 当日どうなったのか 心配していたのだが
早起きをして うちの前を通る時に リンリン と自転車のベルを鳴らして 走ったのだと聞いて なんだか可笑しかった
勿論そんな音には 気付かなかったけれど 待ちに待ったその時を いよいよ迎えられるのが 嬉しくて堪らなかったろう
電車に乗るまでや 改札口で会った瞬間や 一緒に遊んだことや お父さんの部屋の様子まで 全部細かく話す間もずっと そのリンリンが 続いているようだった
たっぷり愛情をもらって 本当に良かった 大きな心の支えを得て これからまた頑張れるね と思ったのだが 現実はそんなに甘くなく 数日後に大事な約束を 破ったのは別の話しになる
ちょいと いいオサケを買った ので 日曜日の昼間から 毎日ちびちび
もちろん出勤日は 帰宅してからだが 直ぐにお米を研いで しばし水に浸す間 既に呑んでいる のであります
と言っている今も 空きっ腹に効いている ワケなのだが なんつーか 日頃は逆に 抑制が効き過ぎなのを しみじみ思う
ギリギリと仕事して ストレスを一杯溜めて 酒で解消する 親をさんざ見て来て そこまで行かないように もう少し日頃 緩めた方がいいだろうと
本当は 最近随分と 意識が変わったつもりで居て 夕飯が終わったとたんに バッタリ ってコトはなくなったけど まだまだなのであります
もっともっと 飲んでんのか って位に 常にナチュラルハイ でありたいが それはなかなか難しい
はい 帰ったら ムスコが転がっていて 録画の怒り新党が エンドレスになっていたので なんか影響受けて しまったのだった
ちなみに今夜は 鯖の味噌煮と カンパチのお刺身 なのであります
昨日は お仕事のメンバーと 施設見学に出かけた
予定の時間に遅れそうと 山道をぐんぐん走り 身体が大きく振られるので きゃあきゃあ言いながら
或いはひとりが カバンからおやつを配り 遠足気分で おしゃべりが止まらないコを いじり倒して笑い転げつつ
暗に ショートステイにでも 利用できるかも という目的があったのだが 拒否反応を起こすか と思いきや 何も言わずとも興味津々
一番使って欲しいコは 積極的に質問し あげく 入ってもいいですか とまで聞いていたが 先方から即座に断られていた
それは 強ち冗談でもないのだが ご機嫌なお出かけ気分は ずっと続き 帰りに豪華昼食を食べ 施設に残ったみんなへの お土産を選んだ
こんなお出かけならまたしたい 残念だけど人生最後だな 帰り道もまた 笑い声に包まれながら 騒ぎも起こらず 無事に一日を終えたのだった
とあるワクチンの 副作用が 盛んに取沙汰されている
切実に 必要性を訴える人が 多いだろう薬を他所に 事前の論議も 耳にしたことのない このワクチンの認可が やけに早すぎる印象だった
まあそれは わたしの勉強不足のせい だろうと思うけれど 仮に対象年齢の女子が 我が家に居たとしても 接種は控えさせよう と思っていた
国の推奨に対して 何もかも懐疑的 ってワケではないが この手のことは今まで 何度も繰り返されているので 慎重にならざるを得ない
みんなが学校で 予防接種を受けるとき 何故かわたしは 教室で独り待つことが多く それについて特に 親に問いもせずに なんとなく解っていた
データーを集める とか 裏を知る とかではない 極めて単純な 親が我が子を守る 時に欠かせない 野生の勘みたいなもの
確率の問題ではないのだ
如何にそれが 善意で始まったとしても だからいい と言うには 誰かのせいにして 一生を送るのではなく 全てを自分で引き受ける 覚悟が必要なのだ
酒粕を入れて チーズケーキを焼いた がどうも 酒粕が多すぎた
どうして フツーの作んねえんだ とムスコがぶつぶつ メープルシロップを かけて食べたあげく 残していた
ま 今回も例の如く 参考レシピなし計量なし だったワケで 次は酒粕を半分位にしよう と思うけれど
それで 定番を上回る味になるか と言えば何ともだが そもそも常に 実験レシピばかりなので もはや何が定番なのか すら判らない
そう言うヤツも カレーを作る と深夜に言い出し スパイスあれこれ投入し 生姜忘れてた 月桂樹入れてねえ と騒いだあげく
なんか違う を呪文のように 繰り返していたのは やはりいつも 実験が続いているせいで 懲りないのは お互い様なのだった
予定していた仕事が 毎日の不測の事態で どんどん先送り になったけれど なんとか間に合った
やらなきゃいけない という思いは 大きければ大きい程 前進よりも ストッパーに廻ることを 嫌って程味わっているので
必要なことは ちゃあんと 出来るようになっている どこかに そういう感じを 保とうと心掛けた
まだ 心掛けているうちは 完全に自分のものには なっていないのだが そう居られる時と そうでない時の違いを 分かっているのが大事
ってね 内容は違うんだけど 日々利用者の心を 紐解いて言っていることと なんだか似ている 言ったことは 自分に返って ずっと響いている
そうなのだ だからこそ 何を言うかは 疎かに出来ない 無意識に口にした言葉さえ わたしをかたち作る 断片となって行く
この春に 一年生になったコを見て 産まれていれば その位になっていた と初めて聞く話しを ある利用者が語った
流産ののち 改めて 妊娠出産を 医師から止められた らしいのだが 原因は内臓関係にあった
けれどもそれより以前の 結婚するときに ご主人が通っていた 作業所のトップに 絶対子供は作るな と言われたそうだ
その言い方が あまりに心無くて ご主人は家に帰ると 悔し泣きをし いずれはその作業所を 去る原因となった
いつもは大人しくて 自分を出さない彼女も 話しながら涙していた 発覚した事実より先に 謂れなく傷つけられた記憶が あまりに重かったのだろう
けれど結局 そういう人だから 周りに誰も居なくなった むしろご主人の方が 器が大きくて 頑張っていたのを みんな知っているよ と慰めた
ひょっとしたら わたしと話したい と言っていたのは そんな風に 心の奥に仕舞っていた 繊細な内容だったのだろうか
本当ならその作業所で とっくに深く 関わっているはず だった縁は やはり繋がっていて いつかどこかで出会うと 決まっていたのかもしれない
ひとりが パニックになり またいつもの ドミノ倒しが起きるか と思った昨日
名指しで 咬みつかれた 二人はそれぞれ きちんと食事の続きを食べ 午後の仕事にも 集中して取り組めた
他人の不安定に 巻き込まれずに 自分のすべきことをする それがどんなに難しいか これまでなら必ず 休んでおく になったところだが
すごいな よく出来たね どんな言葉で褒めても 足りない位 二人の頑張りが 嬉しくて仕方なかった
乗り越えたこの一回が どんなに価値ある一回か きっと誰よりも 本人たちは判っている すっと真っ直ぐな 意識は見えなくても ちゃんと天まで届いている
新作のDVDを借りた オレも見たい そんな会話から 家に遊びに行く となった
けれど 気軽なはずの約束は まず本人と 片方の親が電話で話し 親に了解を得る 親は施設長の了解を求める とややこしい手順を踏んだ
そうして晴れて おっけーとなったのだが 今度はそれを 羨ましがるコが 共通の興味もないくせに 黙ってはいられない
友達と約束 するためには 歳の上下があっても 対等な付き合いが出来る のが前提と思うけど その中身はともかく やたら焦ったのだろう
わたしと友達付き合いしたい と言い出し それを聞いた他のコが オレだってしたいけど デートに誘っても断られる とワケの解らない やり取りに発展
あげくの果てに 家に遊びに行く と言うので思わず 来たら警察を呼ぶぞ と少しキレたら 行かないから と何度も謝っていた
当たり前だ っていうか可笑しいだろ ちょっと待てよ と最近施設で流行の甚句を 引っ張り出して 諭す気にもならず
一緒に生きる なんて偉そうなことを 思ったクセに やっぱりそこには 深い川があるのだった
これを言ったら こんな風に思われるかな
誰かに伝えたいこと があるとき そうやって自分の中で ぐるぐると架空の 問答をしてしまう
それは 伝えたいこと 以前に それで返ってくる 相手の言葉や反応が 自分の望みどおりでないと 怖いから
では 何故怖いのか 何を自分は恐れるのか
そうやって 丁寧に自分を見る ことに付き合っていくうちに 怖いと思っていたのは もっと別の 具体的な内容に変わって来た
で きっとそれで少し 自信が出てしまったのだろう 相変わらず 望みどおりの反応を 相手に期待して 叶えられず折れて
ブサイクな顔で号泣 していたのを見て 大笑いしてあげた そうして暫く泣いて いつもの時間を30分過ぎ 帰るわ と落ち着いて言った
変わるのは そんなに簡単じゃない 特に有頂天になると 落とし穴にすぐハマる でもゼロじゃないのは 確かなんだけど それが自分で 判っただろうかな
夏の礼服が欲しい と友人が言うので お付き合いをした
実際に行ってみると まずは高級な方から 試着をすすめられ なるほどの感じを味わい さあそれから
いろんなランクのを 着てみて 当初の想定を どうやら上まりそうとなって ひょっとしたら スーツも買って二着なら 安くなるのかと思い付き
最終的には 他の値引きテクも使って スリーピースと 礼服を選んで終わったのだが ややこしい金額マジックに なんか頭を使う買い物で
これはかなり お客さんを選ぶのでは って気もしたが そのややこしさも含め どこを落とし所にするかは 人によって違うワケで
根気があって いろんな情報を 納得行くまで検討する タイプならではの いい買い物が出来て その長いストーリーを 共有するのは楽しかった
もっとも自分なら 礼服だけひと通り見て 別の店に行って また戻ってくる とかのエピソードを挟み 結局諦める になりそうだな
昨日の会議はまた 深夜に及んだ
利用者それぞれの状況や ケアホーム構想 なんかを聞いているうちに 仕事と言うよりは 一緒に生きて行く上での あれこれって気がしていた
これまで厳密に 分けようとしていたのは そうでないと 精神的にモタない と思っていたせいだが 実際に戸を立てる なんて到底無理で
意識のなかでは 全部繋がっているから それを自分の中で 有機的に生かす ことをして行く方が ずっと楽なのだ
仕事は 緊張感を伴うもの が当たり前になって だからこそ 少ない休日は 枯渇したものを補う ためだけで終わっていた
ひょっとしたら 日々利用者と接して 生きて行くだけで大変 と感じていることが 自分自身をも 大変にしていた のかもしれない
仕事だって 生活の一部に過ぎない と思えるように 体温と近いお湯に 浸かっているような 常にリラックスした状態で 日々を送れるようになりたい
やらなきゃいけない コトなんて何もない 怠け者だから そう思ったら 何もしないんじゃないか って気がするけど
それでこそきっと 自律運動が出てくる はずなのだ
飼っている犬が 夜中まで鳴いて 煩くて眠れない という話しを聞いていた
お母さんは 先に寝たもん勝ち と言っているらしい けれど今日は そのことについて 家族会議をする のだそうだ
ふと 散歩は行ってるのか 疑問に思って聞いてみた すると 行ってない と まるで忘れていた かのような答え
子犬の頃から飼って それでももう一年位は 経っているだろう 犬種から考えても 成長振りからも 毎日の散歩は必須だ
飼い始めたきっかけは 以前の犬が死んでしまって 一緒に住んでいる 伯母さんが言いだしっぺ らしいのだが
忙しくてきっと 誰も無理だと思う わたしがするしかないかも って話しを聞きながら フツーなら 逆だろうとモヤモヤ
自分で世話もできない 子供にねだられて 飼ったワケでもなく そんな簡単なこと わざわざ家族で 頭突き合わせないと 解らないんだろか
なんだか 鎖に繋がれたまま 鳴いている犬は 障害の子 そのものな気がして あまりの不幸に 愕然とするのだった
今週は なんだかこのまま 行けそうな気がして 決めていた休みを うっかり忘れそうだった
けれどやっぱり 自分をバランスする為に 時間を使おうと 緑を眺めながら お昼ご飯を食べに お気に入りの場所へ行った
気温は高くても 木陰を抜ける風は心地よく 足元の蟻に 少しだけお裾分けして ご馳走の欠片を運ぶ その跡を目で辿った
スープジャーには つめたいカフェオレを 初めて入れてみたが 口径の大きさと 飲み口の感触が 美味しさを倍増させ 飲む度に感動
ふと気付いた 真ん中にあるモニュメントは ふたりの子供が 球体に手を伸ばしていて それは何だったっけ と近くでよく見れば
平和を祈るために 作られた塔だった
おお まさしく今のわたしは 平和そのものではないか と嬉しくなって その感じを保ったまま 近くの神社へお参り したのだった
ここ数日 朝の少しを割いて ある利用者の悩みについて 一緒に考えている
悩み と言っても 抽象的な言葉で表現 されているので その中身は何か 本当に感じているのは どんなことなのかを 少しずつ掘り下げて行く
本当の狙いは 日々翻弄されている 母親からの 精神的自立にあるのだが 代わりに誰かに 依存するのではなく それができるように
同じテーマは 何人にも必要で 利用者本人だけへの支援で どこまで可能なのか あらゆる方策を使ってでも 母子分離は必須 と思われるケースもある
負っている障害だけでも 生きるのが大変なのに どうして母親たちは と訝しむ事例の果てに やはり遺伝的要素が 大きいのでは と考えるようになった
その言い方が拙ければ 障害と上手に 付き合うためには 身近な家族の 日々の言動が大事 とでも言っておこうか
そういう意味では わたし自身も ひとの親である以上 除外できるワケもないが その経験で得たことの エッセンスは今や 重要な体感となっている
この視点に立ったとき 無闇に疲れて 何の為に送っているのか 判らない日々から ふっと抜けた瞬間が 突然やってきた
間に何もない ひととひととが向き合って 出来ることの究極 それをわたし自身の 験算も含め もっと突き詰めてみたい
施設の商品の 画像を撮って 価格一覧を作れ とお達しがあった
フライヤーを作っては の提案をいただいてから するならビルダー位しか 使いこなせないと思いつつ 未だインストール途中で 折れたまま
けれど今回は そこまでしなくてよくて 何のためかと言うと 県に使ってもらう 商品の提案らしい
しばらく オリジナル商品から 頭が離れており やっていることは せいぜい時々 布玉作りだけなのだが
俄然ワクワク そしてもし 注文が入ったら なんてコトまで考え 染め用の紙探しを新たに
以前使っていたのは 仕様が変わってしまい 染料が入り難くなったので 安くて強度があるのを 今のうちに 見つけておきたい
あー こういうコトで ひょっとしたら 身体の限界を超えて 行けるのかもしれない 少なくとも 心のカンフル剤には十分だ
次第に芳香を放ち 熟していく バナナが気になって ケーキを焼かなきゃ と思い続けた数日
たったそれだけのことが なかなかなので もっといろんなコトは 勿論なワケで とてつもなく自分が ダメな気がして来る
けれど昨日の夜 すっと動けるようになって やっぱり単純に ゆっくり休めば なんてことないのだ とホッとした
なんだろうな この毎週の確認は
どこかで 年齢とともに 肉体的には衰えても 精神力は強まる ってのを信じていて それで人生を二倍生きられる 位のつもりでいるが
今は過渡期なのか それとも結局 身体に従え ってことなのか いやいや 少しずつ底は上がっている のだけは確かなのだ
計量せずに作った バナナチーズケーキは しっとりと甘さ控えめ 今度作る時はまた 自分の中の秤で 配合を変えてみよう
昨夜は あまりに疲れ 夕飯を手抜きして 外に出てしまった
で 主な話題は 下のコのバンド顔合わせ だったのだけど ある日掲示板か何かに 参加のお誘いがあった のだそうだ
好きな音楽 を載せただけらしいので それで何で来たかな と言いつつ むしろこちらの方は それで会ってみようと 思ったのが不思議で
どこよ と聞くと 神戸 なワケだったのだが 顔合わせの日が決まった らしく 上のコのスマホで 時間のシュミレーション
あ っていうかこれ 画面ふたつ並んでるやつ の声にニヤ いったい いつの間に手に入れたのか すっかり使いこなしている
こうなったら 兄貴に車で 連れてってもらうのどうよ と言うと 送りだけでいいしな と下のコもさらっとノる
それにも 笑って返されつつ これがうちの 平和な家族の図
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