入院している母から 電話が来た
術後三日目から 必死でリハビリをし 医者も周囲も 驚く程の回復を 見せているらしい
もちろんそれは 一刻も早く退院し また父を看てあげたい という一心ゆえ 必死なのだと思う
弟達は交互に 母の好きなものを差し入れし お嫁さん達は 洗濯物を引き受けてくれて 周囲のそんな愛情を 嬉しそうに報告してくれた
寝言でわたしのことを 二度呼んでいた と同室の人に言われ 変わりはないかと 心配で電話したらしい
全く立場が逆で 本当に申し訳ない いつまで経っても 安心させるどころか リセットばかりで 足踏みしているのが情けない
退院は早春だろうか それまでに 解いたままになっている 母のお気に入りの紬で コートを縫ってあげよう そんなこと位しか できないけれど
若い友人から 久々の恋話報告
と言っても まだお互い ジャブの打ち合い って感じみたいだけど それでも 毎週デートしているらしい
明日は 紅葉を観に行く予定が 雨みたいなので どこかおススメありますか と聞くので あれこれ提案
どうやら先方は 積極的にイニシアチブを取らない 典型的な但馬のオトコらしく そのくせ カラオケは絶対にダメで 映画も見ないし 買い物もつまらなそうだった と言う
それで思ったけど 誰もが経験しそうな デートネタですら 実際一緒に楽しめるかどうか ってのは 案外難しいことなのかも
でもそれでも また会おう って気になれてるなら ツールがなくても うまく行く関係かもしれず とりあえず 結論を急がないように大事に とだけ言った
そのうち会わせたい はいいけど きっと彼の方は 戸惑うだけだろうな
バイトの時間短縮で 引継ぎもそこそこに 帰ったりするので その後の業務内容を 把握しないまま また次の日を迎える
なんだか調子が狂い 独りの時間が長いと お茶も飲む気になれず ストレスが溜まる と先輩
わたし達の蜜月時代も もうすぐ終わっちゃうね
そう言ったのは 冗談ではなく こんなに快適に 楽しく仕事ができたのは 彼女という存在のお陰だ
処理の的確さや迅速さ 接客のソフトさ 少しでも安く仕入れる時の 柔らかなねじ込み方 真似しようとしても 誰にもできない部分が沢山
いつか この人生でなくてもいいから 本当にまたいつか 一緒に仕事ができたら そう思いながら 残りの日々を惜しむ この頃なのだった
はー どこか遠くへ行きたい 国外逃亡したい この空白の期間が あまりに長すぎて 空論にも飽きた
けれど ナゼか突然ムスコは 10年計画 なる謎の発動をし 俄然生き生きしてて あやかりたいとか思う
わたしの ここから10年は 理性の囁きばかりで 本当にそれでいいのか とか でもせめてそうじゃなきゃ また何も残らないのでは とか
やだねえ いつの間にか 生き延びることだけを 大事にしようとしてて ワクワクする感覚を 忘れてしまったよ
一年ぐらい 温泉宿に住み込んで 休みの日だけ家に帰る ってのはどうかしらん 湯けむりスナイパー ならぬ ゆりゆりスナイパー って感じでさ
ダイタイソーの 遠憲よかったっす
夕べの番組で ヒマラヤを越えて 物資を運ぶ 山岳民族を取り上げていた
自分達が住む 山間の村へ 人馬それぞれが 重い重い荷物を背負い 一歩間違えば転落の 崖際の僅かな幅を行く
結婚するときには 箪笥を背負い 子供の誕生にベビーベッドを 電気が通れば洗濯機をと 一家の主人は命がけで 高い高い山を越える
荷物を括った革紐が 馬の腹を擦って食い込み 何度となく立ち止まる その馬は給食の米を背負って 四つ足と言えども 足元は心もとない
ただ生活して行く そのことの大変さが 荷物を背負った重みと 一緒になって 見ているものにも 強く迫ってくる
他の選択肢とか 可能性とか そんなものは一切ない ただこれからも そうやって生きていく
それを当然のこととして 明日を考える顔には 自分で選んだかのような 確かさが 映し出されていた
新しい生活に ワクワクしない? そう聞かれて まだそこまでの 気分にはなれない と答えた
直ぐに 次へと向かうワケじゃなく 一拍挟むので 今はその方が気になり さらに先まで 考えることはできない
けれど 最近折に触れ気付くのだ 肩から背中に掛けてが すっきりと軽い 朝起きても どんより引き摺るような 身体を持て余す感じがない
それはひょっとしたら サプリのお陰かもしれないが あのどろどろと いろんな思惑が渦巻く場所を 離れようとしていることも 無関係ではないはず
若い頃は 気ままに次へと移っていたが それだけは止めようと この田舎に来てからは心がけた 実際この十年で 随分辛抱強くなったと思う
そうやっていても 否応なしに 縁が切れる時がやって来る そのタイミングを 自分の身体の感覚で 改めて確認するこの頃なのだ
考えてみればこれまで 政治の世界とかに よくあるような 腹を隠しての 騙しあいとかに 縁がないまま来た
大奥さながらの 女同士の 男的パワーを巡って とかも どこか遠くの出来事 なんて思っていた
そういうドラマには まるで感情が乗せられないし 男の傘の下で 権力を握って それでどうなるワケ って感じだったが
当初の思いは善意で そのパワーによって いい方に変えて行くつもりでも いつしか目的は変わり 力を誇示することで 自らの自尊心を 満足させるだけに成り下がる
あたしに楯突いたら どうなるか解ってるの って そういうコトバで 何をどうできるというのか 返って来るのは 同じレベルの 恨みでしかない
悲しいな
うまく使えないなら パワーなんて 持つべきじゃない それはひとつ間違うと 一番醜い自分を 映す鏡にもなる
先日法務局で バイト先の登記が どんな風になっているか 見てみたいと思った
それで今更 何がどうなる訳でもないし お金を使うのもばからしい と思って実行しなかったが 動かずしてその機会が 手の中に降ってきた
内容はと言えば 以前乗っ取りを画策した人から 今の社長に取締役名がようやく代わり 新しい役員に 穴だらけの経理と 昨日も辞めたいと漏らしていた 別の社員が就任していた
しかも それを承認した総会の期日は 社長が出会い系で知り合った 女と逢うために 海外へ出かけている最中で 当然会合なんて架空のもの
密かに いよいよ状況が悪くなったら 店なんて閉めて 他の業務を残すのでは と思っていたが 社長以下三人は 最後まで安泰ってコトだ
そういうことだったのか
誰しも 自分に都合のいい人間と 寄り添っていたいに決まっている そこに嵌るには 同じような波長やレベルなど 一定の要素が必要で だからこその持ちつ持たれつ
わたしがこれまで居られたのは あの店の業務を とことん合理的に構築した 先輩がいたからこそだった そのお陰で 周囲がどうあれ ただ仕事に専心し 喜びを感じることができた
けれどもそれは あまりにも真っ当すぎ あの場には必要のないことだった 認めるのはつらいが この青臭いままで 通用するどこかを探して わたし達は進まねばならない
職業訓練の試験が 来月に延期になった
応募者が少ないためで 中止とならずに 可能性が残る のはよかったが 宙ぶらりん状態が まだまだ続くことに
将棋の駒を前にしたみたいに 相手がこう出たらこう なんて 選択肢のある先を いくつも考えるが 先手を打てないので 待つより仕方がない
なんか こんな時期を 何度も過ごしてきた気はする けれど その中でも今回は ヤケに神経質になっている
身の置き所がなく 落ち着かない 大好きな癒やし君に 呼びかける声を出せない のも その一因かもしれない
けれど ただ待ち暮らすなんて わたしらしくない ようやくそう思い切れて ミシンを踏み始めた
他の何もかもが 頭から消え去って 一心に集中する時間 途切れて我に返っても 現実は変わっちゃいないが 着々と形になるものはある
知人に付き合って 実に20年振りぐらいで 法務局という場所へ
毎日通っていた頃 それは都内に近い所だったが 午前中は人でいっぱい 謄本が出るのに時間が掛かり 申請だけして 午後一で受け取りに行っていた
けれども 田舎のせいなのか 閲覧しているのは 作業着を着た人が数名だけ 机も少ないし 待っている人なんて皆無で 拍子抜けしてしまった
で 出てきたのは 内容がデータ化してあるもので こちらは全ての登記事項を 確認するつもりだったので 登記簿を出してもらった
所有権移転とか 抵当権設定に抹消 それはなんだか 深淵な他人の裏側を探るようで 単純に記録された文字列に それ以外のものも読み取れる
動かないでいる間 あれこれ想像しては 悩みを膨らませていた知人は 随分ホッとしたようで 提案したわたしも 予想外の結果に 胸を撫で下ろした
お礼にと モーニングをご馳走になり お土産にケーキまで頂いた そんなつもりは全く無かったが こんなことで 過去の経験が生きて 本当によかった
一昨日は 贈り物デイだったようで 以前ここにも書いたのに まだ買わずにいたサプリを 友人から頂いた
その夜と昨晩の まだたった二錠に過ぎないが 早くも効果が実感され これはもう 一生飲み続けてもいいような 気さえしている
欲しいのは 婦人科系への効果だったが いつもは行かないタイミングで トイレへ行きたくなり 肌の感触も違う これはきっと 代謝が良くなっているのだろう
調べれば 抗炎症作用やら粘膜保護やらで アトピーや内臓の粘膜疾患にもよく 抗酸化作用の恩恵は 老化から来るいろんな症状に対応 飲む美容液と言われるのも そこら辺の所以らしい
あれもこれもと いくつもサプリを組み合わせて はっきりした効果が得られないなら 一度全部止めて ピクノジェノールだけを飲んで 実感を比べてみるのもいいかも
いやー これまでサプリにはむしろ 怪訝な思いでいたけれど 世の中には すごいものがあるもんだ しかもそれが 自然の松の木から採れるってのが またお目出度くていい
上のコに荷物が届いた アマゾンからはよくあるが それが何だかは判らず 呼んでも聞こえないようなので 階段の途中に置いた
少しして下りてきて いつ届いたの と言うので さっき と答えた なんだか顔が ニヤついている気がした
再び下りてきて 差し出したのを見て そのワケが判明 いつだったか わたしが欲しいと話していた バーナーだった
それがあれば オーブンで時間を掛けなくても グラタンには直ぐ焼き目がつくし カスタードにお砂糖を乗せて ブリュレも簡単に出来る
それを覚えていて そしてきっと リスを失って 沈んでいるわたしを 気遣って頼んでくれたのだ 自分だって ショックなはずなのに
ありがとう
言いながら その言葉の 本当の重さを噛み締めた いつまでも 沈んではいられない わたしが元気でいなくては
何かをかたち作る パワーはないが 解くことなら できそうな気がして 夕べは袷を二本
もしこれが 誰か大切な人の着物なら 亡くして直ぐは 見るのも辛いから 暫くはそのままだろう
以前テレビで 遺品の整理業者を取り上げていて なにひとつ手元に置かず 全てを処分してもらう 何人もの遺族に 驚いたけれども 時間の経過に関わらず そういう人がいるのも今なら解る
けれどもし ようやく出して見る気になって それで何かを作ろうと思い 解き始めることができたなら それはきっと着物だけではなく 自分自身にとっても 再生への一歩となる
実際には わたしが手にしている着物の主は まだどこかに存在しているかもしれず そこに何かの物語を 乗せる余地はないけれど それでも少し 踏み出せた気がするのは何故か
きっと 復活への 象徴としての意味が この行為に込められているからだ 何度折れても立ち上がる 立ち上がり方は判らなくても 解いているだけで 少し先を一緒に見ることができる
はらはらと 外れた裏地の下から 表とは違う色を発見し 風に翻った時のその色を リメイクした服に想像する そして そんな自分に気付いて 大丈夫かもしれない と思えるのだった
このままじゃいけない と 昨日は意を決して リスの居た部屋を掃除
無心で掃除機を掛けていたら 部屋の隅の 光ケーブルを巻いた下に ちょうど頬袋一杯分くらいの 餌の塊りが発見された
頬から出した後 落ち葉ででも隠すように ささっと両手で畳を掻いて ナイナイ の仕草をしたんだろう いつもの様子が浮かんで来て 堪らなくなった
家が安心して住めない ことより 仕事がなくなる ことより というか そんなものは 大した問題じゃなく
あまりにも可愛すぎた あの小さな存在が ただそこに居てくれる それだけで どんなに慰められ 日々癒やされていたか
生きている間だって いつもいつも思っていた いつか来るその日が 来ないうちに 全部この眼に焼き付けようと 記憶に留めようと
でも 全然足りない
あの点のような重みが ちょんと身体に乗ってくる それをもっと感じたかった 長い冬眠と思えばいい 頭はそう考えるけれど 心は納得してくれない
昨日はイベントで 昼休みもない 10時間労働
このところ 台所で転がったりで 中途半端な眠りだったが 身体の疲れは有難く 久々にきちんと布団で寝た
目覚ましを掛けなかったのに いつもと同じに起き 既に起きている気配の 下の子に声を掛けた
すると部屋から出てきて 早朝何かの声がした と物入れの床下を差す どんな声だったのか 真似られる類ではなかったらしく 鼠かもしれないと ちょっとホッとした
それでどうしようと思ったワケ と聞いてみると 別に で終わったのだが 猫とかだったら 飼うなんて言い出しそうで怖い
世界中の動物を飼う野望は リス亡きあと どんな風になっているのか クールにしているけれど 彼の内面が今どんななのか 穿らないように見ている
ふと聴こえてきた ギターの音 リスを埋めた後にも 静かに鳴っていた それが やつなりの鎮め方 なのだろうと思っている
着物フリマへ 久々の友人達と
以前からの約束だったとは言え 数日前は無理と思っていた 行けるのがいいのか悪いのか ともかく何か予定がある そのことが今は有難い
いつものような 弾む気持ちはなかったが それでもひと通り見て 知らない人と話し この素材はなんだろうと 指先に集中したりした
途中で選んだものを総点検 いいと思っても 弱い生地や いい所取りが大変そうなのは どんどん省いて行く
それはもう 決まった流れのようで そうやって果たしていつ 使うことができるのか 先への宿題を増やすだけなのに
けれども リスがいなくなった空間を 必然としなければ きっと今を乗り越えて行けない 具体策は判らないが そんな思いだけは強くある
書いておかないと 忘れてしまうので
午後いっぱい ハローワークと 訓練の申し込み そして 火が消えたような家へ
亡骸は キクも最後にいた部屋に 明かりをつけてひと晩 その押入れで リスも息を引き取った 最後までくるまっていた フリースの袋をベッドにして 小さな木の台の上に
いつも使っていた水入れと 殻を剥かないのが いくつもそのまま残った 餌の入ったトレイとお線香 それから 花芽を散らすのが好きだった 野の花なんかをボウルに入れて
小さなタオルから 顔だけが出ていて 頭を撫でてみると やっぱり硬くて けれど毛並みは 生きていた時のように つやつやと美しい
タオルをどけて 何度もそうしたように 小さなからだに 鼻をこすりつけてみる いつもと同じく 清浄で何の臭いもしない
昨日のうちに 埋葬の方法を相談した 火葬場では キクの骨さえ 燃え尽きたのが多かったので リスなんて 全部灰になってしまいそう
どこか他所へ埋めるのも 気が進まない下の子が 植木鉢と言うので探しに ファイバー製の 棺のようなのをひと目みて それしかないと思った
ほとんど日付けが変わる頃 少しだけ鋏で毛を切って 小さな袋に入れて残し 三人で土をかけ 周囲に野の草花を乗せた
ひまわりの種を植えればよかった 下の子が言うので またそのうち植えたらいいよと もう誰も涙はなかった ただ 胸の奥がからっぽだった
リスが逝ってしまった
きっと最後の際には 家族全員が 順番に触れていた わたしが帰った時 温かくて柔らかくて ホッとしたのだけど
直前の様子を なんであんなに ぐにゃぐにゃなのか 息をしてないみたいだ と下の子に言われ 上の子が呼ぶ声に行くと 本当に息がなかった
置いた小さなストーブは 少し寝床に近づけてあり 部屋の扉を半分ずつ閉め 空き缶を利用した 湯たんぽを用意したのは 沢山のリスの中から あいつを選んだ下の子だ
やっぱり病院に連れて行かなきゃ と今朝も話し合い 帰ったら再び 何とか算段をしようと思っていた けれど小さな身体には そんな猶予はなかったのだ
可哀想なことをした 浅はかなわたし 散歩の途中で歩けなくなって 抱きかかえた菊丸のことが 突然思い出された
また繰り返している あの頃 どんな風に悲しんだかは よく思い出せないのに 悔やむ心だけは 再び深い筋を刻む
食べ散らかした ヒマワリの種の殻や 毎年ごとに 冬が近づくと集めた巣材 そんなのをこれから 片付けることができるんだろうか
わからない 逃げてしまいたい 冷蔵庫には ヤツが食べる分だけ 切って欠けた 残りのりんごが入っている
リスの具合が悪くなり 生きた心地がしない 夕べは必死で 手のひらで愉気をし 懐で温めた
朝方の一時 水飲みに起きた時は 眼の色も毛艶も元通り だったけど 再び眠るとまた暗転 ともかく身体が冷たいのだ
その後は少し取り戻し 昏々と眠り続けている 原因は尻尾の傷だが リスは診ない 動き回るから診られない 今の状態も聞かず断られた
ようやく 遠くの医者が見つかったものの タイミングが合わず 連れて行くことができなかった 実は家畜専門との情報があり 長い移動距離も心配だったので このまま様子を見よう と諦めがついた
なんだろういったい まるで ドミノ倒しみたいに 次から次へ 家の中の小さな子が 伏せっている時の 静かで重い独特の空気を こんな事で思い出す
自分の無力を恨んでも仕方ない ただ出来ることをしてあげよう 他の何もかもが吹っ飛んで 心は小さな丸い塊りにある
いろいろ考えたが 職業訓練の締め切りまでに 申し込みだけはしておこう とハローワークへ
定員に満たなくてもオーバーでも 面接と選考試験はするそうで 応募が少ない時は 訓練自体実施されないコトもある と聞いて あてにできない状態が 暫く続くのだと判った
給付金の年収上限を超えない限り 訓練期間中は バイトをしてもオッケーだそうだが 仕事に使える時間は 夕方から夜になるので 訓練のあるなしで 状況は大きく変わる
なので ここはと思う就職先が見つかって 訓練には出ない とならない限り 半端にバイトなんか決めても 却って身動きが取れなくなる
こんな時 タロットを引いたら 吊られた男 が 出たりするんだろうか なんて思って ふと 二者択一で占ってみた
今の状況は運命の輪の正位置 そうまさに転換期 けれど 右の道も左の道も 同じ位解決には遠く ただ左の道のその先には 太陽の正位置があるのだった
そういうことだ
過去のカレーの中でも これはかなり上位に入る とか何とか下のコの弁 なら一番はどんなのだったか 聞いてはみなかったが
ノドの奥に 何か痞えているような この一週間だったが 縫い物を再開し 早い時間から 薄切り玉葱を大量に炒めた
昨日あまりにも安くて買った 牛の厚切り肉が硬いので 圧力鍋で柔らかくして その後ゴロゴロと 野菜は大きいまま仕上げるはずが
ジャガイモを入れてから 思いのほか早く火が通り 出来上がる頃には お肉もほとんど小さくなって 全てはとろっとろ
ご飯も今日は焦がしたし やっぱり縫い物をする時は ながらはダメだなーと ガッカリしたけど 冒頭のお言葉
ひとつだけ見つけられなかった ホールのカルダモンは 食べる直前に 上のコのお皿から発見され こちらもミラクル
そんな 小さなことで 塞がった胸がちょっと開く
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