ゆりゆり日記
こうのとりの郷豊岡より
そこで出会うすべてのひとと
日々の想いの種が
なににつながりどこへ行くのか
未来へ続く今の日記

2004年09月28日(火) 需要が先

近々うちに和布を見に来る人があるので
まだモルタル塗りも途中の土間に
見やすいように並べようかと思いながら
昨日は一日うちの中の掃除で終わり
今日は市役所脇のなでしこの会へ
着物をいくつか持って行った

少し前に
無料放出したというなでしこの会は
なんだか品物が少なく閑散としていて
人気のオール500円の着物も
品薄になっている
何度か素敵な着物を購入させてもらったので
売れるかどうかは解らないが
恩返しのつもりで無料提供

ちょうど当番のボランティアのひとが
在庫の整理などしていたので
預けて帰ろうとすると
外の掲示板の譲ってくださいの欄に
着物や帯と書いてあったので
戻って先方の連絡先を聞いた

連絡するとびっくりする程近所のひとで
バッグを作るための帯が欲しいそう
すぐ家までやって来てくれたので
何の準備もしていなかったが
手当たり次第に見てもらった

材料が欲しくて
京都まで出かけることもあると聞き驚いた
天神様の市などには
銘仙を着た若い女性が
座り込んで着物を漁っているそうで
いいものは早い時間に
業者が買い上げてしまうらしい

結局帯を一本お買い上げいただき
おまけに3本もつけてしまった
どれもシミありで
芯地にしようかと思ったりしたが
手元にあってもいつ使えるか解らない
まったく商売にはほど遠いけど
もともと頂いたものばかりなので
行く先が決まっただけで嬉しい

ちょっと早急に在庫を整理して
土間に並べた方がいいかもしれない
いつもお店として開けるのではなく
連絡をもらって
その時だけ自転車なんかを出して
着物を広げられるように端に畳を敷いて
なかなか進まない実店舗作りは
かたちより中身が先に進んで行きそうだ



2004年09月25日(土) スポットライト

ひととおり写真を撮ったあとで
どうしても
トルソーに着せた写真が欲しくなり
自分でも着たことのない着物を
本を見ながら着付けてみた
とは言っても
下着も襦袢もなく
羽織らせただけみたいなもんだけど

半襟がわりに布を選び
それを合わせていたら
昔どこかでこんな事をしていたようで
急に胸が熱くなった
わたしだけじゃなくて
日本人の誰もが
着物を身近に感じる血が流れている

商品のコメントに八掛という言葉を使いながら
その正しい意味が気になり出し
別に言葉の説明ページも作ってしまった
その文章を書いているうちに
ひとつの布を繰り返し大切にしていた
日本人のこころを思い
着物文化のすごさを思ったりした

新たな着物ブームで
若い人にも古い着物は着られている
リメイクをしている人も沢山いる
けれどたぶん
それでも追いつかないぐらい
もっともっと沢山の着物が
どこかに眠っている

名もない人たちが着ていた
とくべつ名前も付かない着物
誰が紡いで誰が織ったのか
知るよしもない和布
そんなものたちに
スポットライトをあててあげたい

そのために何ができるのか
考えてはあせるばかり
今日はとりあえず9点が
陽の目を見ることとなった



2004年09月21日(火) 生きている不思議

先日白昼うとうととした夢のなかで
最近トレーニングと称して
ランニングを始めた下のコが
カエルを持って帰り
それを飼うと言い出した
またややこしい事になったと思いながらも
亀太郎と一緒じゃまずいよなんて言って
眼を覚ました

すると
丁度ランニングから帰ったムスコが
夢のなかと同じように
カエルを持ってきて
お母さんおれ飼うからと言う
なんだかもうそのセリフは
既に決定事項を告げている口調で
夢の中でヤツもシュミレーションしたかのよう

これまで
何か飼うたびにそうだったように
実は一番恐れていたのが餌捕りだったのだが
やっぱり同じように駆り出されることに
今日は朝早くから水筒を持って出掛けて
最初の場所は思うように捕れず
次に神武山に登り
それでもダメで公園へ行き
最後は円山川の近くへ

家に帰ると今度はDVD鑑賞
もう何度も観ている千と千尋の神隠しを
また観たいと言うので
友人が借りてきてくれて
昨日はお母さんも一緒にと言われつつ
整体に出かけてしまったので
罪滅ぼしにお付き合い

最後まで見ると
エンディングの歌詞を
少しずつリプレイしながら
全部書き写して繰り返し合唱
写した文字は音符の羅列としてではなく
メロディに乗せようとすると
意味のある言葉になってしまうのでつらい
何度唄っても
うかつにも涙がこぼれそうになる

さっきまでとこれからがなくなって
今この瞬間だけが愛しくなる



2004年09月17日(金) 模索の時代

売り場でとつぜん
今日は上のコの誕生日だった
と思い出した
チーズケーキが好きなので
たぶん今年も
ホールのままのがいいだろうな

コウノピアを出る頃から
ぽつぽつ降り出した雨が
途中からどしゃ降りになり
びしょぬれで家に着いた
最近台所が自分の部屋代わりに
なっている上のコに
ケーキの話をするとぴんと来ない様子

どうやら
誕生日だったのを忘れていたらしい
それもそのはず
本人にとって重要なのは
ケーキよりもお祝いをもらうことなのだ
父親からも祖父母からも
とうにそれは届いていて
既に自分の欲しいものに換わっていた

わたしが焼いたのより
ミッシェルのチーズケーキがいいそうなので
後日改めてということになった
さすがにもう14歳なので
お祈りのろうそくはいらないらしい
産まれてからいつの間に
こんなに経ってしまったのか

好きな絵をたくさん描いて
文章を書いて
自分のなかを探り始めた14歳のころ
わたしにとっては
最も幸せな時期だった気がするけれど
ムスコにとって
今はどんな日々なんだろうな

ときどき
自分を持て余しては
尖がってぶつかっている
いちど二階に決めた部屋から
下のコの部屋に同居し
次には占拠し
結局今は台所で寝起き
やっぱりなにかを模索中の14歳



2004年09月16日(木) 嬉しい言葉

コウノピアにHさんがやってきて
こうのとりストラップの抜き型を
頼みに行ったと報告してくれた
なかなかいい感じで
コミュニケーションできたらしく
そういう事が苦手と常々言っていたので
ちょっとほっとしたようだった

先日は売り場で
まだ製作途中のストラップを見て
お客さんから予約注文をもらったそうで
バックスキンに乗せたタイプのを
いくつか取り出して見せてくれた
それは以前と同じような作りだったが
お腹の部分のふくらみが一層リアルになっていて
その仕上がりに驚いた

わたしが手伝ったときよりも
数段クオリティがアップし
同じ刺繍のこうのとりを使っていながら
羽の輝きも流れの印象も全く違う
よくぞここまでと思うほど
本当に小さな小さな工夫を積み重ねて
完成度を高めている

それでも
こうのとりの本体部分だけでも
まだ本人には不満らしい
そして
もっと完璧になったら
わたしにサイトで売ってくれるかと聞くので
もうこれには拒否する理由がないという感じ
するとHさんは褒めてもらったー嬉しい
とまるで子どものように喜んだ

こうのとりグッズはしょせん
こうのとりを見にきたお客さんの
お土産でしかないと以前は思っていたのだが
最近は購入してすぐに赤ちゃんができたから
今度はお友達にと買いに来てくれるひとがいたり
前に買ったのが古くなって汚れたので
再購入に若いカップルが来たりと
次第にニーズが広がっているようなのだ

果たしてわをんの中に
どんな風に持って来たら相応しいのか
まだ何も浮かんでいないけれど
これはたぶん自然の流れなのだし
考えなくてもだんだんに固まって行くだろう
そんなことを思いながら夜になって
メールチェックすると
昨日発送した商品の感想が届いていた

わたしのミスが
発送ギリギリで見つかったり
緊張しすぎてどたばただったけれど
とても気に入ってくださったようでほっとひと安心
また注文したいという嬉しいお言葉には
一瞬我が目を疑った
ああよかった
本当によかった
なんだか世界中のひとに
ハグして廻りたいきぶんだよ



2004年09月14日(火) 見えない善意

突然10日から
トップページのカウンタが
見られなくなり
これはどうしたことかと思っていたら
15日までメンテナンスという
リンク解析も10日の途中で止まったままで
13日に登録になった検索サイトからの
反響も解らない

それで問い合わせたら
一部利用者の中に
不正に攻撃してくるものがあるとか
無事に処理できなければ
今使っているカウンタは
サービス停止になるそうなので
なんとか頑張って欲しいとメールした

最後に見たカウントがいくつだったのか
1111にカウプレをとか思っていたけど
あっという間にどんどん過ぎて
今度は早くから
ちゃんと告知しなければと考えていた
顔の見えない訪問の
一件一件が積み重なってできる数字は
静止画のなかにあって
そこだけ生を感じさせてくれていた

今回のことがあって
無料のカウンタを使いながら
当たり前のように思っていた自分を反省
誰かの悪意があって
初めてそれに気付かされるなんて
まったく情けないったら

今書いている日記サイトのエンピツもそうだけど
登録してもらっている検索サイトも
ほとんど無料での利用
相互リンクだって相手の好意があって
初めて成り立つことだし
ネットのなかに張り巡らされた
たくさんの蜘蛛の糸が
こんな風に見えない善意で支えられている

それはひょっとしたら
実際の生活以上に広く公平かもしれない
わざわざ自分から入ろうとしなければ
縁のないままの世界だけれど
ここにはさまざまな
ひとりひとりが生きている



2004年09月13日(月) 本当の実感

昨日は友人宅で
総勢10名のバーベキューのあと
預けてあった着物をいくつか持って帰り
今日からさっそく画像を撮ろうと
張り切っていた

夜半から蚊の音に悩まされ
すっかり寝不足パワー不足

ぼーっとメールチェックをすると
土曜日の日記に書いた
泥大島の羽織のことからリンクを申し込んだ
福井秀雄商店さんからのお返事
快く承諾していただいて
しかも相互リンクというお話で有難い限り
さっそくトップページにリンク貼ったので
興味のある方はこの日記右下のHOMEPAGEから
わをんのトップへどうぞ


そのメールとともに
ご注文メールも入っていて
俄かには把握できず
読み返しながら一気にいろんな事を考え
果たしてわをんの注文の流れはどうだったのか
次になにをすればいいのか
それとともに
オープン当初からのプレッシャーから
どっと解放されて心底嬉しかった

この喜びは以前の
自分のものが売れたときや
仕入れた商品が売れたときとはまるで違う
預かっていた商品が
朝市で売れたときとも違って
なんだかもっともっと深い感情が
たくさんこもった喜びだ

みんなにはあまり馴染みのない
ネットショップという場所へ
それぞれの大切なものを
わたしの我侭で持って来てしまったのかもしれない
オープンしてからずっと
繰り返しそんなことを考えていた

ひとつひとつの商品の魅力を
きちんと伝えられているのかどうか
写真を撮っては迷い
ページを作っては迷いしていた
今日やっと
それが伝わったという本当の実感を味わえた

後はきちんとお届けして
返品なく納めてもらえるまで
また気を引き締めないといけない
さっそくラッピングをどんな風にしようか
あれこれ紙や紐などを取り出して思案
はぎれや着物のアップは
もう少し先になりそうだけど必ず



2004年09月11日(土) 憧れの着物

同じ物を買うのだったら
なるべく安く手に入るほうがいい
けれど
そのものが
他にはない
たったひとつのものだったら

たぶん
付けられている値段と
じぶんのなかの
欲しさ加減をはかりにかけて
もうちょっと安かったら
とか
いくら高くても絶対
とか
もちろん衝動買いもあるだろな

金銭的に余裕がなくても
これにだけは使っちゃう
そんなツボ
人によって
本だったり車だったり飲食だったり
服に宝石に食器にブランドバック
或いは家具や道具類

わたしならやっぱり
古い着物やはぎれ
もう最初から
その価値は唯一だけれど
なかでも
自分のお気に入りを見つけたとき
もしそれが
すぐに手の届かない金額だったら

なんども見ては
憧れを育ててく
本当に欲しいものは
眺めているだけでもシアワセになれる
そしてもし
贅沢が赦されるときがきたら

何かが手に入るとき
何かを失っている
お金にかたちを変えた憧れ
手の届かないものへ乗せていた夢
そのかわり
欲しかったものと一緒に
新しい現実の物語を作って行ける

ものが手に入るまでを
大切にできたら
手に入ってからも
同じように大切にできるだろう
そんな買い方をしたい
してもらえるようなものを売りたい

たくさん着物をリサーチしても
たったひとつの羽織がやっぱり気になる
大輪の花柄が
抑えた色味でいっそう美しい泥大島
リメイクに解いてしまうのは惜しい一着
もし着物を着るひとがいたら
ぜひ見てもらいたい
トップページにリンクお願いしてみようかな



2004年09月09日(木) 着物を売るということ

昨日ひとしきり着物やはぎれを点検し
サイトで売れそうなものを
チョイスしようと思ったのだが
素材の種類やボリュームや
シミの有無などを加味していくと
なにを基準にしていいか解らなくなり
ぐるぐるのはじまりはじまり

で今朝は
着物の輪というウェブリングに
参加申し込みをし
その文章の中に
はぎれや着られる着物も売る予定
と入れて
あえて自分を追い込むように仕掛けた

そして再び点検作業に戻り
普段はあまり見ない
二階の柳行李の中のもさらった
手にとる着物やはぎれのひとつひとつに
相応しい使い道があるはずだけれど
到底わたしひとりの手では
追いつかないもどかしさを感じる

最近勢い込んで作りかけたチョークバックも
やっと決めたはずのかたちが
なんだかまた可愛くない気がして
いつ陽の目を見るとも知れない
以前も確か小物を作ろうと
小さく裁ってしまったあとで
後悔したことがあったはずなのに

改めて着物や反物を手にすると
やっぱり作りたいのはスカートだと思う
既にアップした2点みたいに
入魂しすぎて終わりの見えない製作ではなく
もう少し効率よくできて
安価で提供できるようなのが作れないものかと
つらつら考えてしまう

結局
売るための着物のチョイスは
自分が今後どんなものを作るのかの
チョイスでもあり
自分の限界を見極めることでもあり
とりあえず商品ラインナップを増やす
なんて言う簡単なものではなさそうだ
ここはひとつ真剣に向き合わなきゃいけない



2004年09月07日(火) 根気のストラップ作り

朝から暴風警報が出た兵庫県北部
中学校は自宅待機になり
どうなのとHさんに電話すると
もう予定どおりストラップ製作の
準備をしていると言うので
車で迎えに来てもらった

途中でHさん宅の小さなアクアリウム用に
エビを捕ってから行くと言うのにはちょっと驚いた
わたしはついでのつもりで提案したので
今日は無理かと思っていたのに
どうやらよっぽど欲しいみたい
確かにいろんな形の瓶に
タニシと藻とエビが二匹入った様子は
いつまで眺めていても飽きないが
強風に煽られながら網をふるおばさん二人は
あまり眺めても楽しくない

エビを捕って到着してから
ひととおり材料を並べてもらい
Hさんはコウノトリのお腹部分に詰める
中身のパーツ2つずつを切りはじめ
わたしはストラップ用の紐に
ビーズを3つずつ通す作業
30個ほど出来上がったあと
刺繍のお腹部分に中身を貼る作業に

最初はただ刺繍してあるコウノトリを
2枚貼り合わせるだけだったのが
このアンコ入りバージョンを作ったら
もう元へは戻れなくなったとHさん
確かに立体感が加わって
羽の輝きまで違って見えるのだが
作業はとてつもなく細かい

大小二枚の中身をまずくっつけて
小さい方を内側にして刺繍の裏側に接着
刺繍のコウノトリはペアなのでふたつにそれを施し
ストラップの紐部分を
アンコを挟むように接着し
もう一枚のペア刺繍コウノトリとくっつけて完成
中身が入っているので
その接着はなかなか難しく
どうしても浮いてしまう周囲を
手で押さえたり洗濯バサミで挟んだり

この作業をひとりでやるには
相当に決心が必要で
容易に取り掛かれないと言う気持ちがよく解った
けれどもともとはただ白い芯地に
刺繍がしてあるだけの状態から
よくここまできちんとした工程に
練り上げたものだと感心してしまう

外側のコウノトリのかたちと
中身のアンコのかたちを
それぞれ抜く型があったら
どんなに作業が楽だろうとHさん
大量に注文が入って
過程ごとに内職に出せるような
すごい商いになったら
そんな型が必要かもしれない

ひたすら正確に
一定の工程をこなすことは
わたしにとって最も苦手とする分野
けれどその工程が出来上がるまでの過程は
全て彼女の創造力と根気によるもの
思いついては過程の途中で
枯れてしまうわたしにとって
今日の作業は見習うべきところばかり

根気のないわたしは
なんだか妙に疲れて
帰るとしばし爆睡したのだった



2004年09月06日(月) 朝ごはんのバナナケーキ

新学期が始まって
ちょっと涼しく寝心地のいい朝
うちの男の子ふたりは
布団の魅力からなかなか離れられない
それでも朝ゴハン抜きで
学校へ行かせることはなく
今日は昨日焼いたバナナケーキを
ふたりして頬張って行った

以下超手抜きレシピ
1:卵大きめサイズ2個に
  キビ砂糖を適当量加え泡立てる
2:もったりして字が書けるぐらいになったら
  サラダオイルを適当量少しずつ混ぜる
3:そのまま食べるには躊躇するような
  茶色くなりかかったバナナ一本を
  フォークでとろとろに潰し牛乳適当量を混ぜる
4:2の卵液に3を混ぜる
5:小麦粉を適当量加えて混ぜる
6:フライパンにバターを敷き4を全部流し入れ
  弱火でじっくり蓋をして焼く
  適当なところでひっくり返しもう片面も焼く

卵は2個でも3個でも
卵液が多く粉が少なめだとふんわり
粉が多いとバナナブレッドみたいにしっかり
甘味は控えめにして練乳をかけても美味しい
うちは中華用のフライパンで一気に作るけど
ホットケーキみたいに小さく焼いたり
たこ焼き器でまあるく焼くと可愛い

バナナが苦手な上のコもこれならオッケー
特に完熟すぎるくらいの方が
洋酒を加えたみたいで美味しいのだ
朝ごはんに甘いものって
わたし的にはあり得ないけど
すぐにエネルギーに変わる糖分はとてもいいらしい
特に黒砂糖は他のどんな食品よりも
すぐに吸収され頭の働きを活発にしてくれるので
あるときは粉末の黒砂糖を使うと完璧

きちんと計量しないケーキを
その時々少しずつ材料を変えたりが楽しい
本当は昨日は昼間のうちに一度作ったのが
大層お気に召したようで
再度のリクエストにまた焼いたのだった
密かに苦手な杏ジャムを入れたのは内緒だけど



2004年09月05日(日) 新たなひかり

昨日は丸一日掛かって台所の模様替え
引っ越したときから
大きな食器棚の半分が
別の棚の陰になっていたのを移動
かなりの大仕事だったが
気になっていたことがひとつ終わってすっきり
レトロな食器棚も全貌を現し輝きを増した

今日はその勢いで
着物やハギレを整理するつもりが
あまりの蒸し暑さに消沈
下のコを誘って
新しくオープンしたアジアン雑貨のお店へ
そこは何度もいろんなお店がオープンしては
閉まっている場所だった

ちょうど間口も
うちの土間と変わらない位で
お店の中も同じような大きさだった
両脇の壁際に棚がしつらえてあり
置き物や布やインセンスなどが乗っている
中央の棚にはアクセサリーなどの小物
奥のガラスケースがカウンター代わりになって
そこにも指輪などが入っていた

カウンタ前の上には
ウィンドウチャイムがぶらさがり
他の商品アイテムも
特に目新しい印象はなく
安く仕入れられ市場にも溢れているアジアもので
特色を出すのは難しい印象
ただここには何種類かのお茶があり
今後は試飲もできるようだった

カウンタの奥にある台の上で
レジの代わりに計算機でのお会計など
小さなスペースでの店舗作りが
具体的に見られたことがとても良かった
壁塗りが途中のままのうちの土間は
考えるだに狭い気がして
どんな風に使っていいかまるで浮かばなかったが
お陰で少しわくわくが戻ってきた

ちょっと怪しい暗い感じのアジア雑貨
そこがなんとなく何かありそうで
分け入ってみたくなるのだが
やっぱりわをんのイメージは
ひかりとともにある
ウェブショップの雰囲気よりは
余白のスペースは少なくなるかもしれないが
どこか清々しい感じにできたらいいな

もっとも今は
相変わらずそれどころじゃないけれど
一向に進展せず
錘のようになっていた実店舗に
少しだけ新たなひかりが当てられた気分だった



2004年09月03日(金) 波に乗る

昨日今日と嘘みたいに暇なコウノピア
風は涼しくあまりにも気持ちよく
ついウトウトしたりして
けれどそんな中
市長さんの訪問があったり
気を緩めている場合ではないのだった

4時過ぎてから
テレビ局の人がやってきて
コウノトリグッズを番組で紹介すると言うので
ますますボーっとしてはいられなくなった
先方が選ぶ商品を見ながら
なんと陶器をプッシュしたものの
Hさんのストラップや
他の商品は無理だった

先日は新聞社の人がやってきて
一番新しい商品はと聞かれ
迷わずHさんのストラップを紹介
けれどそのとき当の商品は在庫切れで
入荷したらまとめて写真を撮りたいので
連絡をということになっていた

なんだかここのところ
いい感じに波がきているのに
本人は眼鏡が合わないとか
夏バテでやる気が出ないとか言うので
今日はとうとうハッパを掛けて
火曜日にストラップ作りを手伝いに行く約束をした
誰かと一緒ならと以前から聞いていたので
朝からまとまった数を製作すべく参じることに

作れば売れるのだから
コンスタントに売り場に並べられるように
他はともかくそこに一番力を注ぎなよ
人にはよく
そんな解ったようなこと言えるもんだ
自分のこと次の動き
あれこれ考えはあるもののまとまらず
ちょっと頭冷やさなきゃいけないな



2004年09月01日(水) 子どもの視点

やっと待ちに待った新学期が始まり
久しぶりにたった半日だけど
ひとりで家にいる時間を味わう
昨日おもむろに
学校に行きたくないと言い出した下のコも
無事に出かけたが
それは別に宿題が終わらないからとかの
ゴネではなく
なんだかもっと確信に満ちたいいようだった

行かないでいるには
どうしたらいいのかと聞くので
別にただ自分で休むだけだよと言った
都会ならそういう子ども達のための場所はあるが
この田舎ではたぶん
人と違うってことへの許容が狭いから
まあ病院に行って診てもらったりが必要かも

中学までは法律で行くように決まってるし
だんだんに保健室登校とかから
頑張って行けるようにって
先生にも言われるかもしれないねえ
そう言うわたしの説明を聞きながら
じゃあ行かなくてもいいんだ
と彼なりに納得したようだった

っていうか
どうしてここで
親として絶対行かなきゃならない理由を
きちんと説けないのかと思うのだが
当のわたし自身
本当に必要なことなのか
確信が持てないのだから仕方がない

だからって実際
毎日が夏休みみたいに
ずうっと家に居られても
わたしが勉強を教えられる余力もないから
まったくいい加減なんだけど
ムスコ自身は勉強が嫌いではなく
むしろ積極的に取り組む人なので
なんとかなりそうなどとイージィに思う

結局
そんな話しをしたことすら忘れたように出かけ
お昼に帰ってきたので
学校はどうだったと聞いてみた
自分で考えて書いた習字を見た友達が
十字架ってカッコええ
だってと嬉しそうに報告
夏休みにディズ二ーシーへ行ったお友達からは
お土産をもらったと見せてくれた

年少さんで幼稚園に入ったとき
産まれて初めて
オレはここにいると認識したそうだが
10歳になった今
彼はどんな風に自分を捉えているのか
これから何を言い出すのか
ちょっと楽しみな気がするのだった


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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