ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2004年07月30日(金) 新しくなるために

コウノピアで7月分の締め
計算がひととおり終わってから
来月用にデフィスプレイを変える予定だったのが
観光協会の事務局長さんがやってきて
売り場で切手を扱う話しから始まり
今後のあれこれについてしばし

今の状況を何とかもっと好転させたいと
売り場の3人ともが
同じ気持ちでいるのだが
例えば手数料が時給になるとか
密かにあちこちから聞こえてくる
売り場が外に出るとかの
可能性はほとんどないらしい

話しの場にいながら
これまで何度も同じ事を繰り返してきたのを
またぞろ再体験している気分になった
誰かにどうにかして欲しいと望んでも
結局夢のような解決策がある訳じゃない
せめて業者ごとに違う卸価格を
委託手数料に少しでも反映させてもらえるなら
もうわたしはそれだけでいいと思った

けれどそれすら
実際はどうなるか解らない
あらためて
なんのためにここにいるのか
という問いを自分の中に投げてみた
関わるきっかけになった事情とか
代わりがいないからとかではなく
売り場に自分がいることの積極的な意味を

たぶん今一番大きいのは
このところ試みているディスプレイの工夫
ひとりでは思いつかないような発想が
わたしにはない2人の個性のお陰で
意外な広がりを持てるということ
限られた小さなスペースの
いつもの商品であっても
置き方を変えることで印象はまったく新しくなる

そしてそれが
すぐにお客さんに伝わり
売れる商品が変わってきたりする
時にはこちらの意図とは違うものもあり
そんなフィードバックで学ぶことは大きい
まるでお店屋さんごっこみたいだけど
仕入れから会計から
全てをひとりでやらなくていいお陰で
生まれて来る余力みたいなものがある

さあ動かそうとなってから
あっという間の一時間
凝縮された刷新のための時間に
次の月へ向けて
自分の中もまた新しくなって行く
こんな風に変えていくちからを
ひとりでも発揮できるように
勉強させてもらっている今なのかもしれない



2004年07月28日(水) ショップ専用アドレス

ウェブショップオープン前に
出来れば専用のアドレスを取りたいと思っていた
でもWAKWAKは日割り計算がないと言うので
来月頭まで待つつもりでいたら
昨日新しいサービスの案内が来た
それによると
もともと持っていたアドレスへの転送サービスで
ちょっと変わったドメインが取れるらしい

しかも契約は今日からで7月分は無料という
ひと月分取られても大した金額ではないが
なんかこのタイムリーな展開はウレシイ
さっそくどんなドメインがあるのか見てみると
音楽だったらパンクとかロックとかが並び
スポーツの名前だとか湖の名前とからも選べて
@○○○wak2.jpという具合

ひと通り見てちょっと迷う
エンジェルとかドワーフとかユニコーンとか
架空のものの名前に惹かれつつ
自分的スタートカラーのホワイトもいいな
それとも和風にさくらとか
覚えやすい太陽のSUNも捨てがたい
地球はあるが月がないのが残念などなど

んで結局
美とお金を司る金星のご加護をいただくことに
いやあホントにちっちゃいことなんだけど
すごく楽しくて
友人が選んでくれたプロバイダにして
ほんとによかったと思った
サイトをアップする時に
名前出てこないほどマイナーなんだけど
わたし的にはWAKWAK最高

それから
内覧会の結果ちょっと変更があり
商品にする予定だったキルトポーチを
オープニングプレゼントにすることに
こんな気前のいいプレゼントがあっていいのか
もう自分でもらいたい位だけど
5千円以上購入の先着三名様限定
はっきり言ってもう大盤振舞いって感じ

できれば
早くスタートさせて
製作に入りたい和布に触りたい
今日はリメイクTシャツと暖簾が届いて
またちょっとうずうずしてきた
いくつかページに載せられたら
今度はまたオークションで
ショップにリンクさせて
宣伝も兼ねて自分の作品を売ってみたいな



2004年07月26日(月) ウェブショップ内覧会

昨日から突然
釣り熱に侵された下のコのお供で
パソコンに向かっているか
川に向かっているかで
変な疲れが溜まってきたような気がする
昨日は友人がが今日は上のコが加わり
役割と言えばほとんど
絡まった糸を解くばかりなのだった

ウェブショップの進み具合はと言うと
夕べ遅くに
出来たページまでを友人に見てもらい
もうとりあえずアップしちゃいなよ
ということで
まだそこまで考えていなかったのが
あっという間のプレビューとなってしまった

それで今日はさっそく
商品の作者たちに向け内覧会のご案内
その一方でまたページを作りつつアップ
最後まで思うような写真が取れなかった
パッチワークの手提げは
ページに画像を貼り付けながら
また戻って補正したりして
最後はちょっと根気がなくなってしまったが
なんとか完了

後はリメイクTシャツの写真をもらい
そのページとトップページを作り直し
と思ったら
麻の着物地で作った暖簾の写真も撮ったと
メールが入った
これがまたシンプルなんだけど
生地の良さがそのまま生かされてる暖簾で
すんごく素敵なのだった

明日渡してくれるらしいので
今から楽しみ
来月の初めには
ショップオープンと行きたいところ



2004年07月21日(水) 忘れられない夏

月曜はTさんの代わりにコウノピア
その分を取り戻すかのように
昨日今日とパソコンに張り付き
やっと3種類目の商品である
ブックカバー5点のページが終わった

けれどこの暑さのなか
東に向いたパソ部屋は
朝から温度が急上昇
自分が暑いのはまだなんとか我慢するが
こういう環境でPCは大丈夫なのか
夕べは何度トライしても
うまく立ち上がってくれずひやり
そして今日はフリーズが2度

けれど
リメイクTシャツの写真は
Kさんが撮ってくれることになり
トルソーも貸し出す予定
ご主人は写真が趣味で
一眼レフのデジカメも持っている
加えて空間の使い方が抜群に上手い
Kさんのことだから
さぞかし素敵な写真を撮ってくれると思う

それが届くまでの間に
まだまだ4種類の商品ページを作らなきゃ
これまでに終わったのが全部で18点
Tシャツを除いた残りが17点ぐらい
シリーズでまとめているから
なんだか少ないような気がしていたけれど
ひょっとしたらそうでもないのかも

明日は月曜に代わった分を
Tさんにお願いしたので
また一日時間が出来たのが嬉しい
いざページに使うとなると
ぽろぽろ足りない写真が出てきたので
またそんなのを撮り直しながら
もう少し進めたい

いつになく暑い夏
単に温度だけのことじゃなく
忘れられない夏になりそうだ



2004年07月18日(日) 商品ページ

何度もリベンジして行くうちに
ウェブショップのページに使えそうな
写真も少しずつ増え
トップページも夏向きに変更
よく考えたら
巷は既に夏物バーゲンの季節
何とか暑いうちに
見てもらいたい商品があるのだけれど
果たして間に合うのだろうか

全部アップしようと思ったら
到底無理なので
オープニングの商品は超限定となりそう
ハワイアンキルトとパッチワークタオル
麻生地を使った壁掛けに
Sさんの器からは
色の淡いものばかりを選んだ

それから
できればソーイングバスケット
ブックカバーは何度リベンジしても
思うような写真が撮れず
ちょっと悩んでいる
リメイク服は
Kさんの和布パッチワークTシャツが
まだ手元に来ていないのでこれも未定

商品ページはフレームで目次をと
とりあえず1ページができた
その目次からリンク先の
注文ページやトップページを繋ぎ
プレビューで確認しながら
調子よく進んでいたが
トップページから商品以外のページへは
フレームのない画面しか出てこない

マニュアルには
トップからフレーム分割してある例しかなく
他の参考になりそうな本を見ても解らない
けれどよく考えてみたら
トップページからは
ショップに入ってもらうだけでいい気がして
解らないのを幸いと
他のページへのリンクをはずすことにした

もともと
サイトの構想なんて
全然浮かんで来なかったから
こうやって1ページ作るごとに
だんだん全体像も決まって行くんだろう
まだまだ先は長そうだけど
これがひと段落つかないと
製作モードにも入れそうにない



2004年07月16日(金) 星のいたずら

いつもの金曜日のように
コウノピアでの仕事を終え
夕飯を食べてから
パソコンを立ち上げてネットに繋ぐと
まずは自分の日記が現れる
でもなんだかカウンタの数字がおかしい
きちんと記憶している訳ではないけれど
突然見慣れない数字になっているような

それでリンク解析のページを見ると
いつもとはこれまた様子が違う
cainerの文字が間に入った
いろんなURLがずらっと並び
軒並み10件以上のアクセス
うーんいったいなんだろう
思い当たる点もなく
いつものように金曜更新の
ジョナサンのサイトへ飛んだ

トップ画面をスクロールして納得
もういつだったか記憶にないけれど
オススメ図書のコーナーに
聖なる予言の実践ガイドを推したのだった
てっきりボツになったものと思っていたのに
どういう訳か掲載になっている
投稿した文章を読みながら
改めてエポックメイキングな本だったという事を
しみじみ感じたりした

出合いから10年
行きつ戻りつしながら
少しずつ少しずつ
本来在りたかった自分に向かってきた
きっかけはたぶん人それぞれだろうけれど
わたしの場合は
あの本に出合わなかったら
たぶん今この場所にもいないはず
それ以前にここへの導きとなった
友人との出逢いもなかっただろう

不思議だな
今の自分を幸せだと書いたとたんのリンク
確か以前何かでメールを出したときに
日本のサイトの運営をしている方から返事をもらい
偶然にも
わたしの太陽と
彼の月が重なっているのが解った
そんなこともこの時期と関係があるのかな

星のいたずらは
なにをしてくれるか予測不可能だけど
さすがに今日のは
ちょっとびっくり
よおし
これをオッケーサインと思って
また明日から頑張るぞお



2004年07月15日(木) 自由な生活

昨日の陶器のリベンジ
フルーツトマトを使ったつめたいパスタと
天然酵母のバゲットを
それぞれ別のお皿に盛って
小さなガラスのフラワーベースと
氷とシロップ漬けのウメを浮かべたグラスで
涼しさを演出してみた

画面で見てみると狙い通り
つやつやしたトマトの切り口や
氷で冷やされたグラスの水滴が
シズル感たっぷりでいい感じ
陶器の貫入まで判るくらいの
アップで撮ったのも良かった
採用するかどうかは
ページに載せてみないと解らないが
とりあえず今日は満足

怠けたいこころを抑えながら
気になっていた枕元の本などは整理したし
溜まっていた洗濯物を片付けながら
よおし今日は餃子だと
ちょっと早めの時間から
ひたすら野菜を刻み始め
お徳用50枚入りの皮を数枚残して
包み終わった

一回目を焼いて子ども達に食べさせ
二回目の途中急いでコーラとビールを買ってきた
それで自分も食べ始めたのだが
今日の餃子はまたとびきり美味しく出来ていて
しみじみ幸せを感じた
子ども達も気が済むまで食べむさぼるように完食
野菜嫌いの上のコも
キャベツ4分の一は食べた感じ

子ども達と3人の生活にも慣れ
番う相手の成人男性のいない毎日が
こんなにも快適だなんて誰が知ろう
お金はないけど借金もなく
作ったおかずに文句を言われることもない
ご機嫌伺いもしなくていいし
親戚付き合いもない

加えて
誰に使われる訳でもなく
自分の好きなことをして
お金を稼ぐヨロコビも経験できる
後はこのまま進めばいい
ちゃんと手を惜しまず
自分が満足できるようにやって行けば
きっと結果もついてくる

よく考えてみれば今のわたしは
間違いなく負け犬の身分なんだろうけど
こんな幸せなら
もうずうっと負け犬でもいいや
今本当に自由なのを感じる
こころから欲しかった自由が
今ここにある



2004年07月13日(火) セレクト雑貨

友人が何度か出品していた
ソーイングバスケット
その時に思ったことは
もうオークションよりは
きちんとしたサイトで見てもらった方が
この商品にはふさわしいだろうということ

少しでもわたしの収入になるように
提供してくれたのは解っているけれど
リサーチすればする程
これ以上オークションに出してしまうのが
なんだかもったいないような気がしてきた

ウェブショップの作りかけのページで
手作り雑貨のほかに
セレクト雑貨も売って行きたい
なんて文句を連ねながら
なんの当てもないままだったけど
これこそがまさにそのセレクト品だと思いついたら
心臓がどきどき

わたしの中で
パズルの1ピースがぴったり収まった感覚
特にそれがなきゃと探していた訳でも
これが最後のピースという訳でもないだろうけど
なんだか急に
これで進めるような気がして
今だ
と思えて止まらなくなった

それから
以前試しに作った扉のページの
もう季節はずれになってしまった写真を取り替えるべく
怒涛の勢いで写真撮影
預かっている商品はたくさんあるのに
本当に待たせてごめんと謝りながら
またぞろ完璧を期して遅くならないように
この季節に合いそうなものをチョイス

夜になって
そんな報告を友人にすると
バスケットはまだ材料もあるので
次回注文をかけるときに
いくつか廻せると思うから
とりあえずオークションには出してみたらとのお言葉
うーんでも
たぶんこの勢いをそのままにやらないと
わたしの事だからまたぞろいつになるか解らない

夏休みの宿題みたいに
9月とかになるのでは
なんて言われつつ
確かにこのままスムーズに行くとは思えないけれど
ともかく進んで見ないことには
見通しすら立たないし
滞った時には
オークションっていうカンフル剤もあるし
なんだか燃えてきたよ



2004年07月12日(月) ソーイングバスケット

友人から預かった商品は
昭和30〜40年代に売れていた
ソーイングバスケットというもの
全て職人さんによる手作業で仕上げられ
もちろん純国産品
今となっては当時そのままの
材料を確保することがまず難しかったそうだ

とある通販用に作ったロットの中から
既に少しずつオークションには出していた
いっぺんに沢山の入札が入ることはなかったが
買ってくれたどの人も
探していたものがやっと見つかったと
嬉しい反応を返してくれたそうだ

そのロットの最後の一本を
わたしなりの味付けで
売ってみないかと薦められ
今日は朝から写真撮影
実際に使った様子が判るように
着物のはぎれをたくさん詰めたバージョンと
空の中の状態を撮り
フタを閉めた外観を場所を変えて

昭和レトロの雰囲気で
当時の古い時計と並べて
これまた古い箪笥の上に置いたり
玄関の下駄箱の上で
ロイヤルコペンハーゲンのプレートなんかと
一緒に撮ってみたり
その中から3枚を選びながら
撮る前は気付かなかったことが見えてきた

レトロな味を前面に出すなら
見た人が自分の中で
いろいろに膨らませることができるように
むしろ余計な説明はあまりない方がいい
けれどこれはアンティーク品ではないので
昔と同じかたちのものを
今使うことでの何かを伝えたいと思った

言葉よりも選んだ写真が
既にそれを語ってくれている気がして
文章はそれ程凝らずにまとまった
けれどさていざ出品を前に
カテゴリーをリサーチし始めたら
決められなくなってしまったのだった

最初は着物リメイクを出品した
和服その他にするつもりでいたのだが
他のものをメインに探しに来る場所で
果たしてこれがどの位見てもらえるのか
かといって友人が以前に出品していた
インテリアとか裁縫箱とかアンティークなどは
入札の件数自体非常に少ないので
アクセス数もあまりないような気がする

明日にはアップするからと言ったものの
どうしようか
いつまでも迷っていたのだった



2004年07月11日(日) ビジネス未満

次の出品を前に
友人から預かった商品を
自分の中でどう消化していいのか迷い
夕べは延々電話で話し合った
頭では理解できることも
行動に移すには
こころから納得できないとダメなのだ

今やっていることをお店に繋げ
きちんとビジネスとして成り立たせるには
自分で作るものと委託されている手作り品だけでは
到底無理だと指摘されるまでもなく
流行っている手作り委託サイトでも
一ヶ月に売れているのは10点行けばいい方で
しかも雑貨の単価は千円前後
手数料を2割もらったとして2千円

まして実店舗を開いたとして
この地でどれ位のお客さんが見込めるのか
駅前の大通りですら
歯が欠けたように空き店舗が目立ち
代わりの借り手が見つからないままになっている
駅から離れたこの小さな商店街で
手作り品を置いたとしても
学園祭レベルで終わるのは眼に見えている

安く仕入れられて
利潤がきちんと上がるものをも提供しながら
バランスを取って行かないとダメだよと友人
その通りだと思うけれど
以前朝市に出すために
ちょこちょこいろんな所から
商材を引っ張ってきた時の事を思うと
どうも気が重くなってしまうのだった

安くてある程度見栄えのするものは
一時の流行に乗って売れたとしても
結局はその時限りで終わる
誰が作ったのかも解らず
仕入れ先とも何の繋がりもないまま
ちょっといいものを売ることで
自分の中がどんどん薄まってしまう

さらにはオークションの中で
誰かにものを売るということの責任の重さを
ほとんど初めて実感したのだと思う
自分が作ったものでなく
パイプ役として商品を提供したとしても
その責任の重さは変わらない

だからたぶん
わたしがとことんイタコ状態になって
まるで自分が作ったもののように思えなければ
動くことができない
今のわたしは
許容量の範囲がとても狭くなっている

けれど
どんな着物に出会っても
自分なりのリメイクができるようにと思うように
商品との出会いも
ひとつずつ経験しながら
もっともっと広いわたしになれたらと思う
結局ものを作ることも売ることも
自分自身の内面の道と
深く関わっているに違いない



2004年07月10日(土) わだちのなか

それ程忙しくなかったとは言え
連チャンの売り場だったこともあり
自分の中がからっぽ状態に
もうこういう時は
いっぱい寝るに限るので
子ども達を学校に送り出さなくていいのが
本当に有難い

するとひさびさの友人から電話
離婚して子ども達を置いて家を出て
新たに別の男性と住み始め
今は妊娠8ヶ月
好きな人と暮らすことが
好きな人の子どもを産むことが
何よりの望みだったはずだけれど

他人と一緒に生活して行くのは
好きだけじゃ乗り切れない
いろんな苦労がある
それまで解らなかったお互いの違いに
たくさん喧嘩をしたり我慢したり
少しずつ折衝点を見出していく

そんな渦中のあれこれを話しながら
後悔を口にする友人だったけれど
以前はパートナーが生活環境を提供してくれて
自分は享受するだけの
対等ではない関係がいやだったはず
そういう意味では今初めて
ふたりの家庭を築こうとしているように思えた

いくつかの選択肢を前に
自分が何をどう選んだらいいのか迷いながら
二度と同じ後悔をしないようにが
選択の基準になっていたりする
そうしてその選択が新たな後悔を生み
時には諦め時にはまた選びなおす

完璧な選択なんてあり得ないのに
せめて
同じ轍を踏まないようにと思いながら
また別のわだちの中に
はまり込んでいるわたし達なのかもしれない



2004年07月08日(木) 二度目の快感

昨日初めての発送を済ませたら
ほっとしてしまって
もうひとつ出品しているはずなのに
気持ちがそっちに向いて行かない
ちゃんと期待かけておかないと
売れないかもしれないぞ
どこかの新興宗教みたいな
ポジティブシンキングに脅かされる

でも一応
同じカテゴリーの中で
なるべく上位に載るように
4日前には注目のオークションに20円
2日前にはそれに50円をプラスしておいた
50番以内には入っているので
キーワード検索なら
あわよくばトップに写真が出ることもある

夕飯を済ませてログインすると
午後2時すぎに最初の入札があった
それから4時すぎに新たな入札者の登場で
3700円になっていた
今回はさらにぎりぎりになってからの動きなので
これまた最終まで予測がつかなそう

終わってからのメールを見ると
実に終了時間と同時刻に
4人目の入札者が登場し
自動入札で5250円で終了
またまた今回も
自動延長を選んでいればよかったという結果に

どちらかというと
今回の方がアピール度は弱いかと思っていたのに
アクセス総数531件
ウォッチリスト18件
前回より2日長い入札期間だったのがよかったのか
サンプル数が2回では
少なすぎてデータを読むまでには到らないが

じわじわとヨロコビが込み上げて
なんとも言えない気分
初めての感激とはまた違う
噛みしめるように味わう快感
この感じは他に例えようがない
オークション依存症なんてのがあるとしたら
これを繰り返し味わいたいがためだろうな

それから友人がやってきて
出品を提案されている新たなブツと
腕つきトルソーを運び込んだ
トルソーはわたしの誕生日に
プレゼントすると言ってくれていたのを
出会いがあるかもしれないと
買わずに待ってもらっていたのだった
けれど結局先日のオークションで
出物があり落札してくれた

高いのでまったく想定していなかった腕つき
指の関節まで曲がるすごいやつ
これでまた写真の幅が広がるぞと思うものの
あまりに立派すぎて
道具に負けないようなのを
作らなきゃいけないというプレッシャーが
ひたひたとわたしを責めてくる



2004年07月07日(水) 10回目の誕生日

迷ったあげく
おまけは以前仕入れた
押し花のシール栞に決め
お礼状とともに封筒に入れて完了
メール便は予約を入れてから
配送の途中で収集に寄ってもらうので
確実な時間は解らない

昨日裁った布の続きをしながら
宅急便を待っていたが
暑さにぼーっとなり
たまらずダウン
これからの季節
どんな仕事だって大変だけど
布を触るのもなかなか厳しくなってくる

復活した2時頃宅急便がやってきた
とりあえず先に発送をして
代金は後で取りに来ると言われ
その間に急いで買い物へ
今日は下のコの誕生日なので
ケーキの材料を仕入れなければならないのを
朝になってから思い出したのだ

正直言って
土曜日か日曜日に延ばせたらと思う
怠けごころがちょっぴり
けれどやっぱり
せめてケーキだけでもあった方が
本人は嬉しいに違いない
できることはやってあげなきゃと
ダレる自分に喝を入れる

買い物に出ている間に帰っていた上のコは
今夜はお祭りに行くと言って出かけた
合間にご飯を食べに帰るらしいけど
下のコも夜は卓球の練習があるので
みんなでケーキの暇もないかな
続いて帰った本人に聞くと
今日でなくていいと言ってくれた

はあよかった
よく考えたらろうそくを忘れていた
たぶん家には10本もないはず
願いごとをして吹き消すのは先になるけど
大きな怪我も病気もなく
無事に10歳のお誕生日おめでとう
こんなヨレヨレ母のもとに来てくれて
本当にありがとう



2004年07月06日(火) 発送準備

午前中は布を裁ったり
夏帯を解いたりしていたが
なんだかどっと疲れて
気力が続かない
思わずひさびさの昼寝

今週は木・金と
コウノピアの売り場なので
それまでにしておきたいこともあるが
何より発送を終わらせたいところ
メール便でのお届けに決まり
夜になって
振込み完了のメールを受け取った

初めて利用するジャパンネット銀行
ネットで入金の確認があっという間
うーんすごすぎる
便利だけどたぶんもう少し歳取ってたら
絶対について行けないだろうな
新しいことを取り入れるって
とってもパワーが必要だ

昼寝のあとは
なんだかフヌケ状態だったので
送る準備は何もできていない
夜中まで残業の友人から
いろいろご心配メールをもらっていながら
最後にどうしても直しておきたい所があって
またぞろ手を入れる始末

ワケわかんないけど
例えば
明日嫁に行く娘の衣装を縫ったとしたら
こんな気分なのかもしれない
これからいくつ縫ったとしても
初めてオークションで売れた
このスカートはとくべつだ
嬉しいけれどどこか寂しい

それから
以前パステルで描いた
コスモスの小さなカードに
メッセージを書き
補修用の共布をセロファンの袋に入れて
パンチで穴を開けたふたつを
赤い組み紐で結びスカートに添えた

箱ではないので
ラッピングは簡単に
和風の不織布に包んだのを
透明のPP袋に入れ
A4サイズの書類用封筒に入れて完了
何かおまけもつけたいけど
明日発送前に考えよう



2004年07月05日(月) 初落札

昨日初入札があってから
このまま行くのかと思われたが
今朝10時すぎに
もう一件入札があった
初入札のご新規さんと
お二人めの間で
自動入札の結果3600円に

午前中は出かけていたので
帰ってから知ったのだが
初入札も嬉しかったけれど
この二つめの入札もしみじみ嬉しく
なんて表現していいか解らないぐらい
こんなに喜びを感じられるなんて
出品前は予想もしていなかった

それから
新たにまたやる気まんまんで
新作に取り掛かった
でもこっちは
イメージに合う布を裁ったところで
薄すぎて服には向かないことが判明
また壁にぶつかってしまったのだった

そこで改めて布選びをし
使える布の大きさに制限があるので
それに合わせてデザインを変更
キャミソール分ぐらいなら何とか取れそう
あまり悩まずに作ることをして行かないと
廻らないのは解っていながら
どうしてもこだわりがあって出来なかったけれど
オークションのお陰で少し柔軟になれそうだ

夕飯が終わってから
再び入札状況を確認すると
初入札の人が再び入札
またまたお二人めとの自動入札の結果
4300円にまで上がった
いやあもう怖くて見ていられない
これがもし自分が入札する側で
欲しくて欲しくて仕方がなかったら
いったいどんな気持ちだろう

もう後は落札メールを待った
結果は終了2分前の攻防により
途中で質問をいただいていた人が
だだっと5250円で落札
自動延長を選んでいたらもっと上がったかも
と友人から言われたが
そもそも入札が入るかどうかも自信がなく
最初からずうずうしい気がしていたのだった

はーよかった
本当にこころからほっとした
アクセス総数412件
ウォッチリスト15件
応援してくれた皆様に感謝いっぱい
後は気を引き締めてお届けしなくちゃ
また明日から頑張るぞお



2004年07月04日(日) 初入札

6月30日に初出品してから
はや4日が経ち
その間実にいろんなことを考え
いろんな人にリンクを送り
さまざまな感情を味わった

もう明日が綸子スカートの終了日と思うと
なんだか今日は朝から落ち着かず
まだ入札もないのに
人の手に渡ることを考えると
どんどん自信がなくなり
気になっていた部分を解き
手縫いで直しを入れる始末

その後
新しく作ろうと思う形に
ぴったりの型紙がないので
部分的に参考にしたいパターンを
4つ程本を見ながら製図
そんなのを比べながら
どこまで崩していいのかを見極め
自分で線を引きなおせたらいいのだが

ひと息ついてオークションを覗いてびっくり
入札が入っているではないか
しかも先方もご新規さん
初めての買い物がこのスカートだなんて
こんなに嬉しいことはない
本当によくぞ入札して下さった
これでともかく綸子スカートは
わたしの手を離れることが決定した

と思うと間もなく
Gさんからメール
我がことのように応援してくれて
入札もちゃんとチェックしてくれていた
リンク経由でこちらの日記にも訪問があり
住んでいる場所は遥か遠くても
このネットの中ではお隣さんみたいになれる

オークションて何だか不思議
ものを売り買いすることが
お金が人の間を行き来することが
いろんなものを凝縮して
いっぺんに連れてくる
人生の濃度がこの期間だけ濃くなったように
一日一日がとても大切に思える

そして
たったひとつのものを求めてくれる
たったひとりの誰かを
こんなに待ったことはなかった
まだ終了ではないけれど
この気持ちずっと忘れずにいたい



2004年07月03日(土) オークション戦略

ヤフオク出品の経過報告
綸子スカート
アクセス179件ウォッチリスト10件
綿紅梅スカート
アクセス86件ウォッチリスト6件
今のところ入札はなし

まったくの新規なので
相当のリスクは覚悟しつつ
ヤフオク向けの初回戦略としては
素性の明らかな布を使った商品を出すこと
特に選んだカテゴリーの
和服その他というところは
和布に詳しい人たちが多く覗いているので
まずはキャッチで注目してもらわなければならない

新作をアップするたびに
すぐにのきなみ入札のある実力者もいる中で
ともかく出品したページを見てもらうために
写真も他との差別化を考えた
一枚目に来る写真が
検索されたときの画像にも使われるので
みんなと同じような
動きのない全景は避けたかった

綸子スカートの一枚目は
もともとウェブショップの
トップページに使おうと思っていたうちの一枚で
光と影の両方が布に映りこみ
着て外へ出たときのイメージが湧くように
ベンチに座らせて柔らかな感じを出した

綿紅梅の方は
わざとウエスト部分の中心をずらしたアップに
ピンタックの様子と
紅梅織りの素材感だけに絞り
もっと全体を見たいと思ったら
クリックしてページへと進んでもらう運び

まあそれでも
どこまで成功しているかは
全く解らないのがつらいが
お友達のGさんは
日記の方にリンク貼ってくれてるし
現時点のアクセス数にはちょっと驚いてしまう


次なのだが
入札なく2作が流れたときはまた考えるとして
もしこのまま同じカテゴリーで行くとしたら
ちょっと明るめの色のを出したい
手持ちのはこれからの季節向きではないし
既にお墨付きのある玄人受けする布ではなく
夏のひかりを受けて輝くようなものを
全く新しく作ってみたい気がする

何種類もの
解いて洗った布を前に
あれこれ考えてみたけれど
まだなんの結果も出ていないのに
有り体のところに
落ち着いてしまいそうなので
そういう自分を裏切っていかなきゃと思った次第
チャレンジするところに
わくわくはいつも付いてくるから



2004年07月01日(木) 第二弾

一緒にアップする予定だった
古代染小紋のスカート
写真がどうも気に入らず
今日は家の裏へ出て撮り直し
ほとんど藍一色のせいか
なんだかぱっとせずで
ちょっと悩む

外へ出かけてリベンジとも思ったが
とりあえずアップするのを優先して
室内で撮った方のを採用
ダメなら次の出品時に
また撮り直すことにした
でアップしたところ
また文章が途中から左寄りになったのだった

どれもちゃんとセンターの指示はしてあるが
よく見てみるとそこまでの文は
中央寄せに関連するタグが
ふたつ入っているようなのに
途中からひとつになっていたので
同じように入れなおした

最初に作った入魂原稿も
どうにかそのままアップする方法はあるんだろうな
他の人の出品説明を見ると
横二列に表組みしているのもあるし
それはわざわざ自分のサーバーに
アップしているようにも見えない
このあたりちゃんと解決しておかないと
ショップのページ全部作ってアップしてから愕然
なんてことになりかねない

でもとりあえず今はいいや
それよりも製作しなくちゃだ
チャイナブラウスと
麻を切りばめたスカートも途中だし
キャミソールを作ろうと
いいところ取りした夏帯の生地も
切ったまま迷って進まない
頭切り替えて創造的になろう


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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