Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2003年07月31日(木) 7月にこだわる

今日で7月も終わりである。毎度のことながら、過ぎ去る時の流れの速さに悲哀を感じてしまう。それにしても、今年は例年になく涼しい夏である・・・と、通り一遍のつまらぬ所感はここら辺でやめて、今回は「7月」という稀にみる優れた月の素晴らしさについて述べてみたいと思う。理由は ”私の生まれた月”だから。それだけ。他の月に生まれた人に対しての失礼を承知の上で(何も書かないとこの日記が消滅してしまうにもかかわらず、一向に良いネタを捻り出せない筆者の苦しい帳尻あわせだと思って聞き流して下さるようお願いしたい)以下、箇条書きで7月の魅力に迫ってみる。

魅力その1:7月は生命の躍動を感じる

これを聞いて「冬眠中の生物が活動を開始するのは春、すなわち3月か4月ではないか」とお思いの方も多いだろう。だが、侮ってはいけない。7月ほど劇的に季節が変化する月はないのである。考えてみて欲しい。7月の上旬は大抵まだ梅雨の真っ只中である。ジメジメとしたいけ好かない天気がしばらく続くのだが、中旬ともなると雨に雷を伴うことが往々にしてある。こうなればしめたものだ。雷雨は梅雨明け五秒前のサインだからである。信号機に例えれば、交差する車線の信号が黄色に移り変わったくらいだ。夏はもうすぐそこまで来ている。気温は一気に上昇する。同時にセミやカブトムシ、あるいはクワガタといった、夏専用または夏によく出くわす昆虫達が活動を開始するのだ。この「夏を境に出てくる虫の総体」は春のそれよりもきっと多いだろう。いや、多いに違いない。今、私が決めた。生命の息吹を力強く感じさせるのは3月でも4月でもない。7月なのである。季節の変化についても、例えば2月から3月にかけての「一雨ごとに暖かくなる」ような、緩やかな移ろいではなくて、梅雨が明けたらハイ夏!といった感じの、まさに問答無用、電光石火のいさぎよさが見てとれる。7月はまさに男らしい月と言えよう。

魅力その2:7月はインテリっぽい

何を考えてるんだバーカ、とお思いの方も多いだろう。だが、侮ってはいけない。7月は他の11の月と比べても相当頭が良さそうなのである。何故か?答えは旧暦にある。勘の良い人ならもう気づいているに違いない。そう、7月のことを旧暦では「文月」というのである。この”文”という部分になんとも言えない知的な香りを感じるのは私だけではないだろう。他の11つの月を表してみても、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、葉月、長月、神無月、霜月、師走、と、なるほど古代日本らしく味のある呼称が多いものの、文月に匹敵する知性を感じられるものは一つもない。個人的には神無月のファンタスティックな響きが好きだが、それとて文月の堅牢強固なまでの頭のキレの良さを感じさせるネームセンスにはかなわない。こういう月に生まれた人は、きっと文化程度の高い、知的な人間が多いことが容易に察せられる。いや、実際多いに決まっている。今、私が決めた。エジソンが2月生まれだろうが、アインシュタインが3月生まれだろうが、臆することはない。7月生まれは「私は頭が良い!」と堂々と往来を闊歩してよいのである。なお、旧暦は新暦より1ヶ月早いとか、そういう野暮な事は言わないように。

魅力その3:7月は有名人の誕生月であることが多い

そんなもの、どの月だって同じじゃないか、とお思いの方も多いだろう。だが、侮ってはいけない。7月はかなりの数の有名人が生まれているおめでたい月なのである。私は別に林家ペー・パー子夫妻ではないので、有名人の誕生日を逐次、覚えているわけではない。それでも、知っている限りの例を出すと、明石家さんま、ナインティナインの岡村隆史、広末涼子などがいる。これだけでもそうそうたる顔ぶれである。まだ不満がある、という困った人のために、駄目押しで古谷徹と森山周一郎の名を挙げておこう。日本を代表するお笑い芸人2人に国際派女優、そして実力ある声優二人・・・もう、完璧である。最高。7月最高。私が知っている限りでもこれだけのお歴々が上がるのだから、全体数ではきっと他の月を圧倒的に凌駕しているだろう。いや、凌駕している。 今、私が決めた。因みに、前述の森山周一郎は7月26日生まれで、これは私と全くの同月日である。さらに蛇足であるが、私の中学2年・3年時の担任は7月27日生まれで私と1日違いである。何かと共通点が多いと思っていたが、まさか誕生日がニアミスしているとは思わなかった。

魅力その4:7月の”7”って縁起が良さそう

もう始末に負えないな、とお思いの方も多いだろう。だが、侮ってはいけない。7月は正月に勝るとも劣らない幸せ多き月なのである。まず、7は西洋では「ラッキーセブン」と呼ばれるほど縁起の良い数字である、という事実を踏まえて欲しい。例えば野球で、7回の攻撃のことを同じく「ラッキーセブン」といって選手・監督・コーチ・フロント・観客・ウグイス嬢・ビールの売り子などに大変にありがたがられている。甲子園ではロケット風船が飛び交う始末である。よっぽど”7”が嬉しいに違いない。よく「野球は9回から」というが、これはのんびり屋でオポチュニストあるいは日和見主義者の調子の良い戯言としか思えない。9回じゃ遅いのである。絶対的に7回が勝負なのである。これは、今年絶好調の阪神の得点回に7回が多いことからも如実に解る現象である。

また、七夕=7月7日のことを考えて欲しい。凄くラッキーっぽいじゃないか。スロットなら、あともうひとつ”7”が出ればスリーセブンでお金がジャンジャン出てウハウハである。と言うことは「1997年」とか「平成7年」とかなら見事7が3つ横並びになるので、結果的にお金ジャンジャンでウハウハである。今年のように西暦でも和暦でも7に関係のない年でも、7時7分に起きればOK。ジャンジャンでウハウハである。話が野球に戻るが、これは今年絶好調の阪神の監督・星野仙一の背番号が77で、いっぱいお金もらってジャンジャンでウハウハなことからもよくわかる。これだけ7という数字は縁起が良いのだから、7月に生まれた人は最終的にきっとジャンジャンでウハウハになるだろう。いや、なる。ジャンジャンでウハウハでドンドンドドンでピッピーキピッピッピである。今、私が決めた。7月こそ、幸運の女神に微笑まれた、空前絶後のラッキーマンスなのである。


私の論証はこれで終わりだが、7月がいかに優れていて、賞賛される月かということが解っていただけたと思う。なんといっても、生命の躍動を感じさせ、インテリっぽい教養も備えており、有名人は多く生まれるし、おまけに縁起が良い、ときている。7月は素晴らしいのだ。こんな月に生まれることほど名誉なことはない。こらからはこれからの子供は7月に集中して生まれることを切に願う。

※この文章は最初から最後までほとんど全てがフィクションです。ただし、森山周一郎は本当に7月26日生まれです。


2003年07月11日(金) アンファイタブル・ボクサーの巻

▽マウスピースをいれてから1ヵ月半ぐらいたった。最初の頃は上顎にセメントが密着しているようでめちゃんこ気持ち悪かったが、最近では逆にピースをつけてないと違和感が物凄くある。慣れというのはおそろしいものだ(あるいは人類の素晴らしい技能のひとつと考えるべきか)。

▽阪神、気持ち悪いぐらいに強いね。野手全員が強振しているのに面白いように当たるからなあ。ちょっと信じられん。神がかり的と言うより、異常だと思う。85年の優勝の時でももうちょっとは整合性があったからな、勝敗やら打率・防御率に。なんだかんだ言ってギリギリの優勝だったし。最後まで「阪神、大丈夫か?」といった雰囲気があったのだから(実際に見ていたわけではないけど。なにしろ当時は4才だったから)。それからすると、今年はホントにつまらん。星野の「三歩先の事を今やっておく」という小心根性が奏功しすぎなんだよなあ。ここまで強いといくら阪神ファンでも面白くないんじゃないかなあ。この払底した状況を打破するには例年のように「死のロード」で急落してくれる事を祈るのみか。どちらにしても、後ろ向きな考え方だ。

▽「高原へいらっしゃい」第2話、なかなか面白かった。脇役の演技や演出が初回よりも数段良くなってる。やっぱり最初はぎこちなかっただけなのかな。ドラマとしても、対立構造が明確になってきて、見ごたえがでてきた。おまけに今回と次回には往年の名俳優・杉浦直樹が出てくるし、否が応でも期待が高まってきた。ただ、風景描写は相変わらず下手くそなんだよなあ。ここだけ改善してくれる事を望む。


2003年07月10日(木) す−ぱー どらいばー の巻

ひちがつ じゅにち てんき くまり

ぼくわ きょお うんてんめんきょしょー の しけん に ごーかく

しました。わーい。わーい。こないだ の ぎのお しけん でわ

たんとう の せんせ に「おまえなにかんがえとんじゃぼけー。

もっとあたまつかってうんてんしろあほー。」といわれたのに

よくわからないけど うかってしまいましたが こんかい も

ぜんぜん じしん が なかったのに ごーかくしました。

わーい。わーい。これから いるいる な ところに うんてん

できると おもう と とても ゆれしいです。 ぼくわ くろま で

よーろっぱ や ししざ りゅうせいぐん に いきたいです。

わーい。わーい。

しけびさ


せんせいからひとこと

しげひさくん は (せいしん)ねんれい が ひくいのに よく
がんばりましたね。でも うんてんは なるべく しないほう が みのためだ と おもいます。


2003年07月03日(木) 復活したテレビの話をしよう「高原へいらっしゃい」篇

と言うわけで(どう言うわけ?)今期最も期待している、もとい今期の中でただひとつ個人的に見る気のあるドラマ「高原へいらっしゃい」の第1回がたった今終わりました。私は山田太一のオリジナル版を実際に見たことはないのですが、シナリオ集で読んだ限りは相当に心魅かれる作品だったので、今回のリメイク版を見てみようと決心したのです。とりあえず放映直後の感想を箇条書きにしてみたいと思います。

・佐藤浩一の面川はなかなか渋くてよかった。ホテルマンらしい立居振舞を過不足なく表現できていた。とりあえず及第点。オリジナルの田宮二郎にどこまで迫れるかが今後の期待。

・共演陣について。こっちは悪い点ばかりが目立つ。まず井川遥だが、残念だが演技の基本が出来ていない。特に発音に抑揚が乏しいのが苦しい。いくら人気があるとしてもちょっとなあ・・・そしてその井川遥に並んで演技が不味いのが大山のぶよ。25年間の声優一本槍な生活のせいで、からだ全体で演技するということを忘れてしまったのだろうか。とにかくクサイのだ。もう少し抑えた演技をしてほしい。後は堀内健。お笑いタレントを正統派ドラマにねじ込む必要は全くない。三枚目役には三枚目専用の役者がちゃんといるのだから、変な人気取りみたいなことはしないでほしい。残りのメンバーは可もなく不可もなくと言ったところなのだが・・・

・演出もきつい。どうでもいい場面でカットバックを使ったりする妙な画面構成が目立つ。あれは時間の無駄ではないだろうか。特に今回はメインキャラクターのプロモーションも兼ねているのだから、7人の位置関係を明確に示すショットが欲しかった。今回の演出では登場人物の立場が並列的でいささか奥行きに欠けてしまっていた。それとこのドラマのウリである風景描写も下手くそだったと思う。大自然の優雅さを表すにはカメラの長回しをもっと多用すべきである。今回は奇麗な風景を適当に切り貼りしただけというまさしく写真的な処理しかできていなかったんじゃないだろうか。

と、探せばアラばかり出て来てしまう感じなのですが、もともとのシナリオはからり出来が良いので、こらからの盛り上がりに期待するとしましょう。キャストも演出も一回目で手探りの状態だったと思うし。もとより根気のない私が連続ドラマを最後まで見届けられるか、はなはだ不安ではありますが、まあ頑張ってみますですハイ。


橋本繁久

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