しむちゃんのつれづれ日記
文字サイズは「中」が最適なようです。

2004年08月29日(日) いよいよ大変になってきた

とうとうグリーンベルトというシックスシグマの入門編が始まります。
(関係ない人にはどうでもいい言葉ですよね。シックスシグマって。)

そもそもロジカルな思考能力の無い自分にとっては非常につらい作業です。
ある程度、結論の出ているテーマを取り上げますが、だからこそ余計に
手を抜くわけにはいきません。

まずは趣旨をきちんと理解できていないところから上司にしかられて、
この時点でかなり刺激を受けたのですが、そもそも自分の経歴上、
知っていて当たり前のことをうまく説明できなかったもんだから、
上司から「オマエは何も知らないヤツ」扱いを受けたことが情けなく感じました。

このグリーンベルトは、自分がやりたかろうがそうでなかろうが、
上から与えられた使命ですから、やるしかありません。
こう考えているもんだから、自分のモチベーションはほとんど無いと
言っていいかもしれません。しかも業務のために宿題ができませんでした
などという言い訳が通用しないのもストレスです。

いままでの通常業務にも増してグリーンベルトをやるのですから、
従来のやり方では到底こなすことはできません。もちろん、通常業務に
支障が出てきたら、どうにかしなければなりませんが、それは自分の
裁量だけでは解決しませんから、上や周囲の協力を得なければなりません。

そのあたりの運用をどうするのかは自分の役割ではなくて、上の仕事。
そんときはそんときですか。現実に人が足りない状況ですから。

さてさて。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2004年08月22日(日) 久しぶりに趣味の世界

忙しい中で生じるストレスを解消するために何をすればいいか考えまして、
昔から欲しかった山水のアンプ907シリーズで、できるだけ新しい型を
ヤフーオークションで探しました。

で、見つけました。AU−α907XR。
新しいとは言っても山水はすでに終わった会社だから全てにおいて中古。
今のアンプの購入は16年前の学生の頃。それ以来だから、それよりも
新しければ、聞き慣れた音よりはいいはず。しかも今のアンプよりも
上位機種だから。この機種は93年製です。

ひとつ目の時は入札で負けましたが、ふたつ目の時は落札しました。
907は上級機種だから、オリジナル価格はそれなりに高いです。
だから、いくら中古とはいえ、ジャンクでなければ落札価格もそれなりに
高いです。今でも山水のアンプは人気がありますから、10年前の機種でも
3分の1にはなりません。特に907は07シリーズでも最上位機種です。
欲しい人にとっては、そこそこ値が張っても手に入れたい機種。

落札したアンプは、箱無し取説無し。でも大きなキズはなさそう。
アンプはメカものと違って、経年劣化が少ない電気製品。
でも、ちょっとしたところで音に影響が出る商品でもあるので、
試聴をせずに購入するのは勇気が必要です。しかもネットだし。

出品相手の住まいは車で30分以内で行けるところだから、
送料ももったいなかったので取りに行きました。33kgの重量物であるのは
忘れていましたが・・・。

引き取りに行ったまでは良かったのですが、車から部屋までの運びと
部屋の中でのセッティングは苦労しました。もう少しで腰を痛めるかと
思ったほど。あれだけの重量物をひとりで運ぶのは、後から考えると
外箱が無くて良かったと思いました。

で、あれこれ苦労してセッティングを終了。
前のアンプと劇的に良くなったわけではありませんが、素直に再現していた
前にアンプに比べ、重みと解像度が上がりました。ドンシャリが好きな人には
向いていないかもしれません。また、ゴリゴリと押し出す音が好きな人にも
向いていないかもしれません。「豊潤」という言葉が合っていると思います。

オーディオの楽しみは、いいものの組み合わせだからといって、必ずしも
いい音が出るとは限らないところ。だからみんな苦労してセッティングを
組むわけです。コンポ単体だけでなく、ケーブルやラック、インシュレータ
なども音に影響するため、それらのアクセサリーも手を抜くわけにはいきま
せん。自分の好きな音に近づけるために、いろんな情報を入手しつつ、
予算の中でこまめに買い直す。その繰り返し。いつまでたってもそれらの
繰り返しが続くのが楽しいわけです。

とりあえず音が出ていれば満足する人には、この苦労は耐えられないでしょう。
以前ほどには単品買いをする人が少なくなったから、市場としては小さいため
メーカも撤退したり機種を減らしたりしています。

流れは音だけでなく映像を含めた組み立てなっていますから、メーカとしても
それを踏まえた商品作りをせざるを得ません。でも音キチにとっては
つまらないラインナップになってしまいました。むしろ時代遅れな趣味に
なってしまったということでしょうか。

ただ、平日は深夜にしか帰ってこないから、聞けるのはもっぱら土日に
なってしまうのは、もったいないのですが、仕方がありません。
というか、早く帰ってこれるようにしなきゃ。

とりあえず手に入れて嬉しかったので書いてみました。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)



2004年08月13日(金) 忘れてはならないもの

歴史の風化とは、当事者がいなくなってしまうことに加え、
その事実を伝える人がいなくなってしまうことでしょう。

事実、書きものや写真がなければ、知る術もありません。
自分のことを言えば、戦争のことも戦前産まれの親の話や親戚の
おじさんやおばさんの話、そして仏前に飾ってある、戦死したじいさんの
若い時の遺影を見て、本当に戦争があったんだと実感してきました。

しかし、親も親戚も、こちらから聞かないと、自分の口から当時の話を
切り出すことはありません。それは何故だと聞いたこともありませんけど。

当事者の話を聞いた世代が次の世代に代わってしまうと、それらの話も
より実感のない話になってしまい、まったくのおとぎ話になってしまいます。
今の若い世代が他国で起きる戦争をバーチャルにしか思わないのは
そういうことでしょう。自分には関係ない話。実際に起きている事実なのに。

終戦記念日がお盆と重なっているのは何かの縁でしょうか。
それとも意図されたものでしょうか。誰か知っていますか?

今思うと、うまい具合に暑い時期に休みが取れるいい理由ではあるけど
いまだに疑問なのは、お盆は死んだ人の霊が降りてくると言いますが、
今生きている人が知らない人の霊はどうなっているのでしょうか。

逆に立場から言うと、知る人全てが自分の側に来ているなら、現世に
現れる理由もなくなるから、降りてくる必要もなくなるのかなって。
もしそれが本当なら、知る人がいる限り降りてくるっていうことか。

なんてことは生きているこちらが勝手に考えることだから、
それが本当かどうかは誰も知らないこと。だから、死後の世界について
断定的に語る人の言うことには聞く耳を持ちません。なぜかというと、
それは事実を語っているわけではないから。事実を知るはずもありません。

なぜ終戦記念日が、そしてお盆が続いているのかを考えると、
莫大な数の死者を出してしまった戦争に対する事実を風化させないよう、
習慣としても、制度としても残していこうとする人がいるからこそ。

忙しい日々に追われて忘れがちなこの事実を思い出させてくれるという、
このお盆休みの時期は、いつまでも持っていたいなと思います。
持っているべき何かを忘れないために。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2004年08月09日(月) お互いに被害者なのに

[北京 7日 ロイター] 7日夜に行われたアジアカップ決勝で日本が優勝を決めた後、
会場となった北京の工人体育場周辺には中国の敗退を不満とする大勢の中国人サポーターが
集まり、ビンを投げたり、侮辱的なことばを叫ぶなどして騒いだ。
日本勝利に憤る中国人サポーター達は、日本国旗を燃やしたり、日本製品の非買運動を
呼びかけたりして怒りをあらわにしたが、機動隊に鎮圧された。


日本の外務省からのクレームに対し、中国政府は一部のサポーターの騒動は残念だと、
まるで他人事のようです。

現地では警官隊による鎮圧は行なわれていましたが、中国政府がこのような動きを強く抑え
付けないのは理由があって、それは中国に昔からある「遠交近攻策」といって、遠い国とは
親しくし、近い国とは戦うというやり方が残っていること、日中戦争では、ソ連共産党の
策略のもと、蒋介石の国民政府と日本軍が最後の最後まで戦い続けた日中戦争の不幸、それ
から、日本と中国が仲良くなって日本が中国で有利な立場に立つと、アメリカやイギリスは
それまで不当に得ていた色々な権利を失うことになり、日中国交回復に対して積極的に介在
することを嫌った(ている)ことなどがあります。

例えば、今でも小学生の教科書に盧溝橋事件のことを中国の不幸として日本を非難している
ことからも分かるように、60年近く経過した今でも語り続かれています。それは中国の
人々の共通認識として、誰でも抱いていることだと思います。

中国は日本と違い、戦後も思想統一がなされていた国であり、自由な思想が認められる
環境にはありませんでしたし、日本のような敗戦国ではありませんから、国家統制を解く
必要もなかったし、ソ連からの解放を叫び必要もありませんでした。だから日本の悪行だけが
歴史の汚点として残ることになり、政府としても、国民の不満が高まる度に、その不満を
中国政府でなく、日本に対して吐き出させることで、国民のストレスを発散させて、暴動を
防いでいたという側面があります。中国政府としては逃げ道としていいネタになっています。

日本の場合も、特にアメリカに対して原爆投下国として、それから日本各地への攻撃国と
して非難の目を持っていますが、やはり敗戦国としての諦めがありますから、中国とは
立場も考えも違います。

日本の場合の失策は、やはり当時の戦略がお粗末であったこと。
つまり侵略後の日本の進む道について考えが及ばなかったことにあると思います。
とにかく陣地拡大だけに没頭して、そこをどう生かしていくかを考えなかった。
だから欧米各国の植民地政策に比べて日本の場合は被害者意識だけを植え付けてしまった。

このような当時のお粗末さが今でも引きずっているということです。
一方では、特に戦前産まれの日本人にはあると思いますが、中国人や北朝鮮・韓国人に対して
卑下する気持ちがあるのも事実です。戦時中の教育を受けた人たちはね。

ストレスを発散させたり、卑下する気持ちを持っていたり、いつも煽動されるのは国民。
お互いに被害者なのに、被害者同志が傷つけ合うのは止めたいものです。

さ、帰省の準備でもしようかね。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2004年08月07日(土) 連休に入りましたが・・・

怒涛の1週間が過ぎました。
なにせこの1週間は、毎日が終電かタクシーか朝帰りか。
おかげで1週間の睡眠時間は累計で約6時間。参った。
脳みそが死亡寸前です。

水曜日頃から睡眠不足で頭が痛くて、昨日は極限でした。
そんな中、午前中は重要顧客へお詫びの訪問。
技術的な説明をする資料もなしに向かったもんだから、
相手先は呆れた様子。休み明けにまた来いと。

技術者も無しで技術的な説明を要求されている場面は、
営業にとってかなりつらい場面です。事実、簡単なことしか
話が出来ませんでした。相手先にとってはかなり不満。当然です。

昨日の訪問は工程説明がメインだと聞いていたから、生産管理の
課長を連れて行きましたが、実際は技術説明だったから
ほとんど役に立たず。営業のアレンジミスです。

帰社してからは、その後始末やら、やり残しやら、休み明けの
会議の資料作りやらで、結局は深夜まで作業が続いてしまい、
終電に間に合わなかったから、仕方なく会社のソファで寝ることに。

いくつかは持ち帰りだけど、それでも間に合わないものがあるから、
月曜日に出てきているサービスマンを捕まえて、打ち合わせを
するしかない。休み明けの会議の資料は、休み中になんとかして
作り上げるしかない。ゆっくり帰省している場合ではありません。

が、母親の様子を見ずして休みを過ごすわけにはいきませんから、
帰省はしますが、すぐに戻ってくることになりそうです。

仕事に振りまわされて生活リズムが崩れてしまっていました。
この連休中に取り戻そうと思っていますが、どうなることやら。

※それにしても、バテている以外は体調も悪くなく、自分ながら
 驚いております。気は身体に影響するといういい例。

今日はjinnさんと久しぶりに会う約束をしていましたが、
あまりのしんどさに延期にしました。ごめんねjinnさん。

はい。今日は曇りときどき晴れところにより一時雨。(東京地方)



2004年08月01日(日) 気が重い

風邪は何とか回復の方向。
つらかった咳も収まってきました。

金曜日は客先の生産管理の2名を迎えての打合せがありましたが、
その打ち合せの直前に、その客先資材担当者からトラブル報告。
ウチの会社の商品を納品する際に、ウチの会社から委託を受けた
輸送業者が、建屋を傷つけて帰ったようだ、という。
(その時点ではクロだとは断定されていなったが、社内へ報告し、
然るべき部門が動くことを期待していたんだけど・・・。))

ついでだから、そのトラブルのことを生産管理の人に聞きましたら
状況は認識していましたが、緊急のトラブルという話し方でもなく、
用事が済んだら、そのままお帰りになりました。

その後、資材担当者より再度連絡があり、調べてみたが、他に思い当たる
納品がなかったので、ウチの会社が犯人であるということに。

この時点で、社内の誰も動いていなかったので、関係部門を通して
輸送業者に連絡をしましたが、すでに定時を過ぎており、誰も電話に
出ない始末。仕方がないので、輸送業者の管理者の携帯とか自宅の
電話番号を仕入れて連絡を入れるも、応答なし。深夜まで連絡を試みるも
結果は同じ。会社を出たら、会社支給の携帯は取らないということか。

客先からすると、なんと動きの遅い会社なのかと思われたでしょう。
疑わしきことを、その場で晴らすことをせずに、事態の解明と解決を
他人事のようにしてしまったんだから、怒りも倍増です。
クロである汚名をかけられたのだから、それを晴らすためにまずは
急いで現場の調査をし、シロならシロと主張する、クロならクロで、
誠意を持って陳謝する。それをしなかったウチの会社は咎められても
当然です。

月曜日には窓口として出向を要請されているので、そのことは陳謝します。
ただ陳謝するだけではダメで、再発防止のための手立てが必要。だから
営業だけでは意味なし。しかも今回の納品トラブルは初めてではないと。

明日の朝から、怒りの最小限となる手立てを考えることになります。
まったく・・・。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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