MOTOYANの日々題
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2002年09月30日(月) ウィンカーが切れた

車を右左折させるときに方向指示器を点灯させるが、レバーを曲がる方向に動かすと「カチ、カチ、カチ」と音で車内に点灯を教えてくれる。指示器は、右左折が終わると自動的に切れてくれるが、中途半端な右左折では切れないので運転者が元に戻さなければならない。ときどきバスなどが停留所から出たときに消し忘れて走行しているのを見かける。

そのカチカチ音が突然に早くなることがある。通常の倍ほどの速度になるので普通の運転者ならすぐに気づく。これは、「どこかのバルブ(電球)が切れている」という警告である。自動車学校では教えてくれないし取り扱い説明書にも書かれていない場合が多い。(取説なんか読まないカーオーナーも多いだろうが)

今日、久しぶりにその状態になった。点検してみると後部の右側が点灯していなかった。さっそく車部品屋さんへ行って交換してもらった。エンジンオイルも久しく交換していなかったので同時にやってもらった。

ところが、請求書をみるとバルブ交換手数料300円が入っているではないか。ドライバーでねじを緩めて電球を交換するだけで300円は高い。電球は198円しかしないので1.5倍の手数料をとるなんてぼったくりもいいとこだ。車いじりが苦手な人にとっては助かるかもしれないが。オイル交換もやればできるが、廃油の処理が面倒だから500円の手数料は惜しくない。

今日の教訓は、「ついでには、常に得するとは限らない」だった。
「バルブ交換は、ご自分でなさいますか?」のひとことが欲しかったですね。


2002年09月27日(金) アジアが熱い!

韓国の釜山でアジア大会が開催される。オリンピックが4年おきに開かれるが、その真ん中の年に4年おきに行われる。前回のアジア大会では、女子マラソンの高橋尚子選手が灼熱のなかでブッちぎりで優勝したのが印象に残っている。

アジア大会において以前は日本の独壇場で金メダル80とか100とか獲得していた。陸上・水泳・体操などほとんどの種目で向かう所、敵なしの状態であった。ところが近年は、中国・韓国の躍進でどの種目においても簡単には勝たせてもらえない。中国が1位、そして日本と韓国が2位争いを繰り広げている。台湾やパキスタン、そしてソ連崩壊でアジアに加わった国なども力があり、楽しみだ。

今回は話題の渦中にある、北朝鮮が250人規模の選手団を送り込んで1990年の北京大会以来の参加をする。韓国では、北朝鮮の国旗を掲げることは法律で禁止されているが、今回は国際慣習上、特例とするらしい。

「21世紀はアジアが熱い」といわれているが、名実共に超大国になりつつある中国を筆頭にこれまでアメリカやドイツやイギリスが歩いて来たような道を急速に進んでいる。日本の力は、スポーツに限らず、アジアの国々に追いつかれようとしている。ポイントは「個人の能力の尊重」にあるのではないだろうか。日本は組織力で成長してきたが、今のアジアは個人の能力主義で組織の中でも個人の能力を最優先させる、それが結果として組織力の強化につながるという。日本の企業も再考する時期にきていると思う。


2002年09月26日(木) コーラの価格は?

この夏も暑さに負けて清涼飲料水を多く飲んだ。今夏の特徴は、健康を考慮して「お茶」を多く飲んだ。自販機で購入する際にコインを入れてどのボタンを押そうかしばし悩む。昨年までの選び方は、投入した金額でいちばん得するものを選んだ。量が多い、原価が高い、珍しいものを選んでいた。少しでも得した気分を自販機での買物で楽しんでいた。

お茶系は、そのような観点からすると全く候補にあがらない。自分で作ればうんと安い経費で作れる。とても100円以上も出して買うものではなかった。自分では作れないものが中心となった。

ところが、今年はコインを入れて少し悩んでお茶系のボタンに手が伸びた。健康ブームに踊らされて、ダイエットのことを考慮して砂糖の入っていないものを飲んでしまった。飲み終えてから少しの後悔は起きる。「お茶を飲むんだったら、水にすればよかった」と。

世界で最も高いシェアを誇るコカコーラの価格が最近どうも気になる。日本では11種類の缶やペットボトルやビンが市販されている。180ccのミニ缶から1.5Lのペットボトルまであり、中身はすべて同じと思うが、容量と価格は全く規則性はない。表計算ソフト:Excelの練習でA列に容量、B列に価格、C列に計算式=(B/A)*100を入れると100ccあたりの単価が自動的に計算されて出てくる。必ずしも量の多い容器のものが安いとは限らないことがわかる。スーパーの売り出しでの1.5Lが198円がいちばん得するが、10月末日までの限定で売られている400cc100円の栓付の缶が得することがわかる。夏限定の500cc100円のものはもっと得する。同じ自販機で500cc缶100円、400ccボトル100円、350cc缶120円、280cc缶100円、500ccペットボトル150円と選べるが、「電卓がついている自販機はないのか?」と言いたくなる。コーラの価格には算数や数学は無力である。

時代の流れとして得する買物よりも必要なものを必要なだけ購入するという買い方が主流になりつつあるのだろう。


2002年09月25日(水) 物づくり

文化祭が近づいてきて、生徒たちは準備に追われている。大規模な学校は文化系の部活動が中心になって進めるが、小さな学校では全員でとりかからなければならない。小学校の学芸会を想像すればいい。

演劇と合唱を中心にしたステージ部門と各学年でテーマを決めて教室を飾り付けて行う展示部門に分かれて、限りある時間を惜しむかのように作業をやっている。日常で使わない金づちやペンキのはけやのこぎりなど大工道具を片手にぎこちない手つきでもの作りを行っている。

演劇では、キャストとスタッフに分かれてやっているが、大道具、小道具の係りは新米の大工さんとして手際の悪いことを黙々と続けている。見ているとつい手を貸してやりたくなるが、「何事も勉強、勉強」と思い、我慢してみていることが多い。劇の中で数分しか出番のない道具を1週間以上の時間と多額な材料費を使って作る不経済さがいちばん気になるが、人生の勉強とじっと我慢している。

料理でもそうだが、時間と経費を多くかけて作り出されたものが「いいできばえ」とはいえない。熟練すればするほど短い時間と安い材料費で「いいもの」を作ることができる。いかに効率よく作るかがポイントとなる。

子供の教育も同じで「どんな大人の人間にしたいか」ということを念頭に時には長い目で見てやることも大事だろうし、時には短気を出して大目玉を食らわすことも必要だろう。将来のためにぜったいにしてはならないことをした場合は、鉄拳も容赦なしという一時代前の教育論も一理あるように思われる。

長い目で見守りすぎて、両目が頭の後ろでくっついてしまいそうな気がしてならない。


2002年09月24日(火) ものしり博士

パソコンで作業をしているときに周囲から聞こえてくる会話内容で自分のよく知らないことが話題になっているときやテレビを見ているときに知らない言葉が出たときにそのことを知りたくなるのが好奇心というものだろう。

何かを調べるときに一般には、辞書が使われる。しかし、辞書が手元にないときはわざわざ取りに行ってまでのことはしない。パソコンで作業中ということであれば幸いなことに多くの検索サイトができていて不明な単語を入力するだけでその道の通になれる。会話に割り込んで博識ぶることもできる。そのためには検索のスピードが命となる。検索エンジンのサイトをインターネットで開いてから入力では遅くなる。

私のパソコンのツールバー(画面の上部にある「戻る」「進む」などがある部分)には、gooとGoogleがインストールしてある。前者の場合は、サイト検索のほかに種々の辞書もある。後者は、検索のスピードが速い。辞書を引くよりも格段に早いのでとても便利に使っている。インストールも数秒でやれるのでとてもおすすめだ。
Googleは、http://toolbar.google.com/intl/ja/
gooは、http://stick.goo.ne.jp/
で簡単にインストールできる。


2002年09月23日(月) 新緑の季節

季節はずれの桜が咲き始めて話題になっている。8月下旬に相次いでやってきた台風によって葉っぱが、とれたり、塩害によって枯れたりしてのっぺらぼうになった木が、新芽を出し始めたと思っていたら花が咲き出した。

学校の桜にも黒いアゲハチョウが白い花を見つけて蜜を吸っていた。アゲハは4〜9月に活動する蝶で桜の蜜の味はいかがなものだったろうか?

花の色は、圧倒的に白色が多い。意外にも自然界では白が最も目立つ色のようで蜜を吸う昆虫は白に強く反応するらしい。

「暑さ寒さも彼岸まで」ということで寒さで目が覚める頃になり、世間にも白い服が少しずつ消えて秋の装いの色に変わっていく。木々は紅葉への準備で深緑が少しずつ変わっていくが、今年は台風の塩害で一気に枯れてしまった。コスモスも枯れたが、上の方から新緑の葉っぱが出てきて持ち直した。秋に新緑の季節です、桜の花がほころび、なんていう季節の挨拶をしても事実には変わりないのだから、おかしくないわけである。


2002年09月21日(土) 缶詰の話

キッチンのテーブルの上に2個の缶詰が載っている。この夏にハンガリー在住の弟がお土産に持ってきてくれたもので、中味は世界3代珍味のフォアグラとトリフらしい。珍しそうなのでまだ開けていない。(料理法がわからない?)

缶詰といえば、今でこそあまり食べなくなったが、子供の頃は「味付け赤貝」「さんまの蒲焼」「サバの味噌煮」が3代缶詰で今のレトルト食品並に食卓に上がったものだ。共通点は、味が濃くて中まで染み込んでいて少量でもしっかり「おかず」になっていた。そして今はなくなった「クジラ肉」もよく食べた。

中でも「さんまの蒲焼」は温かいご飯にのせて汁までかけるとうなぎの蒲焼に匹敵する美味しさで大学時代もよく食べた。スーパーで2缶100円とかでよく日替わりに出るので広告チェックは欠かさなかった。

くじらの缶詰で一躍大企業になった「マルハ」(大洋漁業)は、大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)を持っていた。当時は「「鯨の二、三頭も余計に捕ればスター選手の二〇人、三〇人雇うのはなんでもない」と、オーナーが豪語したなんて話が出ていたりするが、実際にホエールズは他の新設球団よりも各球団から有力選手を集めていた。

クジラの漁が厳しくなって今では細々と缶詰を作っている。球団は今年は阪神に変わって最下位を走っている。中秋の名月の今日、パリーグで西武の優勝が決まった。セリーグはマジック4で読売が突っ走っている。ペナントレースが終盤になると秋という感じでしかも明日は、彼岸でこれから冬へ向けて暦は進んでいくが、あの日中の暑さは何なのだろうか?保護者会の駐車場整理で真夏の思いをした。


2002年09月17日(火) 小泉首相、訪朝

小泉首相の訪朝は、拉致疑惑の解明に大きく踏み出した。結果として8名死亡という残念なことだった。家族の会見が放送されていたが、生存者の家族の会見が何とも言えない様子で行われたのが印象に残った。

吹上浜で不明になった二人も残念ながら死亡が確認された。ある日突然いなくなって20数年後に死亡通告を受けた家族の無念は計り知れないものがある。「東シナ海に沈む夕日をみてくる」というカップルに起こった突然の出来事は想像しただけで恐ろしいことだ。自分の自由を束縛された時の状態はこの世で最もつらいことで逃げだそうとすれば身の危険を余儀なくされるし、無抵抗なら自由を取り戻すことは困難になる。

吹上浜には、年に数回出かける。行方不明になった二人の消息を問いかける立て看板が数カ所にあり、読むたびに背筋が寒くなる。夕日がきれいできれいな砂浜があり、英気を養うには最高の場所なのだがこのことが常に気がかりだった。

今日の両首脳の会見後は「拉致もなく、不審船も来ない」という確信は得られたのだろうか?もう少し様子をみないとわからない。「不透明な国家」というレッテルがはがされるまでは・・・。


2002年09月12日(木) テロから1年

あの世界中を驚かせ、多くの犠牲者を出したニューヨークのテロ事件から1年が経過した。テロの再発を懸念しながら、あちこちで慰霊祭が行われた。アメリカは、この1年「戦争」と位置付けてアフガニスタンを中心に空爆を繰り返し、テロの首謀者を追いまわしている。そしてこの1年に無関係の善良な人々を誤爆などで巻き添えにしてきている。それが「戦争」といえばそれまでだが、あとどれくらい続くのか見当もつかない。

イスラム・非イスラムの対決へ発展して「イラク」を再度標的にする方向に進んでいる。第3次世界大戦なんてことにならなければいいと願っている。

それに比べてとても平和な日本では、こどもが犠牲になる事件や事故が相次いでいる。育児に疲れた母親の犯行や無理心中など毎日全国で起きている。まだ自分の意志をもたない幼い子供が大人の身勝手な行動で命を絶たれてなんと嘆かわしいことだろう。

明日は「13日の金曜日」、何も起きなければいいが…なんて思いつつ、犠牲になった人々に 合掌


2002年09月11日(水) 子の云うことは八九きくな

体育祭が終わり、ホッとしているときに学校に保護者から電話があった。色別で競技を行ったが、ある色の応援団が、調整遅れから体育祭当日に「来れる団員は5時に学校集合」という連絡を応援団員にしたらしい。もちろん職員は知らなかった。こんなことがないように事前に指導はしていたが、「勝ちたい、見せたい」という気持ちから勇み足を踏んだらしい。

このことに対する保護者の心配と不安の電話だった。指導の不徹底をお詫びしたとのことであるが、話をよく聞くと子供は「○○先生が、応援が出来上がっていないから朝の5時から練習をしろ」という命令を出したので友達の家に泊まってそこから学校に行くからという連絡を親にしたとのことでその先生へ対する抗議も入っていた。

「いまどき、そんな非常識な指示を出す先生がいるわけがない」という常識が「子供が言っているから」という厚い親子の信頼関係に負けてしまったわけで情けなくもおもってしまった。

居酒屋などの壁に「親父の小言」というものが貼ってある。その中に「子の云うことは八九きくな」というのがある。子供の言い分は、10回のうち1、2回しか聞いてはいけない。甘やかすな。という意味だろうが、子供が言うことは自分に都合のいいことばかりで時には親さえも騙すことあるから、1、2割が本当と思って聞きなさい。という意味にもとれる。

親は、子供を全面的にバックアップする義務があるが、世間の常識と照らし合わせて子育てをしないといけないと「他山の石」としたいものだ。


2002年09月09日(月) 打球の速さは200k超

人が投げることのできる最高の球速は、160k、そのボールをバットに当たって跳ね返ってくるスピードは200kを越えるといわれている。18m余りの距離では、逃げることはできない。人の反応時間よりも速いからである。

石井一久投手が打球に直撃して頭蓋骨骨折で緊急手術を受けた。衛星放送で放映されていたのでライブで見た人も多かったろう。頭に当たったボールはバックネットまではね返り、野球の持つ危険性を目の当たりにした。

高校野球は、数年前からこのことに注目して二つのことを義務付けた。まず、はやりの軽くて反発力のすぐれたバットは、900g以上の反発力の弱いものへ変更された。いわゆる「新規格バット」として昨年の秋から使用されている。打球の速さは少し遅くなったが、飛距離はそれほど変わらないような気がする。もう1点は、打撃練習時は、投手はヘッドギアを着用することになった。ラグビーで使われるようなヘッドギアをつけて投げる。

強いチームにとっては、この2点はあまり問題はないが、弱小チームにとっては大きな変化だった。重いバットは振り切れない、新規格バットを多くそろえるだけの予算がない、ヘッドギアをつけるとストライクが入らなくなる、などやっかいな問題だった。ヘッドギアに関して今後は、ゲームでも着用の義務が検討されている。甲子園で甘いマスクの投手のアップ画像が、見られなくなるかもしれない。投手への打球よりもキャッチャーが2塁へ送球するボールや3塁手が1塁へ投げるボールが当たることが多いのでいっそのことヘルメット着用の方がいいかもしれない。


2002年09月05日(木) 水の節約

体育祭の練習が長くなると、水分の補給が必要になる。自分で準備してきている者以外は手っ取り早く、水道の水を直接飲むことになる。

グラウンドに3ヶ所の水道があり、600人が一斉に蛇口に向かって走り出す。行列ができるが、ひとり10秒ほどで終わるので10分程度の休憩時間で結構飲み終わる。排水方法が、自然浸透方式だからすぐに満杯になり、水が下水溝からあふれ出てくる。グラウンドに流れ出すと使えなくなるから、流れ出る前にくみ上げて乾いたグラウンドにバケツで水撒きをする。今日は約50杯の水を汲んだ。

決してきれいな水ではない。うがいをしたり手を洗ったりして「どぶの水」と同じだった。水を飲む行動を眺めていると「実際に口から飲む水の10倍以上の水は、捨てられている」法則を見つけた。1回に飲める水の量は、せいぜい200cc程度、ところが水道は出しっぱなしで息をする時間、次の者と交代する時間の水はそのまま捨てられているわけだ。蛇口に口をつけて飲むものはいないので、水の無駄遣いがとても気になった。もちろん、その捨てられた水は、バケツでくみ上げねばならないから、余計にもったいなさを感じた。

水を飲むときは、コップを蛇口の下においてコックを開けて、溜まったらコックを閉じて飲む方法が、一番という結論を得た。歯磨き中の出しっぱなし、シャワーの出しっぱなしなど水を節約する方法は、他に比べてまだまだ多くある。「水はタダ」という観下水道代が含まれるのも影響して念を取り去る必要があろう。実際に水道代は、2ヶ月まとめて請求されるがけっこう高い。


2002年09月04日(水) 塩害

桜・イチョウなどの広葉樹の葉っぱが晩秋でもないのに枯れている。街路樹の葉っぱも軒並みに枯れている。木そのものは、生きていると思うがもし枯れてしまえばたいへんなことだ。

相次ぐ台風の後遺症である。西側を通過すると風向きは常に東からの風となる。錦江湾から鹿児島市の方向に吹くわけで海水を含んだ雨がくりかえし降って、いわゆる「塩害」によって枯れてしまったのであろう。窓ガラスもベトベトに塩がこびりついていて、窓掃除がたいへんだった。車にとって大敵の塩分が車庫に入っていなかった車にはべっとりとついていることだろう。

離島に転勤になったことのある人の話を聞くと島にある車は、2〜3年で下回りから錆びてくるらしい。金属と塩、葉っぱと塩の関係は、かなり過激なもので必ず塩に軍配が上がる。

台風16号が沖縄付近にあるが、鹿児島でも東風がかなり吹いている。この風が去ったときは、久しぶりに洗車をしなければと思っている。


2002年09月03日(火) レジオネラ菌の恐怖

宮崎県の日向市、鹿児島県の東郷町で相次いでレジオネラ菌による死亡事故が発生した。いずれも新装オープンした公共温泉施設でのできごとだった。新しい温泉センターができれば、温泉好きでなくても出かけてみたいと思う。

レジオネラ菌は、自然界にごく普通に存在している細菌であり、特別なものではない。しかし、アメーバなど細菌捕食性(細菌を餌にする)原生動物に取り込まれるとパワーアップして人体に入り込み、肺炎を起こさせて重症の場合は死に至る。

数年前に流行した24時間風呂は、この菌によってお蔵入りに追い込まれた。また、ビルの屋上の冷房装置もやり玉に上がった。

弱点はある。70度のお湯に入ると5秒で60度で15分で死んでしまう。また。遊離残留塩素0.4ppmでも同様である。プール水の残留塩素の基準が0.4ppm以上というのもうなずける。塩素剤を基準どおりに混入するか、霧島の温泉のように高温泉では、存在できないわけである。

久しぶりに温泉に出かけた。心なしか利用客が少なかった。温泉天国をうたい文句にしている鹿児島は大丈夫かな?


2002年09月02日(月) 「鍛える」のライン

8日に開かれる体育祭の全体練習が本格化してきた。台風一過の残暑の中、3時間程度の練習は「鍛錬」と課せられて体力・気力増強に一役を担っている。ところが、夏休みに限らず、屋外にも出ずに楽な?生活をしている生徒は次から次へと熱中症ぎみに気分が悪くなり、保健室は大忙しだった。

例年のことながら生徒は家に帰って親に「水も飲ませず、休憩もなく練習した」と話すものだから保護者から学校へ「ご意見」が電話やメールでやってくる。1時間に1回程度の休憩をとり、帽子の着用を奨励し、水分補給のため家から水筒を持参することを許可したり、健康面には十分な留意をしているし、戦時中の話に聞くような過激な強制は全くしていない。指導者にとっても熱中症はとても怖いことで配慮は十分にやっているつもりだ。

それでも大きな事故が発生したケースが全国に多くある。「何もしない」ことが管理上は一番楽なのだが、生徒の将来を考えるとそうもいかない。「何もしないこと」と「過激すぎること」の境目を「鍛えること」としてとらえて行われているのであるが、その境目が、だんだんと「何もしないこと」の方向へ近づいている気がする。

準備運動で行う「ラジオ体操第二」をできない・知らない生徒が多い。だから今年は「第一」に変更した。小学時代に夏休みのラジオ体操に参加していない生徒が多くなってきた。


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