MOTOYANの日々題
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2002年08月31日(土) 45個のヨーグルト

賞味期限2002.8.31、今日がその日だった45個のヨーグルトを何とか期限内に食べ終わった。「でもこむ」というインターネットのデモンストレーション(試食)サイトで当たったカルピス・味の素社のヨーグルトが1週間前に送られてきた。

久しぶりに懸賞に応募して当たったのでうれしかったが、45個のヨーグルトをいかにして1週間内に食べるか思案した。18個は食べてもらったが、残りは4人家族で食べ終わった。1日1個のヨーグルトは、こころなしか便通がよくなったかな?という程度で即効性はないような気がする。

食べ物は薬と違って今日食べたから明日には効果が出るというものではない。積み重ねが、いつの日にか身となり、骨となるものだろう。若い頃の食事の不摂生が、年老いてから出てくるのも生活習慣病の一因である。

学校の教科でも英語や数学などは習ったことは少しの復習によって定着し、次の日からは「できる」ようになる。しかし「保健」の授業で健康について学習して健康行動が確立されても効果が出るのはかなり後のこととなる。例えば「ハミガキは虫歯予防に効果があるから毎食後にやりなさい」と教えて、実践しても即効性はないのでただ信じるしかない。

明日から2学期、「長生きできているのは、学校時代の保健の授業のおかげだ」と言わせたい授業をできるようにしたいものだ。


2002年08月30日(金) 大リーグのスト回避

スト回避で楽しみが失われずによかった。大リーグの選手会が8月30日からストに突入すると報じられていたが、労使交渉が土壇場で合意に達し、日程通りゲームが行われることになった。

マリナーズのプレーオフ出場、イチローの首位打者、ジョンソンの奪三振記録、ソリアーノの40本塁打・40盗塁など今年のリーグで興味ある記録達成が無にならずに大リーグファンにとっては後2ヶ月の楽しみが残った。

中止になるとオーナー側は約600億円の損失で選手は1日分の給与が出ないだけという明らかに球団側に損な条件下でオーナー側が最後の最後まで妥協しないのはいかにもアメリカという感じだし、選手側も「今の俺たちがプレーできているのは先輩達のおかげだ。だから、選手会の意向には絶対に従う」という結束力もアメリカらしい。

日本で同じような条件だったら、まず結束はしないと思う。記録・ファン重視でなどでシーズン中のストは考えられない。日本のプロ野球も終盤を迎えたが、優勝もほぼ決まってしまい、個人成績が楽しみだ。MLBは、マリナーズの調子が悪く、アリーグの西地区がおもしろい。


2002年08月29日(木) キレる幼児達

「他の子の腹を訳もなくたたく」「おもちゃの取り合いで何度も『ぶっ殺す』と言う」「注意されると自分の手足をひっかく」これらは保育園の全国調査で園児の問題行動が報告された。

幼児虐待や車中への幼児置き忘れなど親が子供を養うことの義務を放棄しているかにみえる世の中で子供達の心がすさんでいる状況がうかがえる。

「キレる」のは、以前は中高生と決まっていたが、最近では幼児もキレる事実が明らかになっている。親のストレスが家庭内では弱い立場にある子供にぶつけられ、苦しみながら耐える以外に解決法を見いだせなかった時にキレる状態になると専門家は指摘している。

ストレス解消法として攻撃行動として「他人にあたる、他人を責める」行動が日常化してきているような気がしてそんな場面に出くわすととてもやるせない気持ちになる。ストレス解消の最も即効性のあるやり方は攻撃機制であるから、安易に行ってしまうのだろう。ストレスが解消されると気分がよくなり、当人は長生きもできるだろう。しかし、攻撃された側はたまらない。訳もわからず、怒られたり、たたかれたりしてそのストレスによって「キレる」わけである。

自分自身も全くそうではないと言いきれない部分もあるが、なるべく他人は責めないように心がけている。責めることが性に合わないことも知っている。ストレスは内部処理するほうだから、長生きは無理かもしれない。(ストレスがないのでは、という声には、反論したいが、そうなのかもしれない)

うちの二人の子は、今のところキレることもなく順調に育っていることが大きな救いである、と感謝している。


2002年08月28日(水) 秋山引退

ダイエーホークスの秋山選手が、シーズン途中で引退を表明した。ホームランを打ってベースを1周して後方宙返りをしてみせる唯一の選手だった。その身体能力の高さは、注目されていて全盛時の異名は「メジャーに最も近い男」だった。レフトスタンド上段に大きな放物線を描かれる打球は、これぞホームランというもので記憶にある限りでは、田渕、門田と並ぶ美しさだった。

持病の腰痛のため近年は「代打の切り札」としてホークスの勝利に貢献したが、「若い選手と残り試合をやっていくには、どうしても甘えがあるんじゃないかと思った」という秋山「美学」を22年間貫いてバットを置く。

世代交代はどの世界にもあることだが、プロ野球の場合、40歳ぐらいが限界で20年ほどの周期があり、2世代の交代をみてきた。「王(オウ)、金田(カネダ)、広岡(ヒロオカ)」などと駄洒落を言いながら、プレーに魅入った野球との出会いの時期、江川、掛布、小林、若松、原など自分で野球をやりながらお手本として参考にした同世代の時期、そして今、秋山の引退によって3回目の世代交代をみることになりそうだ。

ジャイアンツも原監督の就任により、世代交代の準備が行われつつあり、中継をみていても「これ、誰?」という若手が出場し、そこそこ活躍している。自分もプレーができなくなった今からは、若い選手の活躍を野球観戦する立場で楽しんでいくことになろう。バック転を見せてくれる選手があらわれるだろうか?


2002年08月27日(火) 明け方の雷鳴

私が「雷が嫌い(怖い)」ということは周知の事実になっているようだが、この頃、夕立やスコールのように局地的に短時間に雨が降る。この頃の夕立には雷がつき物であまりいい気分ではない。

昼間の雷は、いやでも光と音を受けなければならないが、夜中のやつは、寝込んでいればパスできる。しかし、怖い者は、それなりに敏感で雷がなり始める前から目が覚めてしまい、一部始終をおびえながら「眠れぬ夜」を汗びっしょりになって過ごすのが常である。朝になって「ぜんぜん、気がつかなかった」という周囲の声に「お前らは、火事で焼け死ぬぞ!」なんて思っていた。

ところが、「きのうの明け方の雷はすごかったね」と多くの者に言われて「ぜんぜん、知らなかった」と応えた自分が不思議でたまらない。今まではこんなことは一度たりともなかった。幸いなことにほんとに気づかなかった。

1時間ほど雷雨があったらしいが、ノンレム睡眠の真っ只中にいたとしたら、ラッキーなことだが、怖くなくなったとしたら少し問題だ。自分に雷が落ちる確率は、宝くじの1等に当たるよりも低いらしいが、ゼロではない。落ちたらどうしよう、という不安がなくなったとしたら…。たぶん、寝室の気密性が高いから音が聞こえにくかったのだろうとは思うが。

空港の滑走路に落ちて穴が開いたということがあった。雷は、必ずしも高い所や金属に落ちるのではなく、気まぐれにどこにでも落ちるわけで絶対安全なのは車の中らしい。まだ、自分がかわいいのならば車の中に避難してカーステレオを聞けばいい。ラジオは雑音が入るからやめたほうがいい。


2002年08月26日(月) 今日から学校再開

学校の夏休みといえば、7月21日から8月31日までと相場が決まっている。今年も残す所1週間となり、周辺があわただしくなってきた。

ところが、秋田県や北海道では20日から2学期が始まっているし、宮城県など東北地方は、今日から2学期という。南国鹿児島では、昨年までどの学校も9月からだったが、今年は異変が起きた。公立の一部の高校で今日から2学期が始まった、というより学校が再開された。

週休完全2日制によって授業時間数の確保という名目で1年を2学期制にした学校がそうである。大学と同じ2学期制についての賛否は割愛するが、26日から始まるかわりに「秋休み」が少しあって、2学期が始まるように聞いている。

自分が大学時代に東京のいくつかの学校で前期と後期の2学期制を取り入れているとの話を聞いたことがあった。そのときは気にもとめなかったが、今になって思い出した。

学校の運営のあり方にもワンパターンでは、いろいろなやり方がある。学校現場も教員の世代交代が進みつつある。中堅と若手の先生たちは、これからの学校のあり方に議論をつくして時代に沿った、いいものを作り出していく必要を強く感じる。


2002年08月24日(土) 元気のある町

宮之城町で「佐伯美香バレーボール教室」が開かれるとのことで昨夜から来鹿している彼女を会場まで送っていった。宮之城は「ちくりん村」というキャッチフレーズで特産の竹(孟宗)を売り物にして北薩では、元気のある町である。

鹿児島から約1時間で到着した。総合運動公園の中に立派な体育館が建っていて、玄関では係りの方々が準備に追われていた。その体育館の横で宮之城高校の野球部が雨天練習をやっていた。思い起こせば14年前、うちの野球部ができて1年生だけで最初の大会に出場したときの相手で26−0という記録的なスコアで大敗した思い出がある。畳の上でバドミントンの羽根でティーバッティングをもくもくと繰り返していた。

宮之城で唯一知っている人、K監督に会って話をしたが、学校や地域のバドミントン愛好者が、使えなくなったシャトルを回してくれる、疂屋さんは大量に古い畳を提供してくれる、など地域のバックアップが強力で助かっているとのことであった。田舎?のチームでありながら常にベスト8入りする原動力を感じた。

また、吹奏楽が盛んで中学校はコンクールで金賞受賞の常連校で毎年大会の日は、志學館の体育館で練習をしている。その他、水泳・ラグビーなども伝統があり、町に勢いを感じる。行政と地域が連携をとってイベントの開催を行っていて、今回のバレー教室もその一環で数百名の受講者があったとのことで彼女も満足して明日の東京での仕事のために最終便で飛び立っていった。


2002年08月23日(金) 花火大会2

明日、3回目の錦江湾サマーナイト花火大会が行われる。鹿児島の夏の最後のイベントとして定着しつつある。1時間20分にわたって数万発の花火が惜しげもなく打ち上げられる。約20万人の人出が予想されていて交通規制など行われる。

20万人もの人が集まるとそれによる経済効果は大きいように思えるが、花火大会の場合はそれほど期待できないのではないだろうか。花火だから夜に決まっているし、一部のファーストフード店や飲食店以外は閉店しているし、外に出ないと見られないので食事や買い物をしながらというわけにはいかない。

せいぜい、商売になるのは市バス・市電と露天商くらいではないだろうか。各企業は協賛という形で花火代を拠出しているわけで見返りはまったくない。日ごろのご愛顧に感謝してのサービスだけである。この不況の時代にいつまで続けられるか不安だが、3回は続いて。来年はわからない。今年までといううわさもささやかれている。加世田の砂の祭典は同じような理由で今年はなかった。数年前、まだ売れていなかった「つんく」と契約して本番のころは絶頂期となり、多くのファンが押し寄せたこともあったのに。

花火は入場料を取ることができにくい。ステージやホールではなくて大空で実演されるのでどこからでも見えてしまう。税金を無意味な公共工事などに費やすよりも、いっそのこと花火大会に使えばいいと思うのは私だけだろうか?

天気が心配だが、8月に入って15ミリしか雨が降っていないらしいのでおそらく大丈夫だろう。


2002年08月22日(木) 花火大会

町内会で「花火大会をやります」という回覧がきた。こんな小さな団地で大掛かりにやるのかと思えば、なんと公園にそれぞれが花火とバケツを持って集合、と書かれてあった。

新しい団地だから小学校の児童がとても多い。家を購入する世代が同じだから当たり前かもしれない。市内のいろんな団地をみると古い団地ほど子供が少なくて老人が多い。以前住んでいたところで史佳の声を聞いた近所の方が「久しぶりに子供の声を聞きました」と言った。それほど子供が少なかった。それぞれの子供は独立し、お盆や正月に里帰りして孫たちの声でにぎやかになる程度でいつもはとても静かだった。

今のこの団地もあと20年すると同じようになる運命にあり、花火大会ができるのも今のうちだろう。学校のキャンプで5万円分の花火を買って90人で楽しんだころがあった。打ち上げや落下傘や連発や普通の家庭単位ではやれないものばかりだったので高校1年生がとてもはしゃいでやっていた。人は「人生の中でいつかは大きな花火を打ち上げなければならないよ」という教訓に気づいてくれたかどうかはわからないが、夜空に向かって打ち上げる楽しさを味わっていた。


2002年08月20日(火) 児童生徒に有給休暇?

夏休みも終盤にさしかかり、宿題に追われているのか子どもたちの声が外から聞こえてこない。「休みはうれしいけど宿題が…」という声をきく。

長期休業中に学校を欠席するケースとしては、病気・けがと身内に不幸があったときの忌引、そして家庭の都合による場合だろう。「学校に行きたくない」という理由では休めないのが一般的だ。学校の帳簿上の区分も病欠・事故欠・忌引の3種類しかない。もうひとつ、部活動の試合などは公欠がある。家族で長期の旅行に出かけた場合は?といつも迷ってしまう。

昨日の新聞に「児童生徒に有給休暇」という記事があった。経済の停滞を打破する策として、休暇を旅行などに振り向けて消費を拡大させるためには学校に通う子供が休めないという現実に対する苦肉の策だろう。この頃は、皆勤賞という制度は少なくなっているが、「1日も学校を休まなかった」というステータスは生きている。だから、公認で休めることは都合がいいし、家族旅行もGWに組みやすくなる。大掛かりな旅行だけでなく、知人の婚礼や親戚の葬儀などにも参加しやすくなる。もちろん、教科学習等の遅れは覚悟しなければならないが。

私立学校は、GWに7連休などにする場合が多く、旅行等も計画しやすいが、家族で公立学校にひとりでも通っていると思い切って組めない。「安・近・短」にならざるをえない。年間に1週間程度が妥当ではなかろうか。そして、夏休みは1週間短縮することで授業時数の確保はできるかもしれない。

しかし、闇雲にこの休暇をとってしまうとクラス全員がそろう日がなくなったり、「学校に行きたくない」休みが増えていくような気がして手放しでは喜べない。「世の中、まじめで誠実な人ばかりではない」という認識がこの頃のわけのわからない事件の連続で強くなってきている。


2002年08月16日(金) フェリー運賃、割引合戦

お盆が終わり、帰省客が一斉にUターンすると道路やJR、航空機など混みあってスムーズな移動ができなくなる。覚悟はしていてもイライラがつのってくる。高速道路で70kmの渋滞などと聞くと出るものも出せない状況にある。

お盆と正月に鹿児島から四国に里帰りをするが、幸いなことに他の帰省客とは逆方向のためそれほど苦労はしたことがない。九州から四国に渡る手段はいくつかあるが、大分県の臼杵から愛媛県の八幡浜へのフェリーが便利でよく利用する。2時間15分の所要時間で1万円弱の料金だ。U社とK社が競合する航路で値下げ合戦が繰り広げられている。

U社の場合、割引券で40%、インターネット予約で25%の割引が設定されている。K社の場合は、割引券・インターネット予約で20%、JAF会員で20%の割引が設定されている。これだけでは、U社の方がお得にみえるが、割引券は臼杵→八幡浜の分は、八幡浜港に置いてあり、臼杵では入手できない。その逆もしかりである。
K社の場合は、高速道路のSAにも置いてあるので簡単に入手できる。インターネット予約もU社は3日前まで、K社は2日前までとなっている。

どちらが得か、結論を述べると、事前に乗る便が決まっているならU社、飛込みならK社となる。ただ、2時間おきの出港で港に着いたときに乗れるフェリーがどちらの便かという点が問題であり、K社の場合はJAF会員証が有効で確実に20%割引でOKだが、U社だったら割引なしということになる。

やはり、旅行は綿密なプランをもとにして行った方が得するようになっている。私の場合は、行き当たりばったりのスリルを楽しむ旅行が多いのでなかなか得はしないが、それでも得するように思考する楽しみもある。しかし、飛行機の特割は、予約の時期が早すぎて、とてもついていけない。


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