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ニュートンの記憶 2009年11月03日(火)

まるで樹海だ
と君が言う
ビルの隙間に手を伸ばして
落下物を探してる

僕が走り出しても
君はついてはこないだろう

揺らぐことがないと気付いていながら
僕は
もう
待つことさえできない

後ろを振り返ることさえ
ないだろう

さよならさえ
言えないだろう

僕は僕が傷付くことを知っている
君が君を傷つけることを知っている
それでもなお
樹海の向こうの空で
空の虹の果てで
僕が
会おうとしてるもの

君は
まるでリンゴのように





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熊野
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