街道
2006年05月27日(土) 風が走り抜けていく 時間が止まったように 私たちを欺いていく ぽつん ぽつん と鳴る靴音の列 私たちは悲しみを抱いて 明日に向かうべきではない ハナミズキが終わりを告げて 街道が腐っていく 下を見るな 上を見るな 涙と鼻水は汚くなんてない 私は泣きそうだ この街の歪みに 私は泣きそうだ この街の変容に 止まれるわけがない 時間が止まらないように 私たちも止まれない ゆっくりも はやいも 本当はないんだ 知っている けれども 時間は均等ではない 知っている 私たちは街道を行く 次の街に繋がっているから 揺り籠の中で 2006年05月16日(火) 揺り籠に乗せられて 悲しい音を聞いていました ドンがラガッシャン バンドタンバリン !!!!! 揺り籠に乗せられて 泣きも叫びもしませんでした だって 他に 泣きも叫びもしている人がいたから 浮遊したような時間の中で 眠れない時間の中で 美しくない電灯の下で 優しくない揺り籠の中で どこにも行けない自分を知りました 丸めた手のひらの弱さを知りました ツーツーツー 2006年05月08日(月) 連続していくおもいがあったなら 嘘をつかずにすんだだろう うん うん そうだよ すきだよ 晴れた夜の空はあまりにも黒くて 星が輝きすぎて 月が冷たすぎて ロマンチックを飾ってしまった うん うん そうだよ すきだよ 本当は隠れたくて 本当は隠したくなくて どっちかなんて やっぱりわからないや うん うん そうだよ すきだよ 真実が心にあったかい? 嘘は実になったかい? 自分のことなのに ぼやけた視界で 嘘をついた 自分にも 君にも うん うん そうだよ すきだよ ごめんね が真実なのか ありがと が真実なのか すきだよ が真実なのか きらいよ が真実なのか うん うん うん うん うん… 何て言えばいい? 正直な気持ちが どこかへ行ってしまって わからないんだもの うん うん そうだよ バイバイ |