石鹸のかほり
2002年09月30日(月) 心まで染み込んでくる 悲しすぎる石鹸のかほりは 私を錯覚させた シャワーで洗い流しても 取れなくて 何日経っても 抜けていかなくて 私に染み付いたままなんです 私から離れていかないままなんです まだ幻を見せるつもりなんですか まだ私を締め付けるつもりなんですか もうやめましょうよ もうやめましょうよ 私はじゅうぶん あなたを愛しましたよ 私を痛めつけましたよ だから一刻も早く 終わりにしましょうよ リピート→リピート 2002年09月28日(土) 何かが終わりそうな 何かが始まりそうな そんな予感は 不確かで ただ私の中だけで感じたもの 生まれ出でた不思議とか 此処にいる謎とか 本当はたいしたことなくて どうして 私は貴方を愛してしまったのか 私にとっては こっちのほうが重大な問題で 終わりと始まりが繋がってしまう ただの空気 2002年09月26日(木) 貴方はそれで 私を愛したというの? 貴方はそれで もう充分だというの? 満たされないのは 私の想い 妄想だけが大きくて このしょうもない空想だけが 私のすべて 抱きしめたのは ただの空気 口づけたのは ただの空気 私の中の 砕けた涙だけが 本物の愛 痛くてしかたのない夕方のこと 2002年09月24日(火) あなたを愛したあの頃とか ひとしきり泣いたあの頃とか 夢を見ていたあの頃とか ひどく痛めつけられたあの頃とか 忘れたかったんだ 本当は 忘れたいんだ それでも忘れられないんだ 忘れられるわけないんだ 忘れるはずないんだ 胸が締め付けられるのは そのせいなんだ はぐらかして愛して 2002年09月23日(月) 永遠に続く愛なんてなくて 永遠に続く動悸なんてなくて いつか終わってしまうと わかってしまったから いつか止まってしまうと わかってしまったから 人間なんて 安っぽくて 簡単で 軽くて 薄くて そんなもんで だけど どこか憎めないものを持ってる だから愛を求めようと必死 ただあなたに 近づきたかった 涙色加工 2002年09月22日(日) ひとしきり 泣いたあとは 笑って見せて 別に泣くことは 悪いなんて言いやしないさ でも 笑った顔が好きだからさ 笑って見せておくれよ それだけで充分だから 川渡り 2002年09月21日(土) 浅い夢を見た 消え入りそうで 決して消えない 白くもやがかかって 私をあそこまで 辿り着かせてくれない ピンクのうさぎが鳴いている 小さな私を 誰も見つけてくれない この白いワンピース きっと この夢と同化して きっと いなくなってしまう 未開 2002年09月20日(金) 作り上げたものは まだ当分消えそうにないね なくなってしまったものは 取り戻せないのに 私 強くなるって言った 貴方も それで 安心して 笑っていた 何もしてないのに 強いフリをして 満足して 本当にそれだけだった 弱い自分は嫌いよ あぁ それなら今は? 今の自分は? 今の貴方は? 嫌い? 嫌い? 嫌い 好き 嘘 強かったらよかったのに 弱かったらよかったのに 明日がどうなるかなんて 知らなかった それでも 見果てぬ場所を探してた 無理も知らない 私は人間 馬鹿笑い 2002年09月18日(水) たぶん そんなに馬鹿じゃなかった だけど それでも 笑っていた 悲しくても 寂しくても 笑っていた 声をたてて 肩を揺らして 例え変な人と 罵られても 笑っていた それしか 解決法を知らなかった ああ やっぱり馬鹿なんじゃん 愛してると呟いた日々 2002年09月16日(月) 私は彼が好きだったし 愛していたし 彼は私を好きだったと思うし 愛していたと思うし 私たちは好き合ってた たぶん 私たちは愛し合ってた きっと 底の掴めない 黒い暗い 穴に落ちて いつまでも這い上がれなくて 底なし沼は やっぱり底がなかった 甘い言葉 2002年09月15日(日) あぁ なんて ひどく 甘い 言葉 許せない 許せない 許したくない だけど 許しちゃう あぁ なんて ひどく 私を 落とす 言葉 ないてもいいのよ 2002年09月14日(土) ありがとう さようなら それだけでいいよ わたしからも ありがとう さようなら あなたにだきついてった わたし とても とても かわいいとおもうわ いまは そうおもうわ フィーリング 2002年09月11日(水) 好きより 大切な感情はあったかしら? それでも 守りたいと 思いつづけていた感情は どこかへいったかしら? 私はお姫様なんかじゃない 貴方は王子様なんかじゃない 俯いた そばかすだらけの顔だっていい 何も悪くないよ? 何も格好悪くないよ? 好きだけでいいよ 守りたいだけでいいよ 愛してるだけでいいよ 一緒にいたい それだけでいいよ 強い響きをもって きっともっとずっと 広がっていく この胸に抑えられないほどに 小さな幸福論 2002年09月09日(月) いつでも幸せでいたいと願うから きっと幸福は逃げていくんだわ 不幸なときもあるとわかって 今はどん底であっても いつか光が見えるとわかって それが青い鉄器の鈍い照り返しでもいい 涙で滲んだ世界も美しいとわかって 鳥が飛ぶ 木が叫ぶ 空が呼ぶ 地を蹴って ほら 何か温かいものがあるでしょう こみ上げてくるでしょう 小さな幸せも有りでしょう 石 2002年09月07日(土) 足が壊れるほど 戦って 手が折れるほど 闘って 息がなくなるまで 空を見て 耳が聞こえなくなるまで 目を瞑って 限界を知っていた 終わりも知っていた 流れる汗も涙も 泥汚れを落としてゆく 此処に伏し倒れるなら 本望でもある それが私が 頑張ってきた証なのだ 手を伸ばしてみて 2002年09月05日(木) 空を飛びたい いつからそう思っていたのか 知らないけれど 飛びたいのかな わかんない あそこまでいってみたい あの青を掴んで あの白を掴んで あの光を掴んで でも私には 眩しすぎて眩しすぎて 目を閉じてしまって やっぱり届かない 耳 2002年09月04日(水) あなたを愛してしまったお詫びに この首を捧げましょう あぁ でも この耳は置いていって お願いします あなたのお声を聞くだけで 満たされる日々なのです ごめんよ、さようなら。 2002年09月03日(火) 幸せな日々を ありがとう。 旅立ちは 何か予感があるけれど きっと出会いは 突然なのです。 私たちの出会いも 不思議で 謎で 幻みたいなものでしょう。 それでも 確実に 時間を重ねてきたんです。 ありがとう。 現実的な言葉しか かけてあげられなくて ごめんよ。 それでも ありがとう。 あなたといれて 私は幸せだった。 ありがとう。 意地っ張り 2002年09月02日(月) 私が私として 生きようとしても どうしても 自分が自分じゃなくなるとき ってのは必ず来るもんで なんで?とか どうして?とか 答えを内に秘めているのに 何故だか表現できない 違う違う違う 認めたくないだけ それだけ 壊したい 壊せない 2002年09月01日(日) 手を繋ぎたい 繋げない 肩を組みたい 組めない 抱きしめたい 抱きしめられない 伝えたい 伝えられない 矛盾した世界 こんな世界 勇気1つでふっ飛ばせるのに |