消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1908年09月30日(水)

いろんなものが無意味に見える
価値なく見える
存在に意味がない
保存も保管も必要ない
一体この気持ちは何だろう
闇に引いてゆく夜の海に
引き込まれそうな気持ち
二度と寄せることなく
はるかな闇に引いてゆくだけの波に


1908年09月29日(火)

あなたが
ごまかそうと
取り繕おうと
真実はひとつ

問い詰める気も
争う気もない
必要もない
真実だけが残る


1908年09月28日(月)

ずるい人が一番きらい
私は無言で対抗する
水面下で勝負する
誰にも知らせない
告げ口もしないし応援も求めない
結果も公言しない
全て自分の中で収める

でもたいがい勝ってる
私を甘く見ないでよ
神だけは見ていますから


1908年09月27日(日)

ごまかして逃げようとする貴女の
見え透いたウソなどわかってる
不正直者の話など相手にはしない
わたしはどの道の先も封鎖しています
自ら行き止まりを知ればよい
ウソはばれてると悟ればいい

黒い石の秘密は奇妙です


1908年09月26日(土)

ただ くるくると訪れる
あたらしい時間のように
ほんのひととき通過するだけ
とどまることなく繰り返すだけ


1908年09月25日(金)

何かを思い切らねば
変われない
新しくはなれない


1908年09月24日(木)

山椒のたっぷり入った
しょうゆ味の小さなあられ
舌の痺れる感覚がすき
ちょっとした現実逃避かも


1908年09月23日(水)

馴染んだ空間に復元して
やっと
わたしの息をできる

少ししずかに
少し広くなったように
感じるけれど


1908年09月22日(火)

リセットして
全てを戻す
はるかな時間を
取り戻す


1908年09月21日(月)

あなたは変更を嫌うひと
考えを変えない

私は変化を求めるひと
固定観念を嫌う


1908年09月20日(日)

滞りなく済ませることが任務
それが全課題

カサブランカ褪せて
完了


1908年09月19日(土)

わたしは頑張った
とても頑張った
本当によく頑張った
だから誰にも文句言わせない
もうこれで終わり


1908年09月18日(金)

いつかは完了する
約束はいつか果たせる
契約はいつか切れる

必ずいつか自由は戻る
晴れてその日に
時間を静かに浴びたい


1908年09月17日(木)

あと少し あともう少しでゴール
だから頑張れる
気持ちが軽くなっている


1908年09月16日(水)

消化しようと思う
いろいろな身の回りのこと
未消化のまま置き去りのもの
頑張って拾い出して消化してゆこうと思う
そうすれば気持ちが軽くなるだろう


1908年09月15日(火)

許せぬ気持ちを強くするより
許せる気持ちを大きくしたい
その方が救われる


1908年09月14日(月)

あのあと何も動いていない
時の流れを止めたのはあなた


1908年09月13日(日)

あなたのドキリを
チクリとするのはわたし
それはね
あなたをじっと見ているから


1908年09月12日(土)

力をつける という言葉がある
鍛錬や練習で可能だろう

でもそういうことでなく
力を蓄える という言葉もある

日々の自然な流れの中で
無理せずに培ってゆくもの
身についてゆくこと
そういう生活を覚えていたい

蓄えはある日突然大きく芽吹き開花する


1908年09月11日(金)

CDに入れてくれた写真を見る時間もありません
自分のことを顧みる時間すらないのです
毎日疲れ果てています

あと少しがんばればいいのです
もうすぐ解放されるはず
その夜はシャンペンで乾杯しましょうね


1908年09月10日(木)

混じりけのない空気
混じりけのない光
五色の幟がはためいている

風吹くところに神がいる
男たちが登ってゆく


1908年09月09日(水)

許せると思う気持ち
許せぬと思う気持ち
交互に繰り返す
神は
何のためにそうさせる?
何を与えようとして?


1908年09月08日(火)

花に目をとめぬ人を
素敵だとは思いません
自然の移ろいを感じぬ人を
素敵だとは思いません
どんなに言葉巧みに
ひとに近づこうとしても


1908年09月07日(月)

もう本当に終わっているのだ
新しい時を刻む必要がないのだ
挨拶の気配もなく
花を飾る必要もなく
風の音すらもうしない
屍となった言葉が残るだけ


1908年09月06日(日)

PRにばかり心がいって
肝心のこと忘れてませんか?
ひとの心に触れるのはPRではなくて
あなた自身のこころ


1908年09月05日(土)

今日買った水仙がいい香りです
明日はスイトピーを買ってこようと思います
カサブランカも欲しいです
あるかな


1908年09月04日(金)

そこにクリスマスの設えをすることは
最早あなたの仕事ではなくなったのですね
放られたままの土間のように
出て行ったそのままに
残されたままに

もう新年を迎えることもないのでしょう

哀れな廃屋として
朽ち果てるのを待つのでしょうか
もう存在すら記憶にないのでしょうか
葬るという最後の礼も忘れたということでしょうか

あちこちに置いたままの躯は
常に新しいものを求めて止まないという貴方の
自負なのでしょうか


1908年09月03日(木)

それが誰のことだったのか
それが何のことだったのか
もはや覚えていないのだが

ただそこに 
そういう日があったのだと
その時間が存在したのだと
それだけで十分です


1908年09月02日(水)

聖夜の天使は青いきらめき
小さならっぱを高らかに吹く

大粒のしずくは
花色のきらめき

守りたまえ
やすらかな寝息を


1908年09月01日(火)

めぶいたものも
めばえたものも
めぐりめぐって

なにがはじまりで
なにがほんとうか
わからなくなって

さだまったところを
ほんとうとする
はじまりとする

ゆらいこそ
やすらぎにふさわしいとする




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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