消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1907年04月30日(火)

何かに一流の人は
何かを犠牲にしてきたのだと思う
犠牲を払いたくない人は
一流にはなれないだろう
目指すものがはるかに大きいから
得るものがはるかに大きいから
失ったものを犠牲とは思わないだけだと思う


1907年04月29日(月)

断わりきれない用
断われるだけの理由がないから

自分でできないから頼んでくるのだし
私以外ほかの誰もできないし
私がするしかないから

はっきり言って 面倒だよ
でもしかたないし

うだうだぐずぐず思いながら取り掛かって
まあいずれはする必要が出ることだろうし
切羽詰まって今済ませておくのも悪いことではないかも
できないことではないのだし

半日かかってOKを出せる
済ませた という結論は
未来の案件をひとつ減らせたこと

案外 
よかった と感謝すべきかもしれない
いつまでも放置されてた可能性ありだから


1907年04月28日(日)

人は体験から予測し準備するという知恵をさずかった
そして知恵を伝授しあい文明となる

でもね 
あっけらかんとするほど どうしようもなかったんだ
と諦める体験もしてみたい

とどのつまり 傘の用意もなく
予想もつかぬ土砂降りに見事してやられる体験を
一度してみたいなと思っただけ

服ごと鞄ごと川に飛び込んだようにずぶ濡れで
雨宿りできる場所もなく
肩に痛みを感じるほどの雨粒に
ひたすら急いで走るしかない

人間なんて文明なんて 
なんと役立たず と呪いながら
その実 愉快になりながら
新しい力に漲りながら


1907年04月27日(土)

勢いよく雨になる
はっきりと確かな雨の匂い
嬉しいと思った
待っていたような気がした


1907年04月26日(金)

その子に落ち度はないだろうに
赤ちゃんのときに親が離婚して
育児嫌いの母に育てられて
そこに原因があっていじめにあう
親からも大切に扱われない
今は自力で何かができる年齢じゃないから
ただひたすら耐えてるしか泣いてるしかない
これがもし都会なら悪い誘惑や逃げ道が一杯あって
まともじゃない道に迷い込んでるかもしれないけれど
なまじ田舎だから逃げ場がなく耐えて暮らしている
救いの手をのべてくれる人はいなかった
身内にも近所にも学校にも

だんだん物心がついてきたら
自分の境遇のやるせなさをわかってくるだろう
かわいそうすぎる

その子にとって死はなんだったんだろう
死んでしまった自分をどう見てるんだろう
本当に霊能者というのがいるのなら
その子の声を聞いてあげてほしいと思う

生きている遺族を癒すのでなく
死んでしまったその子の魂を癒すことのできる霊能者
いませんか


1907年04月25日(木)

息がつまれば
風をおこせばいい
私のまわりに
流れをおこせばいい


1907年04月24日(水)

言葉を失ってゆくのが哀しい
空洞な頭とこころをもって
黙々と荷を背負って運び続けるだけの暮らしなら
気づかぬうちに靜かに
目的地は忘れられてゆく

どこへ何の為に向かっているの
なぜ荷を運んでいるの
なぜ歩いているの

天窓を開いても 
叫び続ける黒い鳥の姿を見るだけ


1907年04月23日(火)

曇り空
天窓から湿った風が流れ込む
部屋の中に大きく渦をまいて
カーテンを翻し
廊下へ逃げてゆく
いいよね
そこから先はもう自由
どこへゆくのか誰に告げる必要もない
誰からも束縛されない


1907年04月22日(月)

君との間の 
なぜか時計が止まったまま

時は流れ続けているのに
周りの気配は止まったまま

本当は進まねばならぬのに
君が歩を止めてしまった
風のないときYACHTはどうやって進むんだろう と
考えたりしている君


1907年04月21日(日)

花火大会が消えてゆく
過去の大きな事故の悪夢
開催者側の安全管理面の不安から
次々に中止される
残念です

人出に出掛けはしないけれど
家にいて 遠くに音をきき
遠くにあがるのを見るのが好きだった
なつかしいもの 追憶へいざなうものだった

客寄せしなくてもいいから
人の来ない所で 
狼煙のように あげてくれないかな


1907年04月20日(土)

自分のこと ユニークなひとと呼ばれたいらしい
自分でもそう思っているらしい

そうなのかな
敷かれたレールをゆくのが嫌で
わざとちらちら期待を裏切ってみたいだけ
そんなふうに見えるのだけど?

それならもっと力強く自分でレールを敷けばどう?


1907年04月19日(金)

半年かかって何が決まったというのだ
何を見つけたというのだ
何が解ったというのだ

歩む速さは人それぞれ道もそれぞれ
周りの景色も違うだろうが
時は正確に刻まれる

あなたは時計を見ずにいる
駅には列車がずっといると思っている


1907年04月18日(木)

君に不要となったパンフや資料の整理を手伝う
使えばよかったのに
使えればよかったのにね

開封されずに箱にたまってたままのお宝
残念だと思う

君はけろりとしているけれど
時は金なり それも真
スタートがのんびりしすぎと思うよ


1907年04月17日(水)

まだ梅雨ではないから過ごしやすいのだと思う
スケジュールは進まないけれど 気分的には楽です
次を考えるゆとりがある
次の次を考える余裕がベストなんだけれど
とりあえず半日だけは頑張ってみることにする

残り時間は少ないよ
時間の重みを感じてください


1907年04月16日(火)

自分に誇りをもつことは大切だ
それは自分の生き方に責任と勇気を持つことだ

でもそれは他者を見下すことではない
他者の誇りを認めぬ者に 真の誇りはもてない


1907年04月15日(月)

コミュニケーション って 何? 

人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。
言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの
手段によって行う

  と あった

伝達しあったものは共有の財産だと思う
人と行う共有や反すうが社会的人付き合いなんだと思う

コミュニケーション力(りょく) と よく言われるけれど
伝える力(伝え合う力)だけでなく
そのあとの共有感を伴わなければ
単に押し合いだけにすぎないと思う


1907年04月14日(日)

つながりを断って 
そこにアナタだけを封じて

アナタはなぜ自分だけか訝しく
ひとり何かを問い続け

けれど出口のない箱は
どこまでも続く暗闇


1907年04月13日(土)

かもしれない という程度の約束を
真に受けてこころ砕いた

所詮 かもしれない
そのまま反古になって それきりの置き去り
こちらの勝手と云わんばかり

それでいいのかな
それで通るのかな
私は腹をたてている

例え かもしれないでも
決まれば連絡すべきと思っている
消すべきものは責任もって消すべきと思っている
あやふやな情報ばかりを氾濫させてはいけないと思っている

そこが気持ちのすれ違い 
ぶつかるだけで変わらない
キミとはずっとこのままかもしれないね
キミにこころ砕くのは止そうと思う


1907年04月12日(金)

あなたのポーカーフェイスに戸惑う
なぜそうなの

大切なことを言わない
誤魔化したり隠したり

ジソンシン ってもの?
それは歪なプライド面子

もう少しやわらかくなって
突っ張らないで
おおらかに楽しんで

人生太く短く ったって
辛ければ意味ないでしょ


1907年04月11日(木)

本当はわかっているのでしょう
認めようとしないから
行き止まりになるの
進展なく打開できないのは
理由を認めようとしないから


1907年04月10日(水)

私もがんばった
外の仕事をがんばった
低カロは低血糖?低血糖は眠くなる?
暑かったけれど汗をたくさんかいてすっとした
犬がすり寄ってくるので遊んだ
無意味なような有意義なような
たまにはこんな日もよい


1907年04月09日(火)

近くで家の新築工事をしている
今日の音はとても気持ちいい
どんな工具で何をしているのか
ばりばりいってるのだけれど
活力のある音が断続している
今日来ている職人さんたちは若手
黒のタンクトップなぞを着て
真っ黒の肩を出して作業している
この暑さの中 すごい仕事だ


1907年04月08日(月)

梅雨前のしのぎやすい日です
肌がやすらいでいます
薄い雲が渡り
カーテンを押して入ってくる風は
カラカラせず心地よい
外の仕事も内の仕事も
何でもこなせそうな日
とりわけ一番は
ものごとを穏かに靜かに考えられること
走らずにすむということは
こころにとって一番の健康法ではないだろうか


1907年04月07日(日)

切り替えたのですか
別パターンでゆくことに

カリスマに憧れたり土臭さにこだわったり
納まる場所を探し続けて

でも結局は葛藤の海
あなたに残ったのは宇宙観だけ


1907年04月06日(土)

キミが突っ張るからうまくいかないんだよ
自分の失敗をひとに笑って話せるって大事だよ
何か言われることに身構えるより
自分から話せる度量をつけて
自分を軽く解放する術をつけて
でないと本当に重さにつぶれてしまうよ
一人でそんなに抱えきれないよ
自分で自分を翔ばすんだよ
軽い力ですっと 
ゆっくり飛び続ける紙ひこうきのように
そして軟着陸するんだ


1907年04月05日(金)

また失敗する
ごめんなさい
言い訳しません
わたしのミス

大切なことをだいじにする
関係ないことを気にかけない
真剣に気をつけよ
でなければまた誰かを傷つけてしまう


1907年04月04日(木)

よく迷子になるひと
どこを見て歩いているのか
何を考えているのか
外からは見えないけれど
きっと一生懸命なんだね
黙々と頑張っているんだね
報われるとよいね
梅雨の晴れ間に噴水を見て


1907年04月03日(水)

よごれたものは洗いましょう
よごれた場所は掃除しましょう
よごれぬように片付けましょう
ハナツマミモノにならぬように
気をつけて綺麗にしましょう


1907年04月02日(火)

だいじにする気持ちは
いたわる気持ち
そっとふれる気持ち
突き進まない気持ち
正しいかどうかではなく

欠けてませんか


1907年04月01日(月)

気持ちのキーワードを
満たされる でも 癒される でも なく
潤う に




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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