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アメリカ西部の方はまだどんな英語かわからないのですが、ちょっとシニカルなアニメ、"King of the Hill"では、テキサスの独特のアクセントが出ています。
現在中西部にいる友人は、コロラドに10年近くいたので、しっかりそのアクセントがついているらしいのですが、去年のこと、コロラドから来た教授の講演を聞いた他の学生でコロラドのアクセントが話題になったそうです。大統領候補だったケリーはコロラドで生まれたらしく、ケリーの英語も話題になったようで、友人曰く、”idea(アイディア)”の単語の最後に「R」がつくらしく、友人に発音させて、「それ、それ」と言われたそうです。
オクラホマに引っ越してくる前、コロラドに10年近くいた友人と電話で話した時に、オクラホマにも少しアクセントがあるかも、という話から、お互いの地域について語りました。
私から言うと、最初にいたフロリダの北西部は現地の人がディープサウスの英語を話すのですが、べちゃっとしたしゃべり方はとても聞きづらかったり、大学生の話す英語もはっきりとしゃべらないので、わからなかった覚えがあります。
次にいたニューハンプシャーはボストンに近かったのですが、ボストンの空港から出ているバスのアナウンスも、「R」がなく、ニューイングランドの英語の特徴がありました。
これらは発音に関係するものだったのですが、オハイオのシンシナティではそんな言い方は今までの所で聞いたことがないというものに遭遇しました。
以前にも書いたのですが、シンシナティでは、もう一度聞きなおす時に、"Please〜?" というのです。ネジャーティの研究室にいた人で、オハイオの北部出身の学生が、「あの Pleaseの言い方はおかしいよね」と話していたので、オハイオ全体で使われる言い方ではなさそうでした。
もう一つ遭遇したのが、"I don't care〜" の言い方。前回にも紹介しましたが、普通は「気にしないよ」とか「知るもんか」といったような言い方なのですが、オハイオにいた時にお店で、「それは取り扱っていない」という意味で使ったのを聞きました。"I/we don't care" と言われる時にはどきっとするもので、お店で言われた時には一瞬びくっとしたのですが、文脈からすると「取り扱っていない」という意味としてしか理解できないので、そこではそういう言い方をするんだなあと思いました。
「ケア(care)」という言葉も日本語に入っていますが、「心配する」「注意する」という意味があり、別れ際に、
“Take care(テイク ケア)” と言うこともあります。その意味は「気をつけてね」、というようなことです。
動詞としても使われますが、「そんなことは気にかけていない」というやわらかいいい方から「自分の知ったこっちゃない」というような強い語気のものまで、”I don’t care.(アイ ドントゥ ケア)” という言い方があります。
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