*嫁日記*
光天閏の守



 父ちゃん来訪


今日は、朝から両親が出かけていて一日いなかった。
これがどういうことかといえば、ちびに関するすべての
ことを自分ひとりでまかなう必要があるということ。

お風呂〜おしめの洗濯。料理こそしないけれど、
結構追われまくった一日だった。。。(^^;)
団地に戻ったらどうなるんだろ??と不安にもなる。

ただ、おしめの洗濯に関しては、我が母は手洗い推進派。
実家では頑張って私も手洗いするけど、団地ではがんがん
全自動洗濯機に活躍してもらうと思う。

しかし、ちびも少しづつ成長している雰囲気がある。
毎日顔をあわせているから気づきにくいとは思うけど、
今日はラトルをちょっと目と耳で追いかけているように思えた。
ベビーシッターに座らせてもすぐにはなかなくなった。などなど。

夕方父ちゃんから電話があり、「今日は仕事が
早く終わったし、記入する書類がたくさんあるから
今から行く」とのこと。
ちびたん!週末まで会えないと思ってた父ちゃんとあえるね〜♪

ちなみに、ちびの成長については「顔が丸くなった?」とのこと。
父ちゃん的には、太ったらいやだって思ってるらしいけど、
多少は大きく肉付いてくれないとねぇ〜〜(苦笑)

2003年06月18日(水)



 誕生


本日、早朝6時51分
3626グラムのでっかい男の子を出産しました。

結局予定日より10日遅れ。
遅れた分だけでっかく成長してたのね〜〜(^^;)
重さを聞いて分娩台の上で気が遠くなったわ。

生まれた赤ちゃんをお父さんになったばかりのお兄さんが
抱いて、それから私の所へやってきた。
お腹の中の小さな命が今この世に誕生したのよね。。。
単純に嬉しいという気持ちではない複雑な感覚で胸がいっぱいでした。

お兄さんは立会いこそしなかったものの、
私の実家の家族に連絡がつかず誰も来ない陣痛の間
ずっと、一人で付き添って頑張ってくれました。

初めてのお産。不安はずっとあったけど、
自分自身耐えれるものだとどこかで思ってた部分があったのに、
実際は絶えられないほどの痛みだった。(苦笑)
取り乱しまくって、病棟中に響き渡る声でうなったり叫んだり。
そんな中付き添ってくれたお兄さんは立ち会うより衝撃的な時間だっただろうね。

産む前は簡単に次は〜なんて思っていたけど、我ながら大変だったの。
思っていた以上に、お産って辛かったから、「もう産みたくない!!」って
初めて思った。そうは言っても、やはりもう1人は欲しいから「もうしばらくは勘弁して!」って
感じなんだけどね。

かわいい我が子。
ベッドでぐっすりよく眠ってます。
私はまだ体がぎしぎし。
お父さんは、出産前は平日だったら仕事がある〜とか言っていたけど、
結局仕事へ行かずに、自宅で仮眠後、私と赤ちゃんの元へやってきた。
昨日と何も変わらない気もするけど、確実に変わった家族の形。

2003年06月02日(月)



 再々入院


お腹の痛みにあまりよく眠れず、朝を迎えた。
となりでよく眠っていたお兄さんですが、さすがに
朝方の私の気配に起きて「病院へ!!」って何度も言う。
2度も病院から帰った私としては本当に今度こそ生まれる!って
時に入院したくて、「もう少し後〜」って思うのだけど、
さすがに辛くて、病院へ。

病院で診察を受けると、子宮口は1.5センチ。
「本格的な陣痛へなりつつあるよ!」って励まされつつ入院となる。

団地のクリーン作戦の日なので、どうせすぐに生まれることも無いだろうしと、
お兄さんには掃除へ行ってもらった。

昼に病室へ来た看護婦さんに「一度帰った方が良い陣痛が付くよ!」って
アドバイスされて苦笑い。(^^;)
ここまでもう既に2度帰っていて、明日には誘発で入院の予定なので
もう入院します。って話しました。なんか変な感じだよね。
自分で退院しますって言ったり入院しますって言ったり。

しかし、丸1日痛みはある物の進まなくて、夜、7時半くらいに
ちょむ両親が来てくれて、もしもの時の為にちゃんとベッドに携帯持って
電話の子機もちゃんともっておくと言って帰っていった。
9時くらいに明日が仕事のお兄さんにも帰ってもらう。

病室の外でウロウロしてると、同じく陣痛で入院中の人と遭遇。
話しをしてると、「もう予定日過ぎちゃって。。。」って、大変そうに話すから
「何日過ぎてるの??」って聞くと、3日だそうな。(^^;)
「私はもう9日過ぎてるんだよ〜」って話すと、その人もびっくりしてはりました。
それにしても、すごくいたそうなのよね。
それを見てるとすごく自分は痛くないみたいに思えた。

お兄さんに帰ってもらったと話すと再びびっくりしてたなぁ〜
その人は、旦那さんにずっと付いてもらってるそうな。
すごいな〜羨ましいかも?!と思う反面、そんなにずっと付いていて
もらっても気を遣うし、肝心なとき疲れてダメダメでもイヤだなと。

結局、この日のうちには何事も起こらず、このまま誘発かな?と
思っていると、破水した〜〜破水した破水!!(T▽T;)うきゃ〜
でも、看護士さんに「明日の昼かな?」と言われ、お兄さんにも
両親にもメールだけにして置いた。

しか〜〜〜し!
痛みが強まります。感覚も狭まります。(^^;)

お兄さんに連絡をとるかどうしようか?悩んでると、看護士さんにけろっと
「来てもらえばいいじゃない〜〜♪」って言われて呼ぶことに。
連絡してすぐは自分の食料や飲み物買っておいでねって言えば良かったと思う
余裕があったけど、お兄さんが到着する頃には、「早く来て〜〜〜〜!!」って
感じに。(苦笑)隣の床が絨毯で座れる大部屋をもう一組の夫婦の疲労がひどくて
解放されていたこともあり、私たちも移動してみたけど、そこに移った辺りから
一気に進行〜〜〜3時くらいには3〜4センチ。

実家に連絡入れるも、全然付かない。(^^;)
肝心なときに役に立たない!!!!!って怒りつつも
それどころじゃなくて。。。。

いやぁ〜痛い!お兄さんが背中をさすってくれるけど、
もうどうしようもなくて・・・看護士さんがさすってくれると
痛みが少し逃せて自分を取り戻せるんだけど、
気が付くと、力が入る。
破水しちゃってることもあって、力が入ると羊水が出てくる。
それが何とも言えず怖くて、看護士さんを何度も呼ぶ。

まだそれでも最初の頃はお兄さんに「呼んできて」って言ってたけど、
途中からは、自分でボタンを押しては「は〜いどうしました?」って
インターホンで返ってくると「助けて〜〜〜〜(涙)」なんて感じ。(苦笑)

つい力が入っていきんでしまう。
後半には、なんだか降りてくる感覚があってまた怖い。
そして、やはりいきむな!って怒られるけど、いきめちゃう〜〜と涙。
そんなにいきむと肝心の時いきめなくなるよ!っていわれるんだけどねぇ・・・

5時には子宮口は8センチ。
最後の1センチが頭のどこかが引っかかって開かないからと
介助されていきんで開かせる。
いきんで良いと言われていきむことのなんて開放的なこと。(笑)
しかし、そこは分娩室ではなく・・・・(^^;)

「じゃあ分娩室の用意をしてくるわね」と看護士さんが消え、
お兄さんは、陣痛室の荷物を病室へ移すように言われて荷物をまとめ出す。

そんな中ようやく、弟が登場。。。。
荷物を運び出そうとしたお兄さんが弟にも荷物を運ぶように・・・と
言おうとした矢先に陣痛が〜〜〜!!お兄さんは慌てて弟に荷物を渡して
私の腰をさする。。。弟は来て早々姉の変貌ぶりにびっくりしたことでしょう。

そして、荷物が出ていく中、両親も到着。
母が来て初めて、涙が溢れる。
「遅いわ!!」って怒りつつ、母に抱きしめられて泣いてしまった。
しかし陣痛は来る。
母がすごい勢いで励ましてくれる。
・・・・・この時のあまりの勢いに終盤を迎えてかなり疲れていた私は
テンポに付いていけず、辛かったりした。(苦笑)

お兄さんは、母の登場にホッとしたらしい。

荷物の移動が終わって、父は私の汗を見て扇風機を付けようかと聞いてくれるが
扇風機があたったら寒気を感じそうだと思ったので断った。
父としては何かしてやりたいと思ったんだろうけどねぇ・・・
お兄さんは、部屋へ入ってきて、母の横で私の手を握ってくれた。
黙って握ってくれたそれが嬉しかった。

でも、もうダメ〜〜〜!!って看護士さんを呼んで欲しいと頼む。
なかなか離れてくれない母の手を叩いて「呼んできて!!」って言う。
部屋の外で様子を見た母はもうすぐって聞いて、戻ってくる。

たぶん、5分くらいの事なんだろうけど、私には1時間も2時間もの長さに感じる。
しかし、このころ何故か?痛みの感覚が少し開いたような感覚があった。

ようやくストレッチャーが入ってきたけど、もうどうやってそれに移るのかさえ
考えられず、痛みの間に言われるがママに必死で動く。
陣痛室までの数メートルの間にお兄さんが手を握ってくれた。
立ち会いしないお兄さんはそこで待つのだ。

分娩室に入って1時間はかかると言われていたけど、
そんな長い間耐えるなんて考えられなかった。

分娩台にこれまたどうやって移るのよ!!なんて思いながら何とか移った。
準備が着々進むのを少し平静を取り戻した私は冷静に眺める。


2003年06月01日(日)
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