アダム・サンドラー、クリストファー・ウォーケン
忙しくて子供の相手をする時間も無い主人公(サンドラー)が、時間をコントロール出来るリモコンをクリストファー・ウォーケンからもらった事で人生をいかにコントロールするようになるか、というコメディ映画。
まあ、見てる途中でオチはわかってしまったのだけどね〜。 でもウォーケンの異常っぽさが最高だったので面白かった。 芸達者だよなあ、あの人。でも意外と素顔はおかしい人なんかな!?
着想は面白い映画だったのだけど、ちょっと最後がな〜・・・・安易だったな〜・・・・。 なんかもうひとひねり欲しかった。
2006年11月22日(水) |
Rumor has it |
ジェニファー・アニストン主演 ケヴィン・コスナー、シャーリー・マックレーン他。
出演者が好きな人ばかりだったので借りてみた映画。 パサディナの裕福なおうちに生まれた長女(ジェニファー)が、ふとしたことから「あの名画『卒業(ダスティン・ホフマン)』は、どうやら実話がもとらしい」と言ううわさ(Rumor)を小耳に挟む。 そして自分の母がかのエレンであり、祖母がミセス・ロビンソンであるらしいと気づいて・・・・というところから話が始まる。
これは、なかなか面白いアイディアだと思った。 私自身は「卒業」を一度見ただけで、それもかなり以前だし英語もわからない時だったので、一体何がそんなに名作なのだかさっぱり理解出来なかったのであるが。 アメリカ人なら大抵の人が「ああ、あの映画ね〜」と共通体験として語れるだろう。
ミセス・ロビンソンであるらしいぶっとんだ祖母がシャーリー・マックレーンというのも笑ってしまった。 いいのよね〜この女優さん。大好きなんだ〜〜。
エレンである母親は既に亡くなっていて出てこない、というのもいい。 イメージ壊れないから。
そしてダスティン・ホフマン演じたベンである原作者というのが・・・ケヴィン・コスナー。 IT長者でめちゃお金持ち、妻を亡くした独身というのもこれまた美味しいシチュエーション。 女の子の憧れなのかねえ、こういうのって。 あ、ちなみに舞台は1990年代、クリントン大統領の時代である。
コスナーを見たのは本当に久しぶりだったのだけど、意外と良かったなあ。 チャーミングでかわいかった。 この役、いかにもリチャード・ギアあたりがやりそうなんだが(ジュリア・ロバーツと共演したプリティ・ウーマンのあの男みたいな)それだとちょっと生々しいっていうかくどいっていうかね・・・・。 コスナーは割合あっさりしていて、祖母・母・長女と寝てしまうというとんでもない役柄の男なのにそれほど嫌味でなかったので○。
映画というよりはテレビドラマ、って感じの軽いお話だったのだが私は楽しめた。 最後はかなり無理やりなハッピーエンドだったので男性諸氏はつまらないかも。
ピーター・セラーズの傑作コメディ映画ではなく、焼き直しでスティーブ・マーティンが主演したピンク・パンサーである。 オープニングは旧作と全く同じ、カートゥーンでピンクパンサーが優雅に歩き、クルーゾー警部が散々な目にあう。 もちろんテーマ曲はヘンリー・マンシーニのあの曲である。
しかし、大粒のダイヤに「アフリカの星」とかつけるのはなんとなく想像もつくが、「ピンクの豹」なんて、すっごく洒落てて素敵よね〜〜!! そして映画はこれ以上無いくらいのドタバタスラップスティック喜劇なのだ。 これまた洒落てるというのかなんというのか。 「ああ〜〜、やると思った〜〜〜っっ!!」 というくだらないお約束ギャグの連発で、ちょっとでもしらけて見てしまうともうどうしようもないという世界。 すっかりハマりきってバカみたいに笑うのが正しい鑑賞法。
スティーブ・マーティンは良く頑張ってたし、脚本も結構面白かったと思う。 しかし本物のフランス人であるジャン・レノの方が英語に訛りが無くて聞き取りやすかったのには笑った。 ジャン・レノの貴重な全身タイツでの阿呆踊りも見られる点はすごい。
ビヨンセ、かっこいいなあ〜〜〜!!! グラマラスでボリュームがあってほんとにセクシー。
ケヴィン・クラインは悪役だったけど最後はあまりにひどい目にあいすぎててちょっとかわいそうだったかも。
何も考えずに軽く見られるコメディで面白かったが、でもやはりピーター・セラーズのあのナンセンスさにはかなわなかったような気がする。
2006年11月03日(金) |
The Break−up |
ジェニファー・アニストン、ヴィンス・ヴォーン主演 米国、2006年、ラブコメディ
どうやらこの映画がきっかけでこの二人は交際するようになったらしい。 日本では未公開のようだが、ジェニファーの名前だけじゃ客を呼べないのかしら? 私はこの手の軽いラブコメって大好きなんだけどな。
ストーリーは、同居を始めたカップルが生活パターンの違いによりうまくいかなくなり、モメたあげくに別れてそれぞれの道を歩き始める、というもの。 アメリカ映画だからてっきり最後はよりを戻してハッピーエンドになるものと思い込んで見ていたからこの結末には驚いた。 でもまあ、「・・・ん?やっぱり、よりが戻りそう・・・かな?」という希望はもたせる感じだったけど。
ジェンは可愛くて、育ちが良いお嬢さんの役が似合っていてとても良かった。 一緒にバレエを見に行ったり音楽を聴きに行きたい、という彼女に対してちょっと品の無いヴィンスは一緒にアメフトを見に行ったりボウリングをしたい、というタイプ。 帰宅してすぐ缶ビールを手にどっかとソファに座り、テレビでアメフトを見始めるヴィンスは典型的な労働者階級のアメリカ人夫を演じているのだがちょっとステレオタイプだったかな〜。 でも、以前ならそれだけだっただろうが、今はこの「ビール、テレビでアメフト」に加えて「ビデオゲームで格闘技」というのが入っているので笑った。 あ〜そうか、やっぱ、ビデオゲームに熱中してる男って阿呆に見えるのねえ。 まあ少なくとも知的には見えないか。
最後のほうで、もう一度やり直したいと気づいて夕食の支度をしてこざっぱりとした身なりに着替えて待っていたヴィンスにジェンが 「・・・ごめんね。でももう、何も、残ってないみたいなの。」 と言うのがホロリときた。 ああ〜〜〜、わかるわああ〜〜〜〜〜、そうなんだよね、もう何も残ってないんだよね。 怒りも、悲しみも、愛情も。
映画館で見るほどではないけど、家で気楽に見るには楽しめるコメディだった。 シカゴの街並みが懐かしい方にもおすすめ。
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