Mimi の映画感想記

2003年06月08日(日) Finding Nemo

ピクサー制作、ディズニーアニメ。

もちろん全編CGなのだが、そうとは思えないくらい水や魚の質感がすごい。
IMAXシアターなどで海の中の映像は良く見ているけど、それにも負けないくらいリアルだった。

ニモはイソギンチャクと共生するクマノミの子供で、ある時ダイバーに捕らえられて歯科医の水槽に連れて行かれてしまう。
ニモを探して広い海を泳ぎまわるお父さん、マーリィ。
記憶障害があってとぼけた青い魚のドリーがマーリィと一緒に旅をする。
果たしてニモは無事水槽から逃げ出すことが出来るのか、マーリィと再会することが出来るのだろうか。

トイ・ストーリーやモンスターズ・インクに比べると、強烈な印象を残すキャラクターというのはいなかったように思う。
それぞれの魚の個性は良く描かれていたとは思うけど。

たまたま聞いていたラジオで、このニモについて喋っていた。
冒頭でお母さんがバラクーダ(多分)に襲われて死んでしまうのだが、それについて

「どうしてディズニーアニメっていうのは必ずお父さんだのお母さんだの、まあどっちでもいいわ、とにかく親が死ぬ話ばっかりなわけ!?
バンビでもライオン・キングでも泣かされたけど、またいきなりニモのお母さんが死んじゃうんじゃないの!」

と言っていたので笑った。
まあ確かにね〜。言われてみれば多いかも。

この「Finding Nemo」は、ニモ自身の話も出てくるが主人公はやはりお父さんのマーリィだろう。
過保護で心配性で過干渉なマーリィが、ニモの成長を認めて子離れするまでの物語。
きっとナナの見たこのストーリィは違う話になってるのだと思う。
私はもう母親なので、自分自身とマーリィを重ねて見ていたけど。

子供向けアニメというより、これは「子供を持つ親のためのアニメ」じゃないかなと思う。



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