2002年05月26日(日) |
ブリジット・ジョーンズの日記 |
期待していなかったのだけど、意外に面白かった。
というか、私とBJにとっては「舞台がイギリス」というだけで点が甘くなるのだけどね。
「うおー、この天気!」とか 「ニューカッスルにスウォンジーだって、ぎゃっはっは」とか 他の人にはわからないところで2人して受けてしまうので。
久しぶりに聞いたイギリス英語は、米語と使う単語が違うので面白かった。そうそう、こういう言いまわしってアメリカじゃ聞かないよなあ、とか。
ヒュー・グラントはサエない役回りだったのね。 でもこの人、どもりがちに喋る「良い人」の役より、こういうちょっとタラシでずるい男の方が似合うかも、と思ったりして。地に近いのか!?
ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット。
レッドフォードがシワだらけになっちゃってて、か、悲し〜〜〜! でも、変にシワとりとかしてないから潔くって良い、という見方もあるか? これだけ老けてしまうとやはりラブロマンス物はきついと思うが(デミ・ムーアと共演したINDECENT PROPOSALだってすでにかなりきつかった)、この映画では女性との絡みはゼロなのでその心配は無し。
ブラピをトレーニングしていく過程は面白かったけど、これってなんかポール・ニューマンが「ハスラー2」でトム・クルーズを仕込んでるとこと似たような感じ。 男は年とると、こういう役割をやってみたくなるもんなのか?
本筋はCIA本部の会議室内での駆け引きなので、台詞に頼りすぎ。 これなら小説で読んだ方が面白いんじゃないか、という気がした。
ブラピの活躍場面は冒頭を除いて全部過去の回想シーンだし。 回想じゃ、リアルタイムで進行する事件と違ってドキドキハラハラの度合いが弱いのよねえ。
それに、レッドフォードの行為はかっこ良かったけど、実際のところ
国家規模の大問題
に発展すんじゃないのか?これ??
後始末、どーすんの????
・・・と、思ってしまったので。なんか、スッキリしないんだよなあ。うむ。
キューブリック原案、スピルバーグ監督の「AI」。
見る前にかなり情報を仕入れてしまったのであまり期待はしていなかったのだけど。
今は、CGがほんとにすごいんだなあ。 ジゴロロボットのジュード・ロウがどうしても若い頃の伊武雅刀に見えてしまったけど、あれはお人形ぽくてなかなか良かった。
ピノキオを持ち出したのは、確か「ショート・サーキット」のジョニー5も一緒じゃなかったかな。
キューブリックが撮っていたらもっともっと暗くて不気味で救いのない映画になっていたような気がする。 中盤に、キューブリックっぽいなあという映像は出てくるが、あんなもんじゃ済まなかっただろう。 スピルバーグのおかげで、ラストは甘いおとぎ話に仕上がっていた。良かった。
でもなんていうか、ちょっと、消化不良な感じというか・・・・
・・・やっぱり、キューブリックにとことんキューブリックらしく、撮って欲しかった!
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