■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

スタンプラリーじゃない! - 2005年09月30日(金)

誠にいい表現であった。つい先日のこと、とあるお店のご主人がとあることを例えてこう言ったのである。ホントに的確なる例えで笑ってしまったのであるが、まさにその通りであるし、そういうことを年頭に置いてのものでは決してないので、とやかく言われる筋合いではないということである。

自己満足でやる分には構わないけど、関係ないところで巻き込まないで欲しいな。趣味でやる分にはあくまで趣味の範疇でやるべきだし、店や関係者に不快感を与える行為はどうなのかな?と常々思っていたが、本人に常識があればこうはならないんだろうけど・・・。




-

それって無神経じゃない? - 2005年09月29日(木)

とある蕎麦関連の書籍を見て驚いたが、とある記事中に私が手掛けたお店が関わる写真が掲載されていた。しかし、どう考えてもその括りの中に掲載する意図が分からない。実際の編集は外注さんに任せているみたいだからそうなったのだろうが、最終的に販売元の編集責任者である立場の人は何をどうチェックしているのだろうか?

あまりにも無神経過ぎて言葉にならない・・・。私が怒る理由も経緯も知っているにも関わらず、そういうことを平気でする神経が理解出来ないな。呆れ果てたというか、一体全体ナニ考えてんだか・・・?

そもそも一度使った写真を使い回しすること自体が理解に苦しむ。しかも、一切の関連性のない全く関係ない括りのところで使いうということが・・・。




-

西浦和のお店 試食会2日目 - 2005年09月28日(水)

今晩は店長が約半年近くお世話になった上北沢のお店のご主人とスタッフの方々が来られ、本人としてはかなり緊張しながらのトレーニングだったのではなかろうか?最初に2組8名が来られたが、流石に現状のレベルではそれに対応出来るだけのスピードはない。伝票が一気に並ぶと暫くはこういう状況になってしまうだろうし、昨晩と今晩の2回目の段階ではこちらからの指導も一気に進めて行くと言う訳にはいかない。

5組14名の方をご招待したが同業者の方が多かったので、試食会の意味を充分にご理解頂き複雑なるオーダーが入り、大変有意義なトレーニングとなった。慣れてくれば今日くらいのオーダーの数はこなせるだろう。これが全くの新規ということだったら大変なことになっていたであろうが、こういう点から見れば現場での経験というものが如何に大切かということが良く分かる。

明日は昼のみの試食会で明後日のオープンを迎えることになるのだが不安がない訳ではない。メニューを減らすなどの対策を講じていけば何とかオープニングは乗り切れるかもしれないかな。今回も宣伝活動はなく、いきなりのオープンであるが、暖簾を出さないし生花類も一切お断りしているので静かなるオープニングになるであろう。開店景気も大事だが、トレーニングが充分ではなかったという現状を考えれば、静かにゆっくりとオープンした方がいいであろう。






-

西浦和のお店 試食会初日 - 2005年09月27日(火)

今日から西浦和のお店の試食会形式のトレーニングが始まった。今回はスタッフ全員が集まっての事前トレーニングのスケジュールが取れず、試食会がぶっつけ本番となる変則的な状態になってしまった。更にシフト上、一度も試食会に出ないでいきなりのオープニングというスタッフもいたりと、ちょっと不安な部分も多い中でどう全体を引き上げていけるか?

店主は新規開業であるが3年ほど蕎麦店に勤務していた経験を持ち、手打ち教室等を出て直の開業とは動き等を全体的に見た場合の違いがある。通常の新規開業の方に比べればかなりの仕事をこなすことは出来るであろう。スタッフも試食会でのトレーニングは積めないが、昼のスタッフ2名と夜3名に会い、昼はマニュアルの簡単な説明だけであったが、何とかなりそうな感じかなと思えた。夜はマニュアルの説明の時間もなく、直に実際に動いてもらうこととなったが、それほど大きな心配はいらないのではという感じであった。

通常のトレーニング期間でも全てのことを教えるのは無理があるし、一気にいろんなことを叩き込ませようと思ってもなかなかそれをしっかりと受け入れられるほどのスタッフはいないというのが実情で、試食会と本番が始まってからの数日間に何とか最低限の基本を教えられるかなというところである。この辺がいつも悩むところでもあるのだが、通常は工事の引渡しが終わってから15〜20日間の準備期間を経てのオープニングで、その間に1日のトレーニングと3日間の試食会をするのが精一杯。

せめてオープニングの立会い3日間で教えるレベルのことを試食会の中で出来ればいいのだが、全員が揃ってとなると難しくもなったりする。また、練習はあくまでも練習であり、余り長々とやっても効果は上がらないし、オープニングの際にOJTで覚えて貰った方が早く吸収できるということもある。まだ全員に会った訳ではないが、今回に関してはそれほど大きな心配はいらないのではないかと思っている。

厨房内も一昨日に簡単なトレーニングを行った際とはあきらかに動きは良くなっているし、残り二日間で更なるアップが望めるのではなかろうか?










-

考えさせられること・・・いろいろ - 2005年09月25日(日)

帰宅したのが既に日付も変わった26日(月曜日)午前1時ちょっと前。シャワーを浴びてから時間も遅かったが何となく軽く一杯やろうかと思い、簡単なツマミと頂き物の山葵漬けを用意して缶ビールをグイ〜ッと飲み干し、テレビのスイッチを入れると流れてきた映像はナントプロ野球中継。しかもマウンドにはジャイアンツの上原がいる・・・。帰りの電車の中でネット見てて結果(今宵も負けました)は知っていたが、こんな時間にジャイアンツ戦の中継が録画とは言え見れるとは思いもしなかったね。リアルタイムでの中継がなくなるとか、なくなったとかということは知っていたけど、夜中に帰宅して中継を見ながら一杯やれるなんて幸せなのか不幸なのか?

パリーグや広島×ヤクルトとかというのは夜中にやっていたりしたのを見た記憶はあるが、まさかジャイアンツ戦が生中継ではなくこんな深夜に録画放送とは・・・。プロレスみたいにならなければ良いがと危惧していた人がいたが、かつてはゴールデンタイムに放映されていたプロレス中継も今では週末の深夜放映のみ。不人気球団同士の試合ならいざ知らず、例え優勝の行方がほぼ決まったとは言えジャイアンツ戦がこういうことになるとは数年前には考えもしなかったこと・・・というより信じられない・・・。

視聴率も一ケタ台が多くなっている現実を見れば然も有りなん・・・と言わざるを得ないのだろうが、風鈴の音を聞きながら団扇を片手に蚊取り線香を従えて枝豆とビールを前にしてジャイアンツ戦を見るという昔ながらの夏の風情はもう味わうことは出来ないのか?

まあ、9時5時のサラリーマンじゃないからリアルタイムでの中継は殆ど見れないし、かえってこういう時間帯に放映された方が良いのかもしれないが、う〜ん・・・寂しい時代になったね。今日はこんな時間に飲んでいるけど、普段はアルコールは口にしないからこの時間に放映されても枝豆とビールで野球観戦というのは難しい。しかも、結果が分かっている試合を見るというのも味気ないしね。お台場局の排球中継もリアルタイムじゃないからテレビでは第一セットでも試合は既に終盤・・・という可笑しなものだったりする。ネットで見れば既に試合は終わっているけど、テレビでは白熱した実況で盛り上げている。でも、流石に同系列のサイトでは結果は出していなかったように記憶しているが・・・。


ちょっとここでCMタイム!?じゃないけど・・・

既に2本目の缶ビールに突入しています。今宵は一杯やりながらこの日記を打ち込んでいるんだけど、頂きものの山葵漬けがことのほか旨い。山葵漬けってそんなに違いはないと思っていたけど、見た目も(色合い)も違うし上品な味わいで嵌ってしまうかもしれない。時計を見ると2時までもう少し・・・。もう一杯やろうかな?お次は日本酒を頂こうかなと思っています。今度オープンするお店で使う銘柄で期間限定酒だけどかなり面白いお酒です。


さて、本編の続きです・・・

タイトルにある「いろいろ・・・」とは、いろいろあったからの「いろいろ」であるのでだが、様々なる出来事やら考えさせられることが多かった。それは商売をやるのは大変なことであると改めて痛感したのだが、うちのようなところが入っていればある程度の外圧は抑えられるが、店主1人で全てをまかなわなければならないところは大変だろうな・・・と。それはお客様に対しての対処であるが、お店が始ればホントにいろいろな人がやって来る。特に蕎麦屋は通やらマニアやらヲタクやら様々なる人がやって来ることになる。気の弱い店主や信念を持たない店主はその外圧に一気に押し潰されてしまうことに・・・。

実際にお店に対して彼是と言う人って所詮は中途半端な知識や常識なことが多いのである。しかし、店主がそれに対応出来ないレベルの場合は、その理屈なりに吸収合併されてしまうのである。変な理屈や理論での考え方は経営ベースとは全く異なる次元のものが殆どで、惑わされることのないようにすれば問題はないのだが、意志の弱い経営者や中途半端な経営者はそれに引っ掻き回されてしまい、店がグチャグチャになってしまうのである。本当にきちんと理屈なり理論を分かっている人は自分の意見を強制なんて野暮なことはしない。

これから開業する人やそれに関係する人はよく心得て頂きたいが、素人がいろんなことを強制してきても、それはそれで・・・というくらいに考えた方が無難であると思う。どの世界にもマニアやヲタク系の人は多いし、そういう人達への対応は大変だと思うのだが、本物は本物らしい常識を弁えた見解をしてくるものである。ソバリエとかという訳の分からない資格なのか刺客なのか死角なのかは定かではないが、一体貴方達は何様なの?っていう振る舞いの人が後を絶たない。まあ、全ての人がそうだとは言わないし思わないけど中途半端なマニアが多過ぎる。

かなり前にもテレビで有名な某評論家なのか、何者なのかは分からない辛口コメントがお好きな方が私の後ろの席で大声で薀蓄言い捲っていたけど、笑っちゃうレベルのことをしたり顔でお付の人達に自慢していたっけ。業界ではそれなにり「通」として評価されているみたいだが、所詮は浅墓なその程度のレベルの薀蓄と言うこと。でも、そういう人って自分の知識をひけらかしたいんだよね。しかし、例えばソバリエとかって知識をひけらかすことを目的としたものだったのかな?なんか変に勘違いしている人が多いね。ソバリエに限らずにね・・・

だからお願いしたいのは、自分なりの感想を持つことは一向に構わないけど、それを店側に強制する行為だけは絶対にやめてもらいたいと思う。趣味や食べ歩きの世界と商売とでは根本的な次元が異なるのだから・・・。勿論、飲食店は食べに来るお客様によって成り立つということには違いないが、超えてはならない一線や趣味と商売の違いをきちんと理解して欲しい・・・。

そして引っ掻き回さないで欲しい・・・お願いします。




















-

やっぱり納得いかん! - 2005年09月24日(土)

とある物件に於いて幾つかの問題が発生している。かなり前に打合せをしていたことが現場に反映されておらず、店舗設計上支障をきたす結果となっている。その原因というか、その過程の中でのやりとりに於いて、どう考えても理解出来ないし納得も出来ない言葉や理屈がこちらに押し付けられている。

大人が貴重な時間を使って打合せをして来たことが無駄な時間になってしまっている事実をどう解釈すれば良いのか?どう消化すれば良いのか?一体これまでの月日はなんだったんだろうか?それぞれ責任のある立場の人が集まっての打合せであり、新入社員のスタッフが集まった場ではない。にもかかわらずこのような結果になった責任はどこにあるのか?

納得いく説明なり、釈明を聞きたい。






-

恥ずかしながらの初体験・・・ - 2005年09月23日(金)

今日は伊豆方面に出張であった。3連休ということもあり電車は観光客で一杯で、仕事モードの乗客は殆どいない・・・。午後一時から夕方まで打合せを行い、横浜へ戻る途中で一軒のとあるお店に寄って来た。

前回は臨時休業?で閉まっていたし、その前の週に行かれた方からも閉まっていたという連絡を受けていたし、今日は大丈夫だよね・・・と心配になったが、付近まで来て店頭の明かりが見え、かつて何処かのコンビニのCMにあったように「開いてて良かった」という気持ちであった。

店の前に出ているメニューを見て驚いた・・・。これまで50軒弱のお店を手掛けてきたが、こんなメニューを出しているところなんて一軒もない!というような代物が羅列してあったのである。僅か一ヶ月の間にこんな風に変わってしまったのか・・・と落胆せざるを得なかった。

恐る恐る店内に入ると先客が一組2名がいたが、シ〜ンと静まり返り活気もなければ感動もない空間。おまけにトイレのドアが開きっ放しで、客席から便器が丸見えである。誘導もないのでカウンター席へ座り暫くメニューを眺めていたのであった。漸くおしぼりを持って来たのでビールをオーダーし、天せいろがあったので天ぷらの単品が出来るかどうか聞いてみると「今日はご用意しておりません」とのこと。「でも、天せいろは出来るんですか?」との問には「ハイ」と・・・。なんか良く分からない・・・

外で見た際に驚いたメニューが数品あったので、まさかとは思いながらもひょっとしてきちんと店で仕込んだものを使っているのかもしれない・・・という微かなる期待を込めてその中から2品をオーダーしてみた。

驚いたメニューの中身とは・・・(本当に頭のてっぺんから串刺しされた位の衝撃)

焼き鳥
軟骨のつくね
豚バラ串焼き
ゲソの唐揚げ

この4品が羅列してあったが、これまで蕎麦屋を中心に店づくりを7年間に渡ってやってきた中で、このようなアイテムがメニューに並ぶことはかつてなかったことである。かすかなる望みを込めているとは言え、これが本当に業者から仕入れた冷凍物だったら目も当てられない。これじゃそこいらの安い居酒屋じゃんか!他にも目を移すと「のしイカ」なる乾き物まである始末。これじゃカップ酒が似合うメニューだよね。つくねと豚バラをオーダーしたのだが、すぐさま奥になる冷凍ストッカーから取り出して電子レンジに入れる姿が見えてしまったのである。それだって普通は客から見えないところでやるもんだよ。

暫くして目の前に出て来たものは見るからに冷凍モノのそれであり、まさか自分が手塩に掛けてつくったお店でこんなものが出て来るとは想像もし得なかったことだけに大いなる落胆を覚えたのであった。恥ずかしながらこの年になっての初体験!?である。まあ、レトルト物を完全否定している訳ではない。店の業態によっては使うことは厭わないし、寧ろ推奨さえするのだが、私が手掛ける形態のお店にはハッキリ言って向かない商品である。普段はそれを理解して頂いて店づくりをしているのだし、今回のケースは特別な事情というか、出来上がったお店を後から使うことになったのでこういう現状が起こってしまったのかもしれない。

しかし、これじゃ何の為のこの空間なの?入店後1時間経ってもトイレのドアが開いていることに気付かない店主は客商売をしているという認識が本当にあるのか?失格というより資格がないということにもなりかねないよ。何度も目に付くところを通っているにも拘らずに・・・。以前も外の照明が消えていることに気付かず出入りしていたこともあったくらいだし、ひょっとしてそういう状況管理能力なのかな?

天ぷら単品は出来ないが天せいろは大丈夫とのことだったのでそれを〆にオーダーしたが、オープンして直ぐにレベル的に出せる代物ではなかったのでメニューから外したのであったが、復活したということはレベルが上がったということなのか?最後の期待を込めて待つこと暫し・・・出て来たものは以前のレベルのものと何ら変わらぬものであり、これで客から金を取ろうと思っているのかい?・・・う〜ん・・・残念である。

食べなくても分かるレベルだから食べてみても当然ながら同じ感想である。ちょっと間を置いてせいろが運ばれて来たがまるで饂飩のような太い麺線。一体これはナニ?汁は薄くて出汁の香りも何もないしコクもない。しかし、同割を使っている天つゆの方が濃いのは何故?分量間違えていない?味見しているの?ここまで来ると怒りや驚きという次元を遥かに超越した言葉に出来ない感情が体中に渦巻いている。

食事を終えて店主に話し掛けたら「全て自分の思い通りにやりたい」とのこと。それならそれで一向に構わないし、好き勝手やった結果がこの有様なのだからこちらからはこれ以上何も言う心算も、一切の関わりを持つ心算もない。

ただ、あまりにも頓珍漢なことを平気でやっているので「客として言わせて貰う。なんでもり汁よりも天つゆが濃いの?なんで客から見えるトイレのドアを開けっ放しにしているの?説明してください」と言うと、当然ながらまともな答えなんて返ってくるはずもない。本人も完全に投げてしまっているとしか思えない言動と商品レベル。

おまけに売り上げが最悪な状況なのになんで営業時間を縮小しているの?夜の営業が6時半からでラストオーダーが9時?どんな商売やりたいの?これじゃ客が付くはずもない。昼も12時から2時(LO)まで・・・。一体実質的には何時間の営業なの?たったの4時間半だよ!売り上げがないんだったら逆に延ばすくらいの気持ちがなければ継続なんて無理だよ。そしてレトルト食品使っているんじゃ先が見えている・・・。

前のお店のご主人が志半ばで閉めざるを得なかった無念さをきちんと引き継いでくれる人ということで公募したのだが、これは私自身の過ちでもある。この程度の人間にこの店を任せようと思った自分を恥じている。前ご主人には改めて謝罪したいとも思っている。これじゃあレトルト商品で全部固めればいいじゃんか!蕎麦だって乾麺や仕入麺で充分だよ・・・だってその方が味や品質のブレがないんだから・・・。

なんで周りがこれほどまでに心配して多くの人が態々足を運んだのか?それが一切本人には理解出来ていない。厳しいことを言うのはハッキリと物事を伝え、真の現実が分からなければ何も理解出来ないレベルの人だから言っているということ。このままでいったら確実に店を閉めなければならない状況に陥るのが目に見えているから言っているのである。しかし、この先は全て自分のやりたいようにしたいということなので、プロデュースに関わった全ての人を引き上げる心算である。それらの人達も心配だから彼是アドバイスなり提案を投げ掛けているのにも拘らず、これではそれらの好意が全て無駄になってしまうし、この程度の認識しかない人とお付き合いしても仕方がない。

うちのサイトのリストからも削除するし、今後一切の関わりを持つ心算はない!多分年を越すまでは持たないだろう・・・それが周囲の一致した意見である。



後味が悪かったので口直しに近所のフレンチへ行って旨いワインと生ハムを堪能し、ほろ酔い加減のいい気分になりご夫妻と少し話をしたが「現状を乗り越えて頑張れれば何とかなるだろう。しかし、それが叶わず断念すればこの先一生飲食業界には戻って来ないだろう・・・」とのことだった。

まさにその通りである・・・。脱サラで安定した職業に就いていた人が飲食業界に入り込んで驚くのは、何故こんなにも波があるのだろうか?と。頑張って蕎麦を打ち、汁を取り、仕込みをしてスタンバイしても客が来なければ全て廃棄処分となる。その理不尽さや辛さに押し潰されてしまい、彼是模索しているうちに崩れていってしまうという典型的なパターンである。

そうならないが為に周りが気を遣っていたにも拘らず、このような道を選択してしまったからには、それ相応の覚悟が出来ているからのことであろう。本人はたかだか2ヶ月でマーケティングを終了というか地域性なりを理解したみたいなことを言っていたが、そんなに甘いもんじゃないよ。最低1年は頑張りぬく覚悟で基本に忠実にやっていくことが大切なんだよ。それを分からず彼是弄くったところで良い結果が得られることはないのだし、最悪の結果に向かってまっしぐら・・・である。

客が来なかったから営業時間を短縮?
1人でやっているからレトルト物を使うのかい?
あなたが言う「店の事情」ってそういうことなの?
全く逆の方向のことをやっているんじゃないのかい?

では、客が来なければ来て頂くような努力をしたのかい?
周りから見ていて何の努力も感じられない考え方で何を悟ったの?

一体全体ナニがどのように分かったんだい?
目指す方向性がレトルトの焼き鳥やゲソの唐揚げかい?
そして、まるでフリッターみたいな天ぷらなのかい?
とどめは薄くてコクのない塩分だけの薄い汁なのかい?

汁と蕎麦は蕎麦屋の命じゃないのかい?これが全てなんじゃないのかい?
これじゃどんどん客は減るし、客層も悪くなってしまうんじゃないかい?

当然ながらこんなメニュー構成でこの程度のレベルの仕事じゃお酒も出荷停止です。本当に全ての人を撤収させて頂きます。後はどうぞ勝手にお好きなように沢山のレトルトメニューなりを取り揃えて、スーパーで売っている大衆酒を置けば良い店になるんじゃないですか?それなりの客層が来るだろうし、これが狙っている姿なんだろうからね。


それと最後に一つだけ・・・

店のスタイルを大きく崩すということは前店主の思いを崩すことになり、約束を裏切ることにもなるということである。このことを忘れているとしたら本末転倒である。今はあなたの店かもしれないが、前店主の思いを引き継ぐということでの公募であり、それは大家さんの希望でもあったということ。ここまで来ると誰一人として助けてくれる人はいなくなるということでもある。

























-

しかめっ面で「反町ぃ〜?」って何? - 2005年09月22日(木)

日付が変わっていたので今日の出来事として・・・

昨日は午前11時から午後7時半まで、午後8時半から11時までと2件で計11時間にも及ぶ打合せがあった。横浜に戻って来たのは日付の変わった午前0時半過ぎ・・・。疲れ果ててしまったのと電車の中で気分が悪くなってしまったので、東横線の最終電車がもう少しで来るのだったが、例えエスカレーターであっても地下5階まで降りて電車乗って、最寄駅でまた地下5階から地上まで登っていくという気力もなかったので、横浜駅からタクシーに乗ることにした。

駅前のタクシー乗り場は週末でもないのに結構並んでいたが数分で乗ることが出来た。横浜駅から自宅までは電車で一駅、タクシーでは昼間だったらワンメーターの距離であるが、体調が思わしくないのでタクシーを使おうと思ったのであり、乗ってから「反町までお願いします」と言った瞬間に運転手はあきらかにしかめっ面で「反町ぃ〜?」って言った。運転手さんの気持ちもわからなでもない。長々とロータリーに並んで待っていて乗車した客が近距離でほぼワンメーター。

そこで出た正直なる気持ちであろう・・・でも、それは違うよ。「なにそれ?」って聞き返すと運転手さんは自分が発した言葉の意味を漸く理解できたらしく(もう遅いよ)「そんなつもりで言ったんじゃないですよ」と言ってきたが、そんなつもりってどんなつもりだい?って思ったが、しきりに弁解を繰り返してきた。「確認の意味で反町?と言ったんですよ」と言ってきたが、だったらあのしかめっ面は一体なに???

運転手さんに分かるように車両番号と会社名、運転手の名前を手帳に控えあ降り際に一言だけ・・・

「運転手さん、嘘ついても分かるよ。どういう気持ちであの言葉を発したのか・・・。お・や・す・み・な・さ・い・・・○○タクシーの岡部さん!」

タクシー近代化センターに通報すれば一発である。それが怖かったからしきりに弁解してきたんだろうけど、これって蕎麦屋で「せいろ1枚」と客に言われて嫌な顔するのと一緒だよね。せいろ一枚の客だって大切なお客様であり、そういう客が嫌だったら店先に「せいろ一枚お断り!」って貼り出せばいいことで、だからこのタクシーも「近距離お断り!」って大きく貼り出せばいいんだよ。

こっちだって疲れ果てて体調も悪かったにもかかわらず近距離で申し訳ないという思いで乗ったんだけど、あんな態度取られたら怒っちゃうよね。






-

誰が為・・・ - 2005年09月21日(水)

表記は違うが同名の歌がある。今日とあるお店の打合せに於いて驚くべきものを目にした。設備関係の業者さんから提出されたそれはどう考えても施主の使い勝手やそこまで打ち合わせを重ねてきた時間も何も無視しているとしか思えない内容であった。一体なにをどうすればそういう理屈になるのか?そういうものを提案して来れれるのか全く以って理解に苦しむ。

多少のことでは驚きもしないし、一生懸命に考えた結果がそうであれば受け入れることは出来るが、申し訳ないけどこれまで店づくりを20数年続けてきた中ではあきらかに常識を超越した内容であった。それは店舗とは関係のない事項であったが、驚いたというより余りにも発想が飛んでいるというか、表現する言葉が見つからない・・・

10ヶ月も前から練ってきた施主と建築設計の打合せの時間を一瞬に消し去るくらいの驚くべき内容・・・。使う側の身になって考えればその提案がどうであるかぐらい理解出来ないのかな?住宅ってそういうもんじゃないのかな?

余りにも次元が低過ぎて・・・これ以上言葉にならない・・・






-

椅子が来ない・・・続編と結末? - 2005年09月20日(火)

土曜日着の西浦和のお店の椅子が今日になって漸く届いた。朝一番で椅子のメーカーに連絡を入れ確認してもらったところ、運送会社では連休なので陸路は混雑していることが予想される為、通常このような場合は航空便に振り替えて期日に届くようにするらしい。しかし、何を勘違いしたのか血迷ったのか分からないが、17日土曜日必着にも関わらず勝手に陸路で、しかも20日着に変えたらしいのが遅延の真相であった。

当然そんなことは納得出来ないし、メーカーには梱包を解き段ボールも回収させるように運送屋さんに頼んで欲しいとお願いし、その了承を得たのである。そして、運送会社の責任ある立場の人からきちんとした説明を聞きたいので連絡するように伝えて下さいとお願いした。

暫くして電話があり「F通運のもんですが・・・」に始まり、延々と言い訳がましいことを一方的に話してきた。先ほど納品したことも確認したとのことだったが、開封と段ボール回収の件を聞くと知らない・・・とのこと。そして、また延々と言い訳が始まったので「そんな話しを聞くために電話欲しいと言ったんじゃない。きちんと詳細を確認してから掛けて欲しい」と言って電話を切った。

数時間後、また「F通運のもんですが・・・」に始まり、同じ説明を繰り返えし聞かされたのである。もういい加減にしてくれよと思い「申し訳ないですけど、お名前くらい名乗って頂けませんか?」と。普通は自分の名前を名乗るんじゃないかい?ましてやクレーム処理である。こっちは責任ある立場の人から連絡が欲しいとお願いしているんだし、会社名じゃなく当然ながら部署名と名前を加えるのが常識じゃないのかな?

配送センターのKさんという一応は責任者とのことだったが、こちらが聞きたい内容に関しての返答ときちんとした謝罪の言葉は最後まで出なかった。関西では全て「すんません」で済ませるのかい?




-

神聖なる場所であるまじき行為が・・・ - 2005年09月19日(月)

驚きというよりも呆れ果ててしまった某議員の薬物使用。当然常習性のある行為だろうから現役議員時代にもやっていたと思うが、一説には議員会館内や選挙運動中の車の中でもやっていたらしい。まさか本会議場での行為はなかったとは思うが、議員としての神聖なる場所でのこういう行為は許されるものではない。

蕎麦屋で言えば手打ち場や厨房であるまじき行為をするのと同じである。これは犯罪行為ではないが、以前とある有名店で手打ち台に座り込み前面のガラスを拭いているのを見掛けたが、神聖なる場で普通はそんなことやるかい?打ち台の前面がガラスになっているとこういう問題が起こってしまうのだが、打ち台に座り込まなくても方法はあるはず。その辺が拘っているとか薀蓄言って商売している店の本質かと思っている。

商売に取り組む姿勢のレベルということである。申し訳ないが巷で言われているほど蕎麦も料理も良くはなかったが、マスコミに上手く乗っかった勘違い店の典型的な例である。

手掛けたお店の中にもやってはいけない行為をしてしまったところがある。厨房内に於いてのあるまじき行為であるが、状況から仕方がないのかなと思いつつも、その事実を知った以上は許すことは出来ないし、それ以降は一切のフォローをしていない。当然、店にも顔を出していない。実名挙げようかとも思ったがそこまでは可哀相だし、営業妨害にもなりかねないからやめておくが、たぶん未だにその行為は続けられているのだろう・・・。




-

椅子が来ない・・・ - 2005年09月17日(土)

西浦和のお店の椅子が今日届くことになっていた。開封したりダンボールの処理も考え残工事の日程も変えてのことである。午後一番に現場に着くとまだ届いていないので、メーカーに電話をしたところ誰も出ない・・・。確かに今日は土曜日なので休みだというのは分かっていたが、交代で休日当番がいると聞いていたので確認を取って貰おうと思ったのだが・・・。

3つの工場からの発送ということで2脚口のものは暫くして届いたが、他のものは夕方になっても届かない。確かに事前に16日発送の17日着ということを確認しているし、何らかの事故かもしれないと思ったり、メーカーの発注ミス?と要らぬことを考えたりと。こういう時に相手先が休みだとホント困っちゃうね。現場やお店はは土日なんか関係ないし、何らかの連絡手段は確保しておいて欲しい。

結局は夜になっても届かなかったので帰ることに・・・。折角椅子が納品されて完成した空間を見たかったのにな。届いた2脚口のものは真っ赤な椅子である。赤は初めて使うのだが結構いい感じである。他の2種類のものはデザイン的にも初めて使うタイプだから納品を楽しみにしていたのに・・・。

まあ、明日届くかもしれない・・・という楽観的な考えと、連休明けの20日に届くという普通の考え方。そして、ひょっとしてやはり発注ミス?という恐ろしき懸念・・・。




-

これが日本酒の面白さと奥深さ - 2005年09月16日(金)

今日は西浦和のお店の件でいつもお世話になっている酒屋さんへ行って来た。今回はクライアントの希望もあり、これまであまり使ったことのない銘柄を中心にラインナップして欲しいということだったので、それに応じた銘柄をセレクトしてみた。

焼酎は今回が初めてという銘柄が殆どだし、酒屋さんがオリジナルで作らせた銘柄もあり、まだ何処にも出回っていない出来立てホヤホヤのものもある。様子を見て店側のオペレーションレベルが上がってきたら更なる上のレベルのラインナップが出来るようにセレクトしており、かなりマニアックな感じにもなってしまったが、未だに巷に蔓延る名前だけの銘柄は当然ながら入れることはないが、飲んで美味いものを中心にしたのでミーハーな人には向かないであろう。

日本酒に関してもどうしても一つだけは誰でも知っている有名銘柄を入れなければ商売的に難しいのでセレクトしたが、全体として基本的にはかなりの濃い感じ(味がじゃないですよ)となったかもしれない。よく見掛ける名前だけの銘柄は入れたくはないし、そういう酒をありがたそうに美味しいと喜んでいる人には申し訳ないが他で飲んで下さいというしかないと思っている。どうして○○や○△□を置かないの?とかと言われたりするが、正直そういう類の酒は別にその辺のちょっとだけ拘っている雰囲気の居酒屋さんで呑めばいいと思っている。

燗をすることにより全く異なる酒に変化するものも入れてみたが、これまでもそういうものは幾つかあった。しかし、今回の酒はそれを超越する変化と旨さが味わえるものかもしれない。しかも、本醸造でそこまでの変化が起こるのは珍しいし、冷めても劣化せずまた違った旨さを引出してくれる。特別な限定品だが出来る限り対応してくれるということなので入れてみたが、その良さを本当に分かってくれる人がどれだけいるかは正直なところ心配でもある・・・。

また、100通りの飲み方があると言われる面白い酒なども入れてみたりと、今回はいつもとはちょっと異なるコンセプトでのラインナップと提供の仕方を考えている。しかし、これも蕎麦と一緒でマニアに向けてのものでは決してないし、自分の好みと合わないからと言って店に彼是と注文を付けたがる連中には向かないかもしれない。

まあ、蕎麦に関してもそういう類の人にはあまり来て欲しくないし、店のつくりもそういう人達には向かない雰囲気にしているので大丈夫かとは思うが・・・







-

家賃100万・・・ - 2005年09月15日(木)

夕べは長野へ泊まり朝一番にて帰京し、とある場所にての打合せに向かった。場所的にはかなりの立地であるが、打合せ前に家賃は実際はどれくらいなんだろうかと自分なりに考えてシミュレーションをしてみたのである。24坪とのことだったから坪2万としても約50万の家賃となり、ギリギリでこれくらいまでなら何とかやっていけるのではなかろうかという算出をしていたが、実際に家賃を聞いてみて驚いた・・・100万円!

確かに立地から見れば坪4万の家賃はそれ程高いとは思えない。実際に以前近所で手掛けたお店は2階でも坪3万近く払っていたし、100万の家賃でもかなりの引き合いが来ていると言う。平日を100としたら土日は半分位には落ち込んでしまうだろうから、現実的には月22日営業としての採算ラインをはじかなければならないことになる。ざっと計算しても日商で30万は必要であるが、飲食業経験者で商売的な感性はかなり持ち合わせているオーナーと感じたので決して無理な話ではないとは思う半面、毎月毎月固定費としてその100万が重く圧し掛かって来るというプレッシャー・・・。投資金額を回収する為には月25万〜30万を上乗せして考えなかればならないから厳しいことは厳しい。

最終決断を悩んでいる様子だったが、プランナーとしてどう考えますかと言う問にはこう答えた・・・


可能性はゼロではないが、それにチャレンジする勇気と<野望>がどれ程あるか?ということと共に、この場所が<絶対>というのかどうかも考えて見て下さい。他の物件や立地でもう少し家賃や諸条件を下げた中で探し直すのも一つの選択肢ではないでしょうか?また、やってみたいという考えが3割で、不安が7割だったら止めた方がいいでしょう。お話を伺っている限りではそれ位の比重で悩んでいるのではないでしょうか?


最終的にはオーナーの判断となるのだが、商売の酸いも甘いも知っている方なので的確なる判断を下すであろうと想像している。




-

これが長野のフレンチ事情・・・? - 2005年09月14日(水)

今日は長野のお店の打合せ。午後1時からの打合せであるが朝一番にて家を出て早めに長野入りをして図面のチェックと打合せ事項のまとめをし、他の案件の資料作成などをしていたらあっという間に時間が過ぎていった。

今日の打合せは厨房内の詳細確認と電気、給排水の各業者さんに現状のスペックを確認した中で、今回の計画が現実的に可能かどうかの確認をして頂いた。100坪以上もある豪邸で確認申請時の図面しかなく、竣工図がない中でやはり設備絡みは何があるか分からないので全ての状況をチェックして頂くことにした。

夕方からは広い日本庭園をライトアップするために照明を何処にどれくらいのものを幾つ付けるかということを実際に投光器や大きな水銀灯を用意して庭園内の彼方此方に設置してみた。始めたのが午後6時頃でまだ薄明るさが感じられるくらいであったが、次第に暗さが増してくると夕刻に確認した感じとは全く異なる見え方や明るさになったり、外で見ているのと室内で見るのとではこれも大きく異なってくることに気付いたのである。

現実的には外で眺めるのではなく、室内でお食事をして頂きながら庭園を眺めてもらうのだからかなりの照明を設置しないと室内からはガラスに反射したり、室内の明るさに負けてしまったりと照明計画の難しさを痛感したのであった。外から眺めるのと室内からとでは全く見え方が違ってくる。小さな坪庭ではなく家の数倍はあろうかという広い庭を如何にして見栄え良く演出するか・・・。この辺になるとプロの照明デザイナーとかでなければ難しいのかもしれない。大まかな配置と頭数などを確認し終了したのが7時半過ぎ。

予定よりも早く終わったので、長野市内で割り合い有名なフレンチのお店へリサーチに行こうかと言うことになり、オーナー、シェフ、私の3人で向かうことにした。駅から数分のビジネスホテルの一角にその店はあり、シェフと共にサイン計画やメニューのネーミングなど見て感じたのは、これで長野ではトップクラスなのかな?という疑問であった。階段を登り店内へ入るとメインダイニングで50席以上はあろうかというスペースには先客はなし。奥には個室風のスペースもあるのでトータル70席以上はあろうかというお店に客はなし・・・。ちょっと不安になってきた・・・

メニューを見て感じたのはコースは別として長野でこの価格帯のアラカルトを食べる人がいるのだろうか?一昔前に流行った可笑しなネーミングで料理の説明はなく、多分ある程度食べなれた人でなければセレクトは出来ないであろう。それとワインリストは持って来なかったが、どの程度の価格帯のものを置いているのだろうか?アラカルトをシェアして食べる心算でいたのだが、オーナーが試しにコース食べようよということで真ん中の価格のものをオーダー。

店内を見渡すといろいろと装飾を施してはいるのだが中途半端で何をしようとしているのかはデザイナーとしては理解できなかった。それと気になっているのがマダムと思われる年配の女性がホール中に響き渡る大きな声で長々と電話をしている。パーティの予約を取ろうとして客と折衝しているような話しの内容であったが、時には更なる大きな声で聞きようによっては怒っているかのようにも感じる内容を我々は延々と聞かされている。こういう話は置くに下がって話せば良いことであり、バックヤードも広そうだからそういうスペースがない訳ではない。食事中も同じ客とであろうが何度やり取りをしていたが、今度は店の中を受話器を持って歩き回りながら大声で話している。これはテレビドラマとかで見る光景であるが、真似したかったのか格好つけたかったのかは分からないけど、食事中の客に見せる光景ではないし、ハッキリ言って鬱陶しい以外の何物でもない。

サービスの女の子も問題外。単なる配膳作業しかしていないというか、これじゃまだファミレスのオペレーションの方がマシかもしれない。経営者であるマダムの大きな勘違いとスタッフの感性のなさが妙にマッチングしている可笑しな感じのお店。これじゃ客が入らないのが手に取るように分かる。かつては他の場所で業していたらしいが人気もあり繁盛店だったらしく、ホテルへの出店の話がありここへ移転したみたいである。これも良くある話で、有名になったりして大きな箱へ移ったが為にダメになってしまうというパターンである。これって大いなる勘違いなんだよね・・・。幾ら長野でも、しかも2階であっても家賃としては50万は下らないだろう。マダムを入れてホール4人、多分厨房にはシェフを含めて3人はいるだろうし、これだけの人を使って客が来ないという状況ではかなり苦戦を強いられているのではなかろうか?

こういう形態のお店は商売的においしいパーティを如何に取り込めるかに掛かっているだろう。だから必死になって電話を掛け続けているんだろうが、そこで食事をしている客からしたら堪ったもんじゃないよね。お料理自体も決して美味しいとは言えない極々普通の感じであったし、これが長野のフレンチのレベルと言わざるを得ないのかな?マダムの作り笑顔も見苦しいが、サービスの子の無表情も寒々しさを感じる。これがもう少しまともなマダムとサービスの子だったら店の雰囲気も変わっていることであろう。最後まで他に客は来なかったが、9時から11時までのBARタイムは止めてしまい、早仕舞いをしてしまったみたいである。


























-

想定の範囲外の圧勝? - 2005年09月11日(日)

300議席に迫るかという圧勝に終わった総選挙。選挙特番も各局様々なキャスティングと趣向を凝らしていたが、前評判の良かった六本木局よりも赤坂局の方が面白かったような気がする。少し前に汐留局の新番組でミソを付けたK氏も中途半端な収録番組よりは、こういう緊張感ある生番組の方が個性を発揮出来るし、水を得た魚のような活き活きとした感じが伝わってきたかな。

番組が始まると同時に各局共に結果予測を出していたがそれを見て驚いてしまったね。各局それ程大きな違いもなく自民圧勝の数字。自民が圧勝ということは民主が衰退ということであり、どっちがどっちというか、自民が強いから民主が負けたか、民主が弱いから自民が勝ったか?真実はどちらであろうか・・・

でも、選挙戦を見ていて感じたのは野党は自民を批判することしか言わないし、批判じゃなく具体的にどうしなければならないかという論議を有権者に伝えなければかえって負け犬根性丸出し状態となってしまう。反対勢力なのだから批判するのは当たり前だけども、それは既に有権者は分かっているのであり、本当に知りたい政策や議論をもっともっと前面に出さなければ結果は見えてしまうんじゃないのかな?

だからいつも思うのだが、野党に本当に政権奪取という野望はあるのだろうか?単なる野次将軍としての立場を変に弁えてしまっているんじゃないのかなって思ったりもするんだよね。それと可笑しいのが選挙で負けても比例で当選だ・・・なんて。

結局、朝方までテレビを見てしまった・・・

それよりも、ここまで勝っちゃうと次の選挙が大変なんじゃないのかな?






-

老舗で昼酒!  しかし・・・ - 2005年09月10日(土)

今日は西浦和のお店の器と備品を買いに合羽橋と自由が丘に行って来た。合羽橋で困るのは食事をするところがないという点で、いつも目処がつくまでは食事抜きで頑張り、買物が終わってから何処かで済ますというパターンである。

今日も結局目処がついたのは3時半過ぎで、自由が丘に向かう途中で食べようということになり、とある場所に降り立ったのである。蕎麦はやめようということだったが、歩いていると某老舗があったので入ってみようかということになった。歩き疲れたし、暑かったので軽く一杯行こうということになりビールをオーダー。ここは初めてということだったが私は数回来たことがあったが昼酒をするのは始めてである。

まづはビールで喉を潤し、肴はだし巻きと板わさを。突出しにはそば味噌が付いてきたがビールには合わないかな・・・?続いて日本酒を冷や(常温)で頂くことに。でも、やはり昼酒は利くねぇ・・・一気に酔いが廻ってくる。酔いが廻っても仕事モードになるのは職業病か・・・

パントリーの目の前の席だから仕事振りが明確に見えるし、いろいろな点に於いて考えさせられたり疑問に思ったりとしたのであった。ホールスタッフの殆どがご年配の女性ばかりであるが、流石に年期が入っているのでそつなくこなしているように思える。しかし、言葉遣いは丁寧だけど行動や仕事振りは雑さが際立って見えるのは何故か?まず考えられるのが、いつも指摘するように蕎麦屋の範疇だけでの見方考え方をしているので、どうしてもキメの細かさや丁寧さが感じられない。消費者は雰囲気と言葉遣いに騙されてしまって気が付かないだけで、本当は大雑把で酷い仕事をしているところは多いのである。

器の置き方、下げ方、ちょっとした仕事振りを見ているだけで何にも考えないでやっているということが直ぐに分かる。これはサービス業としての接客ではなく、そば屋の配膳作業そのものである。経験だけで「流した」仕事振り。慣れと手抜きが目立つからどうしてもいい加減さが目立ってしまうことになる。老舗や有名店特有の驕りでもあると思っているが、全てがそうとは言わないが結構多いパターンである。

おまけに手打ちの看板を掲げているが、出て来たそれは包丁で切ってはいるけども、食感はどう見ても機械でのしているんだよな。まあ、そういう噂は耐えない店だから然も有りなんかな?






-

西浦和のお店 引渡し - 2005年09月09日(金)

今日は西浦和のお店の引渡し。保健所の検査後の工事や椅子は後日納品となるがそれ以外は完了し、クライアントのチェックを受けて引渡しとなった。クリーニングが終り照明がつくとなんとも言えないいい感じのお店になったが、施工業者さんを交えて外でアイスコーヒー飲みながら地べたに座り込んで暫し店を眺め続けたのであった。

ファサードと店内は白壁と白木を基調としたシンプルなデザインにまとめてあり、正面のパントリーだけは濃茶を基調としたシックな感じにしてメリハリを強調している。椅子は途中で最初に選んだものを全て変更した為に納期が17日となったが、椅子が入れば更にいい感じの雰囲気が伝わってくるものと思う。

これまでの店づくりとはちょっと系統を変えてみたが、ファサードや店内を見て蕎麦屋とは誰も思うまい。若き店主でもあり、徐々にメニュー構成も蕎麦屋の発展系として変えていって欲しいと思っているし、新しいスタイルのお店になってくれればと願っている。

明日は器や備品を買いに行き、来週から本格的に準備に入り25(日)のオープニングを目指すこととなる。




-

・ - 2005年09月08日(木)




-

これって道交法違反? - 2005年09月07日(水)

選挙戦も終盤に入り白熱した戦いが繰り広げられ、テレビも選挙関連番組が目白押しである。そんな中で北の大地で日夜走り回るおじちゃんがいるが、昔から車の窓から半身を乗り出して遊説している光景がテレビで何度も流されている。でも、これって道交法違反にはならないんだろうか?走っているのは公道だし、しかも公共性の高いシチュエーションでの行動である。

これが暴走族のおにいちゃん達だったら一発でアウトだろう。赤いサイレン鳴らした白黒ツートンカラーの車に追っ掛けられて停止命令!そこで取調べかなんかを受けて、態度が悪ければお車を乗り換えて頂いてお食事付きの無料の一泊旅行?へ・・・。多分、そうなるであろうが、選挙の場合は特例なのかな?

だって危ないよね。万が一落っこちでもしたら大変なことになる。某元総理のお嬢様も同じような乗り方をしていたが、お嬢様なんだからもっと気品ある乗り方をしてくださいね。しかも、新婚なんだからご主人が嘆きますよ。





-

より良くする為に・・・ - 2005年09月06日(火)

あえて必要以上に時間を掛けてまでプランをやり直すのは何故か?それはより良いものにしたいという願望があるからであり、時間の許す限りに納得いくまで考えてみたいと思っているからである。それが中途半端に自分自身が妥協してしまっては本当にいいモノなんかはつくれないであろう。

効率だけを考えた仕事は出来ない性分だし、自分が妥協してしまっては本当に自信を持って「コレだ!」と言える仕事にはならないと思っている。







-

これって創作? - 2005年09月05日(月)

最近、不思議に思うのだが「創作」の意味合いである。よく見かける「創作料理」やら「創作居酒屋」という看板を掲げたお店がやたらに多いが、中身的にはなんでもあり!というのが「創作」と勘違いされているような気がしている。創作とは本来は基本がきちんと出来ている中での発展系やアレンジだと思っているが、昨今の風潮はそうではなく、奇を衒った物が全てその括りとして一まとめにされている。

味付けもいろんなものを混ぜて濃くすることによって素材の良し悪しも分からないし、中身は何でもよくって単なる見た目と味付けだけの料理としてしか感じられないものが多過ぎる。今晩たまたま入ったお店もそんな感じであった。盛付けは綺麗だが食べてみてお世辞にも美味しいとは言えない料理。でも、それを美味しそうに食べている若者が沢山いる。ジャンクフードばかり食っている人達にはこれは物凄いご馳走や高級料理という風に感じているのであろうか?

もう少しシンプルな素材そのものの味が分かる料理が食いたいな。そういう中での料理人の創意工夫が感じる「創作料理」がね。







-

PDA - 2005年09月04日(日)




-

新蕎麦に海苔が・・・ - 2005年09月03日(土)

今日は長野のお店の打合せが高崎で行われ、それ自体は順調に進み1時過ぎに無事完了した。何処かで昼飯を食おうということになり、近所では割合に有名?な蕎麦屋に行ってみることにした。

店内を見渡すと手打ちの拘り色を強く打ち出している演出であったが何処となくチグハグな感じも否めなかった。壁面には「新蕎麦あります」とのPOPがあり、早刈りのものだろうが試してみようということになり4人中3人がそれをオーダーしたのであった。しかし、出て来たそれには黒々とした「きざみ海苔」が物凄い存在感を与えながら蕎麦のてっぺんに鎮座しており、えっ?ウソ?ホンマかいな?という驚きを隠せなかったのである。

海苔が乗っていては香りもへったくれもないじゃんか!まあ、ヲタク系ではないのでそこまでの強い拘りはないが、折角の新蕎麦を食べようと思ったのに海苔が乗っていちゃあねぇ〜・・・。でも、なんで海苔なんて乗っけたんだろうか?ホントに新蕎麦なのかな?って疑いの目で見ちゃうよね。蕎麦自体はそれなりのレベルのものだっただけに残念なお店であった・・・

それとやっぱり接客が・・・。どうしても考え方が蕎麦屋の範疇から抜け出せないから中途半端に映るし、一生懸命にやっているんだけど飲食業としてみたらダメ出しせざるを得ないんだよね。






-

久々の居酒屋 - 2005年09月02日(金)

今宵は久々に友人達との会食があった。池袋のとある居酒屋に行ったのだが、最近は殆どこういう形態のお店に行くことはない。ここは創作系というよりは魚介類がメインのお店みたいだが、メニュー構成を見る限り安くもなく高くもない・・・という感じで、素材的にはどの程度のものを使っているのだろうかと気になっていた。所謂居酒屋系のメニューと共に数品の魚介類系をオーダーしたが、正直言ってコストパフォーマンス的にはどうなのかな?という感想であった。

穴子の天ぷら、秋刀魚のお造り、キンキのお造り、他にも数品試してみたが、まあどう見ても居酒屋だったね。和食屋ではないので仕方がないんだけども、もう少し良い素材を使っているのかなと思っていただけに残念であった。でも、期待する方が悪いんだよね・・・ここは何処をどう見ても所詮は良くある居酒屋だもんね。

酒のラインナップも酷かったな・・・。もう少しまともなものを揃えて欲しいけど、これだったら松竹梅や大関クラスと味的には変わらないレベルのものばかり。焼酎も然りであり、商社が入って作らせた量産品やら勘違い系の蔵がとりあえず作りましたという感じのものしかない。

こういう形態のお店は品揃えのレベルではなく品数で勝負しているんだろうが、それ中途半端な感じであった。




-

拘り・・・頑固一徹 - 2005年09月01日(木)

世間一般として見た場合は幾分?多少?多分?頑固な部類に入るであろう・・・。本気で考えるからそうなるのであって中途半端に考えて妥協すれば簡単に済むし時間も短縮できる。更にこの頑固というものは一方通行では面白くも何ともないが、相手も頑固だとそりゃ凄い激論になるものである。その中のぶつかり合いはまさに真剣勝負である。互いに妥協しない性格上、ちょっと危ない面もあるのだが、どちらかが「もういいや・・・」という気持ちになってしまっては良い結果は得られない。

最終的には明確なる結論を出さなければならないのだが、ここまで来るとどういう答えが出ても納得出来るのではないかとも思っている。しかし、いつもこのような感じで仕事をしていたら当の昔にぶっ倒れていたかもしれないね。今宵もクライアントと夜中の2時までの大激論!朝まで生テレビどころのテンションではない。まとめ役の田原のおじちゃんはいないし、しかも電話でのやりとりである。

流石にまだ仕事が残っていたが、それをこなすだけの気力も体力も残されてはいなかった・・・




-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home