四谷のお店 - 2003年01月31日(金) 今日は今度リニュアールする四谷のお店の最終日であった。既存店の場合は出来る限り最終日には顔を出すようにしているのだが、そこでは通常見せないクライアントの表情を垣間見ることも出来るからだ。新しいみせになることへの期待と不安、壊されるお店への愛着と想いが複雑に絡み合い、その人そのものの本心を知ることも出来る。 最終日ということもあってこれまで数回に渡りリサーチした時よりも客数は多かったし、某関西球団の某元監督の奥方が来ていたが、ちょっと意外だったのはもっとやまかしく大声で騒いでいるのかと思ったら静かに会話を楽しみながら食事をしていた。マスコミから伝えられるイメージではどうしても良いようには取られないし損をしている部分もあるのかな? 閉店後、今日提出された見積りで予算的にかなり厳しい状態なので一部変更しなければならないということを伝えたら、自分達で壊せるところは壊す!ということになり急遽後付けになっている化粧梁や化粧柱などを何故か私も一緒になって外す羽目になってしまった。約1時間ほどやったところで今日はやめようということになり冷えたビールを瓶ごとラッパ飲みしながらご主人を今後のことなどを話し合い、フラフラになりながら帰路に付いた。 - 根津のお店 - 2003年01月30日(木) 朝から根津のお店の図面描きをし、夕方からクライアントの方と打合せをした。9坪の2階建てで2階を手打ち場と倉庫にし、1階を客席と厨房という構成で18席を確保できた。決して窮屈なレイアウトでもなく、階段がありながらそれだけの席数が確保できたのは厨房を極力コンパクトに納めたからである。 この面積でも立派に店はつくれるのである。無理して広い物件を高い家賃で借りることもないし、発想をちょっと変えるだけで出来るものなのである。この面積では出来ないという考え方ではなく、やれる方法はないものか?という考えに変えればなんとかまとまるものである。 今回出来る限り席数を多く取ったのは、うどんの場合客単価がどうしても下がってしまうことが大きな要因である。今流行のセルフタイプの100円200円という低価格ではないにしろ、日頃手掛けている蕎麦店のように昼の単価が1200〜1400円というところまでは到底無理なので出来る限り客数を入れて回転させなければならない。 この辺が蕎麦店との一番大きな違いとなるのだが、低家賃でありながら損益分岐点を計算すると決して楽ではない。その上低単価といことになればかなりの客数を取り入れなければならない。だからファサードデザインもこれまでとは違った感じになるのかな?サイン計画にしてもがらりとこれまでとは方向転換している。 店内はクライアントがBGMとして流したい音楽をイメージしながらまとめ上げていこうと思っている。これまでつくってきたデザインではそのBGMは絶対に合わないから必然的に変えていかなければならない。自分自身に対してのチャレンジでもあるのかな? - やればできるじゃん! - 2003年01月29日(水) とあるお店に久々に行ってみた。なかなか思うように結果が出ずに悩んでいたところであるが、今日の雰囲気はまあまあ良かったかな?狙い通りの客層と雰囲気で近所のお店ときちんとスミ分けが出来てきた証でもあると思う。どうしてもコンセプトの違いを理解してもらえず、同じ業態という見方をされていたが時間と共にそういう問題は解決してくる。 近いから敢えて業態を変えたのだが、結局は同じに見られて比べられると差が出てくるのは致し方ない。しかし、狙いが異なるということを理解してもらえるようになればその問題は解決することになる。あとはどこまで内容的なものをレベルアップさせていけるかということになる。 - 酷すぎる・・・ - 2003年01月28日(火) 某ターミナル駅の地下街のとある定食屋に昼めしを食いに入ってみた。定食屋ブームの火付け役になったお店で、ここは立地も良いのでいつも行列が出来ていて並んでまで入る気にはなれなかったので今日が初めてということになる。4時くらいだったので数人が並んでいる程度で、店内も空席があったからリサーチがてら入ってみた。 「梅いわとろ丼」「かぼちゃ煮」「小松菜のおひたし」をオーダーしたがなかなか席に誘導されない。誘導係りの子は見るからにトロクサそうな感じで、行ったり来たり動き回っているだけで仕事が進んでいない。一連の動きの中でやらなければならないことを一度戻ってまた行く・・・というようなことを繰り返していた。漸く席に誘導されて待つこと15分。おぼんを受け取れよってな形相でこちらを見ているが私はこういう場合手を出さない。本来客に手渡しするものではないし、置けないのであれば2つのおぼんを持ってくるなと言いたい。 あれ?小松菜のおひたしがない・・・その旨を伝えると何がないのですか?って聞いてきやがった。お前が持っている伝票を見ればわかるだろうが!でも優しく「小松菜のおひたしが来ていないんですけども」と言うとすいませんも言わずにパントリー下がった。かぼちゃ煮を一口と思ったら箸が刺さらない。生だよこれ!違う子にその旨を言うとまた何も言わずに下げていった。数分後如何にもレンジでチンしましたという状態のかぼちゃ煮がこれまた無言のまま届けられた。 おまえ等ロボットか?マニュアルでがんじがらめにされているから言い回しも言葉も機械と話しているようだ。もう少しまともな仕事できないのかな?いくら単価の安い定食屋でもこれじゃ客を舐めているよな。しかも濃い味付けで俺にはここに通い詰めるのは無理だね。企業自体が中途半端な大きさなのと展開速度が加速しすぎて人材育成が出来ていないからこういうことが起こってしまう。 まあ、ここよりも酷い店は山ほどあるけど、もうちょっとマシな子採用したら?それとも採用担当者に見る目がないのか?一体なにを指導しているんだろう? - 主張のない店 - 2003年01月27日(月) 近所のとあるお店はいつも営業時間を変えている。開業して半年経つのかな?その間に何回変えたろう?月イチ位で変えているかもしれない。メニューも定休日も同じ・・・いろいろ思考錯誤しているのは分かるが、どうみてもお客様のための変更ではなく、自分の都合が再優先しているような気がしてならない。それに今度は下げ口カウンターとかというプレートが下がっていたからセルフにしたのかな?人件費を減らすためだろうけど、店の形態がそうじゃないだろうに・・・。 結局こういう店は延々とこんなことを繰り返していくことになる。良くなる可能性を秘めている店ならまだ救い様はあるが、ここはよくここまで持ちこたえているなというレベルであり、もうこれ以上は無理じゃないのかな?オープン間もない頃一度行ったことがあるが、私の仕事を知った上でどうですか?と聞かれたから店主には無理じゃないですかとハッキリ言った。 永年飲食業をしている方らしいが、その経験と言う変なプライドが本質を見出せないでいる大きな要因となっていると思う。何故?何がダメなのかということに気が付かなければいつまで経っても同じこと。悪いには悪いなりの原因がちゃんと存在しているのだから・・・ - たった一人の至福のひととき・・・ - 2003年01月26日(日) 今日は鎌倉までお参りに行ったついでに蕎麦でも食おうと思い、いつも行く鄙びたお店に向かったが満席状態で、スタバ行ったり散策しながら時間を潰して夕方に再度行ってみた。 流石にこの時間になるといくら行列が出来る店でも空いているというか他に客はおらず、貸し切り状態で好きな席に座らせてもらってまづは樽酒と板わさを頼んだ。今日はお一人ですか?といつものホールスタッフの女性に聞かれたが、そういえばこのお店はいつも家族で行っているので一人では初めてである。いつも板わさを娘に横取りされてしまいおかわりを頼むのだが、今日は一人ということもあり一つで済んだが、だし巻きが食べれなかったのが残念至極であった。 樽酒をもう一杯おかわりして焼き海苔も頼み静かなひとときを風情ある蕎麦屋で堪能していった。ここの焼き海苔は小さな木箱に炭を入れ軽く炙っているのだが、これまたいい風情だね〜。貸し切り状態でというのも初めてだがいいもんだね!最高だったね!ラストオーダー間近に2組の客が入って来たがなんとも言えない満足感があった。 以前はなかった種ものも始めたらしく、かけともりをオーダーし焼き海苔摘みながら中々減らない樽酒を呑み続けた。何故減らないかというと先ほど話し掛けて来た女性がサービスで?なみなみと注いでくれたので、常連客の特権?なのかな?でも、嬉しいね!こういうサービスって。 正直言って大した蕎麦じゃないけど、鄙びた佇まいの小さな蕎麦屋で楽しむこういうひとときってなんとも言えない良さがあるんだよね。蕎麦だけならもっと旨い店もあるけど、蕎麦屋で一杯ってなもんを楽しむには最高の店かな?最近良く行く八幡宮側のお店もいいけど、そこにはないなんとも言えない良さがここにはあるんだよね。 う〜ん・・・久々に蕎麦屋でのいいひとときを堪能できたね。でも、かけ蕎麦に柚子入れるのは勘弁して欲しいかな。 - ちょっとした意識の問題 - 2003年01月25日(土) 今晩とあるお店に行って来た。以前から気になる点が多く客としてリサーチしてみようと思っていた。正直言ってとても満足出来る状況ではなく、ここまで崩れてしまったことに大きな衝撃を覚えた。しかし、最初からこういう状況だった訳ではなく、今まで出来ていたことが出来なくなっていたことに腹が立った。最初から出来ていないんだったら頑張れ!って言えるけど、それなりに出来ていたことが出来ないということは、どこかに甘えや意識の欠如が表れている証拠である。 この原因は何か?人の気持ちや考え方、また周りの状況、売り上げなどはその日その日で大きく変化している。しかし、商売というものはだからそれに流されていいのかというと決してそうではない。何の為にリニュアールしたのか?その原点に戻って考えてみて欲しい・・・。最初に注意したことや気をつけて欲しいと言ったことを思い出してみて欲しい。 問題には必ず原因というものがある。それがなければ問題は発生しない。最初に決めたこと、やってくださいと言ったことがどれだけ出来ているのか?昨日言ったことがこれからどれだけ理解し、実行出来るかがポイントであり重要なことである。 そして、こういうことは何処のお店も経験して、乗り越えてきている道であり、それを避けていてはここまでやってきたことは何の意味もなくなる。また結果を早く求めるのなら死に物狂いでやらなければいい結果は生まれないということもわかって欲しい。本物の努力をしないで結果だけ求めるというようなことはしないで欲しい。誰もが努力はしている・・・しかし、その大きさは皆違う。数字が上がっている店はそれ以上の努力や研究を重ねている結果が今の店の地位を築いている。 やっていることに大きな違いはないけど、ほんの小さな・・・でも一番大切なことに気付いているか?出来ているか?それが大事なことである。それからもう一つ言えることは成功を収めるということは他と同じレベルのことをやっていては出来ないということ。他と比べて何が抜き出ているか?何を工夫しているか?そして、その答えを出すのは食べに来てくださる一人一人のお客様である。お客様に対して何をしているか?何が出来ているか?ということも合わせて考えてみて欲しい。 - 決断! - 2003年01月24日(金) 午後からとある新規開業の方と物件リサーチを行った。かなりの件数を見た中で2件程候補に残ったが、どちらを選択して良いのか迷っている様子であった。規模、立地条件、家賃、そして商売の形態まで全く異なる物件であるから迷って当然で、但しこちらからアドバイスをしたのは、何故蕎麦屋を開業したいと思ったのかを考えてみて下さいと言った。その答えが物件選択の答えにも繋がってくるはずだから。 何らかの目的があって開業する訳だから、それが明確になっていればどういう商売をしなければならないかが分かるはずで、自分自身がやりたいこと、やらなければならないことに向かって歩んでいくことが大切で、それを崩してまでやらなければならない物件であれば無理して選択しなければいいと思う。また選択肢をもう少し広げてじっくりと探すのも方法だと思うから焦らずじっくりと考えてみて欲しい。 いずれにしても何故開業するのか?その信念だけはしっかりと持ち続けて欲しい。 - 浦和のお店 - 2003年01月23日(木) 今日は一日生憎の天気であった。午前中は大磯の現場に行って来たが、久し振りに凍えそうという状況を体験した。鞄持って傘差して両手が塞がれているから手が悴んでしまいそうになる。痛さと寒さがこれほどまでにきついとは思いも付かないというか、こちらにいればここまでの体験はそうはない。 ホント久々の体験だった・・・ 午後からは浦和で開業される方との打ち合わせに行って来た。初めに仮契約したという物件を見に行ったのだが、立地的な部分や設備上では問題はなかった。大家さんともお会いしたが当初は他の方に貸すことが決まっていたらしく、断られても断られても通い詰めてその熱意に大家さんが負けてどんでん返しとなったとの逸話も聞くことも出来た。 決して諦めないという固い意思、信念というものはこれから商売を始めるに当たってとても重要なこと。いろいろな障害が次々とやって来る中で初心を守り通せる精神力というものが必要である。ご夫婦で力をあわせて店を存続させていけるようこちらとしても誠心誠意力を注ぎたいと思う。 - デザイナーとして思うこと・・・ - 2003年01月22日(水) とある病院に行って来たが、なんで病院って暗いんだろう?雰囲気や空気、全体からにじみ出て来る独特の感じ。病院って本来は病気を治すところなのに、これじゃあかえって悪くなっちゃうよ。まさか長引かせて余分に金取ろうなんて魂胆だったりして?でも、もう少し患者が気分良く治療できる雰囲気を作って欲しいな。色使いを少し工夫するだけでものすごく変わると思うけどね。 歯科や眼科なんかは著名なデザイナーを使っていい感じのものをつくっているし、総合病院も大きい分費用なんかも掛かっちゃうけど、患者のことをもっと考えて欲しいな。だって、医療を完全なビジネスと捉えている病院が殆どなんだし、そうしたら患者は客なんだよね。客が来たくなる病院、居心地いい病院というものを考えたらどうなのかな? 俺だったら入院なんてしたらかえって悪くなりそうだよ。とても絶えられなかったね。 - さあ大変だ!!! - 2003年01月21日(火) 今年前半のスケジュール表を作成したが5月末までに既に契約させて頂きているだけで6件のオープン予定が入っている。7月末までだとこれから契約して進行する予定の案件が数件あるし、かなりのパニックになりそうである。 例年の状況では秋以降に集中してしまう傾向があったが、今年は前半から結構大変な状況である。しかし、こういうご時世にこれだけの依頼があるということは本当にありがたいこと。こうなると打ち合わせも大変だが、図面描きに費やす時間もかなりのものになるはずで、その辺の対策を早く考えておいた方が懸命であろう。 仕事以外のことで時間を取られてしまうことがちょっと多く頭を抱えているのだが、明日もそういうことで一日潰れてしまうし、先週も一日半がそうなってしまった。土日なんか関係なく年中無休に戻ってしまうのかな?また体壊しちゃうよ。 - 越谷のお店 - 2003年01月20日(月) 今日は越谷のお店の打ち合わせを行い正式に業務契約を結んだ。ご夫妻の思いと心意気になんとしても応えてあげたいという気持ちになり、打ち合わせの途中で流した奥さんの涙にはこちらもジ〜んと来たし、私自身の更なる気分を掻き立てたのであった。 思いは充分に伝わりました・・・。それに応えられるだけのことをこれから考えていきますね。そして、今日の気持ちを忘れずに頑張って欲しいと思います。可愛いお子さん達の為にも一緒に頑張りましょう! - 没頭・・・ - 2003年01月19日(日) 今日は一日中図面と格闘であった。 前橋のお店の基本設計を一気に描き上げようと思い、一切打ち合わせも入れず外出もせづ集中することにしていた。お陰で何とかまとまりそうで明後日の午後から残りの分を描けば間に合いそうである。 夜には視力がだいぶ落ちてしまい線や字が見えない状況になり少々焦ってしまったが、久々にここまで集中して図面だけに没頭した一日であった。 - 根津のお店 - 2003年01月18日(土) 今日根津のお店が正式に不動産の契約を済ませた。うちに話しがあり業務契約を結びスタートしたのが2000年の暮れであった。これまで何度となく候補地が出て来たが方位を見て頂いている先生の了解を得られなかったり、不動産契約後に大家さんから解約の要求されてダメになったりとここまで伸び伸びになっていた。 今度こその思いが通じたのか先生の了解も得られ、建物の老朽化の補修費用を大家さんにもかなり負担して頂けたり、契約年数も通常の倍の6年で家賃も破格値という、これほどまでの好条件の物件などそうは出て来ないであろう。9坪の2階建てで家賃10万、しかも根津神社のすぐそばでクライアントの方が当初から希望していた立地条件でもあり、本格的な讃岐うどん店の出店としては文句のない物件であると思う。 待つことの辛さもあったことと思うが、ここまで待ったことによってこれだけのいい物件が出て来たし、信じて待てば必ず幸せがやって来るということなのかな?最近増えている本物をうたった偽讃岐うどん店とは違う本格的な専門店として脚光を浴びる店になって欲しい。 今日はラフのプランを見て頂き、大まかな方向性としては大丈夫そうなので詳細設計に入り、2月中旬の着工で4月4日のオープンを目指してスタートである。 - 医療と言う名のビジネス - 2003年01月17日(金) 今日とある地方の医院に行った。昔は小さな町医者で優しそうなおじいちゃん先生が患者のことを親身に考えて診療をしていたという記憶がある。今は近代的なビルに建て替えられ、最新の設備を完備し、大学病院から先生が代わる代わる来てあらゆる病気に対応出来るようになっていた。 まあ、それはそれで患者にとっては良いことではあるが、なんとなく寂しさも感じられた。何もかもお金が絡んでいると言うか、こんなことまで金取るの?というようなことも多く、患者のことを考えてと言うより如何にして金儲けをするかというビジネスに変わっていた。勿論病院も商売であるから利益追求は当然のことであるけれども2代目院長の言葉から対応からは心の中の温もりは残念ながら感じられなかった。 あくまでビジネスとしてだけの診療と対応と言ったらいいのかな? まあ、ここまで徹底しないとビルも建たないし、金儲け出来ないからね。でも、俺にはそういう商売は出来ないけどね・・・ - 小さな偽り・・・ - 2003年01月16日(木) 折角のいい話し合いが無駄になってしまうかもしれない小さな嘘。 大の大人が4人で2時間半も話したことは何処に行ってしまうの? 嘘は誰でもつくことはあるけど、つかなければならない嘘とついてはいけない嘘がある。 嘘はその意味がわかっている人でなければ難しい・・・ - お参り - 2003年01月15日(水) 今日は大磯の現場に行った帰りに鎌倉の鶴岡八幡宮へお参りして来た。 毎月行っているお参りとは別に願い事があったのだが、こういうことはお参りを始めて10年になるが初めてのことである。 他にも願い事はたくさんあるが、あまり欲張ってもいけないし今現在一番お願いしたいことのみを祈った。 - 四谷のお店 - 2003年01月14日(火) 今日は午後から四谷のお店のプレゼンを行った。 本来ならば年末に予定していたのだが、納得いく状態のものにまとまらずプレゼンを伸ばしていた。自分の中にどうしても迷いが生じ、二つの案を提案した上でクライアントに選択して頂く方法もあるのだが、それは本当に納得していないものをポッチーランドの商品として提出することにもなるから一つに絞り込めるまで考え続けた。 結果は・・・? 最終的に決めたプランでまとまった。これまでも最初のプレゼンから大きく変わるということは殆どなかったが、いつもながら緊張の一瞬である。2月初旬に着工し3月初旬のリニュアールオープンを目指す。 - ブーム便乗商売 - 2003年01月13日(月) 先日まで訳のわからない変なラーメン屋だった所が「うどんダイニング」に変わっていた。特に今は讃岐うどんがブームであり、至る所で出店攻勢が続いている。昼はうどんとおにぎりで夜はうどん居酒屋に変わる業態らしいが、まともな肴は殆どないし、うどんに至っては何処が讃岐うどんなの?という代物で汁も酷いし、提供の仕方も何もかも勉強不足は明らかだ。 ラーメン屋さんが蔵替えしたのか、違う経営母体が入ったのかは定かじゃないが、ひとつ言えることは「只ブームに便乗しただけのなんちゃって讃岐うどん店」というレベルのものである。でも、多いんだよね。こういう店って!本物の価値を著しく下げている本物を強調し過ぎるお店がね。何もかもが真似事で、きちんと真似していればまだ救えるのだが、真似を真似している?くらいのレベルだからあまりにも酷すぎる。完全に客を舐めた商売をしているというのかな、客のことなんか何も考えていないから当然ながら満足できる客なんかいない。でも、経営者はそれに何も気付いていない。 だからブームが去ったら自分の過ちを棚に上げておいて、また違う商売に蔵替えして同じ過ちを繰り返すことになる。結局、こういう経営者は学習能力がないから資金が続く限りこういうことを繰り返していくことになる。そう、芸能人が商売のなんたるかもわからずに金を注ぎ込んで失敗してしまうケースと一緒である。まあ好きにやれば良いのだが、こういうレベルの低い店が存在することによって本物の価値まで下がってしまうことを懸念する。要は偽物が本物とうたうことによってそれを本物と勘違いをしてしまう客も多いということである。そして、讃岐うどんってこの程度のものなんだ・・・と思うことが怖い。 - 調和と協調 - 2003年01月12日(日) 夕方、とあるお店に打合せに行って来た。暫く間があいていたので気になることが沢山あり、それらの確認を含めての視察も兼ねての訪問であった。その中で一番懸念していたことに関してご主人に聞いてみると「大丈夫です」との返事を頂いて安心したのだが、暫く様子を見ているとそうじゃないような気がしてきた。 一番懸念している問題は、最初の打合せの段階から言ってきたことだが、こちらから見る限りでは良い状況とは決して言えない。もう一度時間を取り、改めて伺いもう少し突っ込んで話しをしなければならないと思う。この問題はいいやいいやで済ませられる問題ではないのでじっくりと話しをしていかなければ店の運営上にも支障が出てくる。というよりもうかなり出ているのではないかと心配している。 今日は時間がなかったので客としてのリサーチはせず、打合せと約1時間ほどの様子を見た限りでも多くの問題点に気付いたし、その根本にある問題点を解決しないと大変なことにもなりかねない。皆揃って同じ方向を向いていかないと店全体から湧き出るパワーは生まれて来ないから・・・ - 一気に! - 2003年01月11日(土) 今日は四谷のお店のプランを一気にまとめ上げた。 ラフプランと頭の中に描いていたイメージを一気に図面化することが出来た。外は天気もいいし連休だし、何処かへ遊びにでも行きたい気分だが、この3連休は3連労になりそうである。 レイアウトはかなり前にほぼまとめ上げていたのだが、デザイン的な部分がどうしても納得いくものにまとまらす時間ばかりが過ぎ去っていたから、まづはひと安心と言ったところだろうか。14日にプレゼンするが、もう少し細かい図面も描いておいた方がいいので、明日の午前中にまとめるようにしよう。 今回は厨房には手を付けず、内外装のみのリニュアールとメニューや若干の軌道修正的な部分をメインにプランニングしている。基本はしっかりとしている店なので仕掛けづくりとイメージアップを戦略として考え、それに付随する部分を上手くまとめ上げていきたいと思う。だから工期も短いし通常よりも早め早めに決め事をしていかなければならない。 - 続・エッ?ナニ?ホント?信じられない! - 2003年01月10日(金) 昨日に引き続いてのタイトルであるが今日は中身が違う。 とある知人から久し振りに連絡があった。その知人は仕事を放って失踪したとのことを聞いていたのでビックリした。本人には失踪したという意識がないのか、反省しているという感じの言葉は出て来ず、ヘラヘラしている始末で呆れ果ててしまった。以前にも同じ問題を起こしているにもかかわらず、また繰り返しているようでは何も学習していないのかな?人間というものはちゃんと学習していかないと同じ過ちを何度も何度も繰り返す動物である。それを理解出来る人間が社会で生き残っていける要素を持っていると言われているが、まさにその通りであると私も思う。 まあ本人にそういう意識を持っているかどうかは俺には影響のないことだが、知人としては少し残念なことでもあるかな。知る限りでは3度目の失踪で、原因は皆同じ次元のことであり俺には理解出来ない理由である。本人の意思の弱さが起因しているのだろうが、もういい年なんだから今度こそは立ち直って欲しいかな。でも、誰かが一発くらいブン殴らないと本人は目が覚めないような気もするな。 仕事上で迷惑を掛けてしまった共通の知人の会社にはなんの連絡も入れていないとのことだが、電話を掛けてくる順番が違うだろうが、このボケ!仕事で迷惑を掛けてしまったという認識がないからだろうな、きっと。 もう少し大人になれよ・・・一人立ちしろよ! もう部下でも、後輩でもないんだからさ〜・・・ 早く自分自身を確立しないと誰も助けてくれなくなってしまうぞ! これ見てるんだったら本当に反省しているという姿勢を見せてみろ! - エッ?ナニ?ホント?信じられない! - 2003年01月09日(木) 信じられないというか、唖然としたというか、俺には理解出来ないことだった。だってプライドってないのかな?男として、社会人として、仕事人としてのプライドは何処に行ったの?人一倍そういうことに拘りを持っていた方だと思っていたけど、天変地異くらいの衝撃だったかな。 俺には到底出来ないことだ・・・だって、それくらいのプライドは持っていたいし、捨てられないよ。戦国の世なら日常的に起こり得たことだけど、でもある意味に於いて今の社会状況が戦国時代なのかな? でも・・・・・・もう、言葉が出ない・・・。 - 人それぞれだけどさ〜・・・ - 2003年01月08日(水) 晩メシが早かったせいか夜中まで仕事していたら小腹が空いたので近所のラーメン屋に行った。あとから来たサラリーマン風の客3人がが「餃子とウイスキー3つづつね」って頼んでいたが、ここはウイスキーまで置いてあるんだとビックリしたと共に、更なる驚きは餃子食いながら一緒に飲めるのか?ということであった。 まあ人それぞれ好き好きだからいいんだけども・・・ちょっと理解に苦しむな〜。美味しいのかな?でも、絶対にまずいよな。俺がつくったお店でも常連客のわがまま対応でウイスキー置いてあるところが1軒あるけど、ここは場所柄どうしてもそういう訳の判らない客が来てしまうのである意味仕方がないとも思っているが、正直同じテーブルには並べて欲しくないかな。 天ぷらやだし巻き食いながらウイスキーか?そういう客に限ってマナー悪かったり食い方が汚かったりするんだよな。本人がそれでいいっていうんだったらまあ仕方ないけどさ〜、う〜ん・・・考えちゃうな。やっぱり店側がOKだったら仕方がないのかな?だって天ぷらをソースやマヨネーズで食う人もいるから、味覚って判んないよな〜。 ・・・餃子とウイスキー・・・凄すぎるね。俺だったらせいぜい「おはぎ」止まりかな?こっちの方が凄すぎかな?でも、店で食おうなんて思わないけどね・・・って家でも食わないよ! - 町のおそば屋さん - 2003年01月07日(火) 日本蕎麦店に於いて一番多い業態がこれであるのかな。店売りと出前を併用し、かつ丼セットや親子丼セットに始まり、店によっては定食ありラーメンなどもある。これはこれできちんと成り立っている業態だから別に否定もしないし、実際に行くことも結構ある。今日も昼メシは近所のおそば屋さんに行って天とじそばを食べた。ポッチーランドで手掛けたお店もリニュアールの場合は、以前はこういう業態だったところも多い。 今日行ったお店は50席弱の規模でそば屋としては大きいのかな?しかし、満卓でも25人位しか入れないのはレイアウトの問題だね。昼時にはそこそこの客数は入るがMAXで約25人では2回転したとしても客単価800円の50人で40000円か。出前は見ている限りではそこまでの数字は行っていないかな?夜は殆ど客は入らないから幾らかの上積みと出前の分でトータル10万強くらいなのかな?規模から考えれば収支上厳しいかもしれない。 他のお店でも幾らかでも夜の集客を狙い酒を置き始めたところも出て来ているが中々難しいみたいだね。肴にしても業者主導のレトルト食品ばかりでは客は納得しない。そば屋の肴の原点は種物の具だったんだから、無理して原価の高いものを仕入れなくても冷蔵庫の中に沢山入っているんだよね。ほんのちょっとした工夫でいろんなことが出来るのだから頑張って貰いたいな。 夜行ってもビールと燗酒くらいはあるけど肴がなかったりすると結局は食事だけになってしまう。メニューにはないけど板わさくらいは出してもらったりするけど、うちの近所でもそういう需要はあるはずなんだよな。昼メシ食いに行ったお店なんかしっかりとしたつくりで雰囲気もそこそこいいからちょっと工夫すうればもっと売り上げも上がるんだろうけどね。 頑張れ!町のおそば屋さん! - 仕事始め〜初詣 - 2003年01月06日(月) 今日はBBSにも書いたが鎌倉・鶴岡八幡宮へ初詣に行って来た。毎月ここにお参りに来るようになってからもうじき10年を迎えるが、毎月一回プラス年末年始2回の計14回ここに来ていることになる。三が日を外した暦上の良い日を選んで来るのだが、今年は仕事始めの日と重なり一年間の無事を祈願し、お札とお守りを家族の分も含めて購入?(なんて言うんだろう?)し、行きつけの店に行ったら定休日だったので、他の最近よく来るようになったお店に行って今年初めての蕎麦屋での昼酒を堪能させてもらった。 本格的には明日からの始動となるが、バリバリやないと今の仕事量をこなすことは出来ないので性根を入れて頑張ろう! - パニック・・・ - 2003年01月05日(日) 明日は仕事始め・・・ しかし、仕事はもう始めている。 スケジュールを組んでみると結構きつい状態だ。昨年から先延ばしにして頂いている案件だけでも書き出してみたらとてもこなせる量じゃない。なんとか調整しながらやっていくようにしなければならないが、もう頭の中はパニック状態だ。 仕事の質は落としたくはないのでどうしても一つ一つの仕事に要する時間が多くなってしまう。明日から酒量を減らし?その分の時間を仕事に当てていくようにしよう。 - 修復不可能!? - 2003年01月04日(土) もう4日だから普通の生活に戻さなきゃいけないのに、毎晩ヘロヘロ状態で11時頃にごろ寝して2時か3時頃に目が覚めて軽くビールを一杯!ってな生活が続いている。年末からかれこれ1週間もこんな感じだ!大晦日から3日までは昼間っから酒を楽しんだりしているし、そろそろ切り替えなければってよ〜く考えたら、こんなんって普段と変わらないじゃんか!昼酒は毎日じゃないけど、夜は大抵は何処かに出没しているか家で飲んでいるから同じだね。 でも、今日から少しづつ仕事を始めている。仕事始めは6日にしているんだけどそれじゃあ間に合わないものが結構あるからね。ことしもちゃ〜んと仕事は真面目にやるけど、旨い酒は飲み続けていきたいな。年末から正月にかけて飲んだ「意宇」は旨かった!大好きな「王禄」の高級品だ。これ飲んじゃったら他の酒が負けちゃうね。今度、どこかのお店でメニューに入れようかな? - 親切な店員さん - 2003年01月03日(金) 今日はみなとみらいに買物に行って来たが、欲しかったハーフコートがサイズが合うものがなく、色違いならあるかもしれないとのことで倉庫まで探しに行ってくれた。しかし、その色はどうも気に入らないし、それならひとまわり大きいのにしようかと迷っていたのだが、また違う色のならありますと言って持って来てくれた。 う〜ん・・・でもな〜・・・欲しいのはこの色のものだからやめようかなと思い、他のものを見ていたらニコニコしながらさっきの店員さんがこちらに向かって小走りにやって来た。「ありましたよ〜」って。サイズもピッタリ、色もこの色だよ!大いに満足し来ていたコートを袋に入れてもらって、買ったばかりのものを着て店を出た。 ここの店は従業員教育がしっかりと出来ている。変なスタッフはまずいないし、以前よく話し掛けてきた凄く親切なスタッフは最近見掛けないが、ひょっとしたら店長にでもなってどこかのお店に移ってしまったんだろうか?ここの商品との出会いは15年程前で、デザインが気に入ったバッグを買ったのが最初であった。当時はまだ直営のショップはとかはなく、デパートなどの一角にちょっとしたコーナーがあり、知名度もそれほどなかった。 売るのが仕事だから当たり前のことだけど、何度も倉庫まで走って行って探してくれたことが嬉しくもなるし、そういう気持ちが客に伝わるのって大切なことなんだよね。何も物品販売だけでなく飲食店だって同じことだと思うな。ひょっとしたら飲食店の方が大切なことかもしれない。こういう店のスタッフってたぶん何やってもちゃんと出来るんだよね。それくらい採用の際は厳しいチェックがあり、社員教育もしっかりしているはず。 だから、また買いに来たくなっちゃうもんな。 - 紅白歌合戦 - 2003年01月02日(木) 私は紅白を見ないと年を越せない・・・。その後にNHKの誠に厳かなる「ゆく年くる年」を見て新年を迎える。山下公園のカウントダウンに行っていた時も11時過ぎまでは生で見ていて、そこから先はビデオに撮っていた。今回は帰省せずに自宅で見ていたのだが、中島みゆきを久々に見て聞いて初売りでCDを2枚も買ってしまった。 以前は、そんなに熱心に聞いていた訳ではないのだが、あの歌い方、詩、迫力に魅了されてしまいファンになってしまった。紅白で歌ったシングル「地上の星」とベストアルバム「大吟醸」を購入し、CDウオークマンで外を歩きながらずーっと聞いていた。黒部ダムからの中継という今回の演出には賛否両論があったみたいだが、そんなのどうでもいいじゃん!歌だけに集中しようとし、会場とのやり取りは一切なく、歌詞を間違えながらもずし〜んと重く響き渡る歌を聞かせてもらった。今日行ったSHOPでは同曲のCDが山積みされていた。軽い歌や歌い手が多い昨今ではあるが、このようにじっくりと聞かせてくれる人をもっと多く出演させる紅白であって欲しいな。 別に視聴率50%割ったっていいじゃん!でもさ〜、50%って凄い数字なんだよ、本当は。民放のやっかみなんか気にしないでこれからも続けていけばいいんだよ!と言っている俺は未だかつて受信料なるものは払ったことはない。 - 福々由々・・・思いを込めて - 2003年01月01日(水) 今年の年賀状一枚一枚に直筆で書いた言葉で、みんなが幸せに楽しんでいる様子という意味の造語である。関わる方々みんながそうなって欲しいという願いも込められている。 「幸せ」と「楽しむ」というこの言葉には隠された多くの意味合いも含まれている。幸せになるためには楽な道だけではないし、また楽しまなければ良い仕事も出来ない。幸せになるために一生懸命今やらなければならいことをしっかりと形にしていき、楽しさの中から笑顔が生まれ喜びも感じることが出来る。 今年のテーマとして、仕事に対する姿勢として日々心の中に大切にしてしておきたい言葉である。売り上げが順調に伸びているお店は更に上を目指し、まだまだ頑張らなければならないお店は早く喜びを感じるようになって欲しいから、何が必要なのかを感じ取って上を目指して欲しい。 どのお店もみんな一生懸命頑張っていると思うけど、差が出てしまうのはほんのちょっとの差なのではなかろうか?思いがある仕事をしているのと、それが伝わらない仕事をしているのとの違いで、やっている内容自体はそれ程の違いはないはずだから、本当に気の持ち様や心構えの違いが数字になって表れていると思う。 ポッチーランドもお陰様で2月で丸5年を迎える。今年一年みなさんと共に歩んで生きたいと思います。 そして・・・ 福々由々・・・最後にはみんなでこういう気持ちを感じたいな。 -
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