Just A Little Day
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もう待たないことにした。 待つのは疲れた。淋しいのはいやだ。
なかなか寝つけずにベッドでぐにゃぐにゃしてたら、外はすごい音。 急などしゃぶり 午前0時。パパは傘がない。 意を決してパジャマを脱ぎ、長靴をはいた猫さながらのブーツ姿で雨の中へ…。 「えいっ!」
…半端じゃないよ。傘に当たる雨がばしばしいってる。
「…帰ろうかな…。」
あったかい毛布が恋しくなりながらも、駅にむかって突き進む。 ばしばしがばららばららに替わって、雨は雹(ひょう)になった。 コンタクトも外してしまったので、一寸先もぼんやり。 それでも駅にむかって突き進む。 パパが濡れちゃ大変。
駅に着くと雨も雹も夢の様に、ぴたっと止んでいた。 0時30分、パパ到着。 無駄足だったけどコンビニで何か買ってあげると云われ、 おなかがすいてたので「レトルトもつ煮込み」を買ってもらった。
またひとり。 毛布がふわふわでも、なかなか寝つけない。 ずっと帰ってこないんじゃないかって、不安になるの。
あたしがここまでしなきゃいけないのは何の為?? 何が辛いのかわからないくらい毎日が憂鬱。 云いたかった事の半分くらい伝えたはずなのに、こんなに苦しいのはなぜ?? 胸につかえて出てこないものは何?? 何が大切で、何が必要なのか、どうしたら楽になるのか…。 考えるほど行き詰まり、噛み殺した言葉は数え切れぬ程。 駄々をこねても朝は来る。 息を止めても明日が来る。
健全であろうとするのは不健全だと気付いたので、 少し気が楽になりました。
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