「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2005年10月31日(月) ミーの超段取り力

今日帰ってきて
ばん!と放り投げたランドセルを通り道からどかせようと持ち上げて気づく。

軽い。軽すぎる。


あけてみると中に入っていたのは「予定帳」1冊だけ。


ぎゃふん!
丸ごと忘れてきたのかっ
ミー!ミーちゃんっっ


「明日の分、置いてきた。」


・・・本日の一句
本読みはしないつもりさ はじめから



持って帰って来い、と言っておきました。


2005年10月27日(木) ミーの段取り力

ミーが布団にもぐりこんでいる。

なんだか様子がおかしい。
パジャマにしてはもごもごしすぎている気がする。

布団をめくって確認。

上、は、パジャマ。
下、は体操服のハーフパンツ。
よおく見ると上も長袖パジャマの下に半そで体操服を着込んでいる。

「あ、もうっ!ミー、起きれ!パジャマ着て!」

「うひひひひひひ!いやっ!これで寝る!」

「あかん!なんで体操服なんか!」

「明日、体育やもん!!」



う。
明日の用意ですか。今から。

「あかんー、パジャマ着てー。」

「何で体操服やったらアカンのよッ!」


う。
なんであかんのやろ。

洗ったばかりのきれいな体操服だし。
ジャージ素材なので体も締め付けないし
ミーにとったら朝起きて冷たい着替えをしなくても
あったかいままご飯を食べて学校に行けるしあわせな段取りなのである。

でも、あかんと思うねんけどー!


と言ってる間にミーはすーすー寝てしまい、そのまま朝になった。


朝、ミーは、にやーと得意げな顔をすると、
パジャマの長袖を脱ぐとジャンパーをはおり、
布団の中から一晩一緒に暖めておいた長ジャージを出してハーフパンツの上に重ねてはいた。

こ、こいつ。ジャージまでぬくめてたか。
感心した。


感心したけどさー・・・・・・。


2005年10月25日(火) 忍者

ミーが遠足で忍者屋敷(伊賀)に行った。

どうだった?楽しかった?と聞いたら
たいしたことなかったーと返事。

そうかー。忍者屋敷も古いからねぇ・・。
たいしたことないのかも。


宿題の日記を読んだら
忍者屋敷にには忍者ガイドがいたらしい。
忍者ガイドに「かっこいー!」と騒ぐ男の子を見ての感想が

『あのお兄ちゃん自体カッコイーておかしくねー?と思っていました。』

・・・たいしたことないのは 屋敷ではなく、忍者のほうだったか・・。
ていうか日記にコギャル言葉を使わんでくれ。しくしく。


2005年10月21日(金) ミーのお気に入り

ミーは ドラゴンボールに夢中だ。

今ちょうど夕方6時からアニマックスで
ドラゴンボールをやっている。

チラッと見たら
ちっこい悟空が「おじいちゃん!」と呼ばれていた。
昔々ジャンプに連載していたドラゴンボールがこんななってしまってまぁ。(おばあちゃん状態)

ミーは、このドラゴンボールを見るのを日課にしているので
それまでにやりたいことやらなくてはいけないことを
ガツンとすませてしまう。
このごろは毎日学校で宿題を済ませてくるようになった。

6時から塾があるから宿題やってるヒマない!ていう子は多いだろうが
6時からドラゴンボールがあるから宿題やってるヒマない!ミーちゃんなのだ。


ちなみに、ドラゴンーボール全キャラの中で
今一番ミーが気に入っているのは
「GTのちっこい悟空。」
理由はかわいいからじゃなくて
「スーパーサイヤ人4になるとめちゃんこ強いから。」

・・その前はブウだった。(強いから)

ほほほ!ミーは強いものがお気に入りなのよ!




ぜひ、ミーと「ドラゴンボールキャラ・古今東西」で遊んでやってください。
ミーの性格と好みがよぉくわかります。


2005年10月20日(木) ワーク

5年のモックンが
今朝、理科の教科書を開いて
「今日から 水の流れ !!」
と授業を楽しみに出かけていった。

ああ〜
大和川の付け替え工事とかやったなぁ〜、と懐かしいあれか〜。
と、思っていたら
夕方、我が家に大量の5年生が帰ってきた。


「うちの砂場で 水の流れ やることになった〜!」


男の子たちが6人がかりで小さな砂場を角スコップで掘り返し
山や谷を作って滝だの川だの箱庭のように作り始めた。

砂場の上のほうの砂部分よりもさらに深く、
住宅造成した土地まで掘り進む勢いだ。

「よし!水を流すぞぉ!」とホースから水をひきはじめた。

あっという間に積み上げた土は泥になって崩れ流されて地形が変わっていくのを
どろどろになりながら楽しんで
流れる水の自主学習 終了。


学校の授業もこの人たちにかかれば
楽しい遊びになってしまうのだ。
良く言い換えれば、
今日学んだことをすぐに応用してワークにできて見所があるともいえますが。


最後はみんなで
庭のみかんを一個ずつもいで食べて帰っていった。



2005年10月15日(土) 河童くんが帰ってきた

朝から怪しい曇り空です。

今日のサッカー、お昼からの練習。
どうなんでしょう。

集合時間の頃にぽつぽつと降り出した雨は
あっという間に豪雨になって
それがまた全然止まない。

モックン、だいじょうぶかな。

サッカーは雨でも雪でも行われるスポーツですから
やれないことはないんでしょうけども。
・・・大雨警報が発令されたんですけども・・・。
お隣の1年生くんは早々と練習を切り上げてもらったらしく帰ってきた。

雨はますます強くなってくる。
帰ってこないかな。
早く帰ってこないかな。と思いながら待ってる。
迎えに行ってもダメなのは承知なので
早く帰ってこないかな。と口をとんがらせて待っている。



やっと5時近くなって帰ってきた。
川から上がったばかりの河童のようだ。
体からもカバンからも滴がたれて玄関が水浸し。
おかえり河童くん。

「もー手がしびれるーぅ!」

手がしびれるて、冷えたのか。河童くん。
風呂、どうぞ。熱めの沸いてますから。どうぞどうぞ。

小一時間ゆっくり浸かって芯から温まったのか
紫くちびるの河童くんからモックンにもどった。よかった。

「コーチがなぁ。練習やめへんねん。」

ぷ。それはおつかれさまでした。

たっぷり雨の中で4時間走って泥だらけのびしょびしょでも
男の子て割と平気なものなんだなぁ。


男の子はお風呂を沸かして待つものなのだと、実感しました。


2005年10月14日(金) いつも思うこと

モックンの友だちが3人
ミーの友だちが5人
マルの友だちが1人

うちの玄関先に
塾でもやってるような
自転車の数。

車のセールスに来たトヨタくんが、
「な、なにがあるんすか?今日?」

うん。なにがあるんだろう?と、母も思うの。いつも。


2005年10月13日(木) 縄ない

モックンが学校で「米作り」を勉強している。
「総合学習」で1年かけて田植えから稲刈り、餅つきまでをやるらしい。

今年一年はいろんなことが米がらみで楽しい。
運動会も米俵をかついで走っていたし、
図工の時間に案山子を作っていた。

今日はたくさんの藁を抱えて帰ってきた。
藁だ。藁。
藁を縄になうことを覚えてきたらしい。

おやつを食べてしまったあと、
庭に藁をどさっと置くと
遊びに来た友達と一緒にウキウキと藁をないはじめた。


ほほー。
縄がなえるんだ。
すごいなぁ。

感心してみているとどんどん縄が長くなる。
手つきもたいしたものである。

私は縄をなったことがない。
目の前でザクザク縄をなわれてしまうと
やってみたくなるではないですか。

教えてもらった。
むつかしい。
コツをつかんだらすぐすぐ!とか
ああ〜、ちょっと力はいりすぎ。とか
そこでヨリが戻らないようにちゃんと留めとく!とか
二人の5年生から事細かに指示を受ける。

なかなかうまくいかないものですよこれ。
うまいねぇ。キミたち。

母がひぃひぃいって40センチほどの縄をなっているうちに
あっという間に3メートルほどの縄をなってしまった。


すごい。
縄のなえる息子たち。


これでさ、しめなわつくろうよ。

自分たちで田植えして
自分たちで刈り取って
自分たちでなった縄でしめなわ。

「おお!それ、いいなぁ!」

いい年くるよぉ〜これはー。


ゆとり教育はゆるみ教育だとか言われてるけど
これはとても素敵な授業だなぁと思った。
これだけ素敵な授業してくれたんだもの。
うちで活かさないとな。


2005年10月04日(火) ごめんなさいを考える

ミーが小さい頃
謝ることがだいっきらいでできない子だった。


同じ腹から産んだのに、
上と下はすんなりごめんなさい、が言えて
ミーだけは泣き怒って絶対にいわない日が1歳前半から2歳後半まで続き、
実はいまだに尾を引いている。
ミーは簡単に謝らない人である。


「ミーは小さい頃から、謝らない子だったけど、
それは何でか覚えてる?
なんでごめんなさい、がイヤなの?」
と、聞いてみた。

「え〜。だってさあ、
ごめんなさい、は カッコ悪いやん!」

なんでカッコ悪いの?

「負けた!って気がするやん。ミーだって腹立ってるのにさ!」

とにかく負けるのキライだものな。
でもさ、自分も悪かったなぁ、あやまらなアカンよなぁ、て、ときもあるやん。
そういうときはどうすんの。謝る?

ミーは、にや〜と口のはじを上げて笑いながら
「最近はな、謝れるようになったんやで。最近はな。
昔のミーは、ごめんなさい、を言おうとするとな、気持ちはあっても、
ここ(のど)でごめんなさいが詰まるねん。
そんで、言えへんかった。
今はな、言えるときのほうが多いよ。フフン!」

・・・その勝率を聞いてみたいものである。



じゃあさ、悪かったなぁ、と思っても、ごめんなさいを言わんでもええ時ってどんなとき。

「ケンカするやん?
相手泣かすやん?
そしたら、勝ちやねん。
勝ったら、謝らんでもええねん。」

エエ〜、負けたほうが謝るの〜?

「そう!泣きながらすいませんでした許してください!て!」

モックンと二人で吹き出す。
「それはヤクザやん!」

ガス!→がふっぐはぁ!→「今日は、こ、これでかんべんしてください・・げぼげぼ!」

と、ヤクザと絡まれた人の寸劇を母・兄でやってみせると
ミーはヤクザのボスの真似をして兄がカツアゲた金を受け取る役に回った。

「あかんやろ。」
「あかんなぁ。」
納得しはった。

モックンが、
「あのな、悪いなあ、と思てても謝らんでええときってのはな、ケンカの最中。」
あー。なるほどー。
「それとな、一度こっちが謝ったのにまだ言うて来た時。もう謝らん。」
なるほどー。
「あとな、ケンカ終わってすぐもいいづらい。」
どうすんの。そんなとき。
「しばらくたってから、こないだはごめんなぁ〜て言うねん。
で、すぅーとヨソへ遊びに行く。」
わはははは。

ミーが、
「ごめんなさいはっ!?って人から言われんのイヤー。」
モックンも、
「ああ、先生に無理やり言わされるのイヤー。」

自分で納得しないと、謝ってもすっきりしないもんねぇ。
謝る、ってことは 大人でもできない人たくさんいるもんねぇ。
と遠い目をしていたら、

「おかあちゃん!、そんなん、ほっとき!
巻き込まれてひどい目にあうでー。
謝らんと大人になったやつなんかほっといたらええねん!」
とミーが、キッパリ。

「おかあちゃん。
ごめんなさい、は、
カッコ悪いけど、後始末やから、
ちゃんとせなしゃーないねんで。
ほんでな、言うのに勇気いるねん。」
と最後はモックンに教えてもらいました。

それ聞いてたミーが
「ミーは勇気が増えたから最近言えるねん!」と鼻の穴を膨らませて反り返った。

そやなぁ。
おかーちゃんは
ごめんなさい、が言えることは カッコいい、と思ってるよ。
カッコいい大人が増えないと
カッコいい子どもも増えへんやろなぁ。・・・がんばろ。


2005年10月03日(月) 育毛

のぼりがたくさんたっている。
ミー、なんて書いてあるか、読める?


ミーは、元気よくこぶしを突き上げ、

「いくもう! みえの あおしょうねん!」と叫んだ。

・・少年にぼーぼー毛生やすんかいっ


違うと言ったら、
「たのもう! みえのあおしょうねん!」とステップアップ。






正解は
「育もう! 三重の青少年」でした。


2005年10月02日(日) こどものけんかとヒゲ殿

突然、階下から怒鳴り声が聞こえた。
なんだなにごとだ。

降りてみるとヒゲくんがモックンを怒鳴りあげていた。
モックンはボロボロ泣きながら
「ボクはおとうちゃんになんでそんなことで怒られなあかんねん!」
と、はっきり口にしている。


おお〜。
なんかわからんが、戦ってる。えらいぞ〜。(息子の味方)


で、なに?
なにがあったの?


ごはんのあとで、アイスを食べたいと思ったミー。
冷凍庫の中には3種類のアイス。
チョコ(新)、ソーダ(古)、イチゴミルク(小)。それぞれ1個ずつ。

チョコに人気票が集まった。
すばやくご飯を食べ終えていたミーはさらっとチョコをつかみ、
『ミーはこれ食べる』と宣言。
それを見てマルが「ぼくも!」
んじゃ、じゃんけんな!とミーが言い出してミーとマルがじゃんけん。
マルが負けた。マルの割り当てはソーダと決まった。
意気揚々とミーがチョコアイスを食べるのを見て
マルがキュウキュウ泣き出した。
残りはイチゴミルクだ。
キュウキュウ泣くマルの横でモックンがイチゴミルクに
じゃ、ボクはこれな。と、手を伸ばしたら

そこで、ヒゲくんが怒鳴ったらしい。
「何でおまえはそんなことするんじゃあ!」


へ? なんで?

なんでですか解説のミーさん、これはどういうことですかねぇ。
「わけわからんよ!急に がー! て怒ってきたんやもん。」

ぶふ。唯一泣いてないミーに話を聞こうとしたのに。

なにを がー! て怒ってはるんですか。ヒゲ殿。

ヒゲ殿の言い分は
「アイスの取りあいが始まった。
じゃんけんで決着がついたと思ったのにまだもめている。(マルキュウキュウ)
まだ決着ついていないところにモックンが最後のアイスを自分のと言った。」
のようであった。

ふーむむむむ。


ヒゲ殿。

わかりにくい。




この場合、悪いのはマルであってモックンではない。

じゃんけんで自分の取り分が決まったのに
それを泣いてねじまげようとしてるマルがいけません。
この人は自分が小さいのをいいことにそういう手をよく使っています。
近頃はそれが目に余るのでただいま指導中なのですよ。

モックンは確かに間(ま)が悪かったかもしれないが
やったことはまちがってない。

確かに横でキュウキュウいうてる妹に、
ソーダがいやなら、イチゴミルクに換えてやろうか?と聞いてやることもできたかもしれないが
ソーダ(格上)からイチゴミルク(格下)の交換は通常この人たちの間ではありえない。


と、不服そうなヒゲ殿に説明した上で
あらためて
誰にもしかられてなかったマルを見過ごさずにちゃんと叱っておきました。
がー!!! とな。


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